忙しくても続けられる家計管理の方法は?machiさんに聞く「エクセル家計簿」での家計管理の秘訣

リリース日:2023/08/31 更新日:2023/10/12
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結婚3年半で資産0円から1,000万円を達成。夫婦でフルタイムの共働き、1児の母。結婚を機に始めた「エクセル家計簿」に、ゆる節約と積立投資を組みあわせて資産形成中。世帯月収50万円、生活費35万円。家計管理の様子はInstagramで発信、「エクセル家計簿」のフォーマットのデータ販売も行う。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

家計管理、できていますか?いろいろな家計管理サービスがありますが、管理する時間がなかったり、挫折してしまったり、「どうすれば管理できるのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は、自分で作ったフォーマットを使う「エクセル家計簿」で家計管理をし、ゆる節約と積立投資により結婚3年半で資産1,000万円を達成したmachiさんに、フルタイムで忙しい中でも家計管理を続けられる秘訣を伺いました。

  1. 「エクセル家計簿」で管理するmachiさん流・家計管理術
  2. アプリ・手書き……試行錯誤の末、行き着いた「エクセル家計簿」
  3. まずは口座の整理から!machiさんに聞く初心者・多忙な人向け家計管理のステップ

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「エクセル家計簿」で管理するmachiさん流・家計管理術

マネ活編集部:machiさんはExcelを使った「エクセル家計簿」で家計管理されているそうですね。どのようなものなのか、教えていただけますか?

 

machiさん:名前のとおり、Excelで作った家計簿での家計管理方法です。私がやっている「エクセル家計簿」の場合は、月ごとに予算と実際の出費をシンプルに記入する一覧表のようなものと、全項目を毎月記入して年間分を1枚でパッと見られるものですね。あとは1年間の貯金と投資額をグラフにし、一覧でわかるものとか。私は可視化できるものが好きなので、目で見て増減がわかるよう意識して、自分で使いやすいフォーマットを作って活用しています。

 

マネ活編集部:出費項目はどれぐらい細かく分けているのでしょうか。

 

machiさん:まずは家賃・水道光熱費・通信費・プール費・お小遣い・奨学金といった固定費、変動固定費。変動費は細かく分けすぎると面倒くささが勝ってしまうので、食費・外食費・日用品・子供費としています。

 

子供費は保育園代や習いごとなど子供に関係する出費ですね。プール費は何にでも使って良い予算で、主にまとめ買いのときに使っています。我が家は楽天市場で日用品をまとめ買いするのですが、それを月々の日用品費の予算から出すと予算オーバーになってしまうため、毎月プール費に一定額を割いていき、まとめ買いのときはそこから出すようにしているんです。

 

ライフスタイルの変化もあり、項目決めは試行錯誤しています。QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)費や自己投資費を設けてみたり、家電の買い替えなどに使う予備費を設けてみたり。今は生活防衛費がある程度貯まったため、家電の買い替えは貯金から出すことに。プール費でまかなえそうな金額のときはそこから出したこともありますね。

 

マネ活編集部:「エクセル家計簿」にはいつどれぐらいの時間を使って記入しているんですか?

 

machiさん:私が家計簿を開くのは月末に1回ですね。別に家計簿をつけるのが好きなタイプではないので、やっぱり面倒くさい気持ちがあるんですよ。そこで、私は夫と話しながら入力するようにしています。夫から「そろそろ家計簿を付けよう」と言われて、ようやっと腰を上げることもあります。所要時間は30〜45分くらい。月の家計簿がベースで、年間家計簿には金額を転記するようにしています。

 

月初めに項目ごとに予算を分け、月末にその予算内で収まったかクレカの明細などをチェックして記入するのが一連の流れです。食費はQRコード決済サービスに予算分をチャージし、そこから使うことで簡単に予算管理ができるようにしています。そのほかの予算は、使っているネット銀行口座に目的別に口座を分けられるサービスがあるため、それを利用して分けています。封筒別に予算を振り分けることをデジタル上でやっているイメージですね。

 

アプリ・手書き……試行錯誤の末、行き着いた「エクセル家計簿」

マネ活編集部:machiさんが家計簿を付け始めたのはいつから、どのようなきっかけだったのでしょうか。

 

machiさん:今の形での家計管理を始めたのは結婚がきっかけですが、家計簿自体は独身時代からやろうと試みていました。いろいろな家計簿アプリも試しましたし、手書きの家計簿、手帳に書くなど、本当にありとあらゆる方法に挑戦したのですが、これが続かず。その理由が、出費したら都度記録しなければならなかったからだと考え、なるべく月1回で終わらせられる「エクセル家計簿」に辿り着いたという流れです。

 

Excelに着目したのは、結婚を機に出費が増えた際、「これは管理しなければ」とInstagramで調べてみたときに、Excelを使っている人がいたのがきっかけでした。自分が管理できる項目数に絞って余計なものを増やさずに済むこと、デジタルなので書いたり消したりが楽なことがメリットですね

 

マネ活編集部:家計簿アプリは自動化されて楽なイメージがあります。なぜ続かなかったのでしょうか。

 

machiさん:クレジットカードを使うと、ラグが発生することがあるのが嫌だったんですよね。31日で締めたいのに、そのタイミングでまだ30日の明細が反映されていないみたいなことがあって。あと、項目が細かすぎるのもあわないなと思いました。

 

まずは口座の整理から!machiさんに聞く初心者・多忙な人向け家計管理のステップ

マネ活編集部:では、ここからは家計管理をしたいけれど、とにかく時間がないという多忙な人向けに、家計改善の秘訣を教えていただきたいと思います。まず、本当に今まで何もできていない方は、何から始めれば良いでしょうか。

 

machiさん:何もできていない方は、アルバイトを始めたり就職したりといったタイミングで開設した口座がいくつもあるというケースが見られるので、まずは口座を整理しましょう。おすすめは貯金用口座を分けること。収入が入ってくる口座、生活費用の口座、貯金用口座と3つに分け、とりあえず貯金口座の残高が増えていれば貯金できているから良しとする。まずはそこからじゃないかなと思います。

 

そのうえで、毎月の支出の把握はどうしてもしなければなりません。アプリでも良いですし、レシートを溜めて記入するでも良いですし、私のように予算別に分けて月末にエクセル家計簿で管理する方法でも良いでしょう。とにかく書き出してみて、目に見える形にするのが大事です

 

エクセル家計簿のフォーマットを自分で作ってみようと思う方には、ぜひ融通が利くように余白のあるフォーマットを作っておくことをおすすめします。収入・固定費・変動費・積立・投資とシンプルに項目を用意し、8つぐらい空欄も作っておくと、あとで項目が増えたときに組み直さずに済むでしょう。エクセル家計簿で管理してみたいけれど、フォーマットを用意するのが面倒という方は、私がデータ販売しているエクセル家計簿など、用意されたものを使っていただけたらと思います。

 

こうして支出の把握ができた段階で、どこを削るかの判断をします。削る必要があるときは、固定費から考えるようにしましょう。まずはスマホと保険ですね。スマホは格安SIMを使えば3,000円程度で使える時代ですから、格安SIMの食わず嫌いになっていないかを確認。理由がないのなら乗り換えてスマホ代を安くしましょう。

 

保険も、しばらく見直していない方は適切な内容になっているかを確認します。そうして、見直した結果浮いたお金を貯金に回すのがポイントです。今までの固定費から浮かせるようになり貯金というサイクルができれば、貯金口座の残高を増やしていけます。これが大事な1ステップです。

 

マネ活編集部:machiさんの方法は毎月の予算を決め、その中でやりくりして月末に家計簿に記入というスタイルです。ここで大事なのは予算決めではないかと思うのですが、どういう考え方で予算を決めたら良いでしょうか。

 

machiさん:人それぞれではあるのですが、まずは雑誌やインターネットでいろいろと紹介されている黄金比の比率で算出してみても良いと思います。ただ、居住地など個々の事情で必要な金額は変わってきますので、始めてみてから調整してみると良いでしょう。どこかを上げるならどこかを下げないと帳尻があわないので、そこは要注意。あとは、何もかもを削るのはしんどいので、どういう生活をしたいのかを考えて、お金のかけどころと抑えどころを考えられると良いですね。

 

貯金も額を決めて先取りします。我が家の月々の貯金額は、結婚式のために夫婦でしていた積立貯金の金額に上乗せした額です。結婚式用の積立貯金額でも割と余裕があったので、少し増やそうかと夫と話して決めました。こうした目安がない場合は、手取りの1割や2割といった現実的なラインを決める。または残業代が発生する仕事の場合は、生活は基本給で、残業代は貯金にと分けるのもわかりやすいでしょう。月1万円からでも良いので、まずは方針を決めると良いですよ。

 

マネ活編集部:machiさんはパートナーの方と話せているようですが、共働きの場合、互いの財布を知らないといったケースもあると思います。どうすれば世帯として家計管理をしていけるでしょうか。

 

machiさん:相手の年収を知らない、パートナーが協力してくれないといった悩みは確かによく聞きます。要は世帯として貯蓄ができていければ良いわけですから、決めた貯金予算を貯金用口座に入れられていれば、あとは別口座でも良いというのも1つの考え方です。

 

夫婦としてきちんとお金の話をしたいのであれば、第三者であるプロを介すると良いかもしれません。出産を機に保険を見直すタイミングなどで、FPの無料相談を受け、その機会を活用してお金の話をできるようにしていくのもありじゃないかなと思います。

 

マネ活編集部:「どうしても続けられない」方に、何かアドバイスはありますか?

 

machiさん:まずは細かくやりすぎないこと、完璧主義を手放すこと。「ピッタリ収支をあわせなきゃ」と思う人ほど続けられなくなりがちなので、もう少しゆるっと捉えると良いですよ。

 

私の場合、貯金にも出費にもなっていない余り予算があるんです。各項目の予算に割り振ったあと、その月に使わずに余っているものですね。そのまま次月以降に繰り越し、予算をオーバーしてしまったときの保険になっています。貯金は先取りしてしまい、あとは予算内に収まっていればOKくらいのスタンスでいられると続けやすいのかなと思います。

 

あとは、節制だけではなく自分の趣味や娯楽をちゃんと大事にすることも家計管理を続ける秘訣だと思います。我が家のプール費もそうですが、楽しみたいことを楽しめるように使えるお金も確保できると良いですね。旅行が好きな方は、それ用に予算を毎月積み立てておくとか。お誕生日や記念日用の出費、冠婚葬祭など、一気に赤字になるものは別でお金を積み立てておいて、楽しみたいときに気兼ねなく楽しめるようにすると「カツカツなのに」と思わずに済むのかなと思います。

 

私の場合、家計管理が続いているのはInstagramで発信を始めたからでもあります。別に対外的に発信しなくても良いので、夫婦で共有や報告をしあうようにするなど、続けられる仕組みを作るのも良いかもしれません。最初にお話ししたように、私も夫から「そろそろやろうよ」と言われて家計簿を付けることがありますので。

 

マネ活編集部:最後に、これから家計管理をがんばろうと思っている方にメッセージをお願いします。

 

machiさん:家計簿は振り返るために付けるものです。時には予算を超えてしまうこともあるでしょう。そんなときには、ぜひ自分を責めて落ち込まないでほしいなと思います。それよりも「どうすれば予算を超えないようにできるだろう」と未来のことを考えるほうに頭を切り替えてみましょう。目標を実現するにはどうしたら良いかを考えられるようになると、家計管理を楽しく続けられるんじゃないかなと思います

 

その一方で、今を楽しむことも大事。我が家では「未来のために貯めなきゃ」と思い過ぎた時期があり、そのときは「なんでそんなにまでして貯めないといけないの?」とストレスが溜まり、夫婦仲もギスギスしていました。今の年齢だから経験できること、楽しめることもありますよね。これは私にとってもまだ課題なのですが、将来のために資産を貯めつつ、今を楽しむお金も大事にするバランスを身に付けることが大切だと思っています

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