投資の勉強方法がわからない、一歩踏み出せない人へ。元証券ディーラーのたけぞうさんに聞く、投資初心者の失敗回避策

リリース日:2023/03/17 更新日:2023/03/17

子供や学生に金融リテラシーの授業が始まるなど、投資や資産形成は一部の特別な人がするものから身近なものへと変化してきました。しかし、大きな損害を出して資産を失ったり、詐欺に巻き込まれたりといった話もいまだに絶えません。そこで今回は、20年以上証券ディーラーとして活躍し、現在は個人投資家として活動しながら投資についての情報発信を行うたけぞうさんに、初心者が知っておくべき投資の失敗要因・対処法を伺います。

  1. 証券会社の勤務歴は約30年。現在はディーラーの経験を生かし個人投資家として活動
  2. メルマガ・Twitter・セミナーなど、さまざまな場で情報を発信
  3. 投資初心者にありがちな失敗要因は勉強不足
  4. 最初の一歩を踏み出せば初心者も同じ土俵に立つ投資仲間

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証券会社の勤務歴は約30年。現在はディーラーの経験を生かし個人投資家として活動

マネ活編集部:たけぞうさんのこれまでのご経歴をお聞かせください。

 

たけぞうさん:1988年に証券会社に入社し、30年ほど働いてきました。入社後は、まず4年間、東京証券取引所で「場立ち」と呼ばれる手サインを使って売買注文を行う仕事を下積みとして経験しました。その後、20年以上証券ディーラーとして勤務したのち、個人投資家として独立しています。

 

マネ活編集部:いずれは独立しようと目指されてきたのですか?

 

たけぞうさん:目指していたのではなく、勤めていた証券会社が自主廃業することになったのを機に独立したという経緯ですね。

 

マネ活編集部:現在の活動内容についてもお聞かせください。

 

たけぞうさん:個人投資家として活動するかたわら、メルマガを書いたり、依頼を受けてセミナーやラジオに出たりしています。

 

投資はほぼ株ですね。日米の株がメインで、インデックス投資も少しだけやっています。証券ディーラーだったので、会社員時代も株しかやってこなかったことがあり、株メインのほうがいいかなと。

 

マネ活編集部:そもそも、証券会社に勤めようと思った理由は何だったのでしょうか。昔から投資や株に興味をお持ちだったのですか?

 

たけぞうさん:いえいえ、興味はありませんでした。当時は一般人にとっての株のイメージは今ほど良いものではなかったですしね。証券会社に入ったのは、学生時代の先輩が証券会社に入社したのがきっかけでした。

 

メルマガ・Twitter・セミナーなど、さまざまな場で情報を発信

 

マネ活編集部:先ほどもお話にあったように、メルマガやSNS、セミナーやラジオなど、さまざまな場所で情報発信に取り組まれていますが、発信を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

 

たけぞうさん:Twitterアカウントを作ったのは、ディーラー仲間が「情報が早いからやったほうがいい」と教えてくれたのがきっかけです。会社が休みである土日にあったニュースを週明けに会社で見られるよう、新聞の切り抜きを行うみたいにTwitterに情報をまとめ始めたのが最初ですね。ですから、最初は自分が見るためのものでした。

そこから朝のニュースを毎日更新するようになり、日経新聞の記事を少し書く機会があり、そういうところからフォロワーが増えていった感じです。

今はメルマガとTwitterがメインで、ブログは会社の若手スタッフ中心で回しています。メルマガを始めたのは、配信元の会社から「やってみませんか?」と声をかけていただいたのがきっかけ。セミナーやラジオも依頼を受けてやっているものばかりです。証券会社に勤めていたときの付き合いがあるので、そこから何かと依頼があるんです。

 

マネ活編集部:初心者から上級者まで、レベル感がさまざまかと思いますが、たけぞうさんはどの層に発信されているのですか。

 

たけぞうさん:メルマガは初心者向けですね。セミナーも初心者向けが多いですが、内容によって中級者向けの内容を盛り込むこともあります。主催者と打ち合わせをし、参加者からの質問に答えることもありますね。

 

 

投資初心者にありがちな失敗要因は勉強不足

マネ活編集部:実際にご相談を受けることもあるとのことですが、たけぞうさんが見聞きする中で多い、投資初心者が陥りがちな失敗事例を教えていただきたいです。

 

たけぞうさん:とにかく情報収集の部分でしょうね。自分で何も勉強せず、掲示板やSNS、YouTubeなど、何かしらの情報ツールだけを信じて投資をしている人が多く見られます。もうひとつは、逆に勉強だけし続けていて実際に始められていないパターン。このどちらかかなと思います。

 

マネ活編集部:初心者が情報に惑わされずに投資していくには、どうしたらいいでしょうか。

 

たけぞうさん:まず、考え方の根本として、「株は企業を応援するもの」があると思います。もちろん利益を得るためにしている人が多いでしょうが、その根本にはこの考えがあるということですね。

 

ですから、まずは自分の好きな会社の株をひとつ買ってみてください。今は1株単位で買える株もありますから、好きな製品を出している会社、愛用品を作っているメーカー、または自分が働いている会社の株を買ってみてもいいでしょう。好きな会社、関係のある会社なら興味も湧くでしょうから、経営状況を調べるのも苦になりにくいと思うんですね。

 

私なら、「ここの会社は黒字なのか、赤字なのか」を確認します。それで、赤字じゃなければいいと思っています。決算書のすべての内容を読むに越したことはありませんが、なかなか難しいことですので、せめて黒字か赤字かは自分で確認し、今後の動きを決めていきましょう。人の意見に左右されるより、自分で勉強して決算を見て決めるほうが断然経験になりますよ。

 

あと、リスクがあるものだと理解しておくこと。株はリスク商品ですから、常にすべてがプラスにはなりません。そこで、損したときにも納得した損の仕方ができる方法を考えておきましょう。損をしても配当があるとか、優待があるとか、保有し続ければいつか取り返せるとかですね。

 

マネ活編集部:おすすめの勉強方法はありますか?

 

たけぞうさん:自分でやってもいいですし、投資家仲間が集って行う勉強会に参加してもいいでしょう。私は土日に1,500円ほど払って勉強するセミナーに参加していますが、そこには会社のIR担当者が来ることもあるんです。みんなで話し合うことは学びになりますよ。ただ、ある程度自分で勉強をしておかなければ話に付いていけないんですね。まずは自分で調べてみて、銘柄をピックアップしてみて、場に臨んでいただければと思います。

 

マネ活編集部:好きな会社の株以外に、初心者に適している株はあるのでしょうか。

 

たけぞうさん:若い方だと新規上場の株を好む方が多い印象があるのですが、企業の価値は上場3~4年ほど決算を見ていかなければわからないので、せめてそれくらい経っている会社の株を選ぶことをおすすめします。上場1期目の会社への投資判断は経験を積んだ人でも難しいんですよ。

 

あとは業界ですよね。バイオや原油はボラティリティ(価格変動)が大きいため、私はあまりおすすめしていません。暴落しにくい業界企業を選ぶのもひとつかなと思います。

 

マネ活編集部:そのほか、初心者の方からよくある質問はありますか?

 

たけぞうさん:iDeCoやNISAなど、インデックス投資への質問が多いですね。グローバルで見たときにどの国がいいのか、どういうインデックスがいいのかといった質問が寄せられることが多いです。

 

マネ活編集部:インデックス投資か株か、どちらのほうが初心者向けなのでしょうか。

 

たけぞうさん:これはもう個人差ですね。自分の年齢と家族の状況、性格など、いろいろな要素が絡んでくると思います。20代で今後も独身を貫く生き方をする人なら、極端な話、短期売買で億越えを目指すのもありかもしれません。コツコツ型なのか、リスクを取って高いリターンを得たいタイプなのか、自分のタイプと負えるリスクをあわせて考えるといいでしょう

 

マネ活編集部:もう1つのパターンは「勉強はしているけれど始められない」でした。このタイプの初心者にアドバイスはありますか?

 

たけぞうさん:一歩踏み出せないのは、どうしても損するイメージがあり、怖さが勝ってしまっているからでしょう。繰り返しになりますが、株はリスク商品ですからリスクがあることは否定しません。ただ、その損の仕方を覚えてさえおけば、一歩踏み出せるんじゃないかと思いますね。

 

現在、日本の銀行に預けていていくらの利子が付くでしょうか。それと比べ、株は配当金や優待があるため、たとえ損をしたとしても銀行貯金よりはメリットがあるといえるかもしれません。

 

昔のように貯金で5〜6%利子が付く時代であれば、別にリスクを負って株をやる必要はないと思いますが、今は残念ながらほぼほぼ利子がない時代です。日本銀行の総裁の交代が決まっていますが、すぐに利子が2〜3%になることも考えにくいと思います。現状、少しでもリスクを負って株をやるほうにメリットがあるといえるでしょうね。

 

よし、始めてみようと思えた方にお伝えしたいのは、株を買うタイミングです。株は本来、安いときに買って値段が上がったときに売るのが基本ですので、最近だとコロナ禍で急落したタイミングが買い時となります。しかし、株価が落ちているときは社会情勢が不安定なときであるため、怖さから手を出せない初心者が多いんですね。それで、結局上がってきたタイミングで買ってしまう。

 

これも情報収集の話に繋がりますが、SNSで「今が買いです」と言われているタイミングは、むしろ買うには遅いと捉えていいです。その株を持っている側からすれば、高いときに買ってくれる人が増えれば、自分が売りやすくなるわけですしね。

 

情報に惑わされず、落ち着いて買うタイミングを見極めてほしいです。経験も必要なものなので、損をするのは当たり前です。値上がりで上手く儲けられる人は3割くらいでしょう。100%プラスになることはないと思って、まずは納得のいく損を出すようにする。そこから、1カ月、半年、1年と中長期スパンで見直しながら、トータルでプラスになっていればいいと考えましょう。なお、私は半年くらいを目安に振り返っています。

 

 

最初の一歩を踏み出せば初心者も同じ土俵に立つ投資仲間

マネ活編集部:初心者の方にメッセージをお願いします。

 

たけぞうさん:やり始めてしまえば、初心者も上級者もそう大差はないとすら思いますね。私は30年以上に渡り相場を見てきましたが、時代とともに相場の変わり方にも変化があると感じています。ですから、30年間投資をしている私が今の若い子よりも成功しやすいかと言われると、そうとも限らないんですよ。

 

例えば、防衛関連の株について言うと、私はどういうビジネスで成り立っているかがわかるから投資をしやすい。一方、若い方はDXやバイオなんかに強い人が多いですね。セミナーや勉強会で情報交換をしつつ、私も常に時代の変化に付いていけるよう努力しなければと思っています。1回始めたら、同じ投資家仲間です。リスクについては常に頭に置いておきながら、ぜひ投資を楽しんでほしいですね。

 

マネ活編集部:最後に、今後の展望についてお聞かせください。

 

たけぞうさん:過去の成功法則に縛られず、時代の変化にあわせて投資スタイルを柔軟に変えていけるよう、今後も勉強と実践を続けていきたいです。そのうえで、昔から続く大企業なのに、どう利益を得ている会社なのか、若い方にとってはいまいちわからないといった企業について伝えるなど、昔を知っている私だから話せることを伝えたいとも思います。

たけぞう
この記事を書いた人
たけぞう

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

1988年に証券会社に入社し、約30年間勤務。東京証券取引所で4年間、「場立ち」として下積みをし、以来20年以上証券ディーラーとして活躍。現在は、個人投資家として活動する傍ら、「誰にでも、わかりやすく」にこだわり、メルマガ・ラジオ・セミナーなどで投資手法を伝え、1人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように日々活動を行っている。

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