マイペースに進めるリバウンドのない捨て活ライフ!ものを減らすにじさんが勧める大掃除を成功させる便利グッズ6選

リリース日:2023/12/08 更新日:2023/12/08

年末の大掃除。毎年行えていますか?「片付けても片付けてもリバウンドしてしまう」「掃除の前に、片付けをするハードルが高い」という方は、家の物量が多いことが原因なのかもしれません。今回は、Instagramで「捨て活」について発信するにじさんに、捨て活の極意、大掃除を楽にできる便利グッズをご紹介いただきました。

  1. にじさんが実践する「捨て活」とは
  2. 捨て活後は、「入れる」をコントロールしてリバウンドを防ごう
  3. 「捨て活」の結果、残った精鋭!にじさんがオススメする便利グッズ6選
  4. まずは目的を決めることから始めよう

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にじさんが実践する「捨て活」とは

マネ活編集部:今回のテーマは、ものを減らす「捨て活」です。人によって進め方や捨て方に違いがあるかと思うのですが、にじさんの「捨て活」とはどのようなものなのか教えていただけますか?

 

にじさん:目的によって中身が違ってくるのかなと思います。私の目的は家事時間を減らすことで、捨て活はその手段なんです。ものの数が多いと家事時間が増えるなと思って、心地よい暮らしを目指して自分のものから減らし始めました。

 

マネ活編集部:「1日1捨て」など、捨て活をルーティン化して進めている人も見かけますが、にじさんはどのように進めているのでしょうか。

 

にじさん:私は特にルーティンやルールを決めて進めはしませんでした。決めていたのは、自分のものから捨てること、家族のものは勝手に捨てないこと。捨てやすいものから取り組み始めたため、最初はある程度スピーディーに減っていきましたが、「ここまでにいくつ減らそう」と期限を区切りはしなかったので、途中からは捨て活をする日もあれば、何も捨てない日もあるといった感じですね。減らす個数も決めてはいません。最初にお話したように、ものを減らすのは手段であって目的ではないので。

 

マネ活編集部:にじさんは何から捨て始めたのでしょうか。

 

にじさん:文具やポイントカードなど、小さなものから捨て始めました。その前段階として、自分のものを数えるところからスタートしています。結果、自分のものが418個あることがわかりました。

 

そこから、捨てる判断のつきやすい小さなものから捨てていき、最後に洋服やバッグ、靴など私にとって捨てにくいものに取り組んでいきました。これまでに捨てたのは186個。これだけでも随分と変化がありましたね。

 

クローゼットに隙間ができたのが快感で、自分の持ちものを見通しやすくなったと感じます。服を選ぶ余地がほぼなくなったので、コーディネートがすぐ決まるうえに、気に入っている服だから組み合わせも上手くいくんです。アクセサリーも埋もれていたのが見えるようになったため、「付けてみようかな」という気になるように。以前よりも外見に気を遣うようになったと感じます。捨て活をすることで、「私って、洋服が好きなんだ」「おしゃれ好きなんだ」と改めて気付くことができました。

 

マネ活編集部:家事時間を減らすことを考えると、自分のものだけを減らすだけでは不十分な気もするのですが、いかがですか?


にじさん:その通りだと思います。家族のものは今まさに取り組んでいるところですが、決して勝手に判断はしないようにしています。共有物であっても、キッチンなど、家族の中でも自分がメインで使う場所を優先的にやっていますね。子供が幼稚園でもらってきたカップなども本人へ確認してから処分するようにして、家族の所有物といえど勝手にはいじらないようにしています。ものが減るスピードは落ちますが、家族関係が壊れないように平和的に捨て活しています。

 

マネ活編集部:捨て活を始めて、家事のひとつであるお掃除には変化がありましたか?元々、お掃除はルーティン化して行われていたのでしょうか。

 

にじさん:私は掃除があまり得意ではなく、捨て活前後でやり方や頻度があまり変わったわけではありません。捨て活をルーティン化させなかったのと同じで、掃除もルーティン化してはいないですね。ルーティン化してしまうと、守れなかったときに挫折感につながってしまうので、私にとってはあまり良くないんですよ。

 

変化を挙げるなら、「ついで掃除」の頻度が上がったことかなと思います。ものが減ったので、気が向いたときにすぐに机や棚の上を拭けるんですよね。「ついで掃除」をやろうかなという気持ちになりやすくなったと思います。思い立った時にすぐ掃除ができるように、掃除道具もすぐ手が届く場所に置いています。

 

         

捨て活後は、「入れる」をコントロールしてリバウンドを防ごう

マネ活編集部:捨て活で難しかったのはどういうものでしたか?

 

にじさん:値段が高かったものですね。これは、いる・いらない感情とは別に、「損しちゃったな」という気持ちがくっついてきてしまうので、捨てにくいんです。「使わないのに持っているのは、保管スペース分の家賃がかかっているのでもったいない」と考える人もいるんですが、私はそう思おうとしても難しくて、苦しかったです。手放す判断ができたものはフリマサイトで売るようにして、「損しちゃった」という感情が少しでも和らぐようにしていました

 

あと、1度の捨て活で全部捨てなくてもいいと思うようにしましたね。急がなくても、時間が経つにつれ、「高かったけど、もういいかな」と思えるときがくるんです。私も「これ、買ったけど着てないな」と気付いてから2年寝かせ、ようやくフリマサイトに出せたものが2点あります。手放す心の準備が整ったんですね。この準備期間は案外大切なのかなと思います。

 

マネ活編集部:「1日1捨て」パターンで進めなかったとおっしゃっていましたもんね。

 

にじさん:もちろん、「1日1捨て」のほうがやりやすい方もいると思います。一方、2〜3日で集中して祭りのように捨て活をする「捨て祭り」をしたほうがいい人もいるでしょう。私もいろいろ試したんですが、毎日コツコツも、「捨て祭り」も向いてなかったんですよ。私は自分のコンディションにあわせて、マイペースにやっていくのがあっていました。

 

時間をかけ、捨てられなかった自分から捨てられる自分に変えていくイメージですね。「今日はできる」「今日は気分が乗らない」と感情にムラが出ることもありますが、その感情に付きあいながらやっています。なので、「今日はひとつも捨てられなかった」など、挫折することがないんです。そもそも、目的は家事時間の短縮であり、ものを減らすことではないですしね。極端な捨て活ではないため、変化が出るまでに時間はかかりますが、リバウンドは少ないんじゃないかと思います。

 

マネ活編集部:先ほど、服選びが楽になったお話がありましたが、目的である家事時間の削減はいかがですか?

 

にじさん:まだまだ途中ですし、「2時間減った」など定量的にお話できるものはないのですが、ストレスが減った感覚はあります。キッチンツールを出すとき、目的のものだけをサッと出せるので、他のものが付いてきてしまって直す時間、目的のものを取り出すのにかかっていた時間は確実に減りました。

 

マネ活編集部:がんばって減らしたあと、またものが増えてしまっては意味がないと思います。「増やさない」については、どのような工夫をされているのでしょうか。

 

にじさん:捨て活はダイエットと同じで、入れるものが多いとリバウンドします。出す(捨てる)ことはできるようになってきたので、次は入れる量をセーブするよう意識していますね。

 

まずは、すぐに買わないこと。以前はSNSなどで便利グッズの情報を見たら、すぐに保存して、店に行ったらチェックして買おうと意気込んでいたんです。それをやめました。今は一旦忘れるようにして、1、2週間経っても記憶に残っていたら「本当に欲しいんだな」と判断するようにしています。そのときに「欲しい」と思っても、大体忘れていくんですよ。

 

家に増えがちな紙ものは、即判断・即捨てが鉄則ですね。ダイレクトメールは、ポストから出してすぐ見て、いらないものは即ゴミ箱へ。学校のお手紙は、出欠を出すものはすぐに書いて渡すようにして、溜めないようにしています。保管が必要なものは人別に場所を決めて入れていますが、基本的にその場ですぐ対応するようにしていますね。

 

あらためて好きだとわかった服については、「少ない服で制服化するのは向いていない」「でも、少ない数で上手くコーディネートを考えるセンスもない」ことも理解できました。「ファッションが好き」「でも選ぶのは苦手」を両立するため、コーディネートの専門家と買い物に行き、持っている服と着こなせる服を教えてもらうようにしました。

 

流行りものもある程度は着たいので、今は2~3年で自然と新陳代謝される価格帯、質のものを買っています。「ものがいいので、10年着られますよ」というものを買うほうがいいだろうと思っていた時期もあるんですが、年齢や好みの変化で実際には10年着ないケースも多いですし、10年経ったときに「高かったから」と捨てるハードルが高くなることがわかったので、私には向いていないなと思ったんです。

 




「捨て活」の結果、残った精鋭!にじさんがオススメする便利グッズ6選

マネ活編集部:ここからは、にじさんが使っている便利グッズをご紹介いただきます。捨て活でたくさん便利グッズを手放したとのことなので、ここでご紹介いただくのはそれを生き残った精鋭たちといえますね。では、お願いします!

排気口カバー(IH対応)

 

にじさん:IH対応の排気口カバーです。コンロの排気口は網になっていて、調理中に食材が入り込んでしまうのがネックでした。排気口カバーは網の部分をカバーできるだけでなく、平らなのでサッと拭くだけで綺麗にでき、網を掃除するよりも手間も時間もかかりません。スペースがあれば圧力鍋のような重い鍋類を調理中にちょい置きすることもできて便利です。

 

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換気扇フィルター

 

にじさん:スターフィルターの換気扇フィルターです。1cmくらいの厚みがあり、3〜4カ月貼って放っていても大丈夫なくらい、しっかりと汚れをキャッチしてくれるので、掃除頻度を減らせます。

 

100均にあるフィルターを使っていたこともあるんですが、汚れがフィルターでキャッチされず、結局、換気扇も掃除しなければならなかったんですよね。これはほぼ確実に油汚れを止めてくれるので、フィルターの裏は綺麗なまま。お値段を出す価値があるアイテムです。

 

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ダスキンのステンレスクリーナー

 

にじさん:今はパッケージが変わっているのですが、コスパが良すぎて減らず、我が家のものは旧パッケージです。どう拭いても落ちなかった換気扇のステンレス部分の手垢も、これを使えば簡単に綺麗になります。拭いたあとも残らないですよ。

 

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投げ込み式の収納ボックス

 

にじさん:以前は上にふたが付いているタイプのボックスを使っていたんですが、ふたを閉めることができず、見た目が乱雑だったんです。ファイルボックスだと、中身を見て戻す作業がいるので、これも我が家にはイマイチでした。

 

これは横に付いている扉を開けるだけなので、ものへのアクセスが楽なんです。中はぐちゃぐちゃでもOKにしていて、扉を閉めれば見た目はすっきり。2個使っていましたが、中身を捨て活したら1個で足りるようになり、もうひとつは折りたたんで保管しています。

 

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リンレイ ウルトラハード(お風呂洗剤)

 

にじさん:お風呂場は酸性とアルカリ性の汚れが混ざっていて、掃除が難しい場所なんだそうです。その汚れを一掃してくれる心強いアイテムです。素手では触れないので手袋は必須ですが、においは強くありません。これを使うようになってから、落ちない汚れに苦労したり、途中で諦めたりすることがなくなりました。時短にもなっていると思います。

 

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電動回転モップ

 

にじさん:大掃除にもふだんの掃除にも大活躍している電動回転モップです。自分で拭くよりも簡単に綺麗になるので、床や階段、網戸、天井、換気扇周りなど、何でもこれで掃除しています。

 

先にご紹介したステンレスクリーナーやお風呂洗剤と合わせて使うことも多いですね。電動ということで、子供の食いつきもよく、手伝ってもらえるようにもなりました。

 

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まずは目的を決めることから始めよう

マネ活編集部:最後に、初めて捨て活をする方に向けて、最初の一歩のススメをお話しいただきたいと思います。一人暮らしの方、家族暮らしの方だと違いもあると思うので、それぞれについてお話しいただけますか。

 

にじさん:まず、どのような方にもいえることは、「何のために片づけるのか」の目的設定です。続けるためには目的があったほうがいいと思っています。私は子供から「あれはどこにある?」と聞かれるのが嫌で、家事時間を減らしたい一心だったんですよね。なので、最初は収納用品があれば解決するのかなと思って、増やす時代があったんです。試行錯誤の結果、ものが多いのが元凶だと気付き、捨て活を始めるに至っています。

 

目的をしっかり定められたら、一人暮らしの方は「1日1捨て」や「捨て祭り」など、自分に見あったスタイルで捨て活をすればOKでしょう。

 

難しいのは家族のいる方ですね。私が思うのは、家族を捨て活に巻き込まないこと。子供であっても別の人間なので、その人を変えることはできないのが前提で、夫にも子供にも捨て活を押し付けないことが大切です。「あなたが背中を見せていたら家族も影響されて捨てるようになりますよ」という方もいますが、一時的に影響があったとしても、根本的に捨て活マインドが人にうつることはないと思っていますし、そう思っておいたほうが気持ち的にも健全でいられると思います。

 

子供は散らかす生き物だと思っていますが、彼らは散らかっていても困っていないんですよね。ただ、あまりにも散らかっていると、必要なものが見つからないといった困りごとが出てくることがあります。そのときが片付け、捨て活を教えるチャンス。特に年度区切りの春休みはいいタイミングで、一緒に捨て活、片付けをしやすいです。子供は捨て方もよくわかっていないので、「片付けなさい」と言うのではなく、「こうやると片付くよ」と指南する。「迷ったときには、迷ったボックスを置いていいんだよ」と、自分の失敗からアドバイスをして、一緒に仕分け作業をしています。

 

夫も現状でほぼ困っていないようだったので、「この場所に置いてね」と1カ所に私物をまとめてもらうようにして、あとはお任せしています。物量が可視化されたので、多いと認識したのか、少し減らしていたようです。夫にも子供にも、押し付けるのではなく本人が困っているかどうかにフォーカスするのが大切だと思います。困っていなければいいんですよ。

 

「家族がいるのに片付いているおうち」というコンセプトで片付けている方もいますが、それだと家族を巻き込んでしまいますし、自分もしんどくなってしまうというのが私の考えです。私は「自分が心地よくできる空間」を意識して、使いやすくなるよう考えていますね。キッチンが整理できたことで、箸が取りやすくなったというように、家族にも片付いた気持ち良さは体験してもらえていると思います。子供が独立後、「あれは使いやすいよう整えてくれていたんだな」と思い出してもらえたら嬉しいですね。

 

今は洗面台を使いやすく改造したいなと思っているところです。家族も使う場所なので、プレゼンをして賛成を得られたら着手しようと思っています。

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にじ
この記事を書いた人
にじ

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

ものが多く、片付けや家事にかかる時間を減らしたいところから、捨て活を開始。自分のものから中心に捨て活を行い、現在までに減らした私物は186個。あえてルーティン化しないことで、挫折しない捨て活・掃除を行っている在宅ワークママ。




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