無計画なクレカ利用で「沼」にハマらないために。まいやんさんに聞く、自分の出費を把握するための家計簿術

リリース日:2024/03/13 更新日:2024/03/13

「社会人になったら貯金ができると思っていたのに、できないまま」「クレジットカードの請求額を見て、毎月びっくりしてしまう」という方、いませんか?今回は、クレジットカードを使いすぎる「クレカ沼」生活から一転、投資含む資産600万円を達成したFPのまいやんさんに、成功を支えた家計簿術についてお聞きします。

  1. まいやんさんが「クレカ沼」を脱却し、資産600万円を実現するまで
  2. まいやんさんの貯金生活を軌道に乗せた家計簿術とは
  3. 達成したくなる目標作りが貯金生活・家計簿継続の秘訣
  4. 騙されないためにも、お金の基礎を学んで欲しい

まいやんさんが「クレカ沼」を脱却し、資産600万円を実現するまで

マネ活編集部:今回は、「クレカ沼」から600万円の資産を達成したまいやんさんに、貯金成功を支えた家計簿術についてお聞きします。まずは「クレカ沼」とは何なのか教えていただけますか?

 

まいやんさん:クレジットカード利用の沼にハマることを意味する造語で、クレジットカードを使い過ぎている人たちの間で使われている言葉です。

 

マネ活編集部:まいやんさんはどのような状況だったのでしょうか。

 

まいやんさん:当時は学生で、2、3枚のクレジットカードを持っていて、2枚くらいを頻繁に使っていました。利用額を把握しきれず、引落日に一括で返せない額になっていて、分割払いで支払いを調整していたという感じでした。

 

マネ活編集部:何にクレジットカードを使っていたのでしょう。

 

まいやんさん:コスメと洋服、あとは友だちとのご飯ですね。ご飯に行った時には、私が一括でカード払いをして、みんなから割り勘分の現金をもらっていました。その現金を引落口座に入れれば良いものを、それはそれで使ってしまって、引落日にお金が足りなくなるという状況でしたね。

 

マネ活編集部:そこから、どのように脱却したのですか?

 

まいやんさん:きっかけは、社会人になって1年目、先輩に貯金額を尋ねられたことでした。社会人になれば自然と貯金ができるようになるのかなと思っていたのですが、出費スタイルは変わらず、貯金ができていない状況が続いていて、「おかしいな、こんなはずでは」と思っていたんですね。

 

入社からしばらく経った頃、勤め先が銀行なこともあって、先輩から「どれぐらい貯金している?」と聞かれたんです。自分が思うだいたいの相場で計算して、見栄を張って答えたつもりが、「え、それだけしかないの?」と驚かれてしまって。「もっとした方が良いよ」と言われて恥ずかしくなり、頑張ろうと思ったんです。

 

マネ活編集部:そこから、どのようにして貯金を進めていったのでしょうか。

 

まいやんさん:まずは出費を見直しました。カード払いの金額が多く、出費を把握しきれていないなと思ったため、2、3枚持っていたカードを1枚に減らしました。そこから、一旦クレジットカードがない生活を送れるようにしようと思い、現金で暮らす生活を送ってみました。

 

カード払いは未来のお金で支払えるので、その月の予算を超えても使えてしまうんですよね。予算以上の出費にクレジットカードを使っていたので、それを見直そうと思いました。現金払いだと予算内で暮らさないといけませんから。予算内で暮らせるようになるためにも何に自分が出費しているのかを把握しようと思い、家計簿も付け始めました。

 

マネ活編集部:家計簿術については後ほど詳しくお聞きしたいと思います。貯金額については目標を立てましたか?

 

まいやんさん:まずは実現できそうな金額にしておこうと思い、月5万円計算で1年60万円としました。いきなり100万円は目標が高すぎて挫折してしまうかなと思ったので。

 

マネ活編集部:そこから、どのように600万円まで資産を増やすことができたのでしょうか。

 

まいやんさん:家計簿を付け始めたことで、毎日お金を使っていることがわかりました。そこで、まずはお金を使わない日を作ろうと思い、平日にプライベートの出費をなるべく減らすよう意識しました。家計簿を付けていて毎日コンビニに行っていることに気付いたので、意識して寄らないようにしましたね。

 

あとは洋服代とコスメ代の多さです。これは自分でも使っているとわかってはいましたが、改めてなぜこんなに買っているのかを考えてみたところ、SNSを見ていて物欲が刺激されていたからだと気付きました。知らなければ買いたいと思うこともないので、SNSで洋服やコスメ情報を見るのを避け、通信販売サイトのカード登録を解除しました。実家暮らしだったので、コンビニと洋服・コスメ代を減らすだけでもカード決済額が目に見えて減りましたね。

 

マネ活編集部:洋服やコスメを買わなくなることへのストレスはなかったのでしょうか。

 

まいやんさん:本当にその洋服やコスメが好きで買っていたならストレスになったかもしれません。私の場合はトレンドのものを買うことで満足していたので、試着せずに買って結局着ないといった具合に、もったいないことをしていました。

 

片付けたことで、あまりにも着ていない服が多いことに気付けたのも大きかったです。5,000円くらいで買った服を1回も着ずに捨てるのは5,000円を捨てるようなものだと思って、捨てるのが本当にしんどかったです。そのしんどさを経験できたので、ちゃんと着る、使うものかどうかをイメージしてからしか買わないようにしようと思えました。

 

あと、単純に興味が貯金やお金関係に移っていったのも、貯金成功の要因だったと思います。SNSで見る情報がお金関係のトレンドになっていったんですよ。貯金額が目に見えて増えていくのが嬉しくて、思考や行動がお金を貯めることに向いていきました。貯金と投資とをあわせて600万円達成に至りました。

 

 

まいやんさんの貯金生活を軌道に乗せた家計簿術とは

マネ活編集部:では、ここからはまいやんさんの貯金生活を支えた家計簿術についてお聞きしたいと思います。まいやんさんの家計簿の変遷についてお聞かせいただけますか。

 

まいやんさん:最初は家計簿アプリを試しました。カード利用額やポイントなどが設定できる機能があったのですが、無料版だと数が限られていたり、そもそもアプリだと使いにくいなと感じたため、撤退。その後、100均で手帳型カレンダーを購入し、使った額を書くというアナログ方式にしました。使わなかった日はシールを貼ったり、裏に貯金残高やポイントを書いたり、自分なりに工夫していましたね。

 

使えるお金は給料から貯金用の5万円を抜いた分。貯金し始めてカード払いを一時中断させたので、現金出費を記載していました。その後、予算内で暮らせるペースができてからはクレジットカードも利用していますが、とにかくその月の出費として考えるようにし、記載するようにしています。いかに貯金するかではなく、いかに無駄遣いをしないで生活するかという方向で考えていましたね。

 

重視していたのは、自分がどれぐらい使っているかの可視化です。カード払いと家計簿額とが1円単位であわなくても気にならない性格なのもありますが、その月にどれぐらい使っているのかがわかれば良いという感覚で付け続けています。

 

マネ活編集部:記入する頻度はどれぐらいですか?

 

まいやんさん:週1くらいですね。普段から目につく場所に家計簿用の手帳を置いておいて、レシートが溜まってきたら付けなきゃと動けるようにしています。なお、手書きの方がいいというわけではありません。私はアプリが向いていなかったのと、Excelに苦手意識があって面倒だと感じるタイプだったこと、元々日記や手帳に手書きするのが好きだったことから、手書きスタイルがあっていたというだけなので、自分にあうものを選ぶことが大事だと思います。

 

マネ活編集部:では、今もアナログで?

 

まいやんさん:はい。最初に使っていたものは週の出費計算ができる欄がなかったので、カスタマイズできる余地のあるノートを買って1週間で何円使ったのかも可視化しています。

 

マネ活編集部:家計簿を付けたことで、どのような変化がありましたか?

 

まいやんさん:クレジットカードの利用を再開しても、お金を使っている感覚が持てるようになりました。現金払いなら使っている感覚を持てますが、カード払いはその感覚が薄いためについ使いすぎてしまうんですよね。数字で書くことで実感が持て、使い過ぎを防げるようになりました。

達成したくなる目標作りが貯金生活・家計簿継続の秘訣

マネ活編集部:貯金が上手くできない初心者の中には、家計簿を付けようと思ったけれども挫折してしまうという人もいると思います。失敗するケースに、何か傾向はありますか?

 

まいやんさん:SNSを通じて相談してくれる方の話を聞いていると、結局モチベーションに行き着くことが多いと感じます。漠然と「貯金しなきゃ」で始めると、モチベーションが上がりませんから、家計簿を付けるのもしんどくなるんですよね。モチベーションを保てる目標を作るのが大切なんじゃないかと思います。目標達成に向けてモチベーションが上がると、家計簿を付けることにも楽しさを見出せると思いますので。

 

また、モチベーション維持のためにも、目標は短期的なものも立てること。「老後のお金を貯める」だと、あまりにも長期的過ぎてモチベーションが上がらないので、私のように「5万円×1年で60万円」とか、「これが欲しいからこのぐらい貯める」といったように、身近な目標も立てておくと良いと思います。

 

家計簿のスタイルも続けられるかどうかに関係しています。私は手書きがあっていましたが、手書きじゃないほうがあっていたという方もいました。

 

あとは家計簿を付ける意味がわかっていなくて、何のためにやっているかわからなくなってやめてしまったという方もいました。家計簿は、付けることで出費を把握して、使いすぎているところがあったら見直すためのもの。そこを理解していれば、続けられるのではないかなと思います。

 

マネ活編集部:改めて、ご自身はなぜ家計簿付けや貯金が軌道に乗ったのだと思いますか?

 

まいやんさん:私は給与口座と貯金口座、クレジットカードの引落口座を別にしています。給料日にお金をおろして貯金口座にお金を移すことで、残高が目に見えて増えていくのが嬉しくて。家計簿にも貯金口座の残高を書いていて、そのルーティン自体を楽しめるようになったのが成功の理由だと思います。

 

私は逆に、貯金が楽しくなり過ぎて手持ちの現金がなくて困るという失敗をしています。カード払いをやめたばかりの、まだ浪費癖が治っていなかった頃に、いきなり5万円を貯金に回し始めたので、手持ちの現金がなくて、ジュースすら買えなくなるということがありました。

 

さらに、貯金が軌道に乗り始めた貯金生活2年目に、「もう家計簿を付けなくても大丈夫」と思ったところ、途端に出費が把握できなくなってお金を使っている感覚が薄まるという経験をしました。やはり家計簿は付けなければダメだと思いましたね。

 

騙されないためにも、お金の基礎を学んで欲しい

マネ活編集部:そのほか、SNSで発信していてよく聞かれる質問はありますか?

 

まいやんさん:投資に関することが多いです。私も600万円は投資込みで貯めた金額ですしね。でも、現状の生活が赤字なのか黒字なのかを知らなければ話が始まらないので、まずは収入と出費を把握して、赤字の場合はまずは貯金をしましょうと伝えています。

 

投資は10年20年と長期的に腰を据えて進めるべきものなのですが、3年5年でお金が貯まると思っている方も少なくありません。その感覚で始めてしまうと、せっかく始めたのに現金が足りなくなって続けられなくなってしまうことがあるので、投資を続けられる状況を作るためにも、まずは貯金をしましょうと伝えたいですね。

 

あと、若い方だと奨学金の返済があるという方もいると思います。返済と貯金、投資の考え方もさまざまですが、私は金利のない奨学金だったため、貯金、投資を進め、奨学金はコツコツ返す形を選びました。特に女性は結婚や妊娠で働けなくなる期間が生じる可能性があるため、いざとなれば返せるだけの現金貯金をしたうえで投資に回すといった考え方もあると思います。

 

マネ活編集部:ありがとうございます。最後に、読者にメッセージをお願いします。

 

まいやんさん:お金の勉強をして欲しいなと思っています。その勉強が家計簿を含むお金の管理なのか、投資なのか、保険なのか、税金なのかは人それぞれ違うと思いますが、知識は自分の武器になるものなので、やって損はありません。別に詳しくならなければいけないわけじゃないんですよ。騙されない、失敗しないために必要な基礎的な知識を身に付けて欲しいです。その一歩が家計簿による出費の把握だと思っています。

まいやん
お話を伺った人
まいやん

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

学生時代、複数枚のカード払いがかさみ、分割払いで支払う「クレカ沼」にハマる。社会人1年目の後半より貯金生活を開始。家計簿を付けることで貯金生活を軌道に乗せ、投資も含めて600万円を達成。FP2級、投資歴6年。

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。なお、本コンテンツは、弊社が信頼する著者が作成したものですが、情報の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問等には一切お答えいたしかねます。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。あらかじめご了承ください。

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