法人カードが使えない場合、利用可能額に余裕がないということが考えられます。そのため、まずはご自身が保有している法人カードの利用可能額を確認してみてください。

利用可能額の確認方法は法人カードによって異なりますが、公式サイトのマイページや自動音声ガイダンスなどで確認できる場合があります。確認した結果、法人カードが使えない原因が別にありそうな場合は次に解説するほかの原因を疑いましょう。

法人カードが使えない原因として、上述した「利用可能額に余裕がない」以外に考えられることは主に以下のような内容です。

• 有効期限が切れている
• 法人カードに損傷がある
• 店舗が国際ブランドに対応していない
• 店舗の読み取り端末が故障している
• 支払いを遅延した
• 暗証番号を間違えて入力した

それぞれの原因について、詳しく解説します。

法人カードは、一般カードと同様に有効期限が設定されており、有効期限が切れている場合は利用できません。有効期限が切れる前にカード会社から更新カードが送られてきている可能性があるので確認しましょう。

法人カードを含むクレジットカードは、磁気ストライプやICチップに情報が蓄積されており、店舗の端末でそれらを読み取っています。

情報が蓄積されている部分が損傷してしまい、読み取りが行えないとカード払いができない可能性があります。

クレジットカードには国際ブランドがあり、その国際ブランドに対応する店舗でなければ支払いができません。例えば保有している法人カードの国際ブランドがVisaなら、JCBしか対応していない店舗では支払いができないので注意しましょう。

カード払いしたい店舗が保有している法人カードと同様の国際ブランドに対応しているかどうか、支払いの前に確認してください。

法人カード自体に問題がなくとも、店舗の読み取り端末が故障していれば法人カードは利用できません。利用しようとしたカードだけでなく、ほかのクレジットカードでも支払いができない場合は、読み取り端末に問題がある可能性が高いでしょう。

法人カードの利用料金の支払い方法を銀行口座からの引き落としにしている場合、カード会社が指定する支払い日に利用料金が引き落とされます。しかし、支払い日までに指定口座に利用料金分の金額が用意できていない場合は、引き落としされずに支払い遅延となります。

そのような場合は、法人カードの利用が止められて使えない可能性があります。

法人カードを使って支払うとき、暗証番号の入力が必要な場合があります。しかし、この暗証番号の入力を複数回間違えると法人カードにロックがかかり、利用を止められる可能性があります。

ロックを解除するためには、法人カードの再発行が必要なケースもあります。

法人カードが使えないときの対処法としては、「会社に法人カードが使えないことを伝える」「カード会社に連絡する」といったことが挙げられます。それぞれの対処法について、以下で詳しく解説します。

法人カードが使えないと、今後の業務に支障が出る可能性があります。店舗の端末などの問題であれば利用できないのは一時的ですが、法人カードの損傷などが原因であれば、今後も法人カードは使えない状態が続きます。

どのように対処すべきかは個人で判断できることではないので、すみやかに会社に法人カードが使えない旨を伝えて、指示を仰ぎましょう。

法人カードが利用できないことは、カード会社にも伝える必要があります。

会社に状況を伝えたのち、カード会社のカスタマーサービスやコールセンターに連絡しましょう。法人カードの損傷などが原因で利用できない場合は、新しいカードを郵送してもらえます。

法人カードが使えない原因は、利用可能額の不足や有効期限切れ、カードの損傷などが考えられます。原因を把握して、会社やカード会社に連絡するなど適切に対処しましょう。

使用できない状態が続く場合は、新しく法人カードの申し込みを検討するのもひとつの手段です。