40代夫婦の「お金の健康診断 for 楽天証券」体験記 第3回 続・お金のプロからオンライン診断を受けてみた

リリース日:2022/10/31 更新日:2023/08/31

「お金の健康診断 for 楽天証券」の無料診断を受けた大島さん夫婦。前回は、楽天証券認定のIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)青山さんによるオンライン診断を受けたところまでお届けしましたが、第3回では、前回の面談の様子、さらには大島さん夫婦に診断を受けた感想を聞きました。

  1. 今後10年間、毎月どれくらい貯めればいい?
  2. 投資で資産形成を図るときの注意点とは?
  3. 老後資金はどれくらい用意すればいい?
  4. 「お金の健康診断 for 楽天証券」を受けた感想は?

今後10年間、毎月どれくらい貯めればいい?

 

「何より子供の教育費について知りたかったのですが、IFAの青山さんが丁寧に説明してくださったので、だいたい理解できました。また、主人が定年を迎えるまでの10年間が勝負であり、その間にできるだけ資金を用意しておいたほうがいいというお話も参考になりました。ただ、お互い時間に限りがあったため、どうやってその資金を用意すべきか、月々どれくらい貯めるべきかまでは聞くことができませんでした。そこで、もう1度、面談をお願いすることにしました」

 

そんなわけで、1回目の面談の10日後、2回目のオンライン面談を実施。青山さんは、大島さん夫婦のライフプランに関する資料を用意してくれ、それを画面で共有しながらの質疑応答となりました。

 

 

「先日はありがとうございました。子供の教育費は、主人が退職するまでに用意しておいたほうがいいなど、とても勉強になりました」

 

 

「今、カホちゃんが4歳で、2年後くらいにもう1人、お子さんのご希望があるとのことでしたよね。となると、2人とも大学に進学するのであれば、あと24、25年間、教育費がかかります。ご主人さまの収入が途切れてからも学費の支払いがありますので、その分は事前に用意しておいたほうが安心ですからね」

 

 

「実際、月々どれくらい貯蓄すべきなのでしょうか。前回、話したように小学校から私立に通わせたいと考えているのですが」

 

 

「それについては私のほうで試算してきました。カホちゃんについては、小学校6年間の学費は、貯蓄からではなく、おふたりの月々の給与から支払ったほうがよいかなと思います。ご主人さまが定年退職する前ですし。そこで、中学以降にかかる学費を10年で用意するには、毎月どれくらい貯めればいいか計算したところ、およそ20万円という数字になりました。もちろん、これはすべて私立に通った場合です。また、実際にはどんな学校を選ぶかによっても異なるので、ひとつの目安とお考えいただければと思います」

 

 

「2人とも私立に通わせるとなると、その倍になるわけですね」

 

 

「これから10年間で、2人が大学を卒業するまでのすべての学費を用意するとなると、そういうことになります。2人目のお子さんは、小学校の学費も含めると、もう少し多くなりますが。ただ、10年後以降も、奥さまは今と同じか、今以上の収入があるでしょうし、ご主人さまも定年を延長する可能性が高いと思うので、いくらかは教育費にまわせると思います。ですので、10年間で教育費すべてを貯めなければいけないというわけではありません」

 

 

「今現在、私が月20万円積立投資を行なっていて、主人も月10万円ほど残しているので、それらをすべて教育費にあてれば、あと10万円ほどで40万円になります。でも、どうだろう…、やっぱりちょっと厳しいかもしれません」

 

 

「先日、家計の見直しをおすすめしましたよね。『見えない出費』を減らすことはできそうですか」

 

 

「すいません、ちょうど仕事が忙しくて、まだちゃんと見直しができていません。ただ、これといって無駄遣いしているわけではないし、大幅な削減は望めないかもしれません。食費を切り詰めるとか、そんなことしか思い浮かばないんです(笑)」

 

 

「例えばひと月の生活費を決め、その金額でやりくりしてみる、というのもいいかもしれません。一度試してみる価値はあると思います」

 

 

「そうですね。近いうちに試してみます」

 

 

「大島さんはマイホームの買い替えも考えていらっしゃいますよね。となると、今後もしばらくローンの支払いが続くでしょうし、あまり無理はしないほうがいいかもしれませんね。とりあえずできる範囲で実行してみることをすすめます」

投資で資産形成を図るときの注意点とは?

 

「カホちゃんの中学以降にかかる学費を今後10年間で用意するには、月20万円貯める必要があると言いましたが、これはあくまでも銀行に預けていた場合です。前回もお話ししたように、貯めたお金を株式などに投資すれば、その負担を軽減させることが可能かもしれません」

 

現在、4歳のカホちゃんが中学に入学するのは8年後、高校は11年後、大学は14年後になります。つまり、月20万円ずつ貯めたお金を最初に使うのは8年後であり、その多くを使うのは14年後になります。それまでの間、銀行に預けるのでなく、投資信託などで運用すれば、貯めたお金を増やすことも可能です。逆にいえば毎月の貯金額(投資額)が20万円以下でも、目標の金額に届く可能性があります。

 

 

「ですから、奥さまもご主人さまも、資産形成の一環として、投資を行なうことをご検討ください。奥さまはすでに投資信託の積み立てをやっていらっしゃるとのことですが、もし生活費を削減できるなら、その分も投資にあてるとよいと思います」

 

 

「私もそれは考えていました」

 

 

「ちなみにこれまでの運用成績はどうですか?」

 

 

「こまめにチェックしていないので、どれくらい増えているかはっきりしないのですが、それなりに増えていると思います」

 

 

「どんな銘柄を積み立てているのですか」

 

 

「投資を始めたとき、何冊か入門書を読んでみました。それで、分散投資が大事だということと、これからは米国株投資が狙い目だということを知りました。ですから、米国株式のインデックスファンドと米国REIT(リート:不動産投資信託)をメインにして、ほかに全世界株式や新興国株式のインデックスファンドを組み入れています」

 

 

「それぞれの比率はどれくらいですか?」

 

 

「米国株式のインデックスファンドと米国REITで7割くらいです。とくに根拠はなく、なんとなくそうしたのですが、どう思われますか?」

 

 

「悪くないと思いますよ。もちろん、投資に絶対はないので、米国株式をメインにすれば絶対に増えるかというとそうではありませんが」

 

 

「はい、それはわかっています」

 

 

「それから、投資によって資産形成を図る場合、ひとつ、頭にとどめておいてほしいことがあります。投資期間の問題です。例えば5年後に使う予定がある場合は、必ずしも投資がよいとは限りません。なぜなら、5年くらいのスパンだと、今後の景気の動向次第で増えることも減ることもあるからです」

 

 

「できるだけ長期にわたって積み立てたほうがいいということですか?」

 

 

「最低でも10年、できれば20年か25年は続けたいところです。それだけ長く保有していれば、一時的には減ることがあっても、最終的には増えている可能性が高いからです」

 

 

 

「2年後に2人目ができたら、その子の教育資金に関しては、投資で増やすことができるかもしれませんね」

 

 

「はい、投資期間は長ければ長いほど有利ですので。あと、今は『つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)』や『iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)』といった非課税制度がありますから、これらも積極的に活用することをすすめます」

 

この後、ジュンコさんは、今現在どんな銘柄が狙い目かを青山さんに質問しました。青山さんは6,000を越える投資信託のデータベースを保有しているとのことで、それらの中からいくつかの銘柄をピックアップ。ジュンコさんは興味津々の様子で耳を傾けていました。

老後資金はどれくらい用意すればいい?

面談が始まって40分ほど経過。青山さんに確認したところ、まだ時間は大丈夫とのことでしたので、ご主人のジュンイチさんが老後資金について質問しました。

 

 

「子供の教育費は大事ですが、一方で、私たち2人の老後資金についても考えておかなければならないと思っています。教育費と老後資金、どちらも余裕をもって用意できればいいのですが、なかなかそうはいかないと思います。その場合、どちらを優先すべきなのでしょうか」

 

 

「教育費はおおよそどのくらい必要か、あらかじめ想定できます。それに対して老後資金は、いくら用意しておけばいいのか、一概にはいえません。健康状態など、いろんなことが関わってきますから。そういう意味ではまず教育費を割り出し、残った金額を老後資金にあてるのがよいと思います」

 

 

「教育費を引いたら、老後資金があまり残らないという場合はどうすればよいでしょうか?」

 

 

「その場合は、教育費を見直すことをすすめたいですね。2人とも私立ではなく、1人は公立の学校への進学を検討するなど。よい環境で教育を受けさせたいというお気持ちはわかりますが、それによって家計が破綻したら元も子もありませんから」

 

 

「それも選択肢のひとつかなと私も考えていました」

 

 

「ただ、おふたりは年収などから察するに、人に誇れるくらいのキャリアを積んでいらっしゃると思います。とすると、60歳定年後も今と変わらぬ収入を確保できる可能性もあるのではないでしょうか。ですので、今の段階ですべて決定する必要はないかと思います。とくに2人目のお子さんについては、2年後ご出産されたとして、小学校入学まではしばらく時間があるので、いくつか選択肢を用意しておくといいでしょう」

 

 

「なるほど、そうかもしれませんね」

 

 

 

「ちなみに老後資金はどのくらい用意しておきたいと考えていらっしゃいますか」

 

 

「自分だけで考えれば、1,500万円から2,000万円くらいは用意したいですね」

 

 

「3,000万円くらいあると安心かなと。教育費とのからみがあるので、可能かどうかはわかりませんが」

 

 

「ご存じかと思いますが、何年か前、金融庁の金融審議会が、老後に必要な資金として2,000万円という数字を発表しました。それを踏まえても、おふたりで5,000万円用意できれば、ひとまず安心かなと思います。ですので、その額を目標に頑張っていただければと思います」

 

 

「では、今日も長い時間、ありがとうございました。ちなみに今後、また相談したいことがあったら、おつきあいいただくのは可能ですか?」

 

 

「もちろんです。いつでもご連絡いただければと思います」

 

 

「では、今後ともよろしくお願いします」

「お金の健康診断 for 楽天証券」を受けた感想は?

最後にジュンコさんとジュンイチさんに、「お金の健康診断 for 楽天証券」を体験した感想を語ってもらいました。

 

 

「ともあれ、やってみてよかった。僕は最初、あまり乗り気じゃなかったけど、いろいろ考える良いきっかけになった」

 

 

「カホが産まれて、なんとなく教育費のこととか、考えるようになったけど、さて、じゃあ、どうしようかという感じだったのね。何かしなきゃいけないとわかっているけど、あまりにぼんやりしていて、何をしたらいいかわからないというか。今回、青山さんと話して、目の前の霧が晴れた感じ」

 

 

「僕は老後のことを考えなきゃいけない年齢になっているので、それについて少しでも話せてよかった(笑)」

 

 

「お金のことって、話せる相手がまわりにいないじゃない? 職場の人なんかとは話しにくいし。だから、こうやって気軽に相談できる人がいると、本当にありがたいよね」

 

 

「しかも向こうはお金のプロだからね。何を聞いても間髪を入れず、答えが返ってくるから、さすがだなと思った。青山さんを我が家のお金についての「かかりつけ医」として、今後さらにいろいろ相談したいね」

 

 

「そうだね。とてもフレンドリーなので、話しやすかったし」

 

 

「あと、オンラインというのも嬉しいよね。自宅で相談できるわけだから、めちゃくちゃありがたい」

 

 

「せっかくアドバイスをいただいたんだから、すぐに行動しなきゃね。明日から頑張るよ」

 

 

「さしあたって家計を見直してみます?」

 

 

「そうだね、まずは毎月10万円浮かすことを目標にしよう」

 

 

「僕も全面的に協力します!」

 

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「第1回 40代・お子さん一人の共働き夫婦が、無料診断を受けてみた」はこちら

 

「第2回 お金のプロからオンライン診断を受けてみた」はこちら

マネ活編集部
この記事を書いた人
マネ活編集部

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

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