お年玉の相場金額はいくら?子ども、親戚、孫に渡す場合とマナーもあわせて解説!

リリース日:2021/11/09 更新日:2021/11/09
やっちゃん
この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士、AFP)

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対法人向けに保険のコンサルティング営業を行う中で、FP知識に興味を持ち独学でFP2級・AFPを取得。その後、家計管理や資産運用についてマンツーマンで1人1人の状況に合わせたアドバイスや運用方法を指南。現在主に金融分野のライターとして活動中。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

お年玉をいくら渡すのか,毎年考えてしまいますよね。今回は,年齢や関係性別のお年玉の相場やお年玉を渡すときの知っておきたい基本的なマナー,さらには自分の子どもが受け取ったお年玉の管理方法についてご紹介していきます。

お年玉の相場金額はいくら?子ども、親戚、孫に渡す場合とマナーもあわせて解説!
  1. 年齢別お年玉の相場
  2. 自分の子どもへのお年玉の相場
  3. 甥っ子、姪っ子、孫へのお年玉の相場
  4. 知人の子へのお年玉の相場
  5. お年玉を渡す際の基本的なマナー
  6. もらったお年玉はどうするのが正解?
  7. まとめ

年齢別お年玉の相場

年齢別お年玉の相場

以下では、年齢別にお年玉の相場を解説していきます。

 

・乳幼児(0歳~2歳)
0歳から2歳前後の乳幼児であれば、まだ物心もついておらず、お金の価値や意味は理解できていません。そのため、この年齢の子どもにはまだお年玉は早いとしてあげない人も多いようです。特に友人や近所の子どもには渡さないのが一般的。親類の子どもにあげる場合だと、500円~1,000円程度が相場になります。

 

実際は、お年玉を渡す相手が子どもではなくその親になるため、500円では失礼と考えて1,000円をあげるケースが多いようです。子どもがお金の価値を理解するようになってから渡すことにしても問題ないと考えられます。

 

・未就学児(3歳~6歳)
幼稚園入園から小学校入学前の未就学児の場合は、1,000円以下がお年玉の相場。500円~1,000円のケースが多いようです。1歳・2歳の子どもにはお年玉を渡さない人も多いですが、子どもが成長して3歳くらいになるとお年玉をあげる人が多数です。子どもがおやつを買える程度の金額におさめておくと良いでしょう。

 

おしゃべりもできるようになり、お金の価値も徐々に理解してくる年齢になるので、直接子どもに渡してみても良いかもしれません。ただし、渡したお年玉をなくしてしまうことも考えられるため親がいる前で渡すことをおすすめします。

 

・小学生低学年(7歳~9歳)
小学生にあがったばかりの年齢になると、1,000円~3,000円がお年玉の相場のようです。小学生になると最低1,000円というのが一般的なイメージかもしれません。低学年の間は一律1,000円などと金額を固定するのではなく、年齢があがることに徐々に金額を引き上げていくといったルールを決めておくと良いでしょう。

 

・小学生高学年(10歳~12歳)
小学4年生~6年生の学年の子どもには、3,000円程度を渡すという人が多くなっています。小学生高学年は、友人同士で遊びに出かけたり、おこづかいの中から自分でおやつや好きな文房具を買ったりという機会も増えてくる年代です。お金の価値を理解してきているため、少なすぎず多すぎずの金額を渡すよう大人側も配慮が必要になってくるでしょう。

 

・中学生(13歳~15歳)
中学生へのお年玉の相場は、5,000円前後と考えられます。ただし、4は忌み数とされているため、4,000円をお年玉として年始に渡すのはNGです。自分の子どもと友人や親類の子どもが同年代であれば、自分の子どもが受け取った金額と同額のお年玉を相手の子どもに渡すようにするケースも多いようです。

 

仮に子どもが受け取った額が相場とかけ離れていたとしても「同額返し」をした方が良いかもしれません。どのように対応するかは事前に検討しておきましょう。

 

・高校生(16歳~18歳)
高校生にもなると、お年玉の相場もやはり水準があがっていきます。1万円を渡している人もいますが、高校生には5,000円と決めている人も多いようです。5,000円を渡す人と1万円を渡す人に二分されていると考えて良いでしょう。高校生だと受け取ったお年玉の額もよく記憶しているため、学年があがるごとに1,000円ずつでも段階的に金額を上げていくといった配慮をすると喜ばれます。

 

・大学生/専門学生(18歳~)
高校を卒業したらお年玉は渡さないとしている人も多いようです。渡す場合の相場は1万円程度。1万円を超える額を渡す人もいます。関係性や自身の経済状況を踏まえて、渡さなかったとしても特段失礼にはあたらないでしょう。

何歳までお年玉をあげるか悩むところよね~!成人式を迎えたら終わりにしようかしら!

自分の子どもへのお年玉の相場

自分の子どもへのお年玉の相場

自分の子どもに渡すお年玉と同年代の姪や甥に渡すお年玉の金額は、一律で揃えた方が良いのでしょうか。結論としては、同じタイミングで渡す場合には金額を揃えておいたほうが無難です。親戚の大人同士でルールや金額などを事前に決めておくとより良いでしょう。

 

ただし、普段からおこづかいを渡しておらず、お年玉が年間のおこづかいになるという家庭であれば、そうでない家庭と同額を渡すと少し物足りない額になってしまいます。そのような場合は、家族だけになってからプラス分の金額を渡すなどといった調整をするのが良いでしょう。

甥っ子、姪っ子、孫へのお年玉の相場

甥っ子、姪っ子、孫へのお年玉の相場

お年玉の金額は、渡す側との関係性によっても変わってきます。自分の子どもであれば両親の間で決めた金額にして問題ありませんが、甥っ子や姪っ子に渡す場合は渡した金額がその親に伝わることが多いため、基本的には相場に合った金額にしておくのが良いでしょう。

 

一般的に、祖父母から孫へ渡すお年玉の金額は、相場よりも比較的高くなる傾向にあります。孫が複数人いる場合、年齢が違えばお年玉の金額に差があっても問題はありせんが、同じ年齢の孫同士ではお年玉の金額に差をつけてしまうと親族内で余計な不和を招いてしまう可能性もあるため、同額にしておくのが無難です。

知人の子へのお年玉の相場

知人の子へのお年玉の相場

知り合いの子どもなどにお年玉を渡す場合は、子どもの年齢の相場金額に合わせて包むことをおすすめします。親密な間柄でもない人から高額のお年玉を渡されてしまうと、子どもの親が対応に困ってしまいます。渡す子どもの親に気を遣わせてしまわないように配慮しましょう。

お年玉を渡す際の基本的なマナー

お年玉を渡す際の基本的なマナー

お年玉を渡すときにも一般的なマナーがあることをご存じですか?お札の折り方や、紙幣・硬貨の表裏などお金の包み方にも実はマナーがあります。お年玉だけでなく、様々なシーンでも役立つため、ぜひ覚えておきましょう。

 

・お札の表裏と折り方
まず、紙幣は肖像が印刷されている面が表です。お札を開いたときに表が見えるように折っていきます。お札の正しい折り方は三つ折りです。まず表を内側にして、左から右の順に三つ折りにします。

 

お年玉袋の大きさによっては二つ折りにしてもかまいませんが、四つ折りにするのは極力避けます。忌み数字から縁起が悪いと受け止める向きもあるので、できるだけ三つ折りで折るのが無難です。お札を取り出して広げた際に、お札の表が上向きになっている状態が正解です。

 

・お札の入れ方
お年玉袋を表向きにして紙幣を取り出したとき、広げれば紙幣の表が現れるように入れます。反対にならないように注意しましょう。

 

・硬貨の表裏と入れ方
硬貨は製造年が刻印されている面が裏で、絵柄や漢数字が書いている面が表です。硬貨をお年玉袋に入れる場合も、取り出したときに表が見えるように入れます。入れるときに、表裏を確認して、製造年が刻印されている側を下向きにして入れるようにしていきましょう。

 

・お年玉袋の書き方
お年玉袋には、渡す相手の名前と、自分の名前を書きます。渡す相手の名前はお年玉袋の表側の左上、自分の名前は裏側の左下に書きます。名前を記入する枠が用意されているお年玉袋の場合は、その枠に従いましょう。相手の名前の敬称は「ちゃん」や「君」など、渡す子どもの年齢に合わせます。

 

・喪中のときのお年玉で注意すること
身内に不幸があり、服喪期間となる90日の間にお正月を迎えるというケースもあるでしょう。喪中であれば本来、正月の飾りやおせち料理などといったお年賀に関係することは控えることになります。お年玉も同様に控えるべきもので、喪中の相手にお年玉は渡さないのが一般的です。

 

しかし、子どもからしてみたらお年玉は新年の一番の楽しみと言っても過言ではないでしょう。楽しみにしている子どもにお年玉は渡してあげたいという場合には、お年玉袋の表に「お年玉」ではなく「お小遣い」と書くなどして渡すこともひとつの方法です。なお、「おめでとう」といった言葉は避けて渡すようにすることもマナーですので気をつけましょう。

もらったお年玉はどうするのが正解?

もらったお年玉はどうするのが正解?

親としては子どもがもらったお年玉の管理について悩むところです。子どもが小さいうちは親が管理する必要性があるでしょうが、子どもがある程度大きくなったら、お金の勉強の一環として子どもに管理を任せるという考え方もあります。

 

多くの親が、子どもが受け取ったお年玉は「全額貯金」させるか「一部は自由に使わせて残りを貯金」しているようです。また、小学生高学年から中学生くらいになってくると、子どもにお年玉のうち一定額を渡して自由に使わせ、お金の大切さや管理の仕方を学んでもらう機会にしているケースも多いです。特に最初のうちは、お年玉をどのように使っていくか子どもと一緒に計画を立てて、子どものお金の使い方をサポートしていくとよいでしょう。

 

受け取ったお年玉を子どもの将来のために貯金する場合は、子ども名義の銀行口座をつくって利用するのが良いでしょう。満15歳未満では口座開設ができない銀行、ネットでは口座申し込みができない銀行がある中で、楽天銀行では子ども名義の口座をオンラインで開設することが可能です。印鑑や申込書の記入は一切不要で、スマホやパソコンから簡単に申込みができるので、子どもの資金を貯めていく口座として利用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

まとめ

新年を迎えるタイミングで悩んでしまうお年玉の金額について、年齢別・関係性別の相場をご紹介するとともに、お年玉を渡す際のマナーについても解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

お年玉は子どもの成長を祝い、子どものために渡すものです。お年玉を受け取る子どもたちの喜ぶ姿や、子どもたちがお年玉によって得られる学びがあります。基本的なマナーに気をつけながらお年玉を準備して、渡す側も受け取る側の子どもも親も気持ちよく新年を迎えたいですね。

このテーマに関する気になるポイント!

  1. お年玉袋への紙幣・硬貨の入れ方は?
    紙幣・硬貨ともに表面が見えるように入れていきます。紙幣の表面は肖像が印刷されている側、硬貨の表面は絵柄や漢数字が刻印されている側です。紙幣は開いたときに表が見えるように三つ折りにするのが望ましい入れ方です。

  2. 喪中のお年玉で注意すべき点は?
    喪中でもお年玉をあげる場合、お年玉袋に「お年玉」と書くのではなく「お小遣い」と記載するようにしましょう。

  3. もらったお年玉の貯金方法は?
    子ども名義の銀行口座を利用することをおすすめします。
  • やっちゃんさん

    対法人向けに保険のコンサルティング営業を行う中で、FP知識に興味を持ち独学でFP2級・AFPを取得。その後、家計管理や資産運用についてマンツーマンで1人1人の状況に合わせたアドバイスや運用方法を指南。現在主に金融分野のライターとして活動中。

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