貯金できない原因別!自分に合う方法で確実に貯める8つのコツ
貯金が苦手な人、貯金に失敗した人にオススメしたい貯金のコツを、貯まらない原因別にご紹介します。家計簿をつける、ひたすら節約するなどの従来の方法ではなく、無理なく自分に合った方法で確実に続けられる方向性を考えましょう。
原因1:収入が少なく、貯金にまわすお金がない
このような場合、すでに月々、給料カツカツの生活となっているでしょうから、生活費を削ったり、毎月決まった額を貯金したりする方法では無理があります。その中でも考えられる貯金方法は、
- ボーナスや臨時収入をまるごと貯金にまわす
ボーナスは貯金を増やす唯一のチャンスなので、まるごと貯金にまわしましょう。日々生活をしていると、病気やケガをしたり、家電やマイカーなどが故障したり、冠婚葬祭があったりと、想定外の出費というものがほぼ発生します。こうした予定外の出費にも対応できるように、特別出費用にボーナス月の収入はそっくり預金口座へ預入しましょう。
- 携帯電話の料金プランなど、固定費から削れるものを見直す
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食費や光熱費などの流動費を削るのはなかなか難しいので、固定費から削れるものがないか見直してみましょう。意外に効果的なのは、携帯電話の料金プランなど通信費の見直し。知らないうちに不要なオプションをつけていないか、固定電話を解約しても大丈夫かなど、再度検討してみてください。
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また、生命保険など加入している保険も改めて保険料の妥当性や要・不要を洗い出してみてはいかがでしょうか。さらに、自転車生活を取り入れる、郊外の安い物件に引っ越す、マイカーを手放すなどの方法も大幅な固定費削減になります。
原因2:家計簿をつけるのが苦手で、支出を把握できない
貯金をするには、収入に対する支出の割合を減らさなければ成り立ちませんが、家計簿をコツコツつけるのが苦手な場合、家計改善の予算設定ができないどころか、実際の出費も把握できません。こうした場合は、毎月の支出から残った額を貯金にまわす方法では確実な貯金につながりません。そこでオススメするのは、
- 先取り貯金をした残りで家計をまわす
「先取り貯金」は、給与が支払われたらまず決まった額を定期貯蓄にまわし、残ったお金だけで家計をやりくりする方法です。月ごとに指定した引き落とし額を定期預金口座に自動振替する銀行の「自動積立定期預金」を利用するか、勤め先で財形貯蓄制度があるなら、給与から天引きで貯蓄すれば、確実に貯めていくことができます。
- 日々のレシートを保管して無駄な出費をマークする
家計簿をつけるのが億劫なら、家計簿アプリを活用したり、毎日のコンビニなどでの買い物で受け取ったレシートを保管しておき、月ごとに見直し家計管理してみましょう。「これは無駄な出費だったな」と思うものにマークしていき、出費、無駄遣いや雑費の内容を認識するだけでも、お金の使い方が変わってくるかもしれません。
原因3:買いたいものをガマンしたり節約したりが苦痛
ストレスになることを無理に実行しようとしても、結局は長続きしません。それどころか、無理なダイエットがリバウンドにつながるように、かえって大きな衝動買いをしてしまう可能性も…。こうした場合は、無茶な節約をするよりも収入を増やすことにエネルギーを割いて貯金につなげましょう。
- 副業などで収入を増やす
副業解禁が進む傾向にあり、ダブルワークも推奨される時代です。クラウドソーシングなど、自宅に居ながらにして仕事を得る方法も多くあります。アフィリエイトブログやネットオークションの運営など、スキマ時間を利用しておこづかい稼ぎをすることもできます。もし副業が安定した収入源になるなら、家事などのルーティンを外注にして、さらに時間を割くといったことも可能になります。
- クレジット決済を活用し、カードポイントを貯める
公共料金や通信費、年金、保険などの固定費をはじめ、食事代や娯楽費など日常的な出費でクレジットカード決済に切り替えられるものは切り替えます。クレジットカードなら、使えば使うだけポイントが貯まり、商品券やギフトカードに交換、場合によってはキャッシュバックが受けられることもあります。電子マネーやプリペイドカードも同様に活用ができることがあります。直接貯金につながるわけではないですが、カード払いは実質的には節約になることがあります。
原因4:飽きっぽく、ひとつのことを続けられない
毎日同じことをコツコツと継続するのが苦手な人は、家計簿や日々の節約とは相性の悪いタイプでしょう。このタイプの人は、貯金を義務的なものと考えるよりも、楽しみに転換することが重要です。
- 貯金の目的を明確にし、将来に楽しい目標を置く
子どもの教育費やマイホーム購入、老後をいきいきと過ごすための資金など、貯金の目的はさまざま。「どんな将来のために今、努力するのか?」を明確にしましょう。楽しいことを思い描けばモチベーションを維持できます。例えば、単にマイホームを買うことを目標にするより、どんな場所にどんな間取りの家を建てて、どんなインテリアにしたいのか、さらにはペットを飼ったりホームパーティーをしたりサロンを開いたり…と、具体的に思い描いてみてはいかがでしょうか。
- 日々の小さな目標やごほうびを設定していく
遠い将来に実現する壮大な目標を立てても、それだけでは頑張れないでしょう。「次の連休には小旅行に行きたい」「ときどきは外食」など、日々の小さな贅沢やごほうびを励みにして、長い目で貯金への熱意が持ち続けられるよう工夫しましょう。
細く長く続けたい貯金にガマンや無理は禁物
貯金はどんな方法をとるにしろ、コツコツと積み重ねて長く続けることが必要です。「買うのを我慢する」「できる限り節約する」など、どうしても欲求を抑えることをイメージしがちですが、確実に成功するコツは、過度のガマンや無理をしないことではないでしょうか? そして自分の性格や生活に合った方法を選んで簡単に楽しく貯金に励みましょう。
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監修:森本 由紀さん
ファイナンシャルプランナー・行政書士・離婚カウンセラー。Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、女性がお金に困らないマインド作りから生活設計までアドバイスしています。
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。