楽天銀行口座の開設方法や手数料をわかりやすく解説。利用するほどお得になる理由とは?
子ども名義の銀行口座はいつから作れる?口座開設からおすすめの活用法まで
子ども名義の銀行口座は0歳から作れます。ネット銀行は家から口座開設手続きできるのがメリットです。普通預金はいつでも引き出せる安心感がある一方、金利が低くて増えません。教育費は複数の方法で貯めることをおすすめします。
子ども名義の銀行口座はいつから作れる?
子ども名義の銀行口座の作り方
0歳から銀行口座を開設できるといっても、本人は手続きできないため、親権者が子どもに代わって手続きをすることになります。銀行窓口とネット銀行で方法が異なるため、それぞれの作り方を見ていきましょう。
・銀行窓口
銀行窓口に直接おもむいて、口座開設手続きをする方法です。申込みの際には窓口に子どもを連れて行かなくても構いません。当日中に口座を開設でき、その場で通帳が手に入るのがメリットです。キャッシュカードは後日郵送で送られてきます。
窓口での手続き時間を短縮するため、申込用紙をあらかじめ郵送で受け取れるサービスや、Webサイトからダウンロードできるサービスがあります。銀行によっては来店予約ができるため、行く時間が決まったら予約していくとよいでしょう。
実店舗で口座開設をするときには、印鑑と本人確認書類が必要です。
◯印鑑
子ども用の印鑑がなければ、親が使っている印鑑でも構いません。ただし、将来的に子どもに通帳と印鑑を渡すことになったら、親と共用では不便が生じます。銀行口座を作るために、新しく子ども用の印鑑を作るのもいいかもしれません。なお、シャチハタのようなゴム製の印鑑はNGです。
◯本人確認書類
子どもの名前が書かれた健康保険証や母子手帳、住民票が必要です。これに加えて、口座開設手続きをする親権者の運転免許証やマイナンバーカードも求められます。利用できる本人確認書類は銀行によって異なるため、作りたい銀行のウェブサイトで確認しておくことをおすすめします。
・ネット銀行
ネット銀行なら在宅で口座を開設できます。スマホやパソコンで必要事項を入力するだけのため、夜間や休日でも申し込めるのが大きなメリット。子どもが寝ている間にさっと手続きを済ませることができます。
本人確認書類は郵送するか、スマホやパソコンで画像をアップロードします。申込完了後、数日でID・パスワードが郵送されるので、指示に従ってログインしましょう。キャッシュカードはID・パスワードとは別便で届きます。
ここからは楽天銀行を例に、口座開設までの流れを説明します。楽天銀行では12歳以下の子どもが口座開設をするときには親権者が代理で手続きできます。
1. 必要項目を入力
氏名、生年月日、電話番号、住所などを入力します。子どもの情報を入れたあと、親権者情報の欄に申込者(親)の情報を入力します。
2. キャッシュカードを選択
本来はデビット機能付きキャッシュカードやクレジット機能付きキャッシュカードから選べますが、作れる年齢に達していない子どもはキャッシュカード機能のみのカードになります。
3. 本人確認書類を選択
子どもの本人確認書類と、親権者の本人確認書類の両方が必要です。提出できる書類の種類を選び「スマホアプリで送付」「郵送で送付」のいずれかを選びます。アプリの場合は本人確認書類の写真を撮り、アップロードすればOKです。郵送の場合は封筒が届くため、それに必要書類の原本あるいはコピーを入れて送付します。
4. 反社会的勢力に関する表明・確約
最後に、反社会勢力に関する条項に同意して確認に進み、申込みを完了させます。
5. 初期設定ガイドが届く
口座開設が完了すると、IDとパスワードが書かれた「Thank youレター初期設定ガイド」が簡易書留で届きます。スマホアプリで本人確認書類を送信した場合は、2日~2週間で利用開始できます。
6. キャッシュカードが届く
キャッシュカードは申込みから3営業日で発送されます。転送不要の簡易書留で届くため、転居届を出している場合でも、現在住んでいる住所を確実に書くようにしましょう。
子ども口座の活用法
とりあえず子ども口座を作ったけれど、使いみちがわからないという人もいるかもしれません。子ども口座はどう使えばいいのでしょう?
・出生体重預金
口座開設記念に、赤ちゃんが生まれたときの体重と同じ金額を入金する預金のことです。たとえば3,000gで生まれた赤ちゃんなら、3,000円を入金します。振り込みなら振り込み名義人を変更できるため、体重なら「weight」、誕生日なら「birthday」というように内容に合わせた記録を残せます。
・お祝い金を入金
出産祝いやお年玉など、子どもがもらったお金を入れておくのに使うのもよいでしょう。ちなみに、10年以上口座を使わずにいると休眠口座となりATMで簡単に引き出せなくなってしまいます。出産祝いを入れただけで長年放置することのないよう注意しましょう。
・児童手当を積み立てる
中学校修了までの子どもに1万円あるいは1万5千円が支給される児童手当。これだけでも積み立てておけばまとまった金額になります。ただし、児童手当は児童を養育している人の口座に入金されるため、直接子ども名義の口座に入金してもらうことはできません。いったん親が受け取って、子どもの口座に振り込む形になります。
参照元:内閣府 児童手当Q&A
普通預金のメリット・デメリット
子どものためのお金を貯めるにあたって、普通預金にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
【メリット】
・いつでも引き出せる
普通預金はいつでも引き出せるので、万が一の出費のときにも利用できます。キャッシュカードがあればコンビニATMなどですぐ現金が引き出せます。
・元本割れの心配がない
投資商品と違って元本割れの心配がないのも銀行預金のメリット。銀行が破綻した場合でも、ペイオフで元本1,000万円までとその利息は保護されます。
【デメリット】
・金利が低い
2021年7月現在、大手銀行の普通預金の金利は0.001%です。お金を預けていてもほとんど増えません。
・ついつい使ってしまうことも
普通預金はいつでも引き出せるメリットがある一方、ついつい引き出して使ってしまうことがあります。子ども名義の口座は教育費など目的を決めて、それ以外では出金しないように決めるのもよいでしょう。あえてキャッシュカードを作らないのもひとつの方法です。
普通預金以外で教育費を貯めるには
教育費を貯めるのに普通預金もひとつの方法ではありますが、金利が低すぎるという問題点があります。すべてを普通預金で貯めるのではなく、他の方法を併用するとよいでしょう。
・定期預金
普通預金よりは金利が高いとはいえ、お金を増やす目的ではおすすめできません。定期預金で期待できるのは、普通預金と比べてお金を引き出しにくいため、お金を貯めておけるという効果です。金融機関によっては、一定額以上定期預金をすると景品がもらえたり、抽選でプレゼントがもらえたりするなどの特典もあります。
・学資保険
学資保険は子どもの高校入学や大学入学のタイミングで祝金、満期保険金が受け取れる保険商品です。早いものであれば子どもの妊娠中から加入できます。途中で契約者(親)が死亡するなど万が一のことがあったときには、その後の保険料の支払いが免除されます。加入者を対象にした子育て相談ダイヤルを設置している保険会社もあり、子育て全般に役立ちます。
・その他の保険
学資保険に限らず、低解約返戻金型終身保険や個人年金保険などの保険を活用する方法です。保険金が受け取れる時期を大学入学のタイミングに合わせることで、教育費用として利用できます。子どもがいなくても加入できるため、将来子どもを持つかどうかわからない状態でも加入できます。将来に向かってとりあえず貯めておきたいという人におすすめです。
・NISA、つみたてNISA
NISAは投資商品の値上がり益と配当益が非課税になる制度です。子ども名義で口座が作れるジュニアNISAは残念ながら2023年末の廃止が決まっています。
この代わりに活用できるのがつみたてNISAです。口座が開設できるのは日本に住む20歳以上の人のため、子ども名義の口座は作れませんが、親名義の口座で子ども用のつみたてをすることが可能です。長期の積立、分散投資に適した投資信託があらかじめピックアップされているため、投資初心者にもはじめやすいのが特徴。年間40万円までの投資から得られる利益が非課税になります。
一方、NISAは年間の上限が120万円で株式も購入できます。高配当株を購入し、配当を貯める使い方も可能です。子育てに役立つ優待株を保有するのもよいでしょう。
教育費のつみたてはコツコツと
子どもの教育費を貯めるには、早いうちからコツコツ積み立てることが重要です。たとえば10年間で月に1万円ずつ貯めると120万円ですが、18年間で月に1万円ずつ貯めれば216万円になります。ただし、貯蓄を意識しすぎるあまり、普段の生活が厳しくなってしまっては意味がありません。無理のない範囲で積み立てていくとよいでしょう。
楽天銀行なら近くのコンビニATMから入出金が可能。サービスの利用回数や預金残高によって他行あての振込手数料が無料になる特典もあります。また、同行間振込手数料が無料なため、親が楽天銀行に口座を持っていれば子どもへの振り込みも無料。家にいながら手続きできるのもネット銀行の強みです。
2021年現在、子どもの新規口座開設で条件を満たすと1,000円のお祝い金をプレゼントするキャンペーンを実施しています。こちらのページから申込みが可能なため、子ども名義の口座を開設しようと考えている方はぜひチェックしてみてください。
このテーマに関する気になるポイント!
- 子ども名義の銀行口座はいつから作れる?
一部の銀行を除いて0歳から開設できます。銀行窓口での開設では印鑑と本人確認書類(子ども、親権者の両方)が必要です。ネット銀行であれば家にいながら印鑑不要で口座が開設できます。 - 子どもの教育費を貯めるには?
預金だけでも構いませんが、預金は金利が低く、ほとんど増えないのが欠点。学資保険やつみたてNISAなど、複数の方法を組み合わせると良いでしょう。
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