断れないで困っている人へ例文紹介!相手に不快感を与えない上手な断り方とは?

リリース日:2021/11/04 更新日:2021/11/04

仕事でもプライベートでも,相手から頼まれると断れないという人も少なくありません。断れない人には様々な理由がありますが,相手の気持ちに配慮した上手な断り方で,不快感を与えず良好な人間関係を維持することが大切です。

断れないで困っている人必見!相手に不快感を与えない上手な断り方とは?
  1. 断れない人ってどんな人
  2. 断れない人の心理状態は?
  3. 断れないとどうなる?
  4. シーンごとの上手な断り方
  5. 上手な断り方で良好な人間関係を維持しましょう!

断れない人ってどんな人

断れない人ってどんな人

何か頼みごとをされたとき、自分にとって都合が悪いのにも関わらず引き受けてしまう人が「断れない人」です。例えばこんなケースはありませんか?

 

●気が乗らない食事や飲み会に誘われても、なんとか予定を調整し参加してしまう
●帰宅後にやりたいことがあっても、仕事を頼まれると残業してしまう
●物やお金を貸してほしいと困った様子で頼まれると承諾してしまう

 

頼みごとを断れない人には、以下のような特徴が考えられます。

 

・特徴1 人の役に立ちたいと思っている
「ほかの人の役に立ちたい、喜んでもらいたい」という気持ちが強い人は、人の頼みごとを断れない傾向が強いです。「引き受ければ、目の前で困っている人が助かる」「自分が引き受けることで問題が解決する」と考えると、多少無茶な頼みごとであっても断りづらくなってしまいます。

 

また、こうした人は相手からも頼られやすい傾向にあります。責任感が強いので、相手からの頼みごとにも全力で取り組みます。そのため「真面目だから何でもやってくれる」と思われやすく、どんどん頼まれごとが増えてしまうのです。

 

・特徴2 人に甘えたり頼ったりできない
相手からの頼みごとをなかなか断れないという人は、逆に自分が誰かに頼みごとをするのは苦手なことが多いです。日常的に他人から頼みごとを受ける機会が多く、それに困っている人は「自分が他人に頼ってしまうと、相手にも嫌な思いをさせてしまうかもしれない」と考えてしまうためです。

 

こうした思いが蓄積すると、何かと我慢してしまう場面が多くなり、次第にストレスが溜まって心身に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

 

・特徴3 自分の意見を言うことが苦手
はっきりと断れないのは、気が弱い性格が原因のこともあります。特に立場が上である仕事の上司や先輩社員から頼まれると、それが理不尽だったり間違っていたりしても指摘ができません。こうした性格から、周りから面倒ごとを押し付けられてしまう人もいます。

 

・特徴4 もめごとが嫌いで優しい
相手の気持ちを思いやる気持ちから、人の頼みごとも快く引き受けてしまう人もいます。「自分が助けてあげないと」「断って嫌な思いをさせたくない」と思ってしまうのでしょう。自分よりも相手の気持ちや都合を優先してなんでも引き受けるので、度が過ぎると都合良く頼られる存在になってしまいかねません。

断れない人の心理状態は?

断れない人の心理状態は?

断れない人は、なぜ断ることができないのでしょうか。断れない人の心理状態は以下のようになっていると考えられます。

 

1. 自分の立場を考えてやむを得ず
一家の大黒柱である父親という立場や、職場や仲間内でのリーダーという立場など、自分が置かれている立場上断ることができないという機会は多々あります。また、仕事の上司や先輩、交際相手から頼まれると、どうしても断れないという人も少なくありません。

 

社会的な立場から、やりたくなくてもやむを得ないと諦めて引き受けているケースが考えられます。

 

2. 誰かに仕事ぶりを認めてほしい
責任感や承認欲求の強い人に多い心理状態です。職場やチームの役に立ちたい、それを感謝されるのが嬉しいという思いから、仕事を肩代わりしたり新しい仕事を引き受けたりします。

 

頼りがいのある人ではありますが、自己犠牲が心身に負担をかけてしまっていることも珍しくありません。

 

3. 人から嫌われたくない
頼みごとをする人から嫌われたくないために断れないというのも典型的な心理状態です。断ることで相手に嫌な思いをさせ、関係性が崩れるのではという不安を常に抱いています

 

他人への依存度が高ければ高いほど、良い関係性を継続できるなら自分が犠牲になろうという心理が働きます。

断れないとどうなる?

断れないとどうなる?

人からの頼みごとを断れず、何でも引き受けてしまうことで、どのような悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか。頼みごとを断れないことで引き起こすデメリットを解説します。

 

・自分の大切なモノや時間を失ってしまう
人からのお願いが断れず、何でも引き受けてしまうことで、自分の仕事や趣味などに費やす時間が削られてしまいます。また、お金や物品を貸したり与えたりすることで、自分の大切な財産を手放すことになってしまうかもしれません。

 

自己犠牲によって、自分の大切なモノや時間を失ってしまうという点は大きなデメリットです。

 

・人から都合良く扱われてしまう
人からの頼みごとを何でも引き受けてしまうと、「この人はどんな頼みでも聞いてくれる」というイメージを持たれてしまいます

 

良い意味では「頼りになる人」「助けてくれる人」ですが、反対に「お人好し」「都合の良い人」と見なされる可能性もあります。そこから職場や仲間内でのイジメに発展してしまうかもしれません。

 

・ストレスが溜まり病気になるリスクも
本当はしたくないのに、頼みごとを断れず引き受け続けることで精神的なストレスが徐々に蓄積されていきます。ストレスが溜まると、疲れがとれにくくなって病気やケガを引き起こしやすくなり、うつ病や自律神経失調症などの精神疾患を患うリスクも高くなるでしょう。

シーンごとの上手な断り方

シーンごとの上手な断り方

そうはいっても、性格上なかなか断ることが難しいという人も多いでしょう。そんな人に向けて、相手を不快な気持ちにさせないような上手な断り方を、シーン別に例文とともにご紹介します。

 

●友人や知人への断り方
友人や知人など、比較的関係性の近い人への断り方のポイントは、以下の3点です。

 

ポイント1 感謝の気持ちを伝える
頼ってくれたことや、誘ってくれたことへの感謝の気持ちを真っ直ぐに伝えることが重要です。自分を必要としてくれた相手の気持ちに、しっかりと応えましょう。

 

(例)
「誘ってくれてありがとう!」
「頼りにしてくれて感謝しています!」

 

ポイント2 残念な気持ちを伝える
感謝の気持ちと同等に、相手の意に沿えず残念な気持ちをしっかりと伝えることが大事です。そうすることで、断りだけの冷たい印象を相手に与えずにすみます。

 

(例)
「行きたかったので、とても残念なんだけど」
「頼りにしてくれているところ、本当に申し訳ないのだけど」

 

ポイント3 代替案を提示する
単なる断りだけでは、相手に不快な印象を与えるかもしれません。そんなときは、断りの文句とともに代わりになる案も提示するようにしましょう。相手への気遣いを忘れないことが大切です。

 

(例)
「その日は無理なんだけど、こっちの日はどう?」
「私が担当するのは難しいけど、代わりに〇〇さんはどう?」

 

●ビジネスシーンでの断り方
職場や取引先など、関係性の薄いビジネスシーンにおける断り方のポイントは、以下の3点になります。

 

ポイント1 断るときはできるだけ早めに
仕事の依頼や頼みごとをどうしても断らないといけない場合は、できるだけ早めに対応しましょう。ビジネスにおいては、それが相手への心遣いにつながります。

 

相手の立場で考えると、頼みごとを断られてしまった場合、別の人に依頼するか、スケジュール調整をしなければなりません。無理な場合はできるだけ早めに回答することで、相手の負担を軽減させることができます。

 

(例)
「すみません、今引き受けるのは難しいです」
「せっかくのお誘いですが、今の自分には手に負えません」

 

ポイント2 自身の状況を開示する
他の仕事との兼ね合いから、スケジュール的にどうしてもできない場合もあります。そのときは、自分の状況を簡潔に伝え、断らざるを得ない状況を理解してもらうことも大切です。

 

今すぐは無理でも数時間後なら可能であれば、それをしっかり相手に伝えましょう。そうすれば頼みごとの期限を調整してくれるかもしれません。

 

また、自分が手一杯の仕事を担っている場合、自分の状況を開示することで、上司や先輩の協力を得られることもあるでしょう。チーム内の優先順位によっては、自分が抱えている負担が軽減されるかもしれません。

 

(例)
「今の作業が午前中には終わるので、午後からでも良いですか?」
「3つの案件を同時に抱えているので、今は時間が確保できません」

 

ポイント3 事前に打ち合わせをしておく
頼みごとを断るのは、自分にとっても相手にとっても、良い気持ちはしないものです。そうならないためにも、事前の打ち合わせでお互いの事情を把握しておくことが良いでしょう。

 

事前に打ち合わせをしておけば、部下の立場なら上司がどういった指示や依頼を出してきそうか察知し、あらかじめ準備することができます。また、上司の立場なら部下がどういう状況に置かれているかを把握し、無理な頼みごとは控えようとするでしょう。

 

ビジネスは「報・連・相」が大切です。普段からしっかりとコミュニケーションが図れていれば、急な頼みごとによってお互いが不快に感じるような事態を避けることができるでしょう。

相手を思いやる気持ちが伝わると、受ける印象はずいぶん違うものよね!上手く活用したいわ

上手な断り方で良好な人間関係を維持しましょう!

上手な断り方で良好な人間関係を維持しましょう!

普段から断ってばかりだと、信頼を失ってしまうことにもなりかねないため、頼みごとや依頼・誘いについては、可能な限り受けたいものです。しかし、断るべきときに断ることは決して悪いことではありません。

 

そうはいっても、断るのが得意という人はいないでしょう。断る際に大切なのは相手への配慮です。相手に敬意を払い、好意や期待を裏切らないためにも、上手な断り方で良好な人間関係を維持しましょう。

 

断らなければならないときに断れる環境を整えるには、日頃からのコミュニケーションも大事です。一緒にお茶やランチをすることで、普段から気持ちを伝えやすい関係性を築きましょう。支払いは楽天ポイントが貯まってお得な楽天カードがおすすめです。

このテーマに関する気になるポイント!

  1. 断れない人はどんな人ですか?
    真面目な人、人に頼ることができない人、気弱で受け身な人などです。

  2. 断れないことで、どのような弊害がありますか?
    自分の大切なモノや時間を失ってしまう、人から都合良く扱われてしまう、ストレスが溜まり病気やケガを引き起こしてしまうことが考えられます。

  3. 上手に断るためのポイントは何ですか?
    仕事やプライベートに関わらず、相手に配慮の気持ちを示すことが大切です。
  • 世良真貴男さん

    あらゆる不安を安心に変えるリスクコンサルタント。年間200組以上を担当し、顧客の資産を最善化するカウンセリングを行っている。

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世良真貴男
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)/リスク・コンサルタント/相続診断士(相続診断士協会)
世良真貴男

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

あらゆる不安を安心に変えるリスクコンサルタント。年間200組以上を担当し、顧客の資産を最善化するカウンセリングを行っている。

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