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貧困女子のリアル。負のスパイラルに陥らないためにできること
近頃話題になることが増えてきた「貧困女子」。厳しい経済状況にある、おもに単身の女性のことを指します。ここでは、貧困女子の一般的な特徴を説明し、貧困女子の状態から抜け出すためのヒントを紹介します。
貧困女子とは
まずは、貧困女子の意味や具体的な特徴について解説します。
・働いてはいるものの生活に困窮している女性
貧困女子とは、働いてはいるものの経済的に厳しい状況で生活している、主に単身の女性のこと。働いているにもかかわらず十分な収入がないことに焦点を当てた造語です。近年ではテレビやネットニュースなどでも取り上げられるようになり、少しずつ認知されています。
貧困女子と括られる女性の中には、仕事をしていない人もいますが、たとえ働いていたとしても、十分な生活ができないケースも珍しくありません。単純に仕事があるかないかということではなく、給与水準の低さと社会保険料や税負担などが重なった貧困状態を意味します。
・固定費の割合が多い状態
貧困女子と呼ばれる人の中には、固定費と収入のバランスが偏っている人がいます。固定費とは、毎月決まった金額の支出が発生する項目のことで、家計を考える上での基本です。一般的な固定費とは以下の支出項目を指します。
●電気代
●ガス代
●水道代
●家賃(賃貸の場合)
●保険(生命保険など)
●通信費(スマホやパソコンなど)
他にも、車を所有している場合は、駐車場代なども固定費になります。
こういった固定費が高いと、現在の給与では貯金ができないばかりか、食費や交通費の捻出にさえ困ることになってしまいます。
・頼れる人が少ない状況
突発的な支出が発生したり仕事を辞めてしまった場合、物心両面で支えてくれるのが家族・友人・恋人など。しかし、貧困女子と呼ばれる人の場合は、社会的に孤立していて頼れる人がほとんどいない状態にあることも少なくありません。
頼れる人が少ない状況では、どのように生活を立て直せばよいかわからないだけでなく、精神的にも不安定になってしまいます。
・精神的にも身体的にも不調気味
前段の項目と関連していますが、貧困女子の多くは精神的・身体的な不調に悩まされていると言います。
頼れる人が少ないと精神的に追い詰められられてしまう可能性が考えられるのと同時に、貯金・収入が極めて少なく、ストレス発散もままならないためです。人は強いストレスの下に置かれると、自律神経失調症やうつ状態、不安による寝不足、胃炎など、さまざまな不調に見舞われやすくなります。
・周囲から見て貧困とは感じられないケースもある
貧困女子の中には、周囲からは生活に困窮しているようには見えないケースもあります。貯金もできて余暇を楽しんでいる女性と、一見何も変わらない生活を送っているように見える人もいます。
見た目で判断がしにくいのは、貧困女子の多くが仕事に就いていて収入を確保しているためです。いわゆるワーキングプアの状態で貯金や食費にお金を回せない人でも、最低限の身なりを整えるための化粧品や服の購入はできるため、職場で特に目立つことはありません。
貧困女子の現状
貧困女子の現状については、近年少しずつネットメディアやSNSなどで情報発信されるようになっています。そこでここでは、現状の一部をまとめて紹介します。
貧困女子というと、単純に資格や専門技能がないといったイメージでとらえられることが多いかもしれません。しかし実際は、大学院を修了し博士号を取得してもフルタイムの仕事に就けないケースもあります。高学歴のワーキングプアも存在するのが現実です。
大手企業の正社員として働いていたとしても、一度出産・育児や介護などのために退職すると、大手企業に再就職するのは容易ではありません。それを機に貧困女子になってしまうケースもあります。
このように自身のスキルや努力だけでは、貧困から脱するのが難しいこともあるのが現状です。
負のスパイラルに陥らないためにできること
負のスパイラルに陥らないためには、固定費の見直しによる貯金のほかに、資格や技能の取得、給与アップができる会社への転職、あるいは育児・出産で休職できる会社のピックアップなど、さまざまな対策を講じる必要があります。
自身の努力だけではどうにもならない場合に備え、あらかじめ公的な支援制度や自治体・NPO法人の相談窓口も調べておくことが望ましいでしょう。公的支援制度には、生活保護、母子家庭の住宅手当、失業手当など以外にも数々の制度があります。
身内や親しい知人がいる場合は、協力し合える環境作りに努めてみるのもよいでしょう。問題を1人で抱え込んでも、ストレスによって心身をむしばむだけで、有効な打開策を見いだせない可能性のほうが高くなります。ときには誰かに助けてもらうという姿勢も必要です。
まず、できることはすべてやってみることも大事です。たとえば、日々の買い物の際に、楽天ポイントカードでポイントを貯めてみてはいかがでしょうか。1ポイント1円相当の楽天ポイントは、お店での支払いにも使えます。ドラッグストア・飲食店・居酒屋・カフェなどで貯めることも使うこともできるので、意識すればポイントはどんどん貯まります。貯まったポイントは、いざというとき役に立つでしょう。
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