ミニマリストとは、必要最小限のものだけ生活をする人のことです。ミニマリストを目指せば出費が抑えられ、おのずと節約にもつながることでしょう。
しかし、それまで部屋が物で溢れていた人が急にミニマリストを目指しても、なかなか難しいでしょう。

「ミニマリスト主婦」としてSNSで人気のライター村田エミさんは、モノを整理する時に保留にするはなく「残す」か「手放す」の二択で考えるといいます。手放した後で必要だったものは買い直すそうです。こうした行為お金を無駄にしたようにも感じますが、片付けの学びが得られたと前向きに考え、経験を積み重ねることで買い直しや無駄買いも減らせるようになるといいます。

モノを「手放す」と決めた場合、村田さんの選択肢は「フリマアプリ」「買取サービス」か「身近な人間に譲る」「捨てる」のいずれかと言います。ブランド品や人気の本であれば、フリマアプリでも高値で、出品後比較的すぐ取引される傾向にあるようです。たとえば、一時的に必要な物やその時に人気の品物を短期間だけ所有してフリマアプリですぐに売れば、節約にも繋がります。

それでは実際に、筆者がフリマアプリで売ったものの一例を紹介します。

・文学賞受賞の本
持ち歩いて読んでいるうちに裏表紙に傷がついてしまい、そのことを書いて販売しましたがの7割定価ほどで売れました。人気の本は図書館でも数か月待ち、電子書籍の場合は嵩張らないものの他人に貸したり売ったりすることはできませんが、フリマアプリを利用し実質数百円で読むことができました。

・発売直後の漫画
新品を一読し、発売後1週間で出品しました。個人的な感覚ですが、フリマアプリの利用者層からか漫画はその他の本よりも高値で取引される傾向にあるようです。こちらは定価の9割で売れました。

・雑誌の切り抜き
好きなタレントの掲載部分だけを残して雑誌を処分する際、ついでにと他のタレントの掲載部分も切り抜いたものを出品。物によっては300P近く、かなりの量があったため2,000円～4,000円で売れました。複数のタレントを出品したので、それだけで1万円以上に。雑誌の片付けの労力が報われた気になりました。取引メッセージで最近ファンになったという方から喜んでもらえたのも嬉しかったです。

・子どもの受験の参考書
大体定価の4割、高いと2,500円程で売れました。もう使わないものなので、不用品も意外と取引されるのだと思いました。実際の受験からは数年経っていましたが、定番の単語カードなどは出品後すぐに売れました。

・子どもの携帯ゲーム機
限定カラーを購入していたため、20年前以上のものにも関わらず1万円で売れました。起動や充電の動作も確認し、それを商品説明に書いたのも安心して購入してもらえたのだと思います。また、ゲーム機は電源の入らない物でも「ジャンク品」と記載して700円ほどで売ることができました。一見ゴミ箱行きの品でも、需要のあるものなら販売できるのがフリマアプリの特長です。

・香水
有名ブランドの廃盤商品で、人気があったため使用済でも定価の9割で売れました。実際は海外の免税店で購入したものだったので、かなりお得に手放すことができました。

・ブランドバッグ
数回使用したものの形が使いづらく感じ出品。かなり昔のものですが状態が良かったため、1万円で売れました。別のバッグを買う時の足しになりました。

このように、フリマアプリは上手く利用すると家の中の不用品をお得に処分することができます。商品写真をキレイに撮ることや説明文を工夫することも早く売れる方法の一つ。やる気と時間のある時にまとめて出品し、じわじわと売れていく様子を見ているのも楽しみの1つです。

スマホを使って、実際のフリマアプリでの商品の出品方法を解説します。

1. 商品を撮影
2. アプリを起動して「出品」をタップ
3. 商品画像、商品名や説明、商品状態などを入力
4. 内容を確認し「出品する」をタップ

商品画像は明るい場所で撮るか、明るく鮮明な画像に加工すると好まれます。画像の加工はアプリの機能からも可能です。破損や汚れがある場合はその部分も写真を撮り、説明に記載しましょう。買取ショップでは値段がつかないものも、フリマアプリでは売ることができます。

また、各種フリマアプリにはブラウザ版もありますが、機能が制限されてしまう場合もあります。取引メッセージのやりとりや発送通知など、都度対応が必要になるものもあるのでスマホアプリの通知をオンにして利用するのがおすすめです。
送料設定は「着払い」と「送料込」が選べますが「送料込」での出品が圧倒的に多く、好まれる傾向にあるようです。送料分の金額を加味した値段設定をしましょう。

フリマアプリの特長として「値段交渉」があります。商品ページのコメント欄でユーザーから質問が投稿されることがありますが、そこで値下げを求められることがあるのです。値下げの対応は義務ではないので、断ることもできます。また、値下げ不可の場合はその旨を商品説明に記載している方も見られます。

実際に商品が売れたあとは、以下の手順で取引を進めます。

1. 商品を梱包する
2. 商品を発送する
3. 購入者に発送通知を送る
4. 購入者からの受け取り連絡（評価）のあと、購入者を評価する
5. 売上金の反映を確認し、取引完了

フリマアプリでは、出品者と購入者が相互に評価をしあい、そのポイントを積み重ねることで次の購入者・出品者がプロフィール画面での信頼度を確認することができます。問題なく取引が終えられたら、お礼のコメントを付けると良いでしょう。また、売上金は評価終了後に即時反映されるのも嬉しいポイントです。

商品の梱包は自分でする必要がありますが、フリマアプリの提供する配送サービスを利用すれば宛名ラベルはコンビニや郵便局でアプリに表示されるQRコードをかざして印字、シールを貼ってレジや専用ポスト、窓口に持っていくだけで発送可能です。配送サービスでは匿名配送も選べるので、プライバシーを気にする場合も安心して利用できます。

フリマアプリで商品を売っても、売上がそのまま貰えるわけではありません。ラクマの場合、出品時の手数料は無料ですが商品が売れた時の販売手数料は商品代金の6.0％です。メルカリの販売手数料は10％なので、フリマアプリの中では比較的安い手数料と言えるでしょう。また、売上金を銀行口座に振り込み申請する際も手数料がかかるので注意が必要です。

いかがでしたでしょうか。物を捨てる考え方のコツやフリマアプリの使い方、実際に売れたものについてまとめました。意外なものが高値で売れることがあるフリマアプリ。自分のもの以外に家族の持ち物でも、使われておらず売れそうなものがあれば許可を取って出品してみるのも一つの方法です。売れた時の喜びも家族で共有することができます。この機会にフリマアプリデビューを目指してみてはいかがでしょうか。

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1. ミニマリストとは？
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