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日本人の平均身長・体重は?男性・女性の子供から成人までの年齢別一覧と解説
自分の身長が、平均と比べてどの程度大きいのか小さいのか、考えたことはあるでしょうか。何となくイメージはあっても、なかなか平均身長を正確に答えられる人は少ないでしょう。平均身長と平均体重から見えてくる日本人女性を取り巻く問題について、また小学生の平均体重から子供の肥満についてもまとめました。
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日本人の平均身長
総務省は日本人の男性、女性の年齢別平均身長を公表しています。まずは年齢別に、日本人男女それぞれの身長の変化を見てみましょう。
日本人女性の平均身長
ここでは、 日本人女性の1~49歳までの平均身長を確認してみましょう。
年齢 | 平均身長 |
---|---|
1歳 | 76.6cm |
5歳 | 107.5cm |
10歳 | 138.7cm |
12歳 | 150.9cm |
14歳 | 155.5cm |
18歳 | 156.0cm |
20歳 | 158.6cm |
24歳 | 155.9cm |
26~29歳 | 157.9cm |
30~39歳 | 158.2cm |
40~49歳 | 158.1cm |
日本人女性の1~49歳までの平均身長は、14歳頃までの間に大きく伸びています。その後、24歳あたりで少し縮むものの、39歳頃までゆるやかに伸びていくようです。なお、平均身長が158.6cmと最も高くなるのは20歳頃となっています。
日本人男性の平均身長
次に、日本人男性の1~49歳までの平均身長を確認してみましょう。
年齢 | 平均身長 |
---|---|
1歳 | 79.6cm |
5歳 | 110.5cm |
10歳 | 138.1cm |
12歳 | 148.0cm |
14歳 | 166.8cm |
18歳 | 171.1cm |
20歳 | 170.2cm |
24歳 | 172.7cm |
26~29歳 | 171.8cm |
30~39歳 | 171.5cm |
40~49歳 | 171.5cm |
日本人男性の1~49歳までの平均身長は、18歳までの期間に大きく伸びていることがわかります。18歳以降の平均身長に大きな変化はありません。女性の平均身長のピークが20歳頃なのに対し、男性は24歳頃が最も高く172.7cmとなっています。
日本人における男女の身長差
このように、赤ちゃんや子供の時期に男女の身長差はあまり感じられないでしょう。男女の身長差が大きくなるのは14歳前後となっており、この頃から男性の身長が大きく伸び始める傾向にあります。また、男女とも身長は20歳前後でほとんど横ばいとなっています。
人生で身長が大きく伸びるタイミングは2度あるといわれています。1度目は生まれた直後。そして2度目が、生まれてからおよそ10年後にやってくる成長期です。女性は11歳前後、男性は13歳前後に成長期が来て、1年間で10cm以上伸びる場合もあります。数年間続く成長期は、将来の身長が決定される時期ともいえるでしょう。
伸び盛りの時期に大切なのは、たんぱく質が豊富なバランスの良い食事といわれています。骨というとカルシウムのイメージがあるかもしれませんが、カルシウムは骨を強くするもの。骨を伸ばすためには、たんぱく質の役割が不可欠です。
また成長ホルモンの分泌を促すために必要なのは毎日8時間程度の睡眠です。この時期の子供たちは、ダイエットに関心を持ち始めたり、塾やスポーツに打ち込んだりと、生活が乱れがちになる場合があります。将来の身長を左右するこの時期の子供には成長できる環境を整えてあげると良いでしょう。
日本人の平均体重
平均身長よりも平均体重の方が気になるという方も多いのではないでしょうか。まずは年齢別に、日本人男女それぞれの体重の変化を見てみましょう。
日本人女性の平均体重
ここでは、日本人女性の1~49歳までの平均体重を確認してみましょう。
年齢 | 平均体重 |
---|---|
1歳 | 9.7kg |
5歳 | 17.7kg |
10歳 | 32.2kg |
12歳 | 41.9kg |
14歳 | 48.4kg |
18歳 | 49.6kg |
20歳 | 49.0kg |
24歳 | 49.2kg |
26~29歳 | 53.4kg |
30~39歳 | 54.3kg |
40~49歳 | 55.6kg |
日本人女性の1~49歳までの平均体重は、1~14歳頃まで増加し続けて、その後はほぼ横ばいとなり、26歳頃から再び増加しています。
なお、18歳以降はあまり身長に変化がないとともに、体重の変化も比較的緩やかになるでしょう。
日本人男性の平均体重
次に、日本人男性の1~49歳までの平均体重を確認してみましょう。
年齢 | 平均体重 |
---|---|
1歳 | 10.3kg |
5歳 | 18.2kg |
10歳 | 33.9kg |
12歳 | 41.3kg |
14歳 | 56.1kg |
18歳 | 61.2kg |
20歳 | 57.0kg |
24歳 | 68.6kg |
26~29歳 | 70.4kg |
30~39歳 | 70.0kg |
40~49歳 | 72.8kg |
日本人男性の1~49歳までの平均体重は、18歳頃まで増加し続けて、20歳頃に減少するものの、24歳頃から再び増加してる様子が確認できるでしょう。そして26歳以降は、それほど大きな変化もなく、ほぼ横ばいです。
なお、男性はあまり身長に変化がない18歳以降にも、体重は大きく変化していることがうかがえます。
BMIの計算方法とは
平均体重よりも肥満度を表す指標として適当なのはBMI(Body Mass Index)でしょう。BMIは国際的に用いられている体格指数で、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められます。日本では22前後が統計的に病気になりにくい適正体重といわれています。上記のデータをもとに20歳女性の平均体重と平均身長から計算すると、BMIは19.48でした。この年齢では適正体重よりも痩せている女性が多いことが推測されます。
一般的にBMIは18.5未満で低体重(痩せ)、25以上で肥満と判断されます。ただし、BMIはあくまで身長と体重で計算した数値であり、同じ体重であっても筋肉量や内臓脂肪は考慮されていません。
昨今は筋トレで筋肉をつけたメリハリがある体が健康的で美しいという考えもあり、健康面では良い傾向といえるでしょう。
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日本人女性の平均体重が減少していることによる影響
長期的に成長してきた日本人の体格ですが、ここ数年で平均身長が縮んできています。1978~79年生まれの平均身長は、男性が171.5cm、女性は158.5cmです。しかし、これをピークとして平均身長は低下していて、2014年に生まれた子供が成人になったときの平均身長は、1978~79年生まれの人より男性で1.5cm、女性で0.6cm低くなるというような予測もあります。
原因のひとつとして、低出生体重児(2,500g未満で生まれる小さな赤ちゃん)が増えてきていることが考えられます。1980年は低出生体重児が増え始めた年です。1970年代後半に5.1%だった低出生体重児の割合は、2019年には9.4%とおよそ2倍となっています。
日本人の女性は痩せ気味といわれており、これは妊婦さんにも同じことがいえるでしょう。
産婦人科では妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になるリスクを減らすために、体重を増やしすぎないような指導を行うことがありますが、必要以上に体重増加を抑えてしまうと、早産のリスクや、赤ちゃんに十分な栄養が届けられなくなる可能性もあるといわれています。
妊娠中に増加した体重は、授乳などにより元に戻ることが多いとされていますが、妊娠中に赤ちゃんに与えておくべき栄養を後から与えることは困難です。妊娠中の体重増加が気になるという人も、医師の指導に従い、赤ちゃんに与えるべき栄養分はしっかり摂るようにしましょう。
子供の肥満を正確に知る
自分の子供が肥満状態にあるのではないか、という疑問を抱えたことがある方もいるかもしれません。食生活に気をつけることは大事ですが、食事制限を始める前に身長と体重から肥満度を確認しましょう。
子供の肥満度は、上で紹介したBMIではわかりません。そのため、標準体重から肥満度を計算する方法を使いましょう。
標準体重=(身長(cm)-100)×0.9
「肥満度」(%)=(実測体重 (kg)-標準体重(kg))÷標準体重(kg)×100
この計算で肥満度の数値が15%を超えた場合は、普段の食生活から見直しましょう。
このテーマに関する気になるポイント!
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平均身長、平均体重はどこが発表している?
総務省が発表しています。
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男女の身長差が大きくなるのは?
14歳前後とされています。
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身長を伸ばすのに大切なことは?
たんぱく質豊富なバランスの良い食事と、毎日8時間程度の睡眠が効果的といわれています。
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日本人の平均身長が縮んでいる原因は?
低出生体重児が増えてきていることが原因のひとつとされています。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
たしかに!例えば、同じ身長体重でも脂肪が多い人と筋肉が多い人では、見た目も違ってくるわよね。体型の差も考えると一概には言えないわ