金利100%の時代も?消費者金融の昔と今

リリース日:2017/09/25 更新日:2018/06/13

サラ金とも呼ばれる消費者金融は1960年頃に誕生したと言われています。今と比べると、昔は驚くほどの高金利による貸し付けが行われていました。最近では過払い金請求が盛んに行われています。消費者金融の昔と今を見てみましょう。

金利100%の時代があった?

1970年頃には「サラリーマン金融」を略した「サラ金」という呼称が定着しました。当時は金利が年100%を超える消費者金融も少なくありませんでした。ドラマで見るような過激な取り立ても行われており、「サラ金地獄」という言葉も登場。

「サラ金」という言葉に対するイメージが悪くなったことから、「消費者金融」という名称を推し進めるようになったと言われています。

現在は金利上限20%

いまとなっては金利100%と聞くと驚いてしまいますが、当時は違法ではありませんでした。1983年10月30日以前は、出資法による上限金利が年109.5%だったのです。

 

この上限は徐々に引き下げられ、2017年現在では年15~20%(借入額によって異なる)となっています。100%の時代と比べるとかなり良心的になったと感じられるかもしれません。しかし、100万円を借りたら1年後に115万円を返さなくてはならないので、十分高金利です。

過払い金って何?

CMなどで「過払い金」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。過払い金とは、消費者金融に払いすぎていた利息のことで、返還請求ができます。

 

以前は出資法の上限金利が年29.2%、利息制限法の上限金利が年15%~20%と、隔たりがありました。消費者金融は出資法の上限金利である年29.2%の利息を取っていましたが、本来消費者は年15%~20%の金利しか支払う必要がなかったのです。その差額が過払い金と呼ばれています。現在は出資法の改正により、グレーゾーン金利はなくなりました。

 

昔と比べるとだいぶクリーンになった消費者金融ですが、なるべくなら利用したくないものです。日ごろから計画的な貯蓄を行うようにしましょう。

宮島ムー
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)/宅地建物取引士
宮島ムー

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

関西に住む子育て中の主婦です。 お金や不動産に興味があり、日商簿記1級・FP2級・宅建などの資格を独学で取得しました。 記事ではなるべく専門用語を使わず、わかりやすく説明するよう心がけています。

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