歩いてポイントが貯められるサービスなどに、一部、登録しなくても利用できるものもありますが、誰にいくらポイントを付与しているのかを管理する観点などから、アカウントを登録せずにポイントを獲得するのは難しいです。アカウント情報がなければ、スマホの機種変更などの際、貯めたポイントのデータを引き継げないことも多いです。

個人を特定しない属性による消費データをマーケティングに活用することや、利用者に繰り返し対象の店舗を使ってもらいたいということがポイントが付与される目的でもあります。ポイントは自分の情報を売って得る対価だという捉え方もありますが、基本的には情報を入力せずに貯めることは難しい、あるいはまとまったお得をえるのは難しいと言えます。

一方で、カードを発行したり、銀行口座を開設したりと、なんらかのアクションをとって、その1回だけ付与されるポイントを追いかけるポイ活は、あきさんのおっしゃる通り、大変かと思います。
そう考えると、やはり、ポイントを貯めても貯めなくても行う、普段のお買い物などでの支払い方法を選別し、自動的・効率的にポイントが貯まる方法を研究するのが続けやすく、得られるポイントも多いと考えられます。

普段の生活のすべての支払いを特定の1枚のカードでの支払いに集約させ、決済によってポイントを貯める方法です。通常、クレジットカードは特定の店舗でのポイント還元が5％など高く、その他の店舗では0.5%など低くなるものが多いです。
年会費がかからず、どこで使っても1％以上のポイント還元が受けられるカードなどに日々の支払いを集約し、自動的に貯めるポイ活であれば、比較的取り組みやすいのではないでしょうか。
クレジットカードだと後払いになってしまうので家計が管理しづらい、使いすぎてしまうと心配な場合は、銀行口座から即時引き落とされるデビットカードや、先にお金をチャージした分だけが使えるプリペイドカードなどでもポイントが貯まるものがあります。相性のよい1枚を選んでみてください。

なお、特定の店舗で発行する、スタンプを押してくれるような紙のポイントカードは、10回利用で1回無料など、還元率に直すと約10％相当などの高還元率になることがあります。高い頻度で利用している特定の店舗があれば、そうしたポイントを貯めるのも良いかも知れません。ただ、このケースにおいても、貯まったポイントを利用する際には、名前や住所の記入が必要なことが多いです。