傷害保険と医療保険の違いと補償内容・比較のポイントなど

リリース日:2020/05/08 更新日:2020/05/08
平林恵子
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ファイナンシャル・プランナー

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人事労務関係の仕事からライターへ転身。経験を活かしてコラム執筆を行っています。2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

傷害保険は予期せぬけがによる入院や手術に備える保険です。似た保険である医療保険やガン保険との違い、傷害保険への加入を検討すべきなのはどのような人なのかといった、傷害保険の基礎知識をまとめました。

傷害保険と医療保険の違いと補償内容・比較のポイントなど
  1. 傷害保険とは?
  2. 傷害保険と医療保険の違い
  3. 傷害保険に加入したほうが良い人とは
  4. 傷害保険の選び方

傷害保険とは?

傷害保険とは?

傷害保険は、ケガが原因で入院や手術、死亡したとき、または後遺障害を負った際に補償が受けられる保険です。

 

具体的な補償内容は保険によって異なりますが、個人賠償責任(他人にケガをさせたり、他人のものを壊してしまったりして賠償責任を負った場合の補償)の特約がつけられるものも多くなっています。

 

また、通院が補償に含まれるかどうかも、保険商品によります。昨今では、あまり長期の入院をさせない病院も増えてきているので、日帰り手術後の通院や、通院治療でも補償される保険を選ぶと安心です。

 

ただし、入院や手術と比較すると、通院の治療費が高額になることはまれです。保険は万が一に備えるためのものですから、自分の所持金だけでは賄うのが厳しい入院や手術だけ補償される保険を選んで、保険料を抑えるというのもひとつの選択になるでしょう。

傷害保険と医療保険の違い

傷害保険と医療保険の違い

傷害保険と医療保険は、どちらも入院や手術、死亡、後遺傷害などに備える保険です。ただし、傷害保険がケガの補償だけをするのに対し、医療保険は病気でもケガでも保険金が支払われます。つまり、十分な医療保険に加入している人であれば、あえて傷害保険に加入する必要はないということです。

 

なお、医療保険の中には、「ガン保険」もあります。ガン保険は、ガンの入院や手術をしたときや、ガンと診断されたときなどに保険金が受け取れるものです。ガン保険の場合、ガン以外の病気やケガでの入院や手術は保障の対象外です。

傷害保険に加入したほうが良い人とは

傷害保険に加入したほうが良い人とは

前の段落で、ケガによる通院や入院は、傷害保険ではなく、医療保険でカバーすることもできるとご説明しました。それでは、傷害保険に加入したほうが良い人というのは、具体的にどのような人なのでしょうか。例を3つご紹介します。

 

1. まだ若く、病気の可能性は低いが事故に遭う可能性はあると思われる人

年齢が高くなればなるほど、病気のリスクも高まるものです。そのため、20代の新社会人の中には、「まだ医療保険には加入しなくて良いかな」と考える人がいても当然でしょう。

 

しかし、事故は年齢に限らず起こる可能性があります。傷害保険は、レジャー中の事故はもちろん、自転車事故や自動車事故などでも利用することができます。

 

事故に遭うリスクに備えるという観点から、親が子どもに掛ける保険としても適していると言えるでしょう。10代、20代の若年者の方や、子どもを育てている保護者の方は、傷害保険への加入を検討してみても良いかもしれません。

 

2. ガン保険にしか加入していない人

ガン保険にしか加入していない場合、ケガの入院・手術費用がカバーできません。医療保険に加入するつもりはないが、ケガには備えたいというときは、ガン保険+傷害保険を利用するのが良いでしょう。

 

3. 事故による補償を手厚くしたい人

暮らし方などの理由で、事故に遭うリスクが高い人や、当面健康上の不安は大きくなく、ある日突然起こる交通事故への対策のほうがより重要と考えている人は、医療保険等にプラスして傷害保険に加入しておくと、万一のときに多くの補償を受けることができます。

傷害保険の選び方

傷害保険の選び方

傷害保険を選ぶときは、次の5つの点をチェックしてみましょう。

 

1. 補償内容
2. 補償期間
3. 保険金額
4. 保険料
5. 特約やサポートなどの内容

 

傷害保険には、旅行中やレジャー中だけ契約できる1日保険などもあります。必要な期間が限定されている場合は、このような保険を活用するのもおすすめです。

 

また、補償内容や金額と保険料はおおよそ正比例するものですから、自分にとってどのくらいのバランスが最適なのかを考える必要があります。

 

チェックすべきポイントはこの5つですが、「この5つがどのような内容なら優れた保険である」と言い切ることはできません。実際にどのような保険を選ぶかは、それぞれの家計状況や、リスクに関する考え方、年齢、生活環境などによって異なるからです。

 

保険選びに迷ったときは、損害保険会社や複数の保険を取り扱う保険ショップなどで相談してみても良いでしょう。ただし、相談をするときは、担当者の言いなりにならず、内容を自分でしっかり把握するために、一度見積書などを持ち帰ることをおすすめします。

 

傷害保険に限らず、保険加入や金融商品の購入をするときは、担当者の意見を鵜呑みにしたり、勢いで契約したりせずに、冷静にメリットとデメリットを検討する時間を持つことが大切です。

 

また、保険の契約をするときは、自分だけで決めてしまわずに、家族にも相談するようにしてください。ケガで入院や手術をすることになった場合、家族にも金銭的な負担がかかりますし、保険料についても同様です。楽天損保では家族のライフプランに合った保険をお選びいただけます。ぜひチェックしてみてください。

  • 著者:平林恵子さん

    人事労務関係の仕事からライターへ転身。
    経験を活かしてコラム執筆を行っています。
    2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。
    税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。


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