お金がかかるから躊躇していたけど……。都内で「車のある生活」をしてみたら、趣味も生活も大充実した話

リリース日:2022/07/20 更新日:2024/08/06

首都圏在住のながちさんが車を購入しました。これまで引きこもり気味だった休日に外出するようになったり、めんどうな予定も車に乗るチャンスと考えたり……。車がある生活を送ることで起こった思いもよらない変化を紹介します。

  1. 週末の用事も、趣味の温泉旅行も、二人の時間も、すべてが変わった
  2. 東京を好きになる車からの景色と、かわいくない駐車場の料金
  3. 私が選んだのは、大型犬のいる暮らしではなく、あこがれのオープンカーのある暮らし
納車日、私と愛車

ながちといいます。温泉が趣味で、全国あちこちの温泉を巡っています。そんな私ですが、2021年3月、あこがれの車を買ってしまいました。

 

「電車に乗らなくて済む」「さくっと郊外へ足を伸ばせる」といったメリットはもちろん享受しつつも、想像以上にいいことづくめでした。趣味に没頭できたり、生活に新たな刺激が加わったり。そして、自分の住んでいる東京がもっと好きになりました。

 

筆者(私)のプロフィールは、都内23区在住・会社員・既婚子なし、二十代後半の女性。夫とふたりで小さく楽しく暮らしています。

 

家は駅から徒歩10分以内。現在の勤め先は原宿駅が最寄りで、電車通勤をしています。送り迎えが必要な子どももおらず、その予定もありません。

 

つまり、車なんてまったく必要のない生活です。

 

それでも、悩んで悩んで、どうしても欲しくて、手に入れちゃいました。結果、最高。もう手放せない、の一言に尽きます。

 

車のある生活は、どうしてもお金と手間のかかることなので、すべての方にはおすすめしにくい部分があります。それでも、個人的にはめちゃくちゃよかったよ! のお話を、今回ご紹介していけたらと思います。

週末の用事も、趣味の温泉旅行も、二人の時間も、すべてが変わった

ここからは、車があることで変わった生活の様子をつづっていきます。

電車を乗り継いで行く用事がめんどうにならなくなった

例えば、月に1回通っているクリニック。私が住んでいる街からは3回電車を乗り換えしなければいけないところにあって、行くのがめちゃくちゃにめんどうくさい(健康のために通っているのですが)。

 

そういう場所へも運転が好きであれば、車でさくっと行けちゃいます。わたしにとって、クリニックへ行く用事=マイカーに乗れる用事なので、ポジティブに思えるようになったのは大きな変化です。

 

近い事例として、「週末にちょっと職場や取引先などへ行かなくてはいけないとき」「市役所や税務署に書類を取りに行く・渡しに行くとき」など、少し気が重いようなイベントも、"マイカーに乗れるチャンス"と思えるようになりました。

趣味の温泉旅行にさくっと行けるようになった

私の趣味である温泉旅行も、マイカーを手にしたことで行きやすさは倍増。2時間ほどの運転でたどり着けるところであれば、さくっとひとり旅へ行くようになりました。

 

旅館をはしごするような2泊以上の温泉旅行で電車やバスを使うとなると、「どう行くか」を調べるのにかなりパワーを取られてしまいます。それも、車があればまったく心配なし。

 

また、人それぞれだと思いますが、私の場合はレンタカーやカーシェアのように返す時間を考えなくていい旅行はストレスフリーで、満足度が爆上げでした。

ひとり車で訪れた温泉旅館の朝風呂。最高……

遠出だけでなく、さくっと思いつきで近場の温泉へ行けるのも車のいいところ。都内の名湯と名高い「前野原温泉 さやの湯処」を訪れたときは、本当に車を買ってよかった! と心の底から思いました。駅から離れたところにあり、電車だったら本当になかなか行かなかったです。うわさの通りすばらしい温泉でした。

ドライブスルー洗車でこまめに汚れを落とすのが好き

別に、なんでもいいんです。あそこで買い物しようとか、あのテイクアウト買いに行こうとか、最近子どもが生まれた友達の家に遊びに行こうとか。ちょっと気晴らしに、レインボーブリッジまで車走らせてみようとか。洗車しにいくのも楽しいイベントです。

ふたりでのお出かけに新しい刺激が加わった

例えばある週末。一通りの家事を終え、お昼ごはんを食べ終わった後ぐらいから、夫婦ふたりのリラックスタイム。「どこでもいいけど、なんとなくどこか出かけるか」という雰囲気になります。

車の鍵、キーホルダー選びがとてもわくわくします

とはいえ、乗り換えが必要な場所へ行くのはとにかくおっくう。人混みの中歩くのもこのご時世できるだけ避けたい。駅から歩いて目的地に行くのもめんどうくさい(映画館やショッピングビル、なんだかんだ言って結構歩かされますよね)。

 

平日くたくたになるまで働いて、土日にそこまで体力が残っていないときは、お出かけそのものがうっとうしくなってしまう。そうして結局、近所の商店街をぶらぶら歩いて終わることがこれまではほとんどでした。

 

そんな週末が、車を手に入れてから一変。車を手に入れてから行ったところといえば、豊洲のららぽーと、お台場のDiverCity Tokyo、川崎のコストコ、南船橋のIKEA、などなど。

 

私の住んでいる街からは少し離れたところにある、なんでもそろった商業施設や郊外の大型店舗に足が伸びるようになりました。自由が丘や中目黒など、駅から少し離れたところに散策エリアが広がっている街にも遊びに行く機会が増えました。

友達が撮ってくれた、駐車場から出るワンシーン

めんどうくさがっていたのは、「お出かけ」ではなく「移動」だったんですよね。私は比較的インドアな性格ですが、移動の煩(わずら)わしさがなくなれば、お出かけもいいなと思うようになったんです。

 

だいたい、週末は夫とふたりで車に乗って出かけています。電車の往復で無言の多いデートから、ドライブしながらゆっくり喋ったり、歌ったり踊ったりするプライベートなデートに様変わり。正直、めちゃくちゃ楽しいです。

 

出かける用事=マイカーチャンス。「いかに乗る回数を増やすか」に頭が働くので、自分でどんどん予定を作るようになります。

 

引きこもってゲームしたりドラマ観たりして終わっていた週末が、あっという間にお出かけ一色になってしまいました。こんなにも生活が変わるとは。

気取ってサングラスしながら運転するのもうれしくて楽しい

東京を好きになる車からの景色と、かわいくない駐車場の料金

ここからは、東京で車を走らせることならではの体験をつづります。

 

車に乗り始めてから、いつも電車の窓や歩道から見ていた景色とは、まったく違うものを見るようになりました。

 

渋谷の道玄坂を降りてからスクランブル交差点まで、歩行者がぐにゃぐにゃと歩くので本当に恐ろしいこと。

 

実は東京にはたくさんの駐車場があって、停めるところにはそこまで苦労しないこと。東京の一番左の車線は一時停止の車が多すぎるから、真ん中を走ったほうが効率がいいこと。

 

ダイナミックな首都高の下を走り抜けるおもしろさ。ウーバーイーツの配達員さんの多さ。銀座の駐車場のわかりにくさ。5レーン中4レーンが右折の祝田橋交差点のトラップ。

 

東京タワーを見る余裕が全くないほど複雑な赤羽橋交差点。まったく知らなかったけれど、いまでは馴染みが深すぎる場所名「天現寺橋」(渋谷方面に行くときにすごく出てくる)。

 

複雑怪奇だとわかっていたけれど、東京の道路はやっぱりちょっと怖い。それでも少しずつ慣れてくると、新しい景色がうれしくて、どんどん好きになっていきます。

車道から見上げる東京タワーは、いつもとは違う角度(撮影:夫)

どこもかしこも人がいる東京のど真ん中で、「私ひとり」の空間を手に入れる心地よさと安心感は、車にしかないものだと思います。家とはまたちょっと違う、社会と隣り合わせのプライベート空間。いままでに持ったことがない感覚で、移動中は心がすごく穏やかになったように思います。

 

東京で車を持つ生活は本当にすばらしいものの、お出かけ先の駐車料金の高さはなんともしがたいです。15分300円の駐車料金がまったくかわいくありません。軽いショッピングのつもりが、駐車料金だけで往復タクシー代ぐらいの金額がかかってしまうことも。

 

だから、車で出かけるときは事前のリサーチが欠かせないのです。少しでもお得な駐車場を探したり、「◯◯円以上で◯時間無料」などの特典のある施設の駐車場を狙ったりしています。




私が選んだのは、大型犬のいる暮らしではなく、あこがれのオープンカーのある暮らし

「都内でマイカー」、いかにもお金のかかりそうなことのように見えます。私自身、どう計算してもタクシーとカーシェアのほうが安上がりなので、マイカーは贅沢すぎると二の足を踏んでいました。

 

しかしまあ調べてみると、東京都内でマイカーを持つ維持費は、大型犬にかかる1年間の出費とだいたい同じぐらいなのだそう。それを知り、「じゃあ私は大型犬じゃなくてマイカーにしてみるか」と踏ん切りがついたのでした。

オープンカーは視界良好なので運転しやすいのです

車探しが始まったとき、思い出したのは雑誌編集部でバイトをしていた21歳の頃の出来事でした。箱根温泉への取材の際、年配のカメラマンさんに自前のオープンカーに乗せていただいたんですよね。

 

あの自由な乗り心地が忘れられなくて、ずっと心の底で「オープンカーほしい」と思っていたんです。だって、あんなにカッコよくて開放的で、運転が楽しそうな車、見たことがない。実家で父や母が乗せてくれたファミリーカーとはまったくの別物でした。

 

だから、「車がほしい」というより、「オープンカーがほしい」と思って車を探しました。せっかく買うなら、妥協も忖度(そんたく)もせず、一番欲しいやつにしたかったんです。

オープンカー、荷物も人も乗らないけれど、この心地よさはやめられない

購入したのは、ダイハツのコペン。中古車検索サイトで条件にあったものを何度も検索しました。愛知県の販売店とLINE通話で車の状態を確認したことも(最近では地方の販売店とオンライン上で商談ができます)。

 

ぐるぐるサイトを巡回する中で、これだ! と思えるものがあり、埼玉県大宮市まで迎えに行ったのでした。

 

コペンは国産の軽自動車には珍しいオープンカーで、ファンが多く値崩れのしにくい車(つまり、中古車もけっこう高い……!)。クラシックな顔立ちと、軽なのにきびきびと走る馬力がポイントです。コンパクトでクールなコンバーチブル、まごうことなき私の愛車です。

駐車場で自分の車を見つける度、「一番かわいい」と思っちゃう

車を持つことは決して安くはないけれど、まったく後悔していません。もし手放さなければいけなくなったときは、維持費の安い郊外の駐車場のあるところに引っ越すかもしれない。

 

そこまで心酔してしまっている自分に、あのとき勇気を出して踏み出してみてよかった!とハナマルをあげたい気持ちです。

 

車がある生活がはじまったことで、行動範囲も満足度もものすごく変わりました。とはいえ、マイカーにこだわらず、がつがつとレンタカーやカーシェアを活用することで、近い満足度は得られるようにも思います。

 

いまはアプリなどで数十分前から車のレンタル予約ができるので、借りることへのハードルもかなり低くなっていると思います。運転免許を最近身分証がわりにしか使ってないな〜という方は、まずは車を使う生活に一歩踏み出してみては。

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ながち
この記事を書いた人
ながち

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

1993年2月生まれ。学生時代に温泉メディアのライターとして、半年間かけて日本全国の温泉を取材。その後、旅行情報誌「関東・東北じゃらん」編集部に2年在籍し、「人気温泉地ランキング」などの編集を担当。退職後は別業種で会社員をしながら、経験を活かしてTwitterやブログで温泉の情報を発信している。現在も休みを見つけてはひとり温泉へ出かける、市井の温泉オタク。国内外合わせて約500の温泉に入湯。好きな言葉は「足元湧出」。

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