年末ジャンボ宝くじとは、毎年年末に販売されている高額当せんが狙える宝くじのことです。2023年の1等前後賞を合わせた当せん金額は10億円。1等前後賞合わせた当せん金額は年々増加しており、現在の10億円になったのは2015年からです。

日本の宝くじが初めて発行されたのは、終戦直前の1945年。この当時、1等の当せん金額は10万円で、賞品としてはカナキンと呼ばれる布などが用意されており、はずれ券4枚でたばこが10本もらえるシステムもありました。

正式に「ジャンボ」とついた最初の宝くじは、1979年に発売された「サマージャンボ宝くじ」です。その年には年末ジャンボ宝くじも発売されました。

過去の年末ジャンボ宝くじの販売期間と当せん発表のスケジュールは以下のとおりです。

2020年11月24日 (火) から2020年12月25日 (金) まで販売
2021年11月24日 (水) から2021年12月24日 (金) まで販売
2022年11月22日 (火) から2022年12月23日 (金) まで販売
2023年11月21日 (火) から2023年12月22日 (金) まで販売

年末ジャンボ宝くじの当せん番号の発表が毎年12月31日なので、その約1カ月前から販売されているようです。

また、年末ジャンボ宝くじには、通常のもののほかに「年末ジャンボミニ」もありますが、こちらも同じスケジュールとなります。

2023年の年末ジャンボ宝くじの当せん金額と当せん本数は下記のとおりでした。

年末ジャンボ宝くじの1等は、1ユニット2,000万枚中1枚なので、当せん確率は0.000005％となります。なお、100万円の3等では0.002％です。

一方、全体的に当せん金額が低い分、当せん確率が高い年末ジャンボミニ。こちらの1等は、1ユニット1,000万枚中10枚のため、当せん確率は0.0001％となります。これでもかなり低いですが、年末ジャンボ宝くじの1等と比べると‬だいぶ確率が高くなっています。なお、2等の100万円が当たる確率は0.003％なので、100万円を狙うなら年末ジャンボミニのほうが高確率です。

宝くじは、2種類の方法で買うことができます。

みずほ銀行の店頭のほか、駅前やショッピングモール、スーパーの店頭などに設置された宝くじ売り場で、その時期に販売中の宝くじを購入することが可能です。高額当せんが多い売り場や、大勢が行列を作る風景がよく話題になることもあります。

宝くじ売り場での購入は、通りがかりに気軽に買えるという点が魅力です。それに、くじを大晦日まで大切に保管しておくのも楽しみのひとつになるでしょう。宝くじ売り場では、クレジットカードのようなキャッシュレス決済の導入も進んでいますが、利用できない売り場もあるため注意が必要です。（2023年11月時点）

宝くじは、インターネットで購入することもできます。totoやロト、ナンバーズなどだけでなく、年末ジャンボ宝くじや年末ジャンボミニのような、「印刷されたくじ」で発行される宝くじも公式サイトから購入が可能です。年末ジャンボ宝くじを買いたいけれど、宝くじ売り場に行く機会がない人や、オンラインですぐに買いたい人などは、インターネット購入を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、インターネットで宝くじ公式サイトに会員登録をしてから、街の宝くじ売り場または宝くじ公式サイトで宝くじを買うと、100円につき1ポイント宝くじポイントが進呈されます。これは、1ポイント1円として次回購入時に利用することができるため、お得といえるでしょう。クレジットカードも使えるので、宝くじでもポイントをしっかり獲得したい人におすすめです。

宝くじの抽せん結果は、宝くじ公式サイトなどで確認することができます。年末ジャンボ宝くじの場合、ニュースにもなるでしょう。そのほか、宝くじ売り場に宝くじを持って行って確認してもらうこともできます。

当せん金は、宝くじ売り場でも受け取ることができますが、これは1万円以下の当せんの場合だけです。1万円を超える高額当せんの場合は、みずほ銀行で当せん金を受け取ることになります。ただし、5万円以下の場合のみ「5万円マーク」のある宝くじ売り場でも交換が可能です。

なお、受け取りの際、50万円以上当せんした場合は本人確認書類が、100万円を超える場合は本人確認書類と印鑑が必要です。また、当せん金額が100万円を超える場合は、受け取りまでに1週間程度かかることもあるため、注意しましょう。

年末ジャンボ宝くじは、お正月を前に大きな夢を与えてくれます。大晦日に、こたつに入りながら当せん番号を確かめるのも楽しいのではないでしょうか。