クレジットカード限度額とキャッシングの関係とは。楽天カードでの確認方法も解説

リリース日:2022/07/20 更新日:2024/07/12

クレジットカードのキャッシングサービスを利用してお金を借りる時、キャッシング枠の限度額までしかお金を引き出すことができません。この記事では限度額の確認方法に加えて、キャッシング枠を増やしたい時の手続きや注意点について解説します。

  1. クレジットカードのキャッシング枠とは?
  2. 限度額が知りたい!クレジットカードのキャッシング枠の確認方法
  3. 楽天カードの場合の限度額とキャッシング枠の確認方法
  4. 限度額を変更したい!クレジットカードのキャッシング枠を変更する方法
  5. 楽天カードの場合のキャッシング増枠の申請方法
  6. キャッシング枠を増枠する条件とは
  7. クレジットカードのキャッシング枠は増枠・減枠が可能!上手に活用しよう

クレジットカードのキャッシング枠とは?

利用可能枠の中にキャッシング枠がある

クレジットカードには、利用可能枠が存在します。利用可能枠とはクレジットカードを使える設定金額のことで、利用可能枠以上はクレジットカードを使用することができません。

例えば、利用可能枠が80万円に設定されている場合、この80万円の範囲内でショッピングとキャッシングができます。ショッピングに使える金額を「ショッピング枠」、キャッシングに使える金額を「キャッシング枠」と呼びます。

 

クレジットカードのキャッシング枠とは?年収との関係や変更方法を解説

ショッピング枠とキャッシング枠は合算で計算

先述したように、クレジットカードの利用可能枠の中にショッピング枠とキャッシング枠があり、これらは合算で計算されます。キャッシング枠は利用可能枠のうちいくら使えるか上限が決められているため、上限以上は利用することができません。また、利用可能枠いっぱいまでをショッピングに利用した場合には、キャッシングに利用することはできません。

例えば利用可能枠が80万円、キャッシング枠が30万円だったとします。このとき利用できる金額は以下のようになります。

【利用可能枠が80万円、うちキャッシング枠が30万円のケース】
・ショッピングは利用可能枠上限の80万円まで利用可能
・ショッピングを60万円使用した場合、キャッシングできる限度額は20万円
・ショッピングを20万円使用した場合、キャッシングできる限度額は30万円
・30万円キャッシングした場合、ショッピングで使える限度額は50万円

 

以上のように利用可能です。利用可能枠があって、その中でショッピングとキャッシングを振り分けていくイメージです。ショッピングは利用可能枠いっぱいまで利用できますが、キャッシングに関しては利用可能枠の中でさらにキャッシングの利用枠が設けられています。

つまり、ショッピングで利用可能枠の大半を使ってしまうと、キャッシングできる金額は少なくなりますので、計画的に利用していくことをおすすめします。

 

キャッシングをはじめてご利用の方へご利用方法のご紹介|楽天カード

限度額が知りたい!クレジットカードのキャッシング枠の確認方法

キャッシング枠は明細書やウェブ上で確認できる

クレジットカードのキャッシング枠を確認する方法は、以下のとおりです。

・クレジットカードの明細書を見る
・ウェブ上の会員ページを見る

まずクレジットカードの明細書が送られてきている場合、最新の明細書を見れば簡単にキャッシング枠がわかります。明細書の利用可能枠欄にキャッシング枠の項目があるので、そこを見るだけです。

明細書がない場合、ウェブ上の会員ページでも簡単に確認可能です。

画像出典:fotolia



楽天カードの場合の限度額とキャッシング枠の確認方法

楽天カードのキャッシング枠の確認方法についてご説明します。 楽天カードの限度額は以下の流れで確認することができます。

1.楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」へログインする

 

2.メニューの「リボ・キャッシング」にある「キャッシング」を選択する

 

3.キャッシングサービスの画面でキャッシング枠を確認できます。

限度額を変更したい!クレジットカードのキャッシング枠を変更する方法

キャッシングの利用可能枠を増枠する

クレジットカードのキャッシングの利用可能枠を増枠するには、カード会社のウェブサイトから申し込みを行います。このときに、カード入会時のように審査が行われます。

30万円程度までの金額の増枠であれば、ウェブサイトから簡単に申し込みの手続きができますが、それ以上の金額になる場合、カード会社によってはウェブサイトからは手続きできないこともあります。その際はカード会社の案内に従い、手続きを進めます。

さらにキャッシング枠を増枠した結果50万円を超える場合、収入証明書の提出が必要です。収入証明書として使えるものは、「源泉徴収票」「給与の支払証明書」「確定申告書」「納税通知書、課税証明書、所得証明書」「住民税決定通知書」「年金証書、年金通知書」などです。

キャッシングの利用可能枠を減枠する

キャッシングの利用可能枠を減枠する方法は簡単で、カード会社のウェブサイトの会員ページなどから手続きを行います。また増枠と違って審査はありません。なぜなら、キャッシングを減枠してもカード会社にとって特にリスクはないからです。

楽天カードの場合のキャッシング増枠の申請方法

楽天カードのキャッシング枠の変更方法についてご説明します。 楽天カードの限度額の変更手続きは以下の流れで確認することができます。

1.楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」へログインする

 

2.メニューの「リボ・キャッシング」にある「キャッシング」を選択する

 

3.キャッシングサービスの画面で「ご利用可能枠の増枠」をクリック。

 

4. 申し込み内容とお客様情報を入力して申請を行います。

 

なお、利用可能枠の変更については前回 実施月より6ヶ月以上経過することが必要です。申し込んだ内容によって審査が行われ、内容に問題がなければカードの利用可能額が増額されます。

キャッシング枠を増枠する条件とは

上で説明したとおり、キャッシング枠の増枠は無条件にできるものではなく、一定の条件が課されます。その条件について解説します。

しっかり返済ができている

カード会社は滞納のリスクをなくすため、しっかり返済できている利用者のみに増枠を認めています。詳細な条件はカード会社ごとに異なりますが、一度でも滞納したら増枠できない場合があります。

多くのカード会社では「直近の返済状況」を条件にしており、例えば直近3カ月~6カ月程度一度も滞納していない、などの条件を課しているカード会社が多いようです。

他社からの借り入れがない

キャッシングは借金の一種です。そして、借金に対しては「総量規制」という法律が適用されます。総量規制とは、貸付額を年収の3分の1までに制限する法律です。つまりキャッシングだけでも年収の3分の1までに抑える必要があります。

他社でキャッシングをしていて、すでに総量規制の対象になっている場合、それ以上キャッシングすることができません。よって、増枠は難しいということになります。

住所や連絡先の変更届ができている

住所や連絡先情報が現在の実際の状況と異なっていると、増枠は認められない場合があります。理由としては、カード会社はなるべく個人情報を正確に把握することで滞納などのリスクを減らしたいからです。住所や連絡先が変わっていると個人情報を正確に判断できないため、その人の生活状況や経済状況がわかりません。変更手続きが必要であれば修正し、現在の自分の情報をなるべく明確にしておくことが重要です。

クレジットカードのキャッシング枠は増枠・減枠が可能!上手に活用しよう

キャッシング枠は、入会時に設定されますが、後から必要に応じて増枠・減枠の申し込みができるようになっています。新生活のスタート時や海外旅行など、あらかじめ出費が増えることがわかっている場合には、備えのために増枠しておくと安心です。しかし、キャッシングはお金を借りること。計画的に、上手に活用していきましょう。

 

はじめての方へ キャッシングサービスのご案内|楽天カード

 

本記事のまとめ!

クレジットカードのキャッシング枠とは?
・クレジットカードの利用可能額のうち、キャッシングに使える金額のこと

 

クレジットカードのキャッシング枠の確認方法
・クレジットカードの明細書を見る
・ウェブ上の会員ページを見る

 

クレジットカードのキャッシング枠の確認方法(楽天カードの場合)
・楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」で確認する

 

クレジットカードのキャッシング枠の変更方法
・会員サイトや専用アプリから申し込む
・電話で申し込む

 

楽天カードの場合のキャッシング増枠の申請方法
・楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」から申し込む

 

キャッシング枠を増枠する条件
・過去の返済歴に問題がないこと
・他社からの借り入れ金額に問題がないこと
・住所や連絡先情報が誤りがないこと




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yeah.peach
この記事を書いた人
yeah.peach

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

元金融系SE。現在はフリーランスとして、Webライティング、Webディレクター業務、受託開発、などで生計を立てている。主な執筆ジャンルはIT(プログラミング、IT転職、受託案件)、金融(投資、税金、クレジットカード、保険)など。

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