「貯蓄」と「貯金」の違いとは?「増やすこと」vs「貯めること」

リリース日:2018/07/06 更新日:2018/09/03
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楽天の金融サービスを上手に使って、ガッポリ貯まったポイントで賢くお買い物ができる!という裏ワザ情報や、節約のための心構え、聞いたことはあるけど詳しくは知らないお金のキーワード、新しいお金にまつわる法律についてなど、知らないと損するお金事情をやさしくかみ砕いてお届けします。 お金について、知っているのと知らないのとでは大違い!

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

「今月は使いすぎて貯金に回せなかった」「そろそろ将来を考えて貯蓄を始めないと…」なんて話題はどこでも聞かれます。ここで登場した「貯蓄」「貯金」というふたつの言葉。その使い分け方をご存知でしょうか?どちらも同じと考えている方も多い貯蓄と貯金の違いを理解して、マネーリテラシーを高めましょう。

「貯蓄」と「貯金」の違いとは?「増やすこと」vs「貯めること」

「貯蓄」とは

「貯蓄」とは

「貯蓄」とは金融資産全体を指す言葉です。お金を貯めるとひと口に言っても、その方法は人によって違います。たとえば定期預金などを利用して積み立てをする方がいれば、同じように投資信託を毎月積み立てで購入している方もいるでしょう。「貯蓄」とは金融商品などを活用して「増やすこと」を目的にしたものを言います。定期預金や投資信託など、購入する金融商品は人によってさまざま。保険や個人年金、個人型確定拠出年金なども金融商品なので、貯蓄に分類されます。

 

大きく区別すると、現金として貯めておく「貯金」も「貯蓄」の1種です。お金は現金にしておけばすぐに使うことができます。その一方で、貯蓄として株式や保険を保有している場合は一度売却したり、解約したりすることで現金化することが可能。お金を生み出すための手段はひとつではありません。お金を増やすための多様な選択肢を総称して「貯蓄」と呼ぶのです。

 

不動産や保険、投資信託などの金融商品は、大きく資産を増やせる可能性があります。しかし同時に、元本を割ってしまうリスクも発生するでしょう。お金に働いてもらって収入を手にできるのは魅力的ですが、金融商品を購入するときにはこうしたデメリット、リスクについても目を向ける必要があります。

 

また、商品によってリスクの種類も違います。外貨預金の場合であれば為替変動リスクがありますが、日本の国債であれば為替変動の心配はありません。大切なのは、どのようなリスクなら許容できるかを考えてみること。すべてをハイリスクハイリターンの金融商品にするのではなく、ローリスクの安全な金融商品と組み合わせるなど、資産状況に合わせ自分が取れるリスクに見合った貯蓄を目指してください。

「貯金」とは

「貯金」とは

上述のとおり、「貯金」とは現金などすぐに使えるような形でお金を貯めておくことを言います。現金のままにしておくことはもちろん、銀行の普通預金や定期預金なども貯金です。たとえば貯金箱を使って500円玉を貯めることも貯金のひとつ。こうした「貯金」と混同してしまいやすい言葉に「預金」があります。

 

 「預金」とは銀行預金などの金融機関に預けているお金です。つまり、貯金箱に貯めているお金は預金には含まれません。さらに同じ預金であっても、住宅購入などのローンの引き落としのために口座に入れておく場合は貯金と言えないのです。混乱しやすい言葉ではありますが、「預金」すべてが「貯金」というわけではないため、意識して使い分けるようにしましょう。またゆうちょ銀行とJAバンクでは「預金」に該当するものを「貯金」という名称で扱っています。

貯金は貯蓄と違って、基本的に元本割れのリスクを心配する必要がありません。タンス貯金や貯金箱は盗難のリスクがありますが、大手銀行など金融機関に預金しておけばペイオフ制度の対象になります。ペイオフ制度とは、預金している金融機関が破産した場合であっても1,000万円とその金利については預金保険機構が保証してくれる制度です。

 

増やすためにはどうしたらいいの?

増やすためにはどうしたらいいの?

「貯蓄」と「貯金」の違いはご理解いただけたでしょうか。貯蓄は「増やすこと」、一方で貯金はお金として「貯めておく」ことを言います。これは、どちらか一方だけを重視すれば十分というものではありません。たとえば貯金だけしておけばお金が減らないかと言うと、それは間違いです。

極端な話になりますが、明治30年ごろ小学校の教員は初任給8円程度でした。つまり当時の1円が、現在の2万円程度と推測することができます。お金の価値は、時代によって変わるもの。もちろん短期間であればそこまで大きな影響はないでしょう。しかし物価が上昇すると、貨幣の価値は相対的に下がってしまいます。

 

現在100円で売られているものが、200円に価格上昇したときを考えてみてください。今までなら100円で手に入ったものを買うために200円必要になるということは、物の価値からみて、お金の価値が半分になってしまったということ。貯金として1,000万円貯めていても、物の値段が上がれば相対的に500万円程度の価値になってしまうかもしれません。教育資金や老後資金などは特に、長期的な目標でお金を貯めています。長い目で見たときのお金の目減りも視野に入れる必要があるでしょう。

 

現在の日本の政策は、インフレで物価を上昇させて景気の回復を目指しています。貯金だけではお金の価値自体が目減りしてしまう可能性もあるでしょう。ことさら日本人は、預貯金の割合が多いと言われています。お金を貯めておくだけで安心して、「貯蓄」に無関心になってはいないでしょうか。保険や投資信託などの積み立てできる金融商品を利用して、コツコツと貯蓄をスタートさせることを検討してみてください。

高齢化に伴い、老後の生活資金作りも大切になっています。運用方法を勉強しマネー術を身につけて、財産形成に努めましょう。

 

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