50代からの資格取得|これからの人生に役立つ?人気資格を紹介

リリース日:2023/03/13 更新日:2023/03/13

50代になると、セカンドキャリアや定年後の仕事について考え始める方も多いでしょう。人生100年時代といわれていますが、長く働くためにも資格を持っていると有利になるかもしれません。ここでは、50代からの人生に役立つ資格や人気の資格を紹介します。

  1. 50代からでも取得できる資格は
  2. 50代だからこそ資格を取るべきなのはなぜ?
  3. 50歳から資格を取るメリットは
  4. 50歳からの資格の選び方は
  5. 50代が選ぶ人気の資格・講座は?
  6. まとめ

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50代からでも取得できる資格は

50代からでも取得できる資格は

「50代でも資格が取得できるのか?」と思われるかもしれませんが、資格には多くの種類があるので、50代からでもさまざまな資格が取得可能です。

 

資格試験によっては、公務員試験のように受験資格に年齢や学歴の要件があったり、介護福祉士のように実務経験が必要だったりする場合があります。また、宅地建物取引士のように資格試験に合格しても資格登録には実務経験が必要という場合もあります。

 

受験資格そのものがない資格や資格登録できる見込みがない資格の場合には、セカンドキャリアのための資格取得という観点では勉強しても無駄になってしまうので、最初に受験資格や登録要件を確認しましょう。

 

受験資格は特になく誰でも受験できる資格や、決められた講座を受講すれば受験資格が得られる資格なども多くあります。受験しやすいものや働きながらでも勉強しやすいものなら比較的気軽に始められるでしょう。

50代だからこそ資格を取るべきなのはなぜ?

50代だからこそ資格を取るべきなのはなぜ?

50代はセカンドライフを考え始める、人生の転機ともいえる年代です。社会人としての経験や知識も豊富なので、仕事の面でもさらなるキャリアアップを目指したり、独立を考えたりする時期でしょう。キャリアアップや独立のための武器になる可能性があるのが資格です。

 

また、現在は不景気から早期退職者を募集したり、中高年社員のリストラに踏み切ったりする企業も増えており、定年まで同じように働ける保証はなくなっています。会社に必要とされる資格があれば長く働けるでしょうし、もし早期退職やリストラとなっても資格があることによって転職しやすくなるでしょう。

50歳から資格を取るメリットは

50歳から資格を取るメリットは

50歳から資格を取っても遅いと思われるかもしれませんが、資格を取るメリットは多くあります。ここでは、主なメリットを見ていきましょう。

キャリアアップになる

資格を取得することによって、自分の能力を証明できます。それによる収入アップが期待できるだけでなく、仕事の選択の幅が広がり、キャリアアップになるでしょう。現在の仕事に生かせるような資格で、昇進・昇格にもつながると思えば、勉強にもやる気が出るはずです。また、資格を取得することによって、周囲からはやる気がある人という好印象を持ってもらえるかもしれません。

転職しやすくなる

50代での転職は簡単ではありませんが、資格があると転職しやすくなる可能性があります。取得者の少ない難易度の高い資格などがあれば、ほかの応募者と差別化でき、これまでの実績や社会経験とあわせれば若い人よりも有利になることもあるでしょう。

 

また、50代にもなると体力の衰えを感じ、力仕事や立ち仕事を続けるのではなく、デスクワークの仕事に移りたいと考える人もいるのではないでしょうか。別業界へのキャリアチェンジは大変ですが、資格があればこれまでとはまったく異なる業界の求人にも応募しやすくなるでしょう。

独立開業につながる

資格によっては、独立開業することもできます。資格取得を契機にキャリアや社会経験を生かして、会社に雇われるのではなく自分で稼いでいこうと考える人もいるでしょう。独立開業する場合、客観的に自分の知識や能力を証明できる資格があれば、顧客を集めやすく仕事も得やすくなるでしょう。

 

すでに終身雇用は当たり前でなく、退職勧奨を受けることもあり得る時代です。独立開業すれば会社に左右されずに働くことができるので、先々の安心も増えるでしょう。

50歳からの資格の選び方は

50歳からの資格の選び方は

せっかく資格を取得するなら、現在の仕事や今後の仕事に役立てたいものです。取得できればどのような資格でも役に立つというわけではないので、50歳からの資格を選ぶときのポイントを見ていきましょう。

経験を生かせるもの

これまでやってきた仕事やキャリアを生かせる資格だと、勉強もしやすく取得しやすいでしょう。働きながら資格の勉強をするには、思っている以上に気力も体力も必要です。50代となると若い頃と比べて覚えるのに時間がかかる人がいることも考えられ、これまでに関わったことのない業界の資格などは取得が難しい場合もあります。

 

また、転職や独立などを考えるのであれば、まったく新しい資格にチャレンジするよりは、なじみのある分野の資格に狙いを絞るのが堅実な戦略となるでしょう。

国家資格や公的資格

資格は認定する機関などによって、国家資格、公的資格、民間資格に分けられます。できれば、信頼性のある国家資格や公的資格を選ぶと良いでしょう。民間資格は役に立たないというわけではありませんが、知名度が低いものなどは評価されない場合があります。

 

国家資格は、資格保有者のみが業務に当たれる「業務独占資格」や、資格保有者のみがその資格名を名乗れる「名称独占資格」など、専門性の高いものが多くあるので重宝されます。転職はもちろん、定年退職後の再就職にも有利になるでしょう。

需要があるもの

時代とともに必要とされる資格も変わります。同じ資格を取得するのなら、今後も需要が見込まれる資格のほうが、現在の会社で働くのにも転職するのにも有利ということになります。ただ、需要がありそうでもすでに資格保有者が多いと、それほど役に立たなかったり、仕事にあぶれてしまったりすることもあるので注意は必要です。

 

なお、コンピューター技術は今なお発展しつづけ、多くの分野の仕事がAIや機械などで代替されるようになってきています。この傾向は今後さらに拍車がかかるでしょう。事務や経理などデスクワークの仕事がAIに取って代わられている中、AIに奪われにくい分野の資格を選ぶことも重要です。

50代が選ぶ人気の資格・講座は?

50代が選ぶ人気の資格・講座は?

ここでは、50代に人気の資格をご紹介します。どのような資格を取ろうか迷っている場合は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての唯一の国家資格で、最近では日本版のMBA(経営学修士)といわれることもある、幅広い業界で重宝される資格です。企業の経営状態などをさまざまな角度から診断し、アドバイスする役割を担います。難関資格ですが、コンサルタントとしての独立開業などには大いに役立つでしょう。

宅地建物取引士

宅建士とも呼ばれる資格で、不動産取引を公正に行うために必要とされる国家資格です。宅地建物取引士には、不動産の売買や賃貸物件の斡旋の際、顧客に対して当該不動産に関する重要事項を説明する役目があります。不動産取引では重要事項説明書という書類の交付が義務づけられていますが、重要事項説明書に記名・押印ができるのは宅地建物取引士のみであるため、安定したニーズがあります。

 

なお、宅建士は不動産仲介会社で重要事項の説明などの職務を担う資格ではありますが、独立・開業して不動産業を営めるわけではない点に注意が必要です。

第二種電気工事士

住宅や店舗などの建物の電気工事や管理に関わる国家資格です。建物の新築・増改築時に、配線図のとおりに屋内配線を行い、コンセントの設置やアース施工などを行うのが主な仕事になります。電気関係の資格は特に現場では重宝されるため、再就職にも役立つでしょうし、経験やノウハウを積めば定年以降も仕事を続けられやすいでしょう。

 

電気工事士は第一種と第二種があり、取り扱える電圧によって区別されています。第一種は実務経験が必要になりますが、第二種は受験資格などがないので取得しやすいでしょう。

簿記1級

簿記の資格の最高峰である簿記1級は、経理事務はもちろん、経営管理や経営の分析を行う能力も身につけた会計のスペシャリストの資格です。会社によっては、資格手当がもらえたり、昇進したりすることもあるでしょう。また、大企業への転職や独立にも役立つかもしれません。

 

税理士試験も簿記1級を持っていることで受験ができるようになるので、さらなる上位資格の取得も目指せます。

介護職員初任者研修

介護職員として働くうえで基本となる知識・技術を習得したことを証明する資格です。介護業界は慢性的に人手不足で、団塊の世代が後期高齢者になりつつある現在、介護職員はますます重宝されます。体力に自信があれば50代からでも働けますし、経験を積めば介護福祉士やケアマネジャーなど、上位資格を取得して、さらにキャリアアップを目指すこともできるでしょう。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

文章作成や表計算でよく使われるマイクロソフトのオフィス製品(WordやExcel、PowerPointなど)のスキルを証明する資格です。

 

現在では業種・職種に関係なくパソコンを使うのが当たり前になり、多くの企業でオフィス製品を利用しています。パソコンスキルはあれば有利というより、仕事をするうえでの必須条件にもなってきているので、パソコンを使えるという客観的な証明になる資格は幅広い世代に人気です。

まとめ

50代で新しい勉強を始めるのは大変と思う人は多く、「いまさら資格なんて」と考えてしまうかもしれませんが、資格を取得することでキャリアアップや収入アップにつながりやすくなります。また、体力的に現在の仕事はきついから転職したいと考えたときや、リストラされて再就職しなければならないということになったとき、資格があるのとないのでは、応募できる仕事の件数や採用される可能性に差が出ることもあるでしょう。

 

現在の50代が定年まで働ける保証はなく、仮に無事に定年を迎えたとしても年金だけで老後の生活ができるとはいえない時代に突入しています。どのような事態になっても困ることがないよう、独立や再雇用につながる資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、資格の勉強で通信講座などを利用するときは、講座の受講料の支払いにクレジットカードがあると便利です。楽天カードなら楽天ポイントも貯まり、そのポイントを街での買い物で使えたり、月々のカードの支払いに充てたりすることもできるのでおすすめです。

 

※この記事は2023年2月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • 50代からでも資格は取得できる?

    受験をするに当たって、年齢や学歴要件、実務経験が必要なものがあります。一方、受験資格が特にない誰でも受験できる資格も多くあるので、50代でも資格取得は十分可能です。

  • 50代からの資格選びのポイントは?

    (1)これまでの仕事やキャリアを生かせる資格、(2)信頼性の高い国家資格や公的資格、(3)今後も需要がある資格という基準で選ぶのが良いでしょう。

  • 50代にはどのような資格が人気?

    中小企業診断士や宅地建物取引士などの国家資格や、簿記などの公的資格が人気です。

阪田順子
この記事を書いた人
阪田順子

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

FP1級、CFP保有。お金が好きで一般企業に勤める会社員からFPに転身。節約と副業で貯金一千万円、投資で資産を二倍にした経験有り。投資初心者をマンツーマンでサポートする、資産運用や株式投資に関する講座を開講中。趣味は株式投資。

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