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異動時の挨拶・お礼のスピーチ、メールの内容は?|感謝の伝え方を例文つきで紹介
人事異動になった場合、一緒に働いていた上司や同僚だけでなく、取引先や顧客など、お世話になった人への挨拶は欠かせません。異動が決まると引き継ぎが始まり、慌ただしい日々を送ることになりますが、挨拶の準備も同時に進めていきましょう。そして、今後の関係を良好に保つためにも、単なるマナーとして挨拶をするのではなく、心を込めて感謝の気持ちを伝えることが大切です。
ここでは、異動時の挨拶の仕方を解説し、スピーチやメールの例文を紹介します。
- 異動が決まった時、直接挨拶するべきか
- 挨拶にはどんな内容を入れるべきか
- スピーチでの挨拶例文
- 上司、同僚、取引先へのメールでの挨拶例文
- スピーチで挨拶した場合もメールは必要?
- 挨拶メールが届いた時の返信内容は
- まとめ
異動が決まった時、直接挨拶するべきか
異動が決まった時の挨拶の方法は、対面のほかにメール・電話・挨拶状などがあります。誰にどの方法で挨拶するという明確な決まりはありませんが、直接会って挨拶をする方が感謝の気持ちがより伝わりやすく、丁寧で礼儀をわきまえた印象になるでしょう。
特に、お世話になった上司や一緒に仕事をしていた同僚などには、顔をあわせて挨拶をするのが基本です。自分が異動することで引き継ぎなど業務に影響がある人たちには、できるだけ速やかに異動の事実を伝えましょう。
また、社外の人でも、特に重要な取引先や顧客など、関係性が深い場合は直接挨拶をするに越したことはありません。ただし、社外への挨拶は挨拶状を送るなど会社の方針が決まっていることもあるので、確認したうえで行いましょう。
このように、お世話になった人への挨拶はできるだけ直接するのが望ましいのですが、コロナ禍という事情があったり、時間がとれずタイミングがあわなかったりして、異動日までに会えないこともあります。そういう場合は、メールや電話で挨拶をしても失礼にはあたりません。
挨拶にはどんな内容を入れるべきか
異動の挨拶には、以下の内容を盛り込むと良いでしょう。
・具体的な異動日や異動先
・相手とのエピソード
・異動先での意気込み
・後任の紹介や引き継ぎ内容(必要な場合)
・感謝やお礼の気持ち
どんな挨拶の方法でも、上記の内容を盛り込むことによって、異動日や異動先、後任や引き継ぎなど、業務上必要なことが伝わりますし、感謝やお礼も伝えることができます。特にエピソードは、相手と共有できる思い出深いものにすると、親しみや丁寧さが伝わり、異動後もより良い関係性が保たれるでしょう。
スピーチでの挨拶例文
スピーチで挨拶をする場合、2~3分で話せるように伝えたいことをまとめます。スピーチは大勢の人に向けての挨拶になるので、エピソードは誰もが知っているものや、多くの人が関わったものを選ぶと良いでしょう。
また、愚痴や不満などネガティブな発言はもちろんですが、「もっとやりたいことがあった」「経験を積みたかった」というような思いからの発言も、周囲の人を心配させることになりかねないので控えた方が良いでしょう。
前向きな挨拶にするためにも、異動先での意気込みをアピールしたり、これまで以上に頑張るという姿勢を見せるなどして、悲しい別れとならないように心がけましょう。締めの言葉は、これまでお世話になったことへの感謝を述べると印象が良くなります。参考として、以下にスピーチでの挨拶文の例を紹介します。
このたび、◯月◯日付で◯◯部へ異動することになりました。
皆様と一緒に働けたおかげで、いろいろなことにチャレンジすることができました。特に◯◯では人としても大きく成長することができ、感謝しております。新しい部署でも、◯◯部で得た経験を糧に精進してまいります。
これまでの業務は◯◯(後任者の氏名)が担当することになりました。万全の引き継ぎをいたしますが、何かありましたら◯◯(後任者の氏名)にお伝えくださいますよう、よろしくお願いいたします。
今後も、一緒に仕事をする機会があるかもしれませんので、その際はまたご指導のほどよろしくお願いいたします。 ◯年間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
上司、同僚、取引先へのメールでの挨拶例文
お世話になった方への挨拶は、全員にまとめてではなく、個別に送るのが望ましいです。できる限り「CC」や「BCC」の使用、社内メールの一斉送信などは避けるようにしましょう。テンプレートを使ったような文章も心がこもっていないと思われかねないので、避けた方が良いでしょう。また、文中では直接挨拶できない非礼を詫びる文言をプラスすることも忘れないようにしましょう。
【上司宛ての挨拶例文】
直属の上司であれば、異動についてはもちろん後任についてもすでに知っているはずですが、挨拶に盛り込むべき内容は一通り入れておくに越したことはありません。また、上司にはひときわお世話になっているものなので、しっかりと感謝やお礼を伝えましょう。
お疲れさまです。◯◯部◯◯です。
このたび辞令を受け、◯月◯日付けで◯◯部に異動することとなりました。 本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところですが、メールでのご挨拶にて失礼いたします。
◯◯部長には私が新人の頃から大変お世話になり、誠にありがとうございました。特に◯◯の件では助けていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。 ◯◯部では◯◯の業務を担当しますが、◯◯部で培った経験を生かし、精進してまいります。
◯月以降は私の後任として、◯◯(後任者の氏名)が業務を担当します。これまでと変わらぬご協力をいただけますと幸いです。
部署は変わりますが、今後もまた一緒にお仕事をさせていただく機会がある際は、何とぞよろしくお願いいたします。
◯◯部◯◯(署名)
【同僚宛ての挨拶例文】
同僚宛ての場合、親しい間柄だとしても礼儀やマナーは意識しましょう。友達のようにフレンドリーに接していた相手だとしても、丁寧な言葉を使って挨拶をすることをおすすめします。
お疲れさまです。◯◯部の◯◯です。
このたび、◯月◯日付けで◯◯部に異動することとなりました。 本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、メールでのご報告となってしまい申し訳ありません。
◯◯さんとは同期で、入社当初から◯◯について一緒に切磋琢磨してきましたね。 長年一緒に働いてきたので離れることになるのは寂しいですが、ともに成長しあえた日々を忘れずに、◯◯部でも頑張りたいと思います。
引き続き、何とぞよろしくお願いします。
◯◯部◯◯(署名)
【取引先宛て挨拶例文】
取引先には後任の担当者とともに訪れ、後任の紹介や引き継ぎをするのが好ましいですが、それができない場合はメールで挨拶し、今まで見てきた例と同様に、非礼を詫びる文言をプラスしましょう。また、先方が今後の取り引きに対して不安にならないよう、後任の情報をしっかりと記載します。念のため、自身の異動先の情報も記載しておくと丁寧でしょう。
いつもお世話になっております、株式会社◯◯の◯◯でございます。
私事で恐縮ですが、◯月◯日付けで◯◯部へ異動となりました。
◯◯様には、着任以降、これまで特別なお取り計らいをいただき、心より感謝申し上げます。
異動先でも◯◯様から学ばせていただいたことを忘れずに、新しい気持ちで励んでまいります。
今後は、◯◯(後任者の氏名)が貴社を担当させていただくことになりました。引き続きご指導いただけますと幸いです。
・後任者の氏名 ・後任者の電話番号 ・後任者のメールアドレス
後ほど改めて◯◯(後任者の氏名)よりご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。
なお、今後の連絡先もお伝えさせていただきます。
・異動先部署名 ・新しいアドレス ・電話番号
本来であればこちらから直接ご挨拶にお伺いすべきところですが、メールでの挨拶となりましたことをお詫び申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
◯◯株式会社◯◯部◯◯(署名)
スピーチで挨拶した場合もメールは必要?
スピーチをした場合でも、必要に応じてメールを送りましょう。スピーチは部署や社内全体に向けての挨拶なので、個人的な感謝やお礼を伝えることははばかられます。スピーチだけでは感謝やお礼を言い足りないと感じる相手がいる場合は、伝えたい思いを込めてメールでも挨拶をすると良いでしょう。特にお世話になった人には、スピーチをしたとしても個別にメールも送った方が丁寧です。
また、スピーチで挨拶をする場合、その日に伝えたい人が全員出勤しているとも限りませんし、業務の都合などで聞いてもらえるとも限りません。スピーチの場にいなかった人にも、挨拶をしていないと失礼に当たる場合があるので、メールで伝えると良いでしょう。
挨拶メールが届いた時の返信内容は
自分が異動するのではなく、上司や同僚が異動となり挨拶メールが届くこともあります。メールの返信では、これまでの感謝や新しい場所での活躍を祈る気持ちを伝えます。親しい人が異動すると悲しくなるかもしれませんが、そういう場合でも相手を応援する気持ちを持ち、前向きで明るい内容にするのが良いでしょう。
また、異動の挨拶メールもビジネスメールの一種なので、返信はできるだけ早く送りましょう。
お疲れさまです。◯◯部の◯◯です。
このたびは異動のご連絡をいただきましてありがとうございます。
◯◯さんには困ったことがあるたびに相談に乗っていただき、ありがとうございました。◯◯さんのおかげで、たくさんの困難を乗り越えることができました。
新しい部署でも◯◯さんのお人柄を生かし、ご活躍されますようお祈りしております。 ◯◯部◯◯(署名)
まとめ
異動が決まると引き継ぎや残務処理などによって忙しくなりますが、上司や同僚など社内だけでなく、取引先や顧客など社外への挨拶も忘れてはなりません。特にお世話になった人への感謝やお礼は、普段はなかなか言えないことを伝える良い機会です。直接挨拶する場合も、メールで挨拶する場合も、「また一緒に仕事がしたい」と思ってもらえ、異動後も良い関係性を築いていけるような丁寧な挨拶を心がけましょう。
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このテーマに関する気になるポイント!
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異動時の挨拶はメールだけでもいい?
挨拶をする時間がとれない場合はメールに頼らざるを得ませんが、お世話になった人には直接挨拶をした方が丁寧です。
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挨拶では必ずエピソードを盛り込まなければならない?
必ずではありませんが、盛り込むことで親しみが湧き、より感謝が伝わりやすくなるでしょう。
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メールでの挨拶はまとめて送ってもいい?
個別に送るのが望ましいですが、やむを得ず一斉送信になる場合は、まとめての挨拶となることをお詫びする言葉を添えて送りましょう。
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人事異動って引き継ぎとかでばたばたすることも多いと思うけど、その中でもやっぱり丁寧な挨拶は今後の関係性のためにも重要ね!