「自尊心が低い」ってどういうこと?特徴やその原因・自尊心を高める方法をチェック
自尊心が低い人は、なんとなく落ち込みがちになってしまうものです。ここでは、自尊心とプライドの違いや、自尊心が低い人の特徴、自尊心を高めるためのポイントについてまとめました。
自尊心ってどういう意味?
自尊心とは、「自分を尊いと思う心」と書きます。つまり、自分自身を大切にする気持ちが自尊心だともいえるでしょう。これは、自分に自信があるということとも少し違います。なぜなら、自分自身に能力があるかどうかと、自分のことを自分で大切にし、価値があると思えるかどうかということはイコールではないからです。
自尊心が高いというと、プライドが高く付き合いづらい人というようなイメージを持つ人がいるかもしれませんが、厳密に考えた場合、自尊心とプライドは同じ意味ではないのです。
自尊心とプライドの違い
プライドが高い人は、自分に自信があり、他人よりも優れた人間で、優れた能力を持っていると感じている人などがいます。また、他人によって自分の優れた点・能力が正当に評価されることを求める気持ちが高いこともプライドが高い人の特徴です。
プライドが高い人の中には、実際に能力が高く、それに見合った自信を持っている人もいれば、実際の実力よりも自分への評価が高い人もいます。
ある程度のプライドを持っているというのは、決して悪いことではありません。「プライドを持って自分の仕事にあたる」などという使われ方をすることからもわかるとおり、プライドが高いことが良いこととされるケースもあるのです。ただし、プライドばかりが高く、他人を蹴落とそうとする人や、相手を見下すような人には注意をしなければなりません。
一方、自尊心が高い人というのは、自分を大切にしているということですから、こちらもそれだけであれば特に問題はありません。
しかし、自尊心の高さから、相手の言うことに耳を貸さない、自分だけが良ければ良いというような態度をとってしまうのはよくありません。それと同じように、自尊心が低すぎるのも問題です。自尊心が低い人は、卑屈になりがちで、人生を楽しみづらく、悩みがちになってしまうなどの可能性が考えられます。
自尊心が低い人の特徴
自尊心が低い人にありがちな特徴を5つ見てみましょう。
1. 人が評価されているのを見ると落ち込む
自尊心が低い人は、他人が褒められているのを見ると、「すごいな」と思うと同時に、「自分とは違う」「自分はあんなふうに褒められることができない」と、自分を卑下する思考に陥ってしまうことがあります。
2. 自分の過去のミスを思い返してくよくよする
過去の失敗や過ちをいつまでも思い悩み、それを前向きな教訓にするのではなく、「あんなことをしてしまった自分はダメだ」とくよくよと思ってしまうことも、自尊心が低い人にありがちなケースです。
3. ひとつよくないところがあったときに自分をすべて否定してしまう
人は、誰しも良いところと悪いところがあります。しかし、自尊心が低い人は自分の悪いところばかりが目につき「今日はこんなミスをしてしまった、自分にはまったく価値がない」と、すべてを否定するようなことを考えてしまうことがあります。
4. すぐに諦めてしまう
何かトラブルが起こったときや困難にぶつかったとき、「自分ではどうせ解決できない」「自分には無理だ」とすぐに諦めてしまうのも、自尊心が低い人にありがちです。チャレンジしても意味がないと思い込むのは、自分の能力を低く見ているからといった理由が考えられます。
自尊心が低い原因
自尊心が低い原因を知ることで、自分の思考の癖を掴み意識して改革することができます。
1. 周囲に流されやすい
周囲の意見に同調することでその場を穏便に済ませる配慮は素敵なことですが、自尊心を低くする原因となってしまいます。言い方に気をつけるなどして、自分の意見を述べることが一歩前進のために必要です。
2. 自分の意見が否定される経験をしてきた
周囲から自分の意見を大切にされないと感じた時、自尊感情は損なわれます。意に沿わない行動をしなくてはいけない経験が多くなると、「自分には価値がない」という意識が自分に植えつけられてしまうのです。
自尊心を高める方法
自尊心が高いか低いかは、それまでの人生でどのような評価を得てきたか、周りにどんな人がいたか、さらには生まれ持った性格などから決まります。そのため、簡単に「自尊心が低いからもっと高くしよう!」と思って高めることは難しいといえるでしょう。
しかし、自尊心が低く、つらい気持ちを感じることが多いのであれば、少しずつでも考え方を変えていく必要があるでしょう。
自尊心を高めるためには、まずは自分で自分を好きにならなければいけません。周りからの評価や、周囲の人がどんな評価を受けているかといった情報を極力いれないようにして、自分に対して真っすぐに向き合ってみましょう。
そのうえで、自分の気持ちをアウトプットすることも大切です。毎日少しずつでも、日記に自分の言葉を書いてみましょう。SNSなどで発信することもできますが、他人からのリアクションが気になりすぎてしまう場合はあまりおすすめできません。
「自分が心地良いと思えること」を積極的にしてみてください。自尊心を高めるためには、毎日を前向きに過ごすための具体的なアクションをとることが大切です。
このテーマに関する気になるポイント!
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自尊心とは?
自尊心とは、「自分を尊いと思う心」と書きます。つまり、自分自身を大切にする気持ちが自尊心だともいえるでしょう。
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自尊心が低いとどうなる?
自尊心が低い人は、何かと卑屈になりがちで、人生を楽しみづらく、悩みがちになってしまうなどの可能性が考えられます。
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プライドが高い人の特徴は?
プライドが高い人は、自分に自信があり、他人よりも優れた人間で、優れた能力を持っていると感じている人などがいます。また、他人によって自分の優れた点・能力が正当に評価されることを求める気持ちが高いこともプライドが高い人の特徴です。
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