化粧水しか使わなかった僕が「1本でスキンケアが完了するオールインワン化粧品」を使ったら、鏡を見るのが楽しくなった
化粧水しか使っていなかったライター・小野洋平さんが、1本でスキンケアが完了する「オールインワン化粧品」を1カ月試してみました。すると、見た目だけではなく心境にも変化が。記事では、美容家おすすめのオールインワン化粧品も紹介しています。
- 美容のプロに聞いた「スキンケアで必要なこと」
- 手間を省きたいけど、しっかりスキンケアをしたい人へ。男性美容研究家おすすめの「オールインワン化粧品」
- プロにおすすめしてもらったオールインワン化粧品を、1カ月使ってみた
はじめまして、ライターの小野です。
「ライター」という仕事をしていると、対面での取材が多く、記事によっては自分の顔を出すこともあります。また、最近ではオンラインの取材も増え、画面越しに自分の顔を見る機会も多くなりました。
なにが言いたいかって……? 自分の肌が気になるってことです。
筆者はこれまで洗顔と化粧水は使っていて、最低限のスキンケアはできていると思っています。
しかし、最近は肌荒れもするようになり、今のスキンケアだけじゃダメなのでは……と考えるようになりました。
最近は男性向けのエステや化粧品がいろいろ展開されていて、少し興味はあります。でも、いまいちどれがいいのかわからないし、長続きしなさそうで、あまり面倒なことはしたくない……。
そこで今回は、美容のプロに「自宅で面倒なく続けることができる、男性のスキンケア」について聞いてみました。
筆者だけではなく、最近はリモートで画面越しにミーティングをする人も多いはず。同じく「今の自分のスキンケア、ちょっと見直したいかも……」と思っている人にとって参考になるかもしれません!
美容のプロに聞いた「スキンケアで必要なこと」
今回、スキンケアのいろはを教えてくれるのは、美容家の藤村岳さん。
『All About』で「メンズコスメ」のガイドを担当したり、「男性美容研究所(DANBIKEN)」というサイトを立ち上げてメンズスキンケアに関する情報を積極的に発信したりしている方です。なんとも頼もしい。
藤村岳さん
男性美容研究家。編集者を経て独立。各種メディアへの出演、雑誌やウェブメディアへの執筆、講演、All Aboutではメンズコスメガイドを務める。またメンズ美容のコンサルタント、コスメプロデューサーとしても活躍。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』などがある。2021年よりDMMオンラインサロンにて<藤村岳の自分を整える身だしなみ講座>をスタートさせた。
Twitter:https://twitter.com/gaku_gaku
Web:http://danbiken.net/
── 今日はよろしくお願いします! まずは筆者の肌と現在やっているスキンケアの改善点について相談させていただきたいと思います。
藤村さん わかりました。まず、小野さんの普段のスキンケアを教えてください。
── 基本的には、お風呂上がりに化粧水を塗っているだけです。ただ、もともと乾燥肌なのですが、昨年から急に肌が荒れてニキビができてしまって……。マスクの摩擦が原因かなと思ったのですが。
藤村さん 朝はスキンケアをしていますか?
── していないですね。なんとなく面倒で……。顔を洗うだけで、化粧水を塗るまではしていないです。
藤村さん なるほど。マスクも一因だとは思いますが、おそらく肌荒れの大きな原因は、乾燥肌の自覚がありつつも、保湿が不十分なこと。さらに、朝のスキンケアをしていないことではないかと思われます。
── マスクだけが原因じゃなかったのか……。
藤村さん 小野さんの場合、口周りにニキビが多いようですね。これはストレスなどでホルモンバランスが崩れて皮脂の分泌が過剰になると起こりやすくなります。ちなみに皮脂は決して悪いものではなく、皮膚のバリア機能も持っています。
── バリア機能というと?
藤村さん バリア機能とは外界からウイルスなどを侵入させないと同時に、体内の水分を蒸散させないという人体の機能です。
肌が乾燥すると、体は肌を守るために皮脂を分泌します。そのため、保湿不足だと、皮脂の分泌が多くなってしまいます。
また、肌荒れで雑菌が繁殖しやすくなったり、過剰な皮脂分泌で毛穴が詰まるとニキビができやすくなったりもします。乾燥がベタつきやニキビを生むという悪循環ですね。
── なんと。悪循環を断ち切るためにはどうしたらいいのでしょうか?
藤村さん やはり、朝と夜に正しい洗顔をすること。特に、肌を十分に保湿するスキンケアが重要になってきますね。
── なるほど……! ちなみに、スキンケアはどういうことをしていけばいいんですか?
藤村さん 1つずつQ&A形式でお答えしていきますね。
Q:スキンケアでは、どんなアイテムが必要ですか?
まず、洗顔料で顔の汚れを落とし、水分を補給する化粧水を染み込ませます。続いて、水分が外に出ていかないように、油分のある乳液もしくはクリームでふたをします。そして、日中は紫外線対策に日焼け止めを塗るという順番です。
Q:洗顔はどうやってした方がいいですか?
たまにゴシゴシ洗っている人がいますが、ゴシゴシ洗う=汚れが落ちることではありません。むしろ、ゴシゴシ洗うことで起こる弊害の方が多いんですよ。
まず、洗顔料はよく泡立ててください。理由は2つ。泡が弾けるときに表面張力で毛穴の奥の汚れを一緒に持っていってくれるから。もう1つは肌と手の間のクッションになってくれるからです。
手のひらで洗うと、力が入りすぎてしまいますし、顔の出っ張っている部分しか洗えません。そのため、洗顔は3本指の腹で洗いましょう。
また、縦に洗うのではなく、優しく円を描くように洗います。そうすると、細かく隅々まで洗うことができます。
Q:洗顔は顔のどの部分を洗うといいですか?
Tゾーンといわれるおでこや鼻筋の皮脂分泌が活発なところから、乾燥しやすい頬やフェイスラインのUゾーンを優しめに洗っていきます。大事なのは顔の全体を画一的に洗うことではなく、ゾーンごとにメリハリをつけて洗うことです。
TゾーンとUゾーンの場所
Q:洗顔時のお湯の温度、洗う時間はどれくらいがいいですか?
実は、顔を軽く洗って汗やホコリを落とす「予洗い」を1分するだけで、6〜7割の汚れは落ちると言われています。予洗いをしっかり行い、その後、泡で優しく洗います。
泡を使った洗顔にかけた時間を1としたら、すすぎは3の長さ。生え際やモミアゲ、ヒゲなどに泡が残らないよう、よくすすいでください。
汚れた水を使うことになるので、溜め水で顔を洗うのはダメですよ。そして洗顔が終わったら、最後に清潔なタオルを顔に軽く当てて、水分を吸い取ります。タオルでゴシゴシ拭くのもNGです。
Q:スキンケアをするタイミングは?
とはいえ、洗顔のやりすぎもよくないです。基本的には、朝起きたときの洗顔後と、夜寝る前にお風呂から出た後、1日2回で十分です。
タオルで顔を拭いたら、化粧水はすぐに塗りましょう。特に、お風呂から出た後は髪を乾かしたり休憩したりと時間を置きがちですが、化粧水は30秒以内に塗った方が良いです。
また、乳液は化粧水がまだ残っている状態ではなく、しっかりと浸透させ、水分がなくなった後に塗ってください。
Q:化粧水って、なんとなく顔を叩いて浸透させているイメージがあるのですが、どうやって肌に染み込ませるといいですか?
洗顔では、TゾーンからUゾーンの順番で洗いましたが、保湿は逆です。乾燥しやすいUゾーンから塗っていきます。
その際、ハンドプレスでより浸透させていきましょう。手の温かさで包み込み、水分を入れるイメージです。必要以上に力を入れてぎゅーっと顔を押さえてしまうと、顔にシワが寄って刺激になるのでNGです。
また、スキンケアをする以外は、基本的に肌にはなるべく触らないようにしましょう。無意識に顔をこすってしまい、肌荒れの原因につながります。スキンケアは必要最低限のアクションで行うこと。これが鉄則です。
Q:乳液やクリームはどうやって塗るといいですか?
乳液の場合も、乾燥しやすいUゾーン、Tゾーンの順に塗っていきます。
油分の多いクリームを使う場合は、おでこ、鼻、顎、頬にクリームを適量置いて、全体に伸ばすと多く塗るのを防げますよ。
Q:乾燥肌なので、潤いを加えるために朝と夜以外にも洗顔をしていいですか?
顔を洗うと、どんなに優れた洗顔料を使っても、必要な潤いまで奪われてしまいます。それに1日に3〜4回も肌に刺激を与えるのはよくありません。基本的に、朝と夜の2回で十分ですよ。
── ひと通り質問してみて、これまで自分がやってきたスキンケアがどれだけ間違っていたか痛感させられました……。いろいろ教えてもらったけど、ちゃんとできるか不安になってきたな……。
藤村さん 小野さんの場合、面倒という理由で今までは夜にしか化粧水を塗ってきませんでしたよね? 急にステップアップさせても、習慣にならないと意味がありません。
そこで、普段は化粧水で水分を、乳液などで油分を補給する“2段階保湿”をおすすめしているのですが、ビギナーの小野さんは特別に「オールインワン化粧品」で、まずはワンステップだけ上がってみましょうか?
── オールインワン?
藤村さん オールインワンは、化粧水をはじめ、乳液、クリーム、美容液などの機能が1本に集約されたスキンケアアイテムになります。手間も普段と変わらないため、面倒くさがりの小野さんでも続けられると思いますよ。
── それがいいです。おすすめを教えてください!!
手間を省きたいけど、しっかりスキンケアをしたい人へ。男性美容研究家おすすめの「オールインワン化粧品」
「化粧水しかつけていない」という今のスキンケアから一歩上に行きたいけれど、なるべく面倒なことはしたくない……という筆者に向けて、藤村さんからおすすめの「オールインワン化粧品」を教えていただきました。
購入できる場所(流通チャネル)ごとに紹介してもらったので、ここから自分に合いそうなものを選んでいきます。
【1】身近なお店で買える1,000円前後の「ドラッグストア」系
・「UNO」クリームパーフェクション
・「ニベアメン」薬用センシティブローション
・「メンズビオレONE」全身化粧水スプレー
【2】バリエーションが豊富な、ロフトやプラザなどで買える2,500円前後の「バラエティー」系
・「クワトロボタニコ」ボタニカル ローション&アフターシェーブ
・「リサージ メン」スキンメインテナイザーⅠ
・「ヴェレダ」 モイスチャークリーム〈メンズ〉
【3】最新の知見と技術が詰まった、デパートなどで買える少し高価格帯の「プレステージ」系
・「クラランス メン」モイスチャー ジェル SP
【1】身近なお店で買える1,000円前後の「ドラッグストア」系
「UNO」クリームパーフェクション
クリームパーフェクション | 特集 | uno | 資生堂
(参考価格:1,078円)
【特徴】
・肌のテカリやカサつきをケアしてくれる
・皮脂を吸着してくれるオイルコントロールパウダー入りで、塗った後もベタつかずサラサラな肌触りに
・質感はリッチ
【藤村さんのおすすめポイント】
若い男性であれば、ノーマルタイプの「クリームパーフェクション」がいいと思います。
塗った後、皮脂が出てくることでベタつきになるのですが、皮脂を吸着してくれるオイルコントロールパウダーが入っているので、いつまでもサラサラしますよ。
その他、UVを配合した「UVパーフェクションジェル」やエイジングケア用の「クリームパーフェクションゴールド」などを展開しているあたりは、流石のUNOですね。
「ニベアメン」薬用センシティブローション
ニベアメン センシティブローション - NIVEA
(参考価格:オープンプライス、各ECサイトで1,050円前後)
【特徴】
・ヒゲそり後の薬用スキンケアとして使用できる
・ベタつかず、なめらかでとろみのあるローション
・質感はライト
【藤村さんのおすすめポイント】
センシティブという名前の通り、敏感肌の方にとっては使いやすいと思います。
特に、乾燥はさせたくないけど、オイルリッチで毛穴を塞ぐのもイヤという方におすすめです。グリチルリチン酸ジカリウムという抗炎症成分が入っていますが、アルコールや着色料は入っていません。
そして、無香料。肌を鎮めつつ、乾燥もさせたくない小野さんにも適していると思いますよ 。
「メンズビオレONE」全身化粧水スプレー
メンズビオレONE【オールインワン全身洗浄料】
(参考価格:オープンプライス、各ECサイトで1,000円前後)
【特徴】
・顔だけでなく、体中の乾燥を感じる部分に使える全身用化粧水
・スプレータイプなので扱いやすい
・質感はライト
【藤村さんのおすすめポイント】
手に入りやすいという点で選びました。コンビニやドラッグストアで買えるので多くの方が使っています。
また、こちらは顔だけでなく全身にも使えて便利です。乾燥肌の小野さんが使うなら「しっとりうるおうタイプ」がおすすめですね。
【2】バリエーションが豊富な、ロフトやプラザなどで買える2,500円前後の「バラエティー」系
「クワトロボタニコ」ボタニカル ローション&アフターシェーブ
【特徴】
・植物由来のオールインワンエイジングケア(年齢に応じたうるおいのケア)化粧水
・とろりとしていて、ヒゲそり後の刺激から守ってくれる
・質感はリッチとライトの中間
【藤村さんのおすすめポイント】
こちらは、その名の通り4種類の植物エキスがベースとして入っており、男性の4大肌トラブルといわれる「乾燥による肌荒れ」「ハリ不足」「毛穴トラブル」「皮脂トラブル」に対応しています。
男性の場合、洗顔よりもヒゲそりがもっと強い刺激になります。しかし、このとろみがヒゲそり後の刺激からも守ってくれるので、おすすめしています。
「リサージ メン」スキンメインテナイザーⅠ
スキンメインテナイザー - LISSAGE MEN リサージ メン -
(参考価格:3,300円)
【特徴】
・ヒゲそり後にひりひりしにくい、アルコール(エタノール)無添加
・ベタつかず心地よい感触
・質感はライト
【藤村さんのおすすめポイント】
リサージはコラーゲンの研究に優れているブランドです。そのため、コラーゲンをしっかりと配合しつつ、より男性の肌に馴染みやすい処方になっています。
また、個人的に香りが好みで、アロマ的な癒しも感じます。
なにより、佐藤可士和さんデザインのトリガーがかっこよくないですか? 使い勝手だけでなく、こういったギミックの面白さ、機能美も所有欲を満たすと思い、選びました。
「ヴェレダ」 モイスチャークリーム〈メンズ〉
ヴェレダ公式オンラインショップ / モイスチャークリーム 〈メンズ〉
(参考価格:2,750円)
【特徴】
・日常使いできるだけでなくヒゲそり後にも使える、オーガニック系スキンケアアイテム
・ベタつかず、しっとり保湿できるクリーム
・質感はリッチ
【藤村さんのおすすめポイント】
ヴェレダは私も信頼しているブランドです。少量のエタノールは入っていますが、個人的にはそこまで気になりませんね。クリーム状なので、きちんと保湿したい方にはおすすめです。
なお、クリームとは言いつつもライトな仕上がりで、ベタベタしないのも特徴ですね。特に、ヒゲそり後もしっかりと肌を保護してくれますよ。
【3】最新の知見と技術が詰まった、デパートなどで買える高価格帯の「プレステージ」系
「クラランス メン」モイスチャー ジェル SP
モイスチャー ジェル SP - Clarins
(参考価格:6,050円)
【特徴】
・乾かない「葉」のハウスリークやセイロンベンケイから成る植物由来の成分が豊富に含まれている
・皮脂分泌が活発な人でも使いやすい、ベタつかないジェル状の保湿美容液
・質感はリッチ
【藤村さんのおすすめポイント】
こちらは「ジェル状保湿美容液」と書いてありますが、オールインワンとして使うのもありだと思います。特に「ジェル」というのが皮脂分泌が活発な若い人にも使いやすいと思い、セレクトしました。嫌なベタつきもありません。
後肌(スキンケア用品を塗った後の肌感)はさっぱりしますが、ちゃんと潤いもあるのが特徴です。
また、パッケージもプレステージラインだけあり、カッコよく、インテリア映えもしそうですよね。
── う〜ん、どれにするか迷いますね。ちなみに、スキンケア商品で「乾燥肌向け」「脂質肌向け」と分けられている場合、自分の肌質に合ったものを使った方がいいですか?
藤村さん そうですね。自分の肌の認識が正しくできていれば、合わせてください。
ただし、よく肌質別に分けられていますが、医学的には分類はないですし、自分が乾燥肌や脂質肌だと思い込んでいるだけというケースもあります。
脂性肌と自認している方でも、実際は乾燥のために皮脂分泌過多になっているかもしれません。
── なるほど……では「さっぱりタイプ」と「しっとりタイプ」がある場合、どういう基準で選べばいいんですか?
藤村さん 小野さんのように乾燥肌の自覚があれば「しっとりタイプ」が無難でしょう。
ただ、ベタつきが気持ち悪いと思う方は、変えてもいいと思います。正直、使ってみないとわからないですね。
迷ってしまう場合は、まずは「しっとりタイプ」から使っていきましょう。また、真夏に「しっとりタイプ」が重いという場合は、「さっぱりタイプ」を選んでもいいと思います。反対に、秋冬は「しっとりタイプ」を選んでおく方がいいです。
── ほうほう。今回はオーガニック系のスキンケア商品も紹介していただきましたが、オーガニックってやっぱり肌に良いんですか?
藤村さん オーガニックや植物性が、必ずしも肌に優しいわけではありません。というのも、植物を凝縮して集めたエキスがすべて体に優しいわけではないんです。
決してオーガニックやナチュラルという表記だけを過信せずに、あくまで自分の肌に合ったものを選んでください。
── そうなんですね。どれにするかまだ迷うな……。ちなみに、スキンケア商品ってパッケージの見た目で選ぶのもアリですか?
藤村さん もちろんです。化粧品は嗜好品ですからね。見た目が気に入らないとか、ネガティブワード満載で使うたびに滅入るものって、精神的にストレスになってよくないんです。
前提として、自分の気分が上がるものであることは大事なポイントです。なので、パッケージ買いや香りで選ぶのもアリだと思います。
── メモメモ……「迷ったときはパッケージ買い」と。
藤村さん 医薬品と違うので、自分が楽しくなるものや素敵なものを使うだけで、心理的にもいいですよね。それに、楽しんだ方がちゃんとルーティーンに落とし込めますから。
── なんだか一気に、スキンケアのハードルが下がった気がします。
藤村さん ただし、パッケージが気に入ったからといって、自分の肌に合わずに肌荒れを起こすようであれば、すぐに使用を止めてくださいね。
今回ご紹介したスキンケア化粧品はどれもおすすめですが、まずは習慣化することが大事ですよ。やはり、スキンケアは誰かのためではなく、自分自身のコンディションを維持するために行うものなんです。
ですから、自分が気持ちよく継続できるものを素直に選ぶのがいいと思います。
── わかりました! 自分の心に従って選んでみます。ありがとうございました!
プロにおすすめしてもらったオールインワン化粧品を、1カ月使ってみた
というわけで、心に問いかけた結果、パッケージがかっこいい「リサージ メン」を使うことにしました。見た目もさることながら、香りも好みでした。
自分の肌に合うか心配でしたが、使い続けても肌荒れを起こすことはありませんでした。なお、取り扱い店舗によってはサンプルが置いてあるため、購入する前に試すのも失敗しないポイントだそうです。
それでは、早速ですが1カ月間のスキンケアの結果を見てください。
1カ月前は、乾燥やマスクの影響か、頬に赤いニキビが目立っていました。改めて自分の肌を確認してみると、恥ずかしいかも……。
そして、こちらが1カ月にわたりオールインワン化粧品を使用した後の状態です。
「あんまり変わってなくね……?」と思われるかもしれませんが、個人的には赤みが少しだけおさまったように感じます。まあ、たった1カ月だしね。
正直、自分としては劇的に変化した実感は得られなかったものの、ビフォー・アフターの写真を撮影してくれた友人いわく「いや、変わったよ!」とのこと。意外と、他人の方が気付くものなんでしょうか。
ただ、何より最大の収穫は、朝夕のスキンケアが定着したこと。お気に入りの化粧水を使い続けるうち、少しの変化にテンションが上がるようになり、そのうち鏡を見るのが楽しみになりました。これは大きな進歩かなと。
ちなみに、オールインワン化粧品を買ったときにも思ったのですが、あらためて男性向けのスキンケア商品がどんどん増えてきている印象がありました。
藤村さんによると、日本では2004年ごろから百貨店などで外資系ブランドによる男性向けの商品が出始め、2018年ごろには男性向けのメイクアップブランドも出てくるようになったそう。
男性向けのスキンケア商品について、以前はアルコールが多めでスースーさせるものが多かったようですが、最近は男性もアルコールが多い商品を避けるようになり、高保湿の商品を求める傾向にあるとのこと。
これからも良いスキンケア商品がどんどん出てきそうだ……! 今回のレクチャーを機にスキンケアに興味が湧いてきたので、ハマりそうな予感がしている筆者でした。
※本記事に記載の商品情報は、2021年4月時点のものとなります。
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