大好きなジャニヲタグッズを整理収納したい……! 収納王子コジマジックさんにアドバイスをもらったら、趣味がさらに充実した話
ジャニヲタの千紘さんが、収納王子コジマジックさんのアドバイスをもとに「雑誌」「写真」「パンフレット」「カレンダー」「ペンライト」「うちわ」を整理収納します。収納に使用するアイテムの多くは、ニトリや100円ショップでそろえられるものです。
こんにちは、ジャニヲタの千紘です。ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループ・Hey! Sɑy! JUMPと、そのメンバーである八乙女光くんを担当(応援)しています。
突然ですが、私の部屋はモノが多いです。毎月何冊も発売される雑誌に写真、コンサートのたびに購入しているペンライト、新聞の切り抜きに録画した番組のBlu-ray Disc……。収納スペースからはモノが溢れる寸前、というか、もう溢れています。
その結果……。
このように、壁際に段ボール箱がぎっしり並ぶという始末……。
そもそもモノが多いからこんなことになっているのですが、なぜ私の部屋が「モノが溢れる倉庫状態」になっているかというと、オタクはなかなか「モノが処分できない」から。また、飾るスペースがあまりなく、良い飾り方もわからない……というのも原因です。
手放したら二度と手に入らないモノがあったり、コレクションすることそのものが趣味になっていたりと、オタク活動ではそもそも「モノを減らす」ことができないのです(※モノが多くなるかどうかは、あくまでもその人の応援スタイルや嗜好によります)。
こんなふうに積まれているとはいえ、段ボール箱の中に入っているのは、好きの結晶・宝物たち。本来であれば、ちゃんと飾られてその価値をいかんなく発揮するべきなのに、日の目を見ることがないままで本当に申し訳ない。この部屋を「倉庫」から「美術館」にしなきゃ、この宝物を愛しているって言えないのでは……? と、薄々は感じていました。
そんな私のもとへ、Fun Pay!の編集部から「整理収納のプロに直接アドバイスをもらいながら、部屋のグッズを綺麗に飾ってみませんか?」という連絡が。倉庫にプロを招き入れるのは恥ずかしいな、怒られたらどうしよう……という気持ちもありましたが、話を聞いているうちに「宝物を綺麗に飾りたい」という思いが高まり、お願いすることにしたのです。
この記事では……
理想のジャニヲタ部屋を作ってオタ活を充実させるために、
プロに直接アドバイスをもらいながら、愛すべきグッズを整理収納して飾っていく様子をお届けしたいと思います!
・理想のグッズ収納は「綺麗に飾りつつ、見たいモノをすぐに出し入れできる」こと
・整理収納を教えてくれるのは、収納王子コジマジックさん!
・まずは壁際の収納スペースを確保する
・いよいよジャニヲタグッズを整理収納!
【1】雑誌
【2】写真
【3】サイズが違うカレンダーやパンフレットなどの紙類
【4】ペンライト
【5】うちわ ・整理収納完了! 理想のジャニヲタ部屋が完成
理想のグッズ収納は「綺麗に飾りつつ、見たいモノをすぐに出し入れできる」こと
さて、先ほども少し紹介しましたが、私の現在の部屋はこんな感じです。
壁際には、積み重なった段ボール箱がずらりと並んでいる状態。中には雑誌から切り取ったページやグッズが大量に詰め込まれています。
部屋で唯一の収納スペースであるクローゼットにはすでに服や本などが詰め込まれているので、グッズの収納には使用できません。なので、この段ボール箱がある壁際を収納スペースとして活用したい!
所有しているグッズは、主に「雑誌」「写真」「カレンダーや写真集」がメイン。できれば、コンサートに欠かせない「うちわ」「ペンライト」も一緒に収納したい……!
理想は、綺麗に飾られていることと、見たいモノをすぐに出し入れできることが両立しているというもの。そうすれば、これからのオタ活がさらに楽しめるような気がするんです。
果たして、倉庫のようなこの部屋がどのように変わっていくのでしょうか……!
▼広さ
1K(約8畳)
▼収納スペース
クローゼットにはすでに服などを入れているので、今回は使用不可。 壁際を収納スペースとして使用したい。
▼現状
何がどこにあるかわからず、とにかく段ボール箱に詰めただけの倉庫
▼理想の部屋
「好きなアイドルのグッズなどがオシャレに飾ってある」美術館のような部屋
「好きなアイドルの資料を見たいときにすぐに出し入れできる」図書館のような部屋
整理収納のコツを教えてくれるのは、収納王子コジマジックさん!
\ こんにちは~! /
今回、アドバイザーとして私を助けに来てくれたのは、収納王子コジマジックさんです!
「収納で日本中を笑顔に」をコンセプトに、全国各地で整理収納に関するセミナーや講演会、アドバイスをしているのだそう。松竹芸能所属の漫才コンビ・オーケイのつっこみ担当であり、ケイスタイル株式会社の代表取締役、一般社団法人日本収納検定協会の代表理事としても活躍されています。
私の好きなHey! Sɑy! JUMPとは、テレビ番組で共演経験があるということで、メンバーが写る最新の写真を見てもらいながら誰がかっこいいと思うか聞いてみると……「皆さん素敵ですけど、やはり山田さんですかね」とのこと。大人の男性から見ても人気の高い我が軍エース・山田涼介くん、さすがです。
そして、挨拶をさせていただいたタイミングで、すかさず「全く片づけができない人間なのですが……」と自己申告した私。すると、このようなアドバイスをいただきました。
「片づけって一生やらないといけないんですよ。だから、少しでも早く『片づけが好き・楽しい』と思えるようになっていただきたいです。苦手な方にオススメなのは、まずは自分が一番よく使う場所や引き出しから片づけを始めること。効果がすぐに実感できるから『やってよかった』と思えますよね。そんな気持ちを少しずつ積み重ねて『またやろう』と前向きになることが、綺麗な部屋づくりの第一歩です。
一生やらないといけないと聞いて背筋が凍りましたが、確かに、ダイエットでも何かを購入したときのポイント還元でも、すぐ効果を得られることってやる気になれるもんなぁ。 そして、私が整理収納したいグッズや部屋の状況を事前に確認してくださっていたコジマジックさん側から、このような「予想完成図」をいただきました。
な、なにこれ〜〜〜! すごい!!!! 鑑賞できるうえに、見たいときに取り出せるこの感じ……。まさに理想のお部屋!
説得力のある言葉に加え、魅力的な完成図まで見せていただき、「骨のありそうなやつが訪ねて来たものよ……この部屋、そなたに任せていいのかもしれん……」と私の中の仙人が呟きました。
ちなみに、整理収納に使うアイテムは、ほぼニトリや100円ショップで買うことができるので、思ったよりもリーズナブルです! 準備が整ったところで、いよいよ作業開始です。
・壁際の収納スペースを確保する
・ジャニヲタグッズを整理収納していく
【1】雑誌
【2】写真
【3】サイズが違うカレンダーやパンフレットなどの紙類
【4】ペンライト
【5】うちわ
・完成!
まずは壁際の収納スペースを確保する
あらためて、こちらが収納スペースにしたいと考えている部屋の壁際です。
ひとまずキッチンがある廊下へ段ボール箱をすべて移動させて、グッズを収納するカラーボックスが置けるだけのスペースを確保します。
すごい……!!! すでにすっきりしている!!! あの段ボール箱がどれだけ部屋に圧迫感を与えていたかがわかる……! こころなしか部屋も明るくなったように感じます。
使用したカラーボックスは、ニトリの「カラーボックスカラボ 3段(WH)」4つと「カラーボックスカラボ 45-3SH(WH)」1つ。どちらも1つ1,000円台と、お財布に優しい価格帯!
【収納王子コジマジックさんによる整理収納アドバイス】
今回一面にカラーボックスを置きましたが、ポイントは(写真の右側にある)元々あった棚とテレビに高さをそろえたこと。部屋のスペースを多くとる収納でも、高さのラインを合わせると圧迫感がなくなり、とても美しく見えるんです。
高さのラインを合わせると、とても美しくなる。はっ!? それHey! Sɑy! JUMPのダンスと同じやん……!!! 「SUPER DELICATE」(9枚目のシングルCDとして2012年2月に発売)でメンバー全員が中腰になって手を上げる振付で、身長180cm近くある中島裕翔くんが必死に腰を低くし、逆に身長160cmもない知念侑李くんが体を伸ばして、一糸乱れぬダンスをしているのと、同じやん……ッ!!!
いよいよジャニヲタグッズを整理収納!
カラーボックスの高さとHey! Sɑy! JUMPのダンスに共通する美しさに感動したところで、グッズを整理収納していきます。
【1】雑誌を整理収納する
雑誌は、2008年頃から月平均3~5冊ほど購入しています。多いときは毎月10冊ペースで買っていることも……。買い逃していた過去の雑誌も古本屋などで集めたので、トータルすると膨大な量です。
量が量だけに、買った雑誌をすべて手元に置くことはできないので、現在は残しておきたいページだけを抜き出して、掲載されていた雑誌ごとに透明のリフィルに入れています。それを、あの段ボール箱に保管しているのですが……その数、約9箱。私の部屋に倉庫化の呪いをかけた、最大の敵と言えます。
私が理想とする雑誌の整理収納は、好きなときに読みたい記事を読むことができるよう、発行年月ごとに管理すること。
現在も「発行年月」と「雑誌名」が書かかれた付箋をリフィルに貼っているので、刊行年数に沿って並び替えることは可能ではあるのですが……時系列がバラバラになった状態で段ボール箱に突っ込んでいるので、どこに何があるのかわからないのです……。
なぜか2019年1月と書かれているリフィルの下に、2009年8月があったりします。オタクの家に忍び込んで、雑誌の時系列や漫画の巻数をバラバラにする妖怪の仕業に違いない。
そこで、コジマジックさんに教わった整理収納方法は、「読みたいときにすぐページを出し入れできるよう、付箋に書かれた発行年月に沿ってファイリングしていく」というもの。こちらのファイルは100円ショップで購入できます。
まずは、バラバラになったリフィルを発行年ごとに仕分けて、その後、発行された月の順番に仕分けるという作業を進めていきます。
正直、この仕分け作業に一番時間がかかりました。「ふぅ、終わった……」と思ったら「まだ段ボール箱あります!」という非情な会話が繰り返されるという地獄。Fun Pay!の編集スタッフさんやカメラマンさんにも手伝っていただきました。
作業終了後、手伝ってくれたスタッフさんいわく「2017年の切り抜きがめちゃくちゃ多かったです」とのこと。確かに、2017年はHey! Sɑy! JUMP10周年の年だったので、雑誌掲載が多かったんですよね。一気に整理すると、何年にどれくらい活躍したかなども見えてきます。
リフィルの整理が終わったら、一気にファイリングしていきます。一番多い2017年の雑誌の切り抜きだけで、なんとファイルを6冊も使用しました。すごい!
ファイルには、発行年月を印字したシールを貼って、管理しやすくすることに! コジマジックさんからお借りしたのは、ブラザー工業のラベルライター「P-TOUCH CUBE(ピータッチ キューブ)」。ラベルを1枚ずつ自動でカットしてくれるらしく、手間が省けて便利そう!
ブラザーのラベルライター「P-TOUCH CUBE」は、スマートフォンで文字を入力して印字することができます。キーボード部分がない分、本体はとてもコンパクトでスタイリッシュ。レイアウトやデザインはアプリに保存していつでも呼び出せるので、とにかく便利です。フォントや枠デザインもおしゃれですよ。
確かに! 味気のないフォントだったら会社の資料室みたいになって嫌だなぁ、それだったらいっそ手書きの方が良いなぁと思っていたのですが、フォントも二重の枠も可愛げがあって好きです!
スマートフォンで文字を打ち込んで、シールをスッと作り、ファイルにぺりっと貼り付けていき……。
カラーボックスに1冊ずつ収納していきます。
ファイルの間にちょこちょこと「ブックスタンド」をはさむと、ファイルが倒れることなくしっかり並ぶので素敵! 1冊抜き出したときも、ファイルの雪崩は起きません。こちらのブックスタンドは、100円ショップのダイソーなどで売っているスチール製の商品。服を畳んで棚に収納する、というときにもオススメだそうです。
ファイルが綺麗に並びました! 段ボール箱に眠っていた切り抜きたちがすっきり収納されている……! ラベルのおかげで、どのファイルにいつの記事があるかすぐに分かるし、助かる……。
そして今回、雑誌の整理収納にあたってもう一つ提案してもらったのが「デジタルスキャン」。いわゆる“自炊”といわれているもので、雑誌のページをスキャンしてデータに残す方法です。
こうすれば雑誌自体は処分しても問題ないので、一気に部屋が片づきそうではありますが……実は一度やろうとしたものの、なかなか重い腰を上げられず、持っている切り抜きをすべてデジタル化することはできませんでした。でも、やっぱり気になる!
ということで、コジマジックさんが愛用しているというPFUのスキャナー 「ScanSnap iX100」を見せてもらいました。えっ、こんなに小さいのか!
私も使わせてもらいました。雑誌のページをスキャナーで読み込むだけで、すぐにスマートフォンに転送されます。そのスピード感と手軽さに驚き!
PFUのスキャナー「ScanSnap iX100」は、ラップくらいの大きさで、すごくコンパクトなんですよ。スキャンしたデータをスマートフォンに取り込むことで、データを持ち運べるうえに、いつでも見返すことができます。コンビニでプリントアウトすれば、逆にデータを紙に戻すこともできますよ。
ファイリングだと何冊か開いて比べながら読めるというメリットがありますが、場所も取りますし、紙はだんだん劣化していくというデメリットもあります。「処分する」ことに抵抗があるという方もいると思いますが、場所も取らず綺麗なまま保存できる「デジタル整理収納」は、本当にオススメです。
うっ……確かに。ちょうど今年、『MYOJO』をはじめとする多くのアイドル誌が電子書籍版も販売するようになりました。これから紙の雑誌を一切買わなくなったら、いつか私も手持ちの雑誌を全部データ化しようかなぁ。
ただ、デメリットを挙げるとすると、アイドル誌によくある「A4ワイドサイズ」(普通のA4サイズよりも、少し横幅が広い)に対応している、お手頃なスキャナーがなかなかないこと!! リフィルもA4ワイドサイズは種類があまりなく、あったとしても値段が高いのです。収納に不便だから、A4ワイドの雑誌は買わないという人も実際にいますね……。
この問題さえクリアできれば、データ化を真剣に検討します!
さらに、カラーボックス上部の引き出しに「まだ切り抜きしてない未処理コーナー」も作ってもらいました。「雑誌を買った後にすぐ切り抜いてファイリングするのではなく、ある程度まとまってからやると思うので」と気遣ってくださったのです。行動の読まれ方がすごい。この引き出しがいっぱいになってきたらファイリングしよう、という指標にもなりそうで助かります。
【2】写真を整理収納する
次は「写真」。CD発売などのタイミングで、ジャニーズ事務所公式の「ジャニーズショップ」で販売されます。私は推し(応援している人)の写真をすべて購入するのではなく、いいなと思ったモノだけを買うタイプです。
現在はどのように保管しているかというと、時系列がバラバラの状態で、化粧品のショップ袋に雑に突っ込んだまま。写真には発売日などの記載はありません。いくらなんでもこんなひどい収納をする奴がいるのか……? 雑誌とは違って発売日の付箋も貼っていないので、時系列で並び替えるのは困難です。きちんとは数えていませんが、この袋の中だけで500枚以上はありそうです……。
もちろん、大好きな推しのこと。本気を出せば「この黒髪は医者のドラマをやっていた頃だから2012年!」「幼い見た目だけど2016年でわりと最近という引っ掛け問題!」というふうに自力で並び替えることはできるのですが、率直に言って面倒くさい……。
そんな写真ですが、私の理想の整理収納は「いつでも好きな写真を見られるようにしつつ、エンターテインメント性もある」というもの。ただ管理しやすく保管するだけじゃなくて、良い感じに飾り付けることもしてみたい!
こういうときは、どういうふうに整理収納すればいいのでしょうか?
一度、持っているモノを「いる・いらない」ではなく、「使っている・使っていない」という事実のみで分けてみましょう。「いる・いらない」で分けると「捨てる・捨てない」を考えてしまい、本当はいらないモノでも「もったいない」と思ってしまうため、ほとんどが「いる」モノになってしまうためです。「分ける」ことは片づけの基本。自分の好みも整理されて、モノを買うときの気持ちも変わっていきますよ。
なるほど……! アドバイスに沿って、ひとまず「分類」することにしました。
ざっくりとグループやメンバーの名前で分けていったのですが、やはり一番多いのは推し・八乙女光くん単体の写真。時系列に並べるのを諦めたとはいえ、八乙女光くんの写真をこのまま何の法則性もなく収納するのはなぁ……と考えた結果……。
A……1軍!ずっと見ていたい写真
B……たまに見たい写真
C……ただ保管できていればいい写真
そして、コジマジックさんが「自分の好みも整理される」と言っていたように、作業を進めながら「S」と「A」に分類されている写真を見ていると、「あ~私ほんとにこういう笑顔好きだなぁ……」と、自分の好きな八乙女光くんを再認識させられた気がします。
逆に、この先買ってすぐ「C」行きの写真があったら、なぜ買ったんだと自問自答してしまいそうですが、それでも買い続けるんだろうな。そもそも買わない写真もあるので、分類上は最下層である「C」の写真も、売られているすべての写真を含めれば、私の中ではそれなりに上位にランクインしているんです。
コジマジックさんの「(分類中の付箋に書かれている名前を見て)『やぶひか』っていうのは何ですか?……薮くんと八乙女くんの、コンビ名……あ、これが薮くんなんですね! 大体わかってきました!」という明るいお言葉に「それは良かったです」と合っているのか合っていないのかわからない返事をしつつ、分類が完了!
さて、これらの写真はどうやって収納していくのでしょうか?
どんな片づけでもそうなのですが、“平積み”ではなく、ひと目でどこに何があるかわかる“縦型収納”を推奨しています。
写真の収納には、写真サイズのボックスがオススメです。アルバムに入れるよりも手間や場所も少なくて済みますし、順番も入れ替えやすい。今回でしっかり分類できたので、今後写真を追加するときも、この法則に沿って気軽に収納が続けられると思います。
確かに、写真をアルバムに入れると、途中で「この順番に入れ替えたい!」「買い足した写真を、あの写真とあの写真の間に入れたい!」と思ったときに、1枚ずつ抜き取ってまた戻して……とするのが面倒ですよね。この縦型収納ならそんな問題も解決できそう!
収納に使用したのは、100円ショップのセリアで購入できる「フタがとまるケースM」と、無印良品の「植林木ペーパーインデックス付箋紙」です。「S」以外の写真は、インデックスをつけてボックスへ収納します。
綺麗に収まりました! 私はそのまま入れましたが、汚れが気になる方は写真をスリーブに入れてからボックスに収納していくと良いと思います。
そして、厳しい戦いを勝ち抜いたSランクの写真たちは、額縁のようなウォールステッカーで壁に飾られることになりました!!! 使用したのは、コモライフの「貼ってはがせる額縁シール」です。6枚入りで800円以下と、こちらもリーズナブル……!
ただ収納するだけじゃなく、好きなモノをいつでも眺められるエンターテインメント性のある部屋にしたいと伺っていたので、一部の写真は“飾る収納”にしました。
写真を飾るというと写真立てのイメージが強いかもしれませんが、写真立ては埃をかぶりやすく、掃除も面倒。あと、中に入れた写真をなかなか入れ替えないというデメリットもありますよね。ウォールステッカーなら、簡単にはがせて入れ替えも楽だし、掃除もしやすいです。
確かに、ウォールステッカーも一種の“壁面収納”ですね。これなら、写真そのものは傷つかないし、いつでも貼ったり剥がしたり、入れ替えたりも簡単にできるので便利そう!
実は、今回の整理収納の中で一番心奪われたのが、このウォールステッカーでした。ロココ調なデザインが、彫刻のように堀が深くて気品のある可愛さを持つ八乙女光くんの顔面と調和しています。
ジャニヲタをはじめ、アイドルファンの部屋で「写真を壁に飾る」というと、ポスターがドーン! と貼られているイメージが強いかもしれません。それもそれで好き。でも、圧迫感がすごいし、貼ったり剥がしたりするのを面倒に思う人も多いはず。
でも、ウォールステッカーだと圧迫感がなく控えめで、インテリア感が増してオシャレだし、何より好きな写真を何枚も貼れるのがいい!!
ポスターだと、私の部屋ならせいぜい貼れて3枚程度ですが、たった3枚で「八乙女光くんってこんな人なんだね!」と知ってもらうより、ずらっと10枚くらい見てもらって「へぇ……可愛いところもあればかっこいいところもある。シャツも似合うけどパーカーも似合う。黒髪や金髪、いろんな髪色をしていたんだね」と、多角的に知ってもらいたいです。こんな説明的な口調の友達はいないけども。
現に、今回選んだSランクの10枚の中には「何やこれ……何でこんなん発売したんや……工場長のおじさんやん……」という写真(Hey! Sɑy! JUMPファンの皆さんは想像してみてください)を1枚忍ばせてみました。こうした“抜け感”を演出できるのも、写真を壁に飾るテクニックと、この枚数を一気に飾れるウォールステッカーならでは。
もっと控えめにしたい人は、1枚だけ貼っておくも良し。マンションの室内点検などであまり人に見られたくない!という場合は、ささっと外すこともできます。
余談ですが、500枚くらいある写真の中のSランクとなると、よくわからない箔がついたのか、一緒に貼ってくれたコジマジックさんも「さすが可愛いですね……」と呟いており、最終的に「貼ってるうちに、八乙女くんのことがどんどん好きになっていきますね」と真面目に言ってくれました。これぞひかマジック。ありがとうございます。
【3】サイズが違うカレンダーやパンフレットなどの紙類
続いて、カレンダーやパンフレットなどの「サイズが違う紙類」。カレンダーは毎年、パンフレットはコンサートや舞台が始まるたびに購入しています。
これらが今、どうなっているかというと……これも先ほどの段ボール箱に入れっぱなしという状態。さらに、段ボール箱の中にさえ入らないモノが多数。なぜなら、カレンダーやパンフレットは、嫌がらせのように大きさがどれもバラバラだからです。
特にカレンダーは、卓上タイプや壁掛けタイプが毎年段ボールのような箱にセットされていて、とにかくデカい。コンビニ受け取りにして「袋に入れますね~! あ、あ……入る袋が……ない、です……」という店員さんの混乱した様子を見ながら、「抱えて帰るんで大丈夫です……ハハ」と乾いた笑顔になるの、ジャニヲタあるあるかもしれない。
これらについては、どのように収納すればいいのかわからないので、単純に収納方法を教えていただきたい……! というのと、やはりこれも雑誌と同じく「見たいときに見られるように、わかりやすく収納したい」に尽きるかなと。
さて、カレンダーやパンフレットたちはどのように整理収納していくといいのでしょうか!
大きさの違うモノを収納するには、モノの高さに合わせて可動棚を使うのがコツ。最近のカラーボックスは高さが自由に変えられるタイプもあるので、大きなサイズのパンフレットやカレンダーも気持ち良く収納できます。
今回収納するモノの中で一番大きかったのがパンフレットやカレンダーなどの紙類だったので、これらを収納するカラーボックスを生かすことが今回の部屋作りの基準となりました。
なるほど、右端のカラーボックスだけ棚の位置が違ったのは、これらを収納するためだったんですね! 早速入れてみると……。
すごい!! どうやって持って帰ってきたか記憶にない「DREAM BOYS 2012」(ジャニーズJr.が出演する舞台)の鬼デカパンフレットも手なづけられたかのようにおとなしく棚に入ってやがらぁ!!(ちなみに奥から2番目の黒いパンフレットのこと)
上段は少し高さが低くなっていますが、ここには小さめのカレンダーやパンフレットを収納しています。背表紙が分かりやすく見えるようになって、見たいときにすぐ取り出せるようになりました!
【4】ペンライトを整理収納する
どんどんいきます。続いて「ペンライト」の整理収納! コンサートでは欠かせないという人も多いかと思いますが、私の場合、昔はコンサートのたびに買っていなかったのと、壊れたり変色したりで処分したモノもあるので、現時点でもそんなにたくさんは持っていません。とはいえ、最近は年に1回のコンサートツアーのたびに購入しているので、どんどん増えていく可能性があります。
このペンライトを今はどのように収納しているかというと……こちらも段ボール箱に突っ込んだまま。しかも、ジャニーズのペンライトってとにかく形がバラバラなので、収納しづらいったらないです。ペンライトって、ペンのようなライト、というのが名前の由来だと思うんだけど、その名を取り上げたいくらい様子のおかしいモノが多い。
様子がおかしいとはいえ、1つひとつは魔法が使えるステッキのようで、とても可愛いペンライト。理想の整理収納は「出し入れしやすく、綺麗に飾れる」こと。でもこれ、収納も何もなくない? と思っていたら、何やら見慣れぬアイテムが出てきました。
それがこちら! 主に、壁にかけてS字フックでモノを吊るすというふうに使うワイヤーネットです。100円ショップのダイソーなどで購入できます!
これをどうやってペンライトの収納に使うかというと……。
なんと、机の角で折り曲げてコの字型のラックに!! えっ、これって折り曲げられるんだ!!
折り曲げたワイヤーネットをカラーボックスに入れれば、ペンライトスタンドの完成! 可愛い~!!!
網目にペンライトの持ち手を入れるだけで、形もサイズもバラバラだったペンライトたちが綺麗に収まっていきます。ペンライトの収納なんて初めて見たので、ただただ衝撃でした。こうして飾ることで、ペンライトのカラフルなデザインが部屋の彩りにもなるし、うれしいです。
奥の方のペンライトを取りたいときは、ワイヤーネットごと引き出すだけでOKなのもうれしい。逆に、ペンライトをしまうときもワイヤーネットを引き出せばいいので、便利ですね。これは自分では100%思いつかなかった収納方法でした。
ペンライトの収納は初めての挑戦だったので、一番悩みました。ワイヤーネットは、ホームセンターでもっとしっかりした強度のモノが売っているんですけど、安価で売られているモノの方が曲げやすいので、今回のようにアレンジして使うときにはオススメです。
なるほど!強度が多少劣るということを逆に生かしたわけですね。
もはやペン型のライトではなかったモノたちも、立てるという収納で綺麗に飾ることができて気持ちいいです。今後も予想だにできない形のペンライトたちが爆誕すると思いますが、ここに可愛く差していけるサイズのペンライトがまた出るといいなぁ。
【5】うちわを整理収納する
さて、最後は「うちわ」です! コンサートのたびに発売している、いわゆる“公式うちわ”ですが、私は発売するたびに買っています。なので、年に1~2枚のペースで増えています。
そんなうちわたち、現在はスーツケースの中に入れっぱなしです……。スーツケースって、大きめな公式うちわにぴったりのサイズなのですが、同じような収納をしてる人っていますか……?
こちらも理想の収納は「出し入れしやすく、綺麗に飾れる」こと。でも、サイズが大きいから難しいかな……枚数も多いし……という心配もありました。
ですが、そんな不安を吹き飛ばす驚きの収納を提案していただいたのです……! それがこちら!
つっぱり棒! ここにカードリングを通して、持ち手の穴に通すようにする……という収納テクニックです。す、すごい!
うちわの収納は、アイドルファンの方の部屋ならでは。新鮮でした。一般的に、うちわって夏かちらし寿司用に1~3枚くらいしかないですもんね。
ジャニーズの公式うちわはとても大きくて、穴の位置やサイズに合う収納アイテムがなかなか見つからず、苦労しました。S字フックでぶら下げると全体的に縦のサイズが大きくなってしまうので、コンパクトに収納できるよう、大きめのカードリングを使いました。
うちわを吊るすという発想! アドバイス通りにうちわを収納していくまで、持ち手の部分に穴が空いていることさえ気付かなかったです。ちなみに、つっぱり棒とカードリングは、どちらも100円ショップのダイソーなどで購入できます。カードリングは40mmサイズを使用しました。
カードリングは簡単に開閉させることができるので、つっぱり棒から取り外しやすい! つっぱり棒をいちいち外すことなく収納できます。今後は、うちわが増えてもカードリングを買って吊るしていけばいいので、とてもありがたい……。
視認性もあるし、簡単かつ綺麗に収納できて、理想通り! すごくうれしいです。
整理収納完了!理想のジャニヲタ部屋が完成
そんなこんなで……。部屋が……。
完成しました~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
え~~~~!!! すごい!!! 自分の部屋じゃないみたいな整いっぷりです……!!!
写真を並べてみると、その違いは歴然。劇的すぎません??? 感動して、しばし呆然と眺めてしまいました……。
事前に「どういう部屋にしたいか」を伺ったときに、好きなモノを今すぐ手に取ることができる部屋にしてさしあげたいと思いました。現状だと、一番大事なモノが一番見せたくない状態になっていましたから。
収納やインテリアを考えるときには、必ず「フォーカルポイント」を作ります。これは、部屋に入ったときに一番最初に目がいく場所のことを示します。フォーカルポイントにお気に入りがあれば、他が散らかっていても意外と気にならないんです。
今回の部屋では、ウォールステッカーで貼った壁の写真がフォーカルポイントにあたります。家に帰って来たときに真っ先に目がいくフォーカルポイントに、フィギュアやレコードや観葉植物など自分の好きなモノを置くことで、部屋がもっと好きになりますよ。片づけないと、という気持ちも芽生えます。
圧倒的……ッ!!! なんという説得力……ッ!!!
私も、このウォールステッカーで飾った写真が一番のお気に入りになりました。好きな顔を飾ってるんだからから当たり前か?
でも、この理論そのものが、自分の人生に似ているような気がします。いろいろとっ散らかった人生だけど、“Hey! Sɑy! JUMPのファン”として生きている時間が楽しければ、いろいろなことが気にならなくなる。あぁ、私の人生のフォーカルポイントって、Hey! Sɑy! JUMPなんだな……。将来、ドキュメンタリー番組に呼ばれて「あなたにとってHey! Sɑy! JUMPとは?」って聞かれたら、フォーカルポイントですって答えようと心に決めました。
今回の収納で使用したアイテムは、総額3万円以下でそろえることができました。写真を収納するボックスやうちわを吊り下げるカードリングなど、これからも続けて買っていけるようにと手頃なアイテムでそろえていただけたのがありがたかったです。
そして、収納の方向性については、すべてプロに任せっきりにするのではなく、一緒に相談しながらできたのも嬉しかったです。
「千紘さんはどうしたいですか?」「こういう方法とこういう方法がありますが、どっちが好きですか?」「今後のことを考えたとき、このやり方、続けていけますか?」「八乙女くんのどういうところが好きなんですか?」とヒアリングを重ね、私がこれからも楽しくジャニヲタ活動ができるようにと、部屋のレイアウトや収納方法を提案していただきました。
もう一つの大きな収穫は、片づけの過程で過去の雑誌や写真をたくさん見たことで、八乙女光くんはやっぱり可愛いと再確認できたことでした。
溢れかえって、段ボール箱に眠っていたグッズたち。買って満足するところで終わってしまっていて、これらが「自分を楽しませてくれるモノ」であることを忘れていました。ですが、ちゃんと整理収納して飾ったことで、グッズが本来の価値を取り戻し、好きなモノに囲まれて暮らしている!! と言える部屋になったと思います。これからのジャニヲタ活動も楽しめそうです。
それに、毎日帰宅するだけで、好きなグッズたちが目に入って幸せな気持ちになれます。倉庫は今や、最高のお城になりました!
コジマジックさん、ありがとうございます。「好き」を更新し続けられるこの部屋で、これからも楽しいジャニヲタライフを送っていきます!!!
撮影:小野奈那子
作業協力:大野里美(ケイスタイル株式会社)
関連リンク
出演:収納王子コジマジック
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で25年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア。整理収納に”笑い”を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計40万部を超える。 2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた “収育”を理念として掲げた、一般社団法人日本収納検定協会を設立。2015年10月から”お片づけを楽しむ検定”「収検(収納検定)」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やマンションの収納監修など、日本や中国を中心に幅広く活躍中。
Web:https://shu-ken.or.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/hiroaki.kojima.73
※記事内の製品情報は2019年12月時点でのものになります
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