DIYで暮らしを少しアップデートする。自宅ホームシアターと書斎の作り方

リリース日:2022/07/20 更新日:2022/08/16
鳥羽恒彰
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鳥羽恒彰

PCやカメラなどの「ガジェット」を中心に、「暮らしの道具」や「旅のコト」についてつづる個人メディア『トバログ』を運営。ミニマリストの対岸にいる人。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

DIYが趣味のブロガー・鳥羽恒彰さんが、自宅の部屋を紹介します。DIYにより念願の書斎とホームシアターを手に入れることに。初心者もできるDIYのコツとともに、その過程をレポートします。

  1. 「暮らしを豊かにアップデートする理想の部屋」を具体的にする
  2. 理想を踏まえたうえで引っ越し!
  3. DIYで自分だけの理想の暮らしを構築する
  4. 低コストで「賃貸でも書斎のある暮らし」と「プチホームシアター」が出来上がった!
  5. 今の生活の延長線上にある理想をDIYで実現しよう

少しの工夫で暮らしを豊かにアップデートする。

人には誰しも「こんな空間で過ごしたい」「こんな部屋に住んでみたい」という “理想の部屋” がある。しかし実際は予算や手間の関係から、理想に近づけるのは難しいと諦めてしまっている人も多いはず。

 

これまでは僕もその一人だったのだけれど、ポイントを押さえればちょっとしたアイデアとDIYで、僕にとっての理想の部屋を作り上げることができた。

 

そこで今回は「どうやって理想の部屋を手に入れることができたのか」を紹介してみようと思う。

「暮らしを豊かにアップデートする理想の部屋」を具体的にする

DIYついでに、記念として僕が運営するブログ「トバログ」のロゴステッカーを柱に貼った。

まずは僕がイメージする理想の部屋を言語化してみた。その結果出てきたのは主に以下の3点。

・窓から見える景色が良い家に住みたい
・自宅でブログの更新や仕事が快適に行えるような「書斎」が欲しい
・映画を快適に楽しめる簡易的な「ホームシアター環境」を構築したい


僕は学生時代からブログを書くことが趣味で、いつの間にかそれが本業となっている。どうせならいい感じの書斎スペースで、誰にも邪魔されずに悠々自適にブログを書きたいところだ。

 

さらに理想はデスクに向かうと、目の前にきれいな景色が広がっていること。見晴らしの良い窓際も欲しい。

 

また実家を出て一人暮らしをするようになってからは、自宅で映画を見る際に、それなりに大きな音量を出して(もちろん周囲に影響しない範囲で)見ることができるようになった。どうせならもっと大画面で、音質にもこだわりたいところ。自宅から徒歩0分で、好きなアクション映画が大迫力で楽しめる空間が欲しい。

 

……とまあ、「あれをこうしたい」「暮らしにこんなものを取り込みたい」と好き放題に出してみたが、どれも今の生活の延長線上にある理想、という感じだ。今の生活からジャンプアップし過ぎた理想を追うと、きっと現実とのギャップを埋められず心が折れてしまうので、「今の生活をアップデートする」くらいの心持ちがいいのだろうと思う。

 

僕の場合はこれらの理想をもとに、引っ越しやDIYをしていくことになった。

理想を踏まえたうえで引っ越し!

上記でお話したように、書斎スペースとホームシアターが欲しかったので「広さ」を重視して引っ越すことにした。それまでは1LDK の部屋に住んでいたのだが、現在は2LDK とそれなりに広い部屋で、書斎もリビング兼ホームシアターも設けることができている。

 

書斎の部屋からは仕事をしながら開放的な景色を楽しめる。最寄りの駅は新宿駅から2駅なので、終電が過ぎてからでも歩いて帰れるのが地味にうれしい。

「2LDKで都心部って家賃が高そう」と思われるかもしれないが、それなりに築年数がたっている穴場的な物件なので、このエリアの相場よりもかなり安く、都内の1Kアパートとそこまで変わらない賃料だ。

僕の物件探しのコツ

これは記事本編とは関係ない話ではあるが、「築浅は自分にとって優先すべき項目ではないな」とか「オートロックがなくても困らないな」「中目黒や下北沢など人気エリアじゃなくてもいいな」など、妥協できるポイントをうまく活かせば、物件探しはそれなりにアクセスのいい場所で、かつ安い賃料で部屋を借りることができる。

また、たとえ築年数や間取りに多少不満があっても、ちょっとのDIYで今回のように理想の空間が作れる。トータルのコストはこちらの方が格安なので、僕はこういう物件の探し方をしている。

加えて、引っ越しの際はクレジットカード支払いができる仲介業者をおすすめしたい。僕の場合、引っ越しの初期費用に約300,000円かかった。初期費用は敷金礼金や仲介手数料、保険料が含まれるので高額になる。クレジットカード支払いなら分割もできるし、ポイントも貯まるので一石二鳥だ。

DIYで自分だけの理想の暮らしを構築する

理想の空間を作るための部屋を見つけたところで、ここからは僕がそれをどうやってDIYしていったのか、その工程やイメージの膨らませ方などを紹介していこう。

 

DIYと聞くと難しく感じるかもしれないが、ポイントを押さえれば案外実現しやすいのではないかと思う。具体的な流れなどは以下のとおり。

<手順>
1.部屋の間取りや写真にアイデアをスケッチする
2.ホームセンターで資材を購入する
3.便利なアイテムを駆使してDIY

<DIYしたもの>
・書斎スペース
 「有孔ボードとディアウォールでつくる可変式の収納棚」
 「カフェのカウンターテーブルのようなデスク」
・ホームシアター環境
 「TVを壁掛けできて自然光を遮らないパーテーション」

有孔ボード……等間隔に穴が開けられたボード
ディアウォール……ネジなどを使わずに好きな場所に柱を建てられるアイテム

<手順1>部屋の間取りや写真にアイデアをスケッチする

まず「どんな部屋にしたいか」のアイデアを醸成していく。DIY系の雑誌や書籍、そして写真共有サイトなどを参考にしながら「こんな部屋にしたい」「あんな部屋の雰囲気も良いな」など、自分の理想とする部屋に近いイメージを考える。

 

頭の中だけでは形になりづらいので、思い付いたイメージは下手でもいいので描いてみるのがおすすめだ。

ある程度イメージが固まったら、今度は実際の部屋の間取りに落とし込む。

また、こんなふうに写真の上にイメージをスケッチのもおすすめだ。

 

部屋の空間を把握するには先ほどの間取りに合わせたスケッチが、部屋の雰囲気をイメージするには写真に描くスケッチが有効のように思う。

 

なお部屋のトーンは、写真共有サイトなどを参考にしつつ、ナチュラルな風合いにすることにした。白を基調とした家具や塗装しない木材でDIYするイメージだ。そうすることで部屋全体が明るくなり、まるで北欧の部屋のようなスッキリとした空間に仕上がると考えた。

 

そしていろいろと考えた結果、「有孔ボードとディアウォールでつくる可変式の収納棚」「カフェのカウンターテーブルのようなデスク」「TVを壁掛けできて自然光を遮らないパーテーション」の3つをDIYすることで決定。

 

イメージをもとに「これを実現するために何が必要か」「どんなモノを用意すべきか」を考えて、材料となる資材などを購入する。

<手順2>ホームセンターで資材を購入する

近くのホームセンターに足を運び、自分の欲しいサイズの資材を探す。棚を支える柱やパーテーションの柱には、ツーバイフォー材と呼ばれる建築木材を使う。よほど天井の高いマンションでない限りは、高さ3m 程度のツーバイフォー材があればほぼ問題ない。

 

DIYが趣味の友人にも手伝ってもらいツーバイフォー材の他に、有孔ボードや棚板、それを載せるためのチャンネルサポート(棚柱)などを購入。合計で30,000円程度で済んだ。

 

ちなみに都内在住者だと車を持っていない人も多いと思うが、大型ホームセンターではオートマの軽トラックが借りられる場合もある。1時間無料なども多いので、最寄りのホームセンターをチェックしてみよう。

 

それでは実際にDIYしたものを順番に見ていく。

<有孔ボードとディアウォールでつくる可変式の収納棚>

まずは「有孔ボードとディアウォールでつくる可変式の収納棚」からDIYする。事前のスケッチだと何がなんだかわからないが、僕の脳内でかなり鮮明にイメージできているので問題ない。逆に言えばこのくらいのスケッチでもDIYできるのだ。

 

このあと詳しく紹介するが、有孔ボードとディアウォールはDIY初心者でも扱いやすいアイテムなのでおすすめしたい。

 

まずは柱を作る。賃貸なので原状復帰ができるように、つっかえ棒のような仕組みでネジを打ち込まずとも柱を作れるディアウォールに、ツーバイフォー材をはめ込んで棚の支柱を建てる。ディアウォールは見た目以上に頑丈だ。

その上から等間隔に穴が開けられた有孔ボードをネジで固定していく。

可変する棚には、スーパーやコンビニの商品棚にも使われるチャンネルサポートを用いている。それを支柱となっているツーバイフォー材に打ち付ければ完成。耐荷重を確認したうえで、載せるものを選択する。

収納が必要になれば棚を追加すればいいし、高さだっていつでも変えられるのがうれしいところ。見た目もナチュラルでおしゃれな感じだ。

 

この棚の制作時間は約2時間ほどで、材料費は10,000円ほど。かなり格安で、サイズもちょうどよい自分だけの棚が完成した。


<カフェのカウンターテーブルのようなデスク>

次はお気に入りの景色が広がる窓際に、カフェのカウンターテーブルのようなデスクをDIYしていく。この家に引っ越す前は壁に向いた狭い部屋での作業だったが、ここならばいい創作活動ができそうだ。

天板として選んだ板は、ホームセンターで5,000円くらいで売られていた長さ2m 、幅70cm ほどのもの。木材を接着した板なので安価で、しかもナチュラルな風合いなので気に入った。

 

デスクを置く壁がやや斜めになったレイアウトなので、それに合わせて電動の丸のこでカットする。いびつな間取りもDIYならフィットさせることができる。ちなみにホームセンターで資材をカットしてもらうことも可能だが、特にDIYを始めたばかりの頃は採寸に慣れておらずサイズを微妙に間違えることもあるので、こうした丸のこやインパクト(電動ドライバー)があると自宅ですぐに調整できて便利だ。

 

ただホームセンターで資材をカットしてもらうことも可能なので、うまく活用するといいだろう。

切った木材に1本500円の脚を取り付ければ完成!

カフェのテーブルのようなデスクが材料費10,000円以下で仕上がった。掛かった時間は1時間ほど。


<書斎とホームシアター空間を分ける、TVを壁掛けできて自然光を遮らないパーテーション>

最後はプチホームシアターにとって欠かせないTVの壁掛け&書斎とリビングのパーテーションをDIY。

 

考えに考えた結果、見事に

 

・TVを壁掛けにしてスペースを有効活用したい
・書斎とリビングにパーテーションが欲しい
・でもリビングへの自然光は遮りたくない

 

の3点を妥協しないパーテーションとなった。

ツーバイフォー材を10本近く購入し、天井と床の高さに合うようにしてカット。

もともと引き戸用のレールがあったので、レールと作ったパーテーションの間に木材を差し込み、そこを積み木のように固定してはめ込む。

パーテーションに壁掛け用の用具を固定し、

50インチの大型TVを固定する。

 

これに掛かった時間は、木材のカットを含めるとだいたい3時間ほど。金額はパーテーションのツーバイフォー材と壁掛け用の器具を合わせて10,000円ほどでそろった。

小規模なりにもホームシアターというからにはホームシアター用の音響システムも導入したいところ。僕はパイオニアの5.1chサラウンドシステムを35,000円ほどで購入した。

 

なお50型のTVとパイオニアのサラウンドシステムは、自宅まで配送してくれるネット通販で購入。同時に両方購入すると100,000円を超えるが、どうしてもお金が足りないときはクレジットカードなら後から分割支払いができるので、とりあえず買っておく。

低コストで「賃貸でも書斎のある暮らし」と「プチホームシアター」が出来上がった!

DIYが完成した様子がこちら。片付けなどで完成当時の写真を撮るのを忘れていたので、DIYが完成してから約1年ほどたってから撮影した。

 

リビングには50インチのTVとサラウンドシステムを導入し、ご飯を食べたりお酒を飲んだりしながら映画を楽しめるようになった。プロジェクターではなくTVを用いる理由は「地上波も視聴できる」「昼間でも明るく見やすい」という理由から。

 

毎日仕事の合間や寝る前に、気になる海外ドラマや映画が視聴できるので、とにかく快適だ。

そして書斎スペースはこんな感じ。本棚は雑誌や実用書などジャンルごとに分けることができ、さらにガジェットを収納するボックスや書類の収納スペース(棚の足元)を設けた。

1日の大半はこの書斎で過ごしている。回線も速いし電源もあるし、美味しいコーヒーも飲めるこの空間は快適そのもの

もちろん部屋からの景色も快適。都内に居ながら、作業しつつこの景色が楽しめるのは本当に最高だ。

今の生活の延長線上にある理想をDIYで実現しよう

この部屋に引っ越してから、1日程度で書斎とホームシアターがある暮らしをDIYで実現できた。実際は構想を練って材料を買いに行くところで1日、DIYの実行に1日ほど掛かっているが、金額にすると(サラウンドシステムやTVは除く)30,000円ほどで収まっている。

 

「理想の部屋」と一言で表すとかなり大それたものをイメージしてしまうけれど、理想をイメージしつつ、実際には休みの日の土日を使って、30,000円ほどでこれだけの空間に仕上げることができるのは本当にいいと感じる。

 

人でごった返している東京における自分だけのオアシスは、間違いなく今住んでいるこの空間だ。もしこの記事を読んだ人にとって理想の空間があるのならば、ぜひDIYでの実現に挑戦してみてほしい。

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