サイクリング旅行は「冒険」だ。もっと遠くへ行くためにそろえた自転車アイテムたち

リリース日:2022/07/20 更新日:2022/08/16

「冒険」のようにサイクリング旅行を楽しんでいるというゆんゆんさんが、もっと遠くへ行くために買いそろえたアイテムを紹介します。スピード感を重視するよりも「使い込む楽しみ」や「快適性」を大切にして選んだのだそう。自転車の雰囲気に合ったデザインにも注目です。

  1. サイクリング旅行にハマったきっかけは「冒険心」
  2. サイクリング旅行を楽しむためのアイテムたち
  3. これからも「冒険」を続けるために

はじめまして! ゆんゆんと申します。2015年に「自転車で行ってきた」というブログを開設し、気がつけばもう4年余りが過ぎました。

 

このブログのタイトルにあるように、私が長年ハマっているのが自転車旅行。本格的にのめり込んだ大学時代から約15年ほど、自転車で日本各地を巡っています。

 

社会人になるとさすがに忙しくなりましたが、今でも休暇を利用しては、九州一周や山陰横断などのチャレンジを続けています。

 

最初は近所の量販店で購入したクロスバイクに乗っていましたが、こうして旅行を繰り返すうちに自分の求める自転車像が固まっていきました。現在はスイスのBRUNO(ブルーノ)が展開する自転車「700c Tour」を、ランドナーと呼ばれるツーリングモデルにカスタマイズして乗っています。購入して10年近く経ちますが、今でも十分に活躍してくれています。

 

そしてその楽しみをより充実させてくれるのが、旅の相棒ともいえる装備品です。

 

今回は、私がサイクリング旅行にハマったきっかけを語りつつ、どのようなアイテムをそろえてサイクリング旅行を充実させていったかをご紹介したいと思います。

サイクリング旅行にハマったきっかけは「冒険心」

もともと、幼稚園のころからゲームやマンガの影響で「冒険」に憧れを持っていた私。当時も自転車に乗って隣町まで出掛け、知らない場所を「冒険」することに興奮していたのを覚えています。

 

その後、中学・高校と部活動などで忙しくなるにつれて、一旦この楽しみから遠ざかってしまいます。自転車は毎日のように乗っていましたが、それはあくまで「移動手段」としてで、小さい頃のような「冒険」が目的ではありませんでした。

 

そんな私が本格的にサイクリング旅行にハマったきっかけが、大学3年生のときの友人の一言。夏休みに友人から「思い出作りに熱海まで自転車で行ってみよう」と持ち掛けられたことで、昔感じていた冒険心が再燃したのです。 

 

ですが、このときは無計画さがたたって熱海まで到達できず、小田原で時間切れ。それでも、自分の脚力だけで小田原にたどり着いたとき、私の胸はかつてないほど大きな満足感でいっぱいになったのです。

自分の力でたどり着いた絶景はまた格別です!

もちろん車や電車での旅行も良いものですが、サイクリング旅行には「自分の力でここまでやってきたぞ!」という独特の達成感があります。

 

この達成感にやみつきになった私は、ここからサイクリング旅行にどっぷりとハマり、本格的に自転車やパーツを買い集めるようになっていきました。

2019年現在の自転車

現在の相棒となるランドナーを購入したのは2010年のこと。店頭に陳列されていたのを見て一目惚れしてしまいました。

 

大学院に進学して学費を納入したばかりでしたが、どうしても欲しかったので、無理なく支払えるクレジットカードの分割払いを選択。勢いに任せてパーツも注文しました。現金払いではなかなかできない、思い切った買い物をしたように思います。

 

その後、このランドナーをベースにさまざまなカスタマイズを施しつつ、現在まで乗り続けています。

サイクリング旅行を楽しむためのアイテムたち

ここからは、サイクリング旅行を楽しむうえでそろえていった“相棒”を紹介していきます。私はスピード感を出すためというより、「使い込む楽しみ」「快適性」を重視したカスタマイズをしています。 

【1】「シルバン ツーリング」でペダルが回しやすくなった

もともとクロスバイクに乗っていたときは、最初から付属している何の変哲もないペダルを使用していました。ですが、ランドナーを購入した際により効率的なペダリングとランドナーっぽい外観を目指し、店員さんと相談しながら三ヶ島製作所(MKS)のペダル「シルバン ツーリング」へ交換することに。

1978年の発売以来30年以上にわたってランドナーの定番ペダルとして人気を集めているベストセラー製品です。高い耐久性とメンテナンスのしやすさを誇り、幅広のペダルはロングライドの疲労を軽減してくれます。

 

トゥークリップ(ペダルに付けるクリップ)とストラップを装着すれば、ペダルと足が固定されて、効率良くペダルを回すことが可能になります。

 

実際に使用してみても、足がしっかりと固定されてペダルの踏み外しがなくなり、普通のペダルより回しやすくなりました。それだけでなく、旅に備えた専用装備!といったこの外観も気分を高めてくれるので気に入っています。

 

ロードバイクで一般的なビンディングペダル(靴底とペダルを固定できるもの)に比べると密着性は一歩譲るものの、専用の靴を使わずに普段の靴のまま固定できるというメリットがあります。クラシカルな外観とあわせて、のんびり自転車旅行で観光名所を訪れるときには最適なチョイスができたと思います。

【2】何時間座っていても痛くならない革サドル「B66」

サイクリング旅行の際は、長くて1日12時間以上も自転車に乗ることがあります。こういうときは、お尻が痛くならないサドルが必要不可欠です。

 

そこで私は「のんびりと、いつまでも走り続けられるランドナー」を目指し、あえてスポーツ用の自転車にはなかなか用いられない、BROOKS(ブルックス)の「B66」という革サドルを購入しました。 

 

ブルックスは、創業150周年を迎えたイギリスの自転車サドルメーカーです。伝統的な製法で作られた革サドルの品質は折り紙つき。

 

「B66」の特徴は、幅広の座面と大きなスプリングです。どちらかというとママチャリなどのシティサイクルに使われているようなモデル。サドルの取り付け方法もスポーツ自転車で一般的な「サドルレール取り付け式」ではなく、ママチャリに用いられる「やぐら式」になっています。

 

そして、何より「B66」のデザインに惹かれました。個人的に「やぐら式」はサドル取り付け部がすっきり見えて気に入っていますし、とにかく衝撃を吸収してくれそうな重厚なスプリングは、見た目のアクセントにもなります。

 

実際の乗り心地も、見た目通りの安定感があって快適! 革サドルは乗り始めこそ硬くて乗りにくいですが、走るごとに革がなじんで、快適性がどんどん上がっていきます。現在は私の尻の形に革がフィットして、先に紹介したように、ずっと乗り続けてもほとんど痛くなりません。福岡・門司から大分・別府まで120km あまりを走ったときも、半日ほど乗っていたにもかかわらず快適でした。良い選択だったと自画自賛しています。

 

さらに、経年変化で革の色つやが変化するため、所有の楽しさや“育てる”楽しさも満たしてくれます。今となっては日焼けだけでなく旅の過程でついた細かい傷もたくさんありますが、それら一つ一つが大切な旅の思い出となっています。

【3】冒険らしさがグッと増すオーストリッチの帆布製バッグ

泊まり掛けの旅行だと、着替えや食料などいろいろな荷物を持ち運ぶ必要があります。そのためにリュックを背負う選択もありますが、長時間も自転車に乗っていると腰が痛くなってしまいます。快適にサイクリング旅行をするなら、自転車にフロントバッグやサイドバッグを取り付けて荷物を収納するのが一般的です。

 

クロスバイク時代は防水機能付きのバッグを使っていましたが、ランドナー購入後は自転車の雰囲気にあわせたデザインのバッグに変更しました。

 

購入したのは、オーストリッチの「F-104 フロントバッグ」と「DLX サイドバッグです。

フロントバッグ(写真左)は日常でも使用しているため、より日焼けが進んでいます

決め手は「素材感」。オーストリッチの製品は、すべて町工場で職人さんの手縫いによって仕上げられています。私が購入した製品はどちらもキャンバス地で、使い込むごとに味が出るだけでなく、いかにもサイクリング旅行っぽいクラシックなデザインが一層“冒険っぽさ”を引き立ててくれます。

 

防水機能はないので、濡らしてはいけないものをジップロックに入れるなどパッキングを工夫する必要があるのが玉にきず。けれども、革サドルと同じように使い込むほど愛着が湧き、バッグについた傷や染みを見れば、自分が旅慣れてきたという充実感も湧き上がってきます。

 

それに、見方を変えれば、パッキングも「面倒な手間」ではなく「冒険の準備」のように思えてきます。旅行の前にあれこれ準備しながらバッグにアイテムを詰めこんでいると、ワクワクが高まってきます。

 

 

 

 

ここまでが、ランドナーを手に入れたのと合わせて購入・交換した主な装備品です。こうして基本的なアイテムをそろえてサイクリング旅行を楽しんでいたのですが、旅行を繰り返すうちに別の装備品も気になり始めてきました。そのため、その後も細々としたパーツ交換を続けていくことになります。

【4】長時間走りやすくなった日東のハンドルバー「NITTO B135」

ランドナーは、ロードバイクと比較するとよりクラシカルな外観が特徴です。

 

最初から取り付けられていたハンドルバーは、握りやすさに特化した「エルゴノミックバー」と呼ばれるもの。これはこれで実用性があって良い物でしたが、よりランドナーっぽい外見にこだわるために、ハンドルも交換することにしました。

 

そこで私が選んだのが、日東のハンドルバー「NITTO B135です。

このような形状のハンドルバーは「ランドナーバー」と呼ばれています。正面から見るとハの字になっていて、フロントバッグを取り付けてもハンドルが握りやすいように工夫されています。

 

エルゴノミックバーと比べるとハンドル周りに余裕ができたので、長時間走りやすくなりました。また、ハンドルを変えたことで乗車時の姿勢を少し変えたところ、これが功を奏して快適性のアップにも一役買ってくれています。

 

具体的には、今までよりもハンドルの位置をやや高くすることで、手や首にかかっていた負担が軽くなりました。もともと私はスピードを重視していなかったので、快適に旅をするちょうどいいバランスを見つけられたと思います。

ボトルケージ

日東はハンドル以外にも、ボトルケージやキャリア(荷台)などさまざまなアクセサリーを展開しています。もともと日東製品でアクセサリーを統一していたのですが、ハンドルも交換したことで、見た目の統一感がグッと高まったのも良かったポイントです。

【5】明るさとデザインが優れたジェントスの登山用ライト「SG-400」

長旅をしていると、夜明け前や夕暮れ時に走ったり、トンネル内を通行したりすることも多々あります。安全確保のため、前方をしっかりと照らす能力のあるライトは大切です。

 

そこで、ランドナーの外観に合ったライトを探してみたものの、なかなか納得のいくものが見つからず……。見た目が良いなと思ったライトは照らす能力が低くて諦めることになるなど、長年頭を悩ませていました。

 

ところが、たまたま登山用品店に入ったとき、ついに見た目と性能を両立したぴったりのライトを見つけることができました。それが、ジェントスが販売する登山用ライト・閃シリーズの「SG-400」です。

もともとが登山用のライトなので、外観は懐中電灯にそっくり。それがランドナー全体の良いアクセントになっていて、雰囲気を高めてくれています。

 

さらに、明るさは200ルーメンとなかなかにパワフル。これを前輪のハブ部分に装着すれば路面を煌々と照らしてくれるので、安心して暗いところも走れるようになりました。

 

旅行中、時には街灯がない場所を走ることもあります。まずは夜間走行を避けるよう行程を組むことが大事ですが、このライトを購入したことで、焦って先へ進むということが減り、気持ちにゆとりが持てるようになりました。

【6】大事な自転車を守るU字ロック「PALMY(パルミー)」

自転車は、常に盗難のリスクが付きまといます。結構なお値段のスポーツ用自転車ともなれば尚更です。なので、ロックは必需品とも言うべきアイテムです。

 

ロックの中でも、特にU字ロックは物理的に破壊しにくいといわれています。私が愛用しているのは、PALMYのU字ロックです。

 
PALMY「P-ES-101AL」

ポイントは、重さが300g (本体のみ)とU字ロックの中でも比較的軽量で、サイクリング旅行の際にかさばらないというところ。サイクリング旅行ではなるべく荷物を減らしたいところですが、ちゃんとしたロックは持っておきたい……というときにとても助かる相棒です。

 

ただ、どのようなロックであれ物理的に破壊できないものは存在しませんし、自転車は軽量なので、そのまま持って行かれてしまうとお手上げです。ロックは必要不可欠ですが、ロックだけでは限界があるのが実態だと思います。

 

盗難を完全に防ぐことは難しいですが、少しでもリスクを減らすための工夫も必要です。私も普段は家の中までランドナーを持ち込んで、野外に停めないようにしています。外出先で駐輪する際は、管理人がいるしっかりとした駐輪場を選ぶことが必須。また、少しでも破壊しにくい頑丈なロックを用いることも大切です。

これからも「冒険」を続けるために

ロールプレイングゲームでは、新しいダンジョンへ挑戦する前に装備を整えるのがセオリーです。

 

冒険心がくすぐられてサイクリング旅行にハマッた私にとって、ランドナーのカスタマイズも同じようなもの。あれこれ考えながら装備を整えて「冒険」の準備を進めることは、何度繰り返しても胸が躍るようです。

 

これからも愛着たっぷりのランドナーを相棒に、自分なりの「冒険」としてサイクリング旅行を楽しみ続けたいと思います!

ゆんゆん
この記事を書いた人
ゆんゆん

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

自転車好きの兼業主夫。次は北海道遠征を目指し、路銀を貯めるべく仕事にいそしむ毎日です。

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