60歳を過ぎてからの仕事は?60代の平均貯金額や必要資金から考える

リリース日:2022/07/25 更新日:2022/07/25

人生100年時代といわれる現代では、60代から始める第2の人生を豊かに過ごしたいと思う方も多いでしょう。しかし、「60歳で定年退職するから老後資金が心配」「終活も少しずつ始めたいけど何をすればよいかわからない」といった老後に対する不安やお悩みがある方も少なくありません。

そこでここでは、60代の平均貯金額や老後に必要なお金をもとに、有意義な老後を過ごすための仕事や資産運用、終活について解説していきます。

  1. 老後の生活は毎月約22.5万円が必要
  2. 60代の貯金はどのくらい?
  3. 60歳以降も働くならこの仕事!
  4. 退職金で資産運用も
  5. 60代から始める終活
  6. 60歳からはお金と生きがいを両立させた生活を

老後の生活は毎月約22.5万円が必要

老後の生活は毎月約22.5万円が必要

総務省「家計調査年報(家計収支編)2020年」は、老後に必要な消費支出の平均額を公表しています。

 

 

そして、65歳以上の方がこれから25年生活するものと仮定して、老後に必要な資金の総額を試算してみましょう。「65歳以上の夫婦2人世帯」の消費支出を22万5,000円、「65歳以上の単身世帯」の消費支出を13万4,000円として計算します。

 

●夫婦2人世帯:22万5,000円×12ヶ月×25年間=6,750万円
●単身世帯:13万4,000円×12ヶ月×25年間=4,020万円

 

つまり、老後25年間を夫婦2人で過ごすなら6,750万円、単身で過ごすなら4,020万円が必要となります。

60代の貯金はどのくらい?

60代の貯金はどのくらい?

厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、60歳以降の平均貯蓄額は以下のとおりです。なお、あくまで平均額であり、60代以降の貯金額や収支のバランスは各世帯によって異なります。

 

 

60歳以降の貯金状況と必要生活費を比べると、年金受給を考慮に入れたとしても、余裕があるとはいえない状況であることがわかります。老後生活を充実させるには、60歳以降の収入基盤をしっかり整えることが重要であるといえそうです。

60歳以降も働くならこの仕事!

60歳以降も働くならこの仕事!

日本の健康寿命は延びつつあり、定年退職を迎えても、まだまだ働きたいと考える方は少なくありません。60歳以降は、収入と生きがいのバランスを取った仕事を見つけることが重要です。

 

具体的には以下のような仕事があげられます。

 

●過去の職歴に関連する仕事
●趣味に直結する仕事
●自分の経験に基づく仕事

 

より詳しく解説していきます。

 

・過去の職歴に関連する仕事
これまでの職歴に関連するシニア向け求人を探すと、スムーズに仕事を獲得できるでしょう。その場合は、これまで培った豊富なスキルや経験、資格を活かして即戦力として働けることをアピールすることが重要です。

 

例えば、以下のような経験をアピールしてみましょう。

 

●販売職の経験を活かして新人販売員の指導に活かす
● 経理職の経験を活かして営業事務ができる

 

これまでの仕事で培ったスキルや経験を、次のキャリアにどのように活かすかを考えるのがポイントとなります。改めて自分の職歴を振り返り、自己分析をしながら考えていきましょう。

 

一般的に、再就職すると収入は大きく下がるものです。しかし、過去の経験を活かして仕事を選ぶと、比較的好ましい条件で採用される可能性があります。

 

・趣味に直結する仕事
自分の好きなことを仕事にできると、生活の満足度も向上します。趣味に直結する仕事を選ぶなら、ある程度の専門的な知識や技術があると有利でしょう。

 

例えば、以下のような仕事があげられます。

 

●ガーデニングが趣味なら、花の名称や育て方の知識を活かしてフラワーショップに勤める
●愛犬家なら、犬のしつけの仕方を身につけてドッグトレーナーとして働く

 

60歳以降の就職でまったく未経験の仕事に就くことは少しハードルが高いかもしれませんが、その仕事に関連する知識を持っていたり、好きなことに対する向上心をアピールできたりすると採用される確率も高まるかもしれません。

 

趣味を仕事にする生活は、現役時代にはなかなか難しい選択でしょうが、定年退職をきっかけに好きなことに挑戦してみるのはいかがでしょうか。

・自分の経験に基づく仕事
自分の人生経験を活かした仕事なら、慣れ親しんだ作業に少ないストレスで仕事に取り組めるでしょう。

 

例えば、以下のような仕事です。

 

●主婦歴を活かした家事代行サービス
●料理のスキルを活かして調理補助やフードコーディネーター
●海外居住経験を活かして通訳や翻訳

 

シニアだからこその長い人生経験は武器にもなります。これまで専業主婦だったとしても、長い主婦歴は立派なキャリアとなって仕事に活かせます。

 

「自分には何もない」と悲観的にならずに、自分の人生経験を振り返ってみると、仕事に活かせる経験がきっと見つかるでしょう。

退職金で資産運用も

退職金で資産運用も

定年退職と同時に受け取れる退職金を使って資産運用をするのも、ひとつの手です。退職金を活用したおすすめの資産運用は以下のとおりです。

 

●定期預金
●一時払い個人年金保険
●投資信託

 

上記の資産運用方法について、特徴を詳しく解説していきます。

 

・定期預金|低リスクで手堅く運用したい人向け
今回紹介する資産運用方法のなかで、最もリスクが低く手堅く運用したい方におすすめなのが定期預金です。

 

定期預金とは、設定した預入期間中は引き出せないものの、元本保証の対象で普通預金よりも金利が高い預金です。預入期間は一般的に1カ月〜10年の間で設定できる銀行が多く、預入期間が長ければ長いほど、もしくは預入金額が多ければ多いほど金利が上がる傾向にあります。

 

注意点は原則解約ができないことです。そのため、十分な生活費を残しておかなければなりません。退職後は安定した収入を得るのが難しくなる可能性があり、医療費などの支出がかかるケースもあります。退職後の生活資金とのバランスを考えて利用すれば、低リスクで資産を増やせる有力な選択肢となるでしょう。

 

・一時払い個人年金保険|退職金で一括支払いする個人年金保険
一時払い個人年金保険とは、契約時に保険料を一括で支払い、一定期間据え置いた後に分割して年金を受け取れる保険です。国民年金や厚生年金に上乗せして計画的に受け取りたい方にピッタリな保険です。

 

一時払い個人年金保険には「円建て商品」と「外貨建て商品」があるほか、受取金額が決まっている「定額型」と、運用成績によって受取金額が変わる「変額型」があります。運用商品によって受け取れる年金額が変わるため、自分の目的やリスク許容度に合わせて選択しましょう。

 

・投資信託|少額・低リスクで投資を始めたい人向け
投資信託は、複数の利用者から集めたお金を使い、ファンドマネージャーがいくつかの投資先で運用し、運用利益を利用者に配分する仕組みです。

 

複数の利用者がお金を出し合うため、月々1,000円から購入できるものがあるなど、少額投資ができます。また、いくつもの銘柄に分散投資するため値動きが平均化され、比較的低リスクで運用できるのも特徴です。株投資に興味があって、まだ始めていない人にもおすすめの商品です。

 

しかし、投資信託も元本割れのリスクはゼロではありません。特に短期で資産を増やそうと意気込み、ハイリスクハイリターンな商品を選択したり、株価の暴落時に焦って売却してしまったりすると元本割れのリスクが高まります。比較的、低リスクといわれる投資信託ですが、生活資金を十分確保したうえで始めると精神的にもゆとりが生まれるでしょう。

60代から始める終活

60代から始める終活

60歳を過ぎると、終活について考え始める人も多いでしょう。「残された家族に迷惑をかけたくない」「体力があるうちに身の回りのことを整えておきたい」といった理由から、定年退職後に終活を始める人が増えているようです。

 

具体的には、以下のようなことをします。

 

●資産・財産管理
●葬儀の意向を考える
●エンディングノートを作成する

 

上記について、詳しく解説していきます。

 

・資産・財産管理
残された家族にとっても大きな問題となる資産・財産の整理を始めましょう。さらに、資産・財産管理は自分の老後に必要な資金を確認するうえでも重要です。

 

資産や財産には以下のようなものがあげられます。

 

●現金・預貯金
●株式・債権・投資信託
●保険
●商品券・小切手
●仮想通貨
●土地・建物
●美術品
●貴金属

 

上記のような資産・財産は、金額・口座番号・連絡先などもまとめてリストアップしておくようにしましょう。また、誰にどの資産を相続させるかを考えておくのも重要です。

 

・葬儀の意向を考える
近年では、葬儀の形も多様化しているため、どのようなスタイルの葬儀をしてほしいか意向をまとめておく人も増えています。一般的に執り行われる葬儀の種類には、以下のようなものがあります。

 

 

さまざまな種類の葬儀が広がっている現代。葬儀場に相談したり見学会に参加したりして、情報を集めておくと理想の葬儀がイメージできるでしょう。

 

・エンディングノートを作成する
エンディングノートとは、万が一に備えて自分の気持ちや情報を書き溜めておくノートです。大切な人にメッセージを残せ、自分の人生の整理が同時にできるため、エンディングノートを作成する人が増えています。

 

エンディングノートは専用のノートもありますが、手持ちのノートでも始められます。書き方は自由です。何を書けばよいのかわからない人は、以下のような内容を書き連ねてみるのはいかがでしょうか。

 

●自分自身の歴史
●自分にもしものことがあったときに連絡してほしい人の名前と連絡先
●介護や延命医療など、判断力が低下したときに望む選択
●資産・財産の整理
●葬儀の意向
●家族や友人、お世話になった人へのメッセージ

 

なお、エンディングノートは遺言書と異なり、法的効力を持ちません。そのため、書いたことが必ずしも実行されるわけではありませんが、法的効力を持たないからこそ自由に想いを書き連ねられるでしょう。

60歳からはお金と生きがいを両立させた生活を

この記事では、60代以降を有意義に過ごすための仕事や資産運用、終活について解説しました。60歳からの生活は、お金と生きがいのバランスを取った生活がポイントとなります。

 

お金の不安が残る方は、退職金を活用して資産運用を始めてみるのがおすすめです。投資に対してまだ不安がある方は、楽天証券で投資信託を利用すると、普段のお買い物で貯めた楽天ポイントを使って投資をすることもできるため、現金を使わずに手軽に資産運用がスタートできます。ぜひこの機会に投資信託での運用を始めることを検討してみてはいかがでしょうか?

このテーマに関する気になるポイント!

  • 老後の生活費はいくら必要?

    総務省の調べによると、必要な生活費は65歳以上の2人世帯で月22万4,390円、65歳以上の単身世帯で13万3,146円であると発表されています。

  • 60歳以上も働くならどのような仕事が良い?

    60歳以降は収入とやりがいのバランスを考えて仕事を選ぶことが重要です。具体的には、過去の職歴に関連する仕事、趣味に直結する仕事、自分の経験に基づく仕事などがあげられます。

  • 退職金を活用した資産運用方法は?

    退職金を活用した資産運用は、定期預金、一時払い個人年金保険、投資信託などがおすすめです。

  • 60代から始める終活にはどのようなものがある?

    60代から始める終活は、資産・財産を整理する、葬儀の仕方を考える、エンディングノートを作成するなどがあげられます。体が元気なうちにできることから少しずつ始めていくのがよいでしょう。

鈴村ひろみ
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)
鈴村ひろみ

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

FP2級技能士|元保育士
金融分野を中心に執筆しているWebライター。 保育士時代に多くのワーキングママと関わる中、お金の問題の重大さを痛感しました。 お金の悩みに深く寄り添える記事を執筆します。

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