クレジットカードを作るメリットにはどのようなものがあるのでしょうか？たくさんある中から、主なものをご紹介します。

・ポイント還元を受けることができる
クレジットカードを利用して決済すると、利用金額に応じてポイントが付与され、付与されたポイントは、商品や別のポイントに交換できたり、現金と同様に使えたりします。

ポイントのお得度を比較する際、判断基準になるのがポイント還元率。例えば、200円の買い物で1ポイントが付与され1ポイント＝1円として利用できる場合、還元率は0.5％となります。100円の買い物で1ポイントが付与され、1ポイント＝1円として利用できるとすると還元率は1.0％です。還元率が高いほど、お得にポイントが貯まります。

もちろんクレジットカード選びには還元率だけではなく、それ以外の特典やキャンペーンも含めての検討が必要です。

・支出の管理が楽になる

クレジットカードで決済をすると、郵送の利用明細書やWeb明細サービスで確認することができるので、いつ、何に、いくら使ったのかが一目瞭然でわかります。

・クレジットカードの優待を受けることができる
クレジットカードを持っていることで、カード会社が提携しているお店でポイント還元率が優遇されたり、提携している店舗や施設を優待価格で利用できたり、クレジットカード自体に海外旅行保険などがセットされていたりします。

クレジットカードを作る場合、どのカードを作ったらよいのでしょうか？クレジットカードを選ぶにあたって、比較しやすいのは還元率です。しかし、それだけでなく自身のライフスタイルを考慮して選ぶことも大切です。自分がよく利用している店舗で優待があるのか、海外旅行保険が充実しているかなど、ライフスタイルによってそれぞれ確認するポイントが違います。

クレジットカードの作り方はとても簡単で、スマホやパソコンを使って簡単に申し込みができます。クレジットカード会社のサイトにある申し込みフォームに必要事項を入力して送信すれば、申し込みは完了です。

クレジットカードの申し込みをしたあとは、クレジットカード会社の審査を受け、問題がなければクレジットカード発行となります。

クレジットカードは、カード利用者が購入した分の商品代金を一旦カード会社が立て替えて、後からカード利用者に請求するという仕組みです。そのため、カード利用者にカード利用代金を支払う能力があるかどうかを審査する必要があるのです。

過去にクレジットカードで延滞の履歴がある人やカードローンの返済が頻繁に遅れたりする人は、審査の結果、カード発行が見送られることもあります。

新たにクレジットカードを作ろうと検討している人は、毎月の支払いを滞りなく済ませ、カードローンの返済も忘れずに行うようにしましょう。

18歳以上で高校生でなければ、ほとんどのクレジットカード会社がカードを発行します。ただし、未成年は親権者の同意が必要という点に注意が必要です。同意確認の方法は、文書を提出する場合もあれば電話確認で済む場合もあり、カード会社によってさまざまです。

・JCB CARD W
国際ブランドJCBが発行する若者向けのクレジットカード。加入できるのは18歳～39歳以下の人で、38歳までに作成すれば、40歳以降も使用することができます。

旅行保険の利用付帯とは、代金をクレジットカードで決済した旅行の事故のみ補償することです。細かな条件はカード会社ごとに異なります。

JCB CARD W の利用で付与されるOkiDokiポイントは、通常のJCBカードの2倍で還元率は1.0％。さらにJCBカード優待店で利用するとポイント還元率は大幅アップします。

高還元率の例
スターバックス　5.5％
セブンイレブン　2.0％
アマゾン　2.0％ 

・三井住友カード　デビュープラス（学生）
18歳～25歳の学生限定のカードです。初年度の年会費は無料。また、年1度の利用で翌年度以降も年会費が無料となります。通常の三井住友カードと比べて、デビュープラスはポイントが2倍。さらに、入会後3ヶ月間はポイントが3倍になります。貯まったポイントはマイルや他社ポイントに交換が可能です。

また、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルドでカード決済をすると、通常ポイントに加えさらにプラス2％還元。

対象となる約60店舗のお店のうち、自分のよく利用するお店を3つ選んでカード決済をするとプラス0.5％還元となります。

・学生専用ライフカード
満18歳～25歳までの高校生を除く学生が申し込み可能です。卒業後もカードは使用できますが、一部サービスは終了となります。

通常のポイント還元のほか、事前に申請をすることで海外旅行先での利用総額3％にあたる現金をキャッシュバック。また、ライフカードが運営するLIFE-Web Deskを利用するとポイントが最大25倍になります。

 
・イオンカード（WAON一体型）
大手スーパーのイオンを中心としたイオングループで特典が受けられるカードです。基本の還元率は0.5％。イオングループ対象店舗で使用すると、基本の2倍です。さらに会員限定で航空券やホテル、お店が利用できる特典もついています。

イオンカードにはショッピングセーフティ保険やクレジットカード盗難保障がついています。ショッピングセーフティ保険とは、購入した商品が事故などで損害を受けた場合の補償です。

また、海外旅行をお得にする情報や旅行中のトラブルについて対応を相談できるイオンワールドデスクを備えています。

・JCB CARD W plus L
JCB CARD Wに女性向けのサービスを追加したのがJCB CARD W plus L。ファッションやグルメをサポートする「LINDAリーグ」のサービスが利用できます。また、入院や手術をした時に給付を受けられる「女性疾病保険」にリーズナブルな料金（月額290円～）で加入できます。

加入要件などはJCB CARD Wと同じ、18歳～39歳で本人または配偶者に安定した収入のある方です。

社会人は、学生などに比べて持てるカードの幅が広がることになります。ここでは、クレジットカード番号が券面に表示されないカード、ポイント還元率が高いカード、持っているだけでステータスになるという特徴あるカードをご紹介します。

・三井住友カード（NL）
カードに番号が印字されないナンバーレスのクレジットカード。カード情報はアプリをダウンロードしてスマホで確認できるので、番号情報を盗まれる心配がありません。

通常ポイントに加え、大手コンビニ3社とマクドナルドで決済をするとプラス2％還元、さらにVisaタッチ決済や、Mastercardコンタクトレスといったタッチ決済を使用するとさらにプラス2.5％の還元率となります。

・リクルートカード
リクルートカードの最大の特徴は1.2％の高還元率です。「ホットペッパービューティ」、「じゃらん」、「ポンパレモール」でカードを利用すると最大4.2％の還元率。貯まったポイントは、Pontaポイントやdポイントに交換することができます。

・ダイナースクラブカード
日本のクレジットカードの発祥とも言われているダイナースクラブ。サービスはほかのカード会社であればゴールドカード並みのものです。コース料理を1名分無料とするサービスや予約の取りにくいお店を確保してくれるサービス、厳選された国内外のホテルの割引、空港のラウンジ無料利用サービスなどの贅沢なサービスを用意しています。

クレジットカードにはポイント還元や利用明細書が確認できるといった共通のメリットはありますが、カードによってサービスの特徴が異なります。自分のライフスタイルにあったクレジットカードを使いこなしましょう。

このテーマに関する気になるポイント！

1. クレジットカードを作るメリットとは？
   ポイント還元を受けられる、支出の管理が楽になる、クレジットカードの優待を受けることができる点です。
   
   
2. クレジットカードを作る際のポイントは？
   自分のライフスタイルを考慮してカード選びをすることです。
   
   
3. クレジットカードの作り方は？
   スマホやパソコンを使って申し込みができます。
   
   
4. クレジットカードの審査とは？
   申込者にカード利用代金を支払う能力があるかどうかを審査するものです。