クレジットカードの限度額とは、最大利用可能枠のことです。例えば、利用可能枠が50万円なら、その範囲でショッピングやキャッシングを利用できます。利用可能枠のうち、すでに利用している分などを引いた残りの利用できる金額のことを利用可能額といい、クレジットカードを利用した分だけ利用可能額は減っていきます。50万円（利用可能枠いっぱい）まで使いきってしまうと、次の支払い（引き落とし）をした後、その支払情報が利用可能枠に反映されるまでクレジットカードが使えなくなります。

限度額は1カ月に利用できる金額と混同しがちですが、期間は関係ありません。支払情報が利用可能枠に反映された時点で利用可能額はリセットされるので、使った分を毎月の引落日にきちんと支払っていればその分の利用可能額が復活します。仮に利用可能枠いっぱいまでクレジットカードを使った分を全額ボーナス払いにしていたら、ボーナス払いの支払月まで利用可能額は復活しません。また、支払情報が利用可能枠に反映されるまで、引落口座に設定している金融機関によっては、支払日から数日かかる場合があります。

楽天カードの利用可能枠はカードの種類ごとに異なります。公式に発表されている利用可能枠は以下のとおりです。

※年会費は2023年12月時点のものです。

上記はあくまでも最高額なので、申し込みした方の職業や年収など、審査状況に応じて利用可能枠が決められます。

また、楽天カードを持っていて利用可能枠が100万円だった方が、楽天ゴールドカードに切替申込し、発行されたとしても、必ずしも利用可能枠が200万円になるとは限りません。利用可能枠はその都度、審査によって決まります。

現時点の利用可能額は、楽天カード会員様専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」から確認できます。ログイン後のトップページにご利用可能枠と現在のご利用可能額が棒グラフのように示されるため、わかりやすいです。

最初は少ない利用可能枠でも、楽天カードの利用実績が増えるにつれて、利用可能枠が上がることがあります。

利用可能枠を増枠するには、利用した分を滞りなく支払っていくことが重要です。利用額と引落日、引落口座の残高を確認し、引き落としに備えるようにしましょう。

すぐにでも利用可能枠を上げたいという場合は、楽天e-NAVIから増枠を申し込むことができます。審査に通れば利用可能枠が増枠されますが、通常の楽天カードの場合、上限である100万円に達している場合は申し込むことができません。

結婚式や引越し資金などで出費がかさむときには、一時的に利用可能枠を上げるための申し込みをすることができます（※）。こちらも楽天e-NAVIから手続き可能です。利用可能枠は現在の利用可能枠の最大2倍までなので、普段の利用可能枠が100万円の方は200万円まで申し込めます。ただし、一時的な増枠であっても審査が行われるため、必ず枠を上げられるわけではありません。

※リボ払いや分割払い、ボーナス払いがご利用いただける割賦枠やキャッシング枠の一時的な増枠はご利用いただけません。

増枠された利用可能枠は、3カ月間有効です。期間が過ぎると、元の利用可能枠に戻ります。

楽天カードは大きな買い物をするとその分多くの楽天ポイントが貯まります。例えば結婚式費用の200万円を楽天カードで支払うと、その1％分（※）の2万円相当の楽天ポイントがもらえることに。利用可能額が100万円のままだと、100万円までの支払いになるので、最大でも1万円相当の楽天ポイントしかもらえません。

※一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。詳しくはこちら

楽天カードの利用可能枠は職業や年収に応じて決まるので、楽天カードを作ったときは学生だったけれどその後就職したなど、状況が変わったらこまめに登録した個人情報を変更するようにしましょう。こちらの変更も楽天e-NAVIから簡単に手続きできます。

楽天カードの利用可能枠について解説しました。利用可能枠を使いきってしまうと次の支払いまでカードが使えず、不便な思いをするかもしれません。そのような事態にならないためにも、利用状況に応じて増枠の申し込みや一時的な増枠を検討するなど、計画的に利用していきましょう。

お支払い調整・キャッシングのページから、さまざまな支払方法についても確認できます。増枠によってカードの引落額が高くなり金額調整したい場合には、あわせてチェックしておいたほうが良いでしょう。

※この記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しております。