クレジットカード更新時の手続きと注意点!見落としがちなポイントは?
ファイナンシャル・プランナー
まねーきねこ
クレジットカードには有効期限があります。期限が近づくと自動的に新しいクレジットカードが送付されますが、その際に確認しておくべきポイントもありますよ。今回は、クレジットカードの更新時に必要な手続きや注意点を解説します。
- クレジットカードの更新はなぜ必要?
- クレジットカードの更新手続きの手順
- クレジットカードが更新されるときの注意点
- 新しいクレジットカードが届かない?その理由は?
- クレジットカードの更新は手続き不要!会員情報は定期的に確認を!
クレジットカードの更新はなぜ必要?
クレジットカードには有効期限があります。インターネット上でカード払いをする時には必ず有効期限を入力しますので、クレジットカードの表面に記載されていることはご存知の方も多いと思います。有効期限を定められているのには、いくつか理由があります。
まずは、クレジットカードそのものの問題です。プラスチックカードは使い続けていると、磁気やICチップ部分の不良が起きたり、劣化が起きたりしますので、定期的に交換が必要です。また、新しく発行する(更新する)クレジットカードにセキュリティ上の新しい技術を導入する目的などもあるでしょう。
次に、カード会員の環境の確認を行うためです。カード発行時と有効期限までの間に、会員の環境や利用状況が変わっていることも考えられますので、クレジットカードの有効期限を機会に見直しが行われます。
クレジットカードの更新手続きの手順
クレジットカードの有効期限が近づいてきたら、何か手続きが必要になるのでしょうか?通常は自動更新のため、有効期限の1カ月前位にカード会社から新しいクレジットカードが送られます。更新そのものに特別な手続きは必要ありません。しかし、更新に伴ってやっておきたいことがいくつかありますので、順を追ってご紹介します。
会員情報を更新しておく
有効期限が近づいて、新しいクレジットカードが届きそうな時期になったら、カード会社に登録している会員情報を確認しておきましょう。結婚による姓の変更や引っ越しによる住所変更など、会員情報の中でも特に重要な事項が変わっている場合、更新されたクレジットカードが届かない、などといったことが起きる可能性があります。
特に住所が変わっている場合は、必ず登録情報を確認してください。クレジットカードは、転送不要郵便で送られますので、引越しの後、一定の期間で使える転送サービスが利用できません。新しいクレジットカードが問題なく受け取れるよう、住所は必ず変更の手続きをしておきましょう。
自動支払いにしているものは有効期限の更新が必要か確認する
クレジットカードで公共料金などを自動支払いにしているという人も多いでしょう。一部、自動的にカード情報が更新される支払先もありますが、全てが自動更新されるわけではありません。
そのため、クレジットカードの有効期限の切れる時期には、それぞれ更新が必要かどうか確認するようにし、利用明細で支払いがされているかを普段以上にチェックしてください。もし、支払いが行われていなければその通知が届くはずですので、郵便物やメールのチェックも忘れずに行いましょう。
郵送で届く新しいクレジットカードにサインをする
新しいクレジットカードを受け取ったら、必ず裏面に自筆のサインを記入してください。古いクレジットカードは、情報が知られることのないよう磁気部分およびICチップ部分にはさみを入れて処分しましょう。
クレジットカードが更新されるときの注意点
クレジットカードの利用条件が変更されている場合がある
クレジットカードを作ったときに、目的としていたサービスや特典があったと思います。海外旅行保険が自動付帯だから、ポイントの付与率が高いからなど、他のクレジットカードよりもメリットがあってクレジットカードを選ぶ場合もあるでしょう。
クレジットカードに付帯するサービスは、変更されることもあります。更新の機会にもう一度カード会社が提供しているサービスの詳細を確認し、当初の保有目的が継続できるかどうか、逆に今まで知らなかったサービスが無いかなど、チェックしてみるといいかもしれません。
ETCカードの到着は遅れる可能性がある
クレジットカードの申し込みと同時にETCカードを申し込んでいる人もいると思います。ETCカードで利用した高速道路料金の支払いは、同時に申し込んだクレジットカードから支払われるようになっているため、ETCカードの有効期限もクレジットカードと同時期になっていることが多いです。ETCカードも更新の手続きは不要ですが、郵送に関しては、クレジットカードとは別に遅れて郵送される場合があります。発行にかかる期間はカード会社により異なりますので、詳しい期間を知りたい場合には、各カード会社のホームページで確認してみてください。
新しいクレジットカードが届かない?その理由は?
ここまで、クレジットカードの有効期限が近くなると、通常は更新の手続きなく新しいクレジットカードが送られてくることを説明してきました。ただし、いくつかの理由によりクレジットカードが更新されず、届かない場合もあります。
支払い状況に問題があった
利用実績によっては、更新の前にカード会員の状況を調査する書類が届いたり、更新ができなかった旨の通知が届くこともあります。主に、支払い状況に問題があったことが要因と考えられます。
自分の状態が変わって、申し込み条件に合わなくなってしまった
職場が変わったり、収入が減ったなど、カード会員の環境の変化に関わる情報が、カード更新の条件に合わないと判断され、更新カードが発行されない場合もあります。
休眠会員だった
クレジットカードを作ってから一度も使っていない、利用がほとんどないという休眠会員についても更新カードが発行されないことがあります。
特に年会費無料のクレジットカードの場合、カード会社にとってはカード発行や管理のコストだけがかかります。今後の利用が期待できないと判断した場合、有効期限到来を機に更新がされないことがあるのです。
引っ越しの際に住所の情報を更新していなかった
更新手続きの手順のところでも説明しましたが、クレジットカードの会員情報は最新の状態にしておきましょう。クレジットカードの郵送は転送されませんので、引っ越しした場合はもちろん住所変更をしておく必要がありますし、引っ越しとクレジットカードの有効期限の時期が重なる場合にも注意しておくようにしましょう。
クレジットカードの更新は手続き不要!会員情報は定期的に確認を!
クレジットカードの有効期限の更新は自動で行われ、基本的には新しいクレジットカードが郵送されてきます。有効期限間近になっても届かない場合は、会員登録情報や利用状況を確認してみましょう。特に住所の変更を忘れていると新しいクレジットカードが届かないため、引っ越しをしたことがある方は、更新時期を迎える前に最新の情報が登録されているかチェックしておくことをおすすめします。