ETCカードの作り方!クレジットカード一体型を選ぶメリット・デメリットは?
有料道路の利用時に便利なETCカード。「ETC専用カード」と「クレジットカード一体型カード」の2種類があり、今回はそれぞれのメリット・デメリットを解説します。ETCカードの作り方や、おすすめなカードも併せてご紹介します。
- ETCカードってどんなカード?
- ETCカードの種類を紹介!
- ETC・クレジットカード一体型とETC専用カード、それぞれのメリットとデメリット
- ETCカードはどうやって作る?具体的な申込みの流れ
- ETCカードを作った後の流れは?実際にETCを使うために必要なこと
- クレジットカードの契約が必要ないETCパーソナルカードとは
- ETCカードには楽天ETCカードがおすすめ!
- ETCカードはポイントが貯まってメリット豊富なものを選ぼう
ETCカードってどんなカード?
ETCカードとは、有料道路や高速道路の料金を自動的に支払い、スムーズに通過するためのカードです。ETCカードを使用するためには、車載器が必要になります。車載器とは、自動車に取り付けるための無線装置です。単に車載器と呼ばれることもあれば、ETC車載器と呼ばれることもあります。車載器にETCカードを挿入しておけば、料金所で車をとめることなくそのまま通過できます。
ETCカードを利用すれば、料金所で毎回財布を出して料金を支払うという手間がかからず、通過にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。有料道路や高速道路をスムーズに走行できる便利なシステムですので、すでに利用している・利用はしていないけど有名だから知っている、という方も多いかと思います。
ETCカードのメリットは、料金の支払いがスムーズになるだけではありません。事前に手続きをすればETCでの高速道路利用料金に応じて「ETCマイレージ」が貯まるほか、利用時間帯や通行区間によっては、割引が受けられる場合もあります。よく有料道路や高速道路を利用するなら、ETCカードを利用すると便利でお得です。
ETCカードは有料道路の料金所をノンストップで通過できるだけではなく、様々な割引制度も用意されています。具体的には、以下の表のように高速道路会社が実施している割引制度があります。
ETCカードの種類を紹介!
ETCカードには、クレジットカードと一体になった「ETC・クレジットカード一体型カード」と、ETC機能のみを搭載したETC専用カードがあります。ここではそれぞれについての概要を紹介します。
ETC・クレジットカード一体型カード
ETC・クレジットカード一体型カードは、1枚のカードにETCの機能とクレジット機能の両方が搭載しているもののことです。1枚で2つの機能を果たすため利便性が高いという点が評価されていましたが、2018年6月1日に改正割賦販売法が施行され、セキュリティ対策の一環としてETC機能を分離した新たなカードへの切替が必要となりました。
そのため、各カード会社は新たにETC専用カードを発行するなどの対応をとっており、新規の申し込みは受け付けていない状況です。
ETC専用カード
ETC専用カードとは、クレジットカードとは別にETC機能のみを搭載しているもののことです。クレジットカードとは別にカードが発行され、キャッシングなどの機能は持っていません。ETC車載器にカードを差し込んで使用し、ETCの利用料金が記録されます。利用料金は後日、クレジットカードによる支払いが行われる仕組みです。
ETC・クレジットカード一体型とETC専用カード、それぞれのメリットとデメリット
ここでは現状のETC・クレジットカード一体型とETC専用カードそれぞれのメリットとデメリットについて解説します。なお、前述したようにETC・クレジットカード一体型は取り扱いの見直しに伴い、新規の申し込みはできません。現在一体型を持っている方も、クレジットカードの有効期限到来時の更新に伴い、2枚に分離されたものが順次発行される見通しですのでご注意ください。
まず、それぞれのメリットとデメリットをまとめたものが以下の表になります。
ETC・クレジットカード一体型のメリットとデメリット
ETC・クレジットカード一体型のメリットは、1枚のカードでクレジット機能が利用できるということです。レンタカーを利用するという人には、特に便利。財布の中に一体型カードがあれば、レンタカーの支払いとETCの支払いを1枚で完結させることができます。財布の中も、カードが1枚で済むのでかさばりません。
デメリットは、車載器に挿入したままにしてしまうことで盗難に遭い、悪用される可能性があるということです。このような事情もあるため、セキュリティ対策の一環としてETC・クレジットカード一体型は廃止の運びとなっています。
ETC専用カードのメリットとデメリット
ETC専用カードのメリットは、マイカーの場合乗車の都度車載器に抜き差しする必要がない、ということです。
一体型のETCカードは使用するたびに抜き差しするため、ついうっかりカードの挿入を忘れてゲートに入ろうとしてしまい、事故につながる可能性もあります。ETC専用のカードなら、有効期限内であればカードを挿入したままで構いませんので、管理の手間が省けます。ただし、夏の猛暑時には、車の中が高温になりETCカードが故障してしまうことがありますので注意しましょう。
また、ETC専用カードは、ETCの料金支払いにしか利用できないため、万が一落とした際にクレジットなどの機能を利用される心配もありません。とはいえ、ETC機能を利用されてしまう可能性はありますので、万が一紛失したり盗難に遭ったりした場合にはすぐに発行会社や警察へ届け出ましょう。
デメリットはクレジット機能が使えないことですが、ほかにクレジットカードを持っている場合には、ETC専用カードでも特に不便に感じることはないでしょう。
ETCカードはどうやって作る?具体的な申込みの流れ
ETCカードを作る際は、カード会社に申し込みを行います。ここではETCカードの具体的な申し込みの流れについて紹介します。
ETC・クレジットカード一体型カードの場合
前述したように、ETC・クレジットカードの一体型カードについて、各カード会社は新規申込を受け付けていません。これまで一体型カードを使っていた方は、順次新たにETC専用カードへと切り替えるようになります。
ETC専用カードの場合
ETC専用カードを作る場合は、ETC利用分の支払いを行うカード会社を選んで申し込みを行います。申し込みの手順は、通常のクレジットカードの時と同じです。申し込み内容に問題がなければ、通常の場合2週間程度でカードが発行されます。
ただし、クレジットカード自体も新規に申し込みをする場合と、すでにクレジットカードを持っていて追加でETC専用のカードを発行する場合では手順が少し異なります。ここでは、新規で楽天カードを申し込む際にETCカードも申し込みを行う場合と、すでに持っている楽天カードにETCカードを追加して申し込む場合を例に解説します。
まず新規で楽天カードを申し込む場合、クレジットカードの申し込みと同時にETC専用カードを申し込みます。手順は至って簡単で、楽天カードの申し込み時に、「ETCカード申し込み」欄の「申し込む」を選択するだけです。そうすることでETCカードを発行できます。
次に、すでに持っている楽天カードにETCカードを追加したい場合は、楽天e-NAVIから申し込むか、自動音声専用ダイヤルで申し込むことができます。楽天e-NAVIの「各種お申込み」から「ETCカードのお申込み」をクリックして必要事項を記入すれば、ETCカードを発行できます。新規にクレジットカードを申し込んだ時にETCカードの申し込みを忘れてしまった場合でも、この方法で申し込みが可能です。
このように、クレジットカードとの同時発行でも、後からETCカードを追加発行したい時でも、手順は簡単です。
ETCカードを作った後の流れは?実際にETCを使うために必要なこと
ETCカードが実際に手元に届いても、カード単体ではETCを利用することはできません。そこで、どうすれば使えるようになるのか簡単に流れを紹介します。
1.車載器の購入・取り付け
車載器を車に取り付けます。車載器は、自動車ディーラーやカー用品店、自動車整備工場などで購入することができます。取り付けには専門的な技術や知識が必要になりますので、ディーラーやカー用品店などに依頼すると安心です。
2.セットアップ
車載器の取り付けが完了したら、車両情報を車載器に登録するセットアップ作業が必要になります。登録内容は車のナンバープレートなどの車両情報を暗号化したものですが、この作業は高度なセキュリティ処理となるため、登録店で行って貰う必要があります。
登録店は厳しい審査をクリアしており、許可を得た上で車載器のセットアップ作業を行っています。そのため、許可のないお店や、自分自身で登録することはできません。登録店には登録店章が提示されていますが、該当するお店を探す際はこちらのセットアップ店検索を利用すると便利です。
3.ETCカードを車載器にセット
セットアップ作業が完了したら、ETCカードを車載器にセットします。正確に差し込めているか、また、カードの向きにも注意する必要があります。多くの車載器では、正しく差し込めた状態はランプの色が緑色や青色に変わったことで確認でき、誤って挿入した場合はランプが赤色やオレンジ色で点滅する・カーナビにカードの入れ忘れ警告メッセージがでるなどで確認できます。
以上の手続きを経て、ETCカードが使えるようになります。ETCカードを導入すれば、有料道路の料金所でとまる必要がなくスムーズに走行でき便利です。そのため、有料道路を頻繁に使用する方にとってETCカードを導入するメリットは非常に大きいといえるでしょう。
クレジットカードの契約が必要ないETCパーソナルカードとは
ETCカードにはクレジットカードの契約をしなくても作れる、ETCパーソナルカードというものもあります。これは高速道路株式会社の6社が共同して発行するETCカードで、あらかじめ保証金(デポジット)を預託することが条件に設定されています。
作成には高速道路のサービスエリアなどに設置してある「ETCパーソナルカード利用申込書」に必要事項を記入し、郵送で申し込みます。デポジット金額の振り込み確認後、カードが郵送されます。
ETCカードには楽天ETCカードがおすすめ!
便利でお得なETCカードを導入するなら、楽天ETCカードがおすすめです。楽天ETCカードは楽天カードに付帯させて追加で発行できるETC機能を搭載したカードで、少額な通行料金でも通常の楽天カード同様100円に対して1ポイントの楽天ポイントが付きます。
また、主契約の楽天カードはENEOSで使用すると楽天ポイントが最大1.5倍になり、給油や洗車・オイル交換等のカーケア商品でも最大1.5倍のポイントが貯まります(2019年11月現在)。
割引以外にも、マイレージサービスでマイレージポイントが貯まるというメリットもあります。楽天ポイントとは別にポイントが貯まることになるので、二重でポイントが貯まってお得です。
楽天ETCカードについては、以下のページもぜひ参考にしてください。
→ポイントがどんどん貯まる!楽天ETCカードについて
ETCカードはポイントが貯まってメリット豊富なものを選ぼう
ETCカードを作る際は、カード会社で発行すると、利用金額に応じてクレジットカードのポイントを貯めることができてお得です。そのため、ポイントが貯まりやすくメリットの豊富なものを選ぶのが断然おすすめ。楽天ETCカードであればポイントも貯まりやすく、すでに楽天カードを持っている場合も、新規発行の場合でも簡単な手続きでETCカードが発行できます。有料道路や高速道路の通行料金も、100円につき1ポイントが貯まりますので、頻繁に有料道路を利用する方ならたくさんポイントを貯めることができます。ETCカードを作りたいという方には、楽天ETCカードをぜひ検討してみてください。
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。