クレジットカードとデビットカードの違いは?それぞれの特徴やメリットを紹介

リリース日:2022/07/20 更新日:2024/07/22

クレジットカードとデビットカード、どちらも似たようなカードだと思っている方は多いですが、この2つには大きな違いがあります。本記事ではそれぞれの特徴やメリットを紹介します。自分に合った使いやすいカードを選んでいきましょう。

  1. デビットカードとは?クレジットカードとの違い
  2. クレジットカードとは
  3. デビットカードのメリット
  4. クレジットカードのメリット
  5. クレジットカードとデビットカードの違いを理解して、自分に合うカードを

デビットカードとは?クレジットカードとの違い

デビットカードの最大の特徴は、レジで買い物の会計をすると、即時に銀行口座から利用額が引き落とされるという点です。銀行口座に支払いできるだけの残高があれば、自動的に引落処理されます。

もしも口座に残高がない場合は、デビットカードでの支払いはできません。すなわち、口座残高=デビットカードの利用限度額となります。

実際の使用イメージは、会計時にデビットカードを利用したいことを伝え、ATMで出金手続きをするときと同じように、暗証番号を入力します。難しい操作は特に必要ありません。このように、デビットカードは「銀行口座からの即時支払い」という点に大きな特徴があります。

クレジットカードとは

一方、クレジットカードの特徴は、「後払いで買い物ができる」という点です。利用した分の代金は一定の期間で締められ、後日あらかじめ登録しておいた銀行口座からまとめて引き落とされる仕組みです。そのため、買い物をしたいのに手持ちの現金が足りないという時でも、クレジットカードがあれば購入できるのです。

また、クレジットカードは盗難・紛失防止のため、多くの現金を持ち歩きたくないという時にも便利です。

実際にカード払いを行う際は、支払い時にクレジットカードを提示して、サインあるいは暗証番号を入力します。すると、カード会社から買い物をしたお店へ決済手続きが行われる仕組みです。実店舗だけでなくネットショッピングでも利用でき、クレジットカードの番号やカード名義を入力すれば決済可能です。

クレジットカードのサインの正しい書き方を解説!

画像出典:fotolia



デビットカードのメリット

口座残高がないと買い物できないから使いすぎない

デビットカードで支払いができる金額は、銀行口座の残高と連動しています。そのため、口座にあらかじめ残高がなければ支払いができません。残高以上のショッピングはできないため、決めた金額だけ口座に入れておけば、お金を使いすぎてしまう心配がないのはメリットです。

審査がないので作りやすい

デビットカードはクレジットカードと違って、審査の必要がありません。銀行が発行しているカードのため、銀行口座を作れば発行可能です。

クレジットカードの場合は、カード会社による与信審査があり、収入や勤務状況といった信用情報が求められます。審査に通るかどうか心配という方や、過去にクレジットカードの審査に通らなかったという方でも、デビットカードなら気軽に作ることができます。

ATM手数料が節約できる

デビットカードで支払いをする(=銀行残高が減る)ことは、ATMからお金を引き出して使っていることと同じです。デビットカードがあれば、買い物のためにわざわざATMを探してお金を引き出す必要もなく、支払いの際に手数料も発生しません。手数料を支払いながらATMで現金をよく引き出しているという方は、デビットカードを持てば節約につながるでしょう。

15歳から持てる

多くのデビットカードは、中学生を除く15歳から持つことができます。ただし、16歳以上にならないと申し込みできない場合もあります。 クレジットカードより年齢が引き下げられている理由はデビットカードが銀行口座の残高内でしか利用ができないという、安全性の高さによるもの。自分のおこづかいを管理させるために、子どもにデビットカードを持たせるという家庭も少しずつ増えてきています。

ちなみにクレジットカードの場合は、18歳以上でなければ作ることができません。

 

クレジットカードのメリット

支払い方法が選べる

クレジットカードは、支払い方法が多岐にわたっていることが大きなメリットです。デビットカードは一括払いのみですが、クレジットカードは一括払いのほか、複数回に分けて支払いができる「分割払い」や毎月定額を支払う「リボ払い」など、様々な方法があります

ただし、分割手数料がかかる場合もありますので、支払総額の確認や返済スケジュールを自分で管理しなければいけません。ご自身のライフスタイルに合わせて、柔軟に支払い方法を選んでいきましょう。

ポイント還元率が高い

クレジットカードで支払いを行うと、金額に応じてポイントがたまります。このポイントを獲得できる割合は「ポイント還元率」とよばれ、獲得したポイントをお金に換算した場合、何円に相当するのかという比率を指します。デビットカードに比べるとクレジットカードは還元率が高い傾向にあります。

実際のポイント還元率は、クレジットカードの種類によっても変わってきます。よりポイント還元率の高いクレジットカードを持っていれば、同じ金額を使っていても、お得にポイントを貯めることができます。

ETCカードが作れる

車の運転時に、高速道路や有料道路をよく利用する方にとっては欠かせないETCカード。キャッシュレスでゲートを通過することができ、大変便利なカードです。

デビットカードではETCカードを作ることができませんが、クレジットカードなら作ることが可能です。多くのクレジットカードの場合、本体カードとは別でETCカードを作ることができ、ETC割引が受けられます。

また、ETC料金をクレジットカード払いに設定しておけば、ポイントを効率的に貯めることもできてお得です。

(※)ただし、ETCカードを使用して、ゲートを通過したり割引価格の適応を受けたりするには、ご利用の車両に車載器を取り付ける必要があります。

クレジットカードとデビットカードの違いを理解して、自分に合うカードを

デビットカード、クレジットカードともにそれぞれ特徴を持ち、様々なメリットがあることをご紹介しました。個々の特徴をおさえたら、ご自身のライフスタイルや使用頻度などを十分に考えた上で、自分に合った使いやすいと思えるカードを選びましょう。そして、計画的に利用するように心がけてください。




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mayuka
この記事を書いた人
mayuka

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

某金融機関にて6年間、個人資産運用アドバイザーとして多くの顧客の運用相談に携わっておりました。顧客のニーズに合った運用ができるよう、丁寧なヒアリングを心がけていました。マーケットの動きを注視しつつ、よりよい運用が行えるよう現在も勉強中です。

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