みんなはどこで出会っているの?出会った場合と出会わなかった場合の準備
女性の人生にはたくさんの岐路があります。一度「これからどのように生きていくのか」を考えてみましょう。結婚や出産などのライフイベント、そもそもどこで運命の相手に出会えるのかなど、将来設計についてデータとともにご紹介します。
もくじ
・みんなどこで出会っているの?
・出会ったあとはどうなるの?
・出会ったあとのために今できること(貯蓄、節約)
・出会わなかったときのための準備(年金、iDeCo)
みんなどこで出会っているの?
「出会いがない」という悩みは、飲み会やランチでしばしば聞かれます。しかし、誰かと結婚したり付き合ったりしている人がいるということは、どこかに出会いがあるということです。どんな場所に出会いがあるのでしょうか。
国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査」から、2015年に行った夫婦調査の内容を見ていきます。過去5年以内に結婚した人の回答によると、出会いのきっかけは1位が「職場・仕事関係」。全体の3割以上が職場で相手を見つけているという結果になりました。
次に多かった回答が「友人や兄弟姉妹からの紹介」。これは全体の28.6%でした。3位は「学校で出会った」という回答で、11.2%です。これらからわかるのは、多くの人が身近なところで相手と出会っているということでしょう。1位の職場、3位の学校を足すと全体の4割以上になります。それだけの人が、自身の置かれた環境で相手と出会っているのです。
職場に適齢期の人がいないなど、なかには結婚のために特別な努力が必要なケースもあります。しかし自分の周りを見渡してみると、意外にも素敵な出会いが転がっているかもしれません。
出会ったあとはどうなるの?
当然ながら「出会って終わり」とはいかないでしょう。数年間付き合って結婚するか、それともできるだけ早めに入籍してしまうか、それは個々人で考え方が違います。特に結婚適齢期と言われる27~30歳頃の男女であれば、できる限り早い段階でお互いの考えを共有しておくのがベターです。
最近の初婚/生涯未婚率
実際に周囲の人は、どのくらいの年齢で結婚しているのかデータで見てみましょう。平成23年のデータでは、男性の平均初婚年齢は30.7歳。女性は29.0歳です。また未婚率を年齢で見ると、平成27年は30~34歳の男性の2人に1人が未婚、女性は3人に1人が未婚でした。未婚率は長期的に見ると上昇傾向が続いています。
次に50歳時の未婚率を見てみましょう。昭和45年、50歳時の未婚率は男性で1.7%、女性で3.3%でした。しかしその後に上昇を続けて、平成27年の調査では男性の23.4%、女性の14.1%が未婚と回答しました。男性の5人に1人、女性の7人に1人は未婚という計算になります。
50歳時に未婚であることが珍しかったのは、すでに遠い過去のことです。現代では未婚であり続けることも考えて、ライフプランを構築しなくてはなりません。
出会ったあとのために今できること(貯蓄、節約)
相手と出会ったときのため、今できることに挙げられるのが貯蓄や節約でしょう。特に子どもを持とうと考えているのであれば、まとまった資金が必要になります。2018年度の調査を見ると、婚約から新婚旅行を済ませるまでにかかった費用は、全国平均で466.6万円。なかでも挙式や披露宴にかかる金額は、全国平均で357.5万円でした。
この金額をすぐにポンと出せるなら問題はありませんが、結婚して披露宴や新婚旅行をしたいけど貯金はないという方は、早めに準備しておくことをオススメします。もちろん新生活を始めるにも準備が必要です。敷金や礼金、家具家電製品の費用もプラスすると、結婚に必要なお金はおよそ600万円となります。
出産にもある程度の費用がかかるでしょう。出産のための入院や分娩費用は、50万円程度が相場です。ただし出産育児一時金として、一律42万円を受け取ることができます。とはいえ妊娠中は最低でも月に1回の妊婦健診があり、検査などで数万円がかかるケースも珍しくありません。
自治体によっては妊娠の検診費用がサポートされることもあります。出産を希望する場合には、お住まいの自治体にどのような補助制度があるか調べておきましょう。
出会わなかったときのための準備(年金、iDeCo)
相手に出会わなかった場合、つまり生涯独身の場合にも備えが必要です。特に問題となるのが老後の費用。夫婦であれば2人分もらえる年金も、独身だと1人分です。稼ぎを子どもや家庭に使うことはないものの、老後の資金に不安が出てきます。
日本年金機構のホームページでは、受け取る年金額の見込みをシミュレーション可能です。そこで算出された金額と自分が現在毎月使っているお金を比較して、足りなくなる部分は貯蓄でまかなえるように準備を始めましょう。
老後を見据えた計画的な貯蓄であれば、定期預金や個人年金の活用が一般的です。また個人型確定拠出年金のiDeCoを利用すると、積立金額が全額所得控除されます。また運用中は運用益も非課税です。こういった制度も利用して、早め早めに備えておきます。
結婚や出産の有無に限らず、老後の資金や万が一のことを考えた準備は欠かせません。今後のライフプランとライフイベントを見据えたうえで、それにかかるコスト、リスクを一度リストアップしてみてはいかがでしょうか。
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