災害保険とは?突然の地震、台風、洪水などに備える基本の保障を知ろう!

リリース日:2018/08/23 更新日:2020/07/31
森本由紀
この記事を書いた人

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森本由紀

ファイナンシャルプランナー・行政書士・離婚カウンセラー。Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、女性がお金に困らないマインド作りから生活設計までアドバイスしています。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

地震や台風、水害など災害は突然やってくるもの。もしものために加入する災害保険、あなたは加入していますか?災害保険の種類や災害保険金の支払いについて調査しました。これから加入する人も、すでに加入している人も注目です。

災害保険とは?突然の地震、台風、洪水などに備える基本の保障を知ろう!

災害保険とは

災害保険とは

災害の種類別に災害保険を解説

損害保険のうち、自然災害による損害を補償する保険を「災害保険」と呼ぶことがあります。災害保険では、住宅や家財などの財産が被害を受けた場合の復旧費用が支払われます。災害保険には、「火災保険」と「地震保険」の大きく2つがあります。

 

火災保険でカバーされる災害

火災保険は、火事による損害のほか、自然災害による損害もカバーしています。たとえば、落雷や台風、竜巻、洪水、高潮、土砂崩れ、雪崩などで損害を被った場合、火災保険に加入していれば、補償が受けられることがあります。

 

地震保険でカバーされる災害

地震保険では、地震による損害のほか、火山の噴火や津波による損害も補償されます。また、地震を原因とする火災で損害を受けた場合には、火災保険ではなく地震保険で補償を受けることになります。



災害にはさまざまなものがありますが、ここでは地震・台風・水害について説明します。

地震の被害にあったときの災害保険

地震の被害にあったときの災害保険

地震で家や家財が損害を受けた場合には、地震保険により補償を受けることができます。地震の被害に備えるためには、地震保険に加入しておく必要があります。なお、地震保険は単体で加入できる保険ではありません。必ず火災保険とセットで加入する必要があります。地震保険は国の法律に基づき、政府と損保会社が共同で運営しています。そのため、どの保険会社で加入しても、商品の内容や保険料に変わりはありません。

台風の被害にあったときの災害保険

台風の被害にあったときの災害保険

台風による被害には、「風災」と「水災」がありますが、どちらも火災保険による補償の対象となります。風災とは、台風、旋風、竜巻、暴風などを指し、水災とは洪水や高潮があります。台風や台風による洪水の被害に備えるためには、火災保険に加入する必要があります。

水害にあったときの災害保険

水害にあったときの災害保険

水害は台風のときだけ起こるわけではありません。台風以外の原因による洪水や高潮も、「水災」ですから、火災保険で補償が受けられます。

 

火災保険の種類によって補償の範囲は変わる

火災保険にはいろいろな種類があり、どの保険に加入するかで補償の範囲が変わります。例えば、「住宅火災保険」や「普通火災保険」といった名前の保険では、水災の補償がありません。特約により水災の補償を付けられるタイプのものもあります。また、「住宅総合保険」ではほとんどの災害がカバーされます。これから火災保険に加入するという人で、水害が心配な地域にお住いの方は、水災補償のある保険を選びましょう。

災害保険金の金額

災害保険は、生命保険のように自分で保険金額を自由に設定して契約できるものではありません。

 

建物の災害保険金

建物については、どれくらいの価値があるかを保険会社に評価してもらい、補償金額を設定する必要があります。建物の評価には、「新価(再調達価額)」と「時価」の2種類がありますが、新規で加入する場合には通常は新価で評価します。

 

家財の災害保険金

家財については、保険会社が定めている評価額の目安を基準に、補償金額を設定します。評価額の目安は、世帯主の年齢及び家族構成により変わります。

 

災害保険金は必ず全額支払われるわけではない

災害保険では、実際の被害状況を調査し、損害を受けた分の金額が補償されるのが基本です。たとえば、2,000万円の保険に加入していても、災害時に全額支払われるのは、「全損」の場合のみになります。全損とは、次の場合委なります。

・消失・流失・損壊部分が、延べ床面積の80%以上
・損害額が、再取得するための費用の80%以上(経済的全損)

また、複数の災害保険に加入していても、支払いを受けられる災害保険金の総額は変わらず、復旧に必要な範囲を超える金額は受け取れません。



災害保険の選び方

災害保険の選び方

災害保険の選び方1 どのような災害が起こりやすいかを考えて選ぶ

災害のリスクは、住んでいる地域や住宅環境によって違います。洪水や高潮のリスクのある地域では水災の補償があった方がいいですが、マンションの高層階に住んでいれば水災補償は不要とも考えられます。雪の多い地域では、雪による災害(雪災)による補償も必要でしょう。補償の範囲が広くなれば、保険料の負担も増えてしまいます。必要な補償が無駄なく付いているタイプの保険を選びましょう。

 

災害保険の選び方2 地震のリスクが高い地域では地震保険にも加入

日本では近年、大きな地震が頻繁に起こっていますので、地震が起こりやすいと言われている地域では、地震保険への加入を検討しましょう。地震保険は火災保険とセットで加入することになりますが、保険金額は建物5,000万円、家財1,000万円を上限に、火災保険の保険金額の30~50%の範囲内で任意に決められます。

なお、地震保険では地震のリスクが高い地域ほど保険料が高額に設定されています。保険料の負担は大きくなることがありますが、地震保険の保険料は所得控除が受けられるため、節税メリットがあります。

 

災害保険の選び方3 複数の保険を比較して選ぶ

災害保険に入るときには、火災保険に加入しなければなりません。地震保険に加入するにも、火災保険への加入が必須です。地震保険の内容はどこの保険会社でも同じですが、火災保険の内容は保険会社によって異なります。複数の保険会社で火災保険のプランを比較することで、自分にとってメリットのある保険が見つかります。

災害リスクを考え適切な補償がある災害保険を選ぼう!

近年、日本でも地震や台風などで大きな被害に見舞われるケースが増えています。いつ災害に巻き込まれてもおかしくない時代、災害保険に入って備えをしておくことは大切です。これから災害保険に加入するなら、どのような補償が必要かを考え、適切なタイプの保険を選びましょう。

  • 監修:森本 由紀さん

    ファイナンシャルプランナー・行政書士・離婚カウンセラー。Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、女性がお金に困らないマインド作りから生活設計までアドバイスしています。


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