冷蔵庫の体質改善!電気代節約に効果アリの方法を必ず実践したい
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)/宅地建物取引士
宮島ムー
24時間365日稼働している冷蔵庫。当然電気代もかかりますが、ほかの電化製品のように電源を切ることはできません。しかし、普段の使い方を意識するだけで節電することができるのです。家庭で簡単にできる方法をご紹介します。
温度設定を見直す
自宅の冷蔵庫の温度設定がどうなっているかご存じですか?
買ったときのままいじっていないという方も少なくないでしょう。設定温度を「強」から「中」にするだけで、年間で61.7kWhの節電になります。これはおよそ1,400円電気代が安くなる計算。ただしむやみに設定温度を弱くすると食品が傷みやすくなるので、夏は「中」、冬は「弱」にするなど、適度な設定を心がけましょう。
使い方を見直す
冷蔵庫の使い方を意識するだけでも節電が可能です。
・つめすぎない
冷蔵庫内に物を詰め込みすぎることで、冷気の流れが悪くなります。すでに賞味期限の切れているものは捨てるようにしましょう。常温保存できるものは冷蔵庫から出して保管するのがポイントです。
・開けすぎない
冷蔵庫を頻繁に開閉すると冷気が逃げてしまい、余分な電力を使うことに。ドアの開閉は最低限にしましょう。冷蔵庫内を整理することで、開けている時間を減らすことができます。
・熱いまま入れない
熱いものをそのまま入れると庫内温度が上昇してしまいます。熱いものはできるだけ冷ましてから入れるようにしましょう。
思い切って買い替える
古い冷蔵庫は思い切って買い替えるという方法もあります。一般社団法人 日本電機工業会によれば、401~450Lの冷蔵庫の年間消費電力量を比較すると、2006年は610~680kWh/年だったのに対し、2016年は320~360kWh/年。およそ47%の省エネです。
ただし電気代節約のために冷蔵庫を買い替えたとしても、冷蔵庫代のほうが高くつきそうです。「故障したら省エネ性能に優れた冷蔵庫に買い替える」という方法が現実的でしょう。
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著者:宮島ムーさん
関西に住む子育て中の主婦です。 お金や不動産に興味があり、日商簿記1級・FP2級・宅建などの資格を独学で取得しました。 記事ではなるべく専門用語を使わず、わかりやすく説明するよう心がけています。
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