ポイント投資とは?向いている人、ポイント運用との違いや特徴・注意点を解説

リリース日:2024/01/23 更新日:2024/10/17

カード払いやスマホ決済などでもらったポイントは、買い物のほか投資にも使えるものもあります。

ポイント投資は、株式や投資信託などを購入する際に、もらったポイントを使って投資する方法であり、投資未経験の人でも始めやすいでしょう。ここでは、ポイント投資の仕組みや特徴、注意点などを解説します。

  1. ポイント投資とは?
  2. ポイント投資とポイント運用はどう違う?
  3. ポイント投資の特徴
  4. ポイント投資の注意点
  5. ポイント投資に向いている人とは?
  6. まとめ

ポイント投資とは?

ポイント投資とは?

ポイント投資とは、カード払いやスマホ決済などでもらったポイントで投資する方法であり、1ポイント=1円相当で金融商品の購入代金に使えます。

 

通常の投資と同様に、証券会社の口座を開設し、金融商品をポイントで購入して取引します。

 

通常の投資との違いは、お金の代わりにポイントを使用することです。買い物などで得たポイントを使って投資するため、投資未経験者でも始めやすいでしょう。

ポイント投資とポイント運用はどう違う?

ポイント投資とポイント運用はどう違う?

Webやアプリなどで、【ポイント投資】と【ポイント運用】の2種類の表記があるのに気付いた人もいるでしょう。

 

ポイント投資とポイント運用は、それぞれ異なるサービスです。ポイント投資とポイント運用の違いを解説します。

ポイント運用とは?

ポイント運用とは、ポイントが金融商品の価格(投資信託の基準価額など)に連動して増えたり減ったりするもので、投資を疑似体験できるサービスを指します。

 

ポイント運用は、ポイントの種類によってさまざまなコースが設定されており、例えば楽天ポイントのポイント運用「ポイント運用 by 楽天PointClub」の場合、次の2種類に分けられます。

 

  • アクティブコース:日々の動きが大きく積極的な運用を目指すコース
  • バランスコース:日々の動きが小さく安定的な運用を目指すコース

ポイント運用は、投資の疑似体験なので、運用終了後は「ポイント」で返ってきますが、ポイント投資の場合は、実際の金融商品を購入しているため、運用終了後は「お金」で返ってくるという違いがあります。また、ポイント投資は証券会社の口座開設が必須ですが、楽天のポイント運用のように、ポイント運用では基本的には不要です。

 

また、ポイント運用に向いている人は、次のとおりです。

 

  • ポイントを使って投資の疑似体験をしてみたい人
  • ポイントの増減を楽しみたい人
  • 証券口座を持っていない人

上記に当てはまる人には、ポイント運用が向いているかもしれません。

 

次に、両者の違いを詳しく解説します。

ポイント投資とポイント運用の違い

具体的に異なる点を、以下の表にまとめました。

ポイント投資 ポイント運用
サービス内容
  • ポイントで投資信託や株などを購入し取引する
  • 投資する対象を自分で選べる
  • 連動する投資信託や株、金融市場などの値動きに応じてポイントが増減し、投資の疑似体験ができる
  • サービス提供会社によってコースが異なる
目的 資産形成、投資 ポイント自体を増やす※
売却代金を受け取る方法 現金 ポイント
証券会社の口座開設 必要 基本的には不要
おすすめの人
  • ポイントを無駄なく活用したい人
  • ポイントから投資を始めてみたい人
  • 自分で投資対象を選んで運用したい人
  • ポイントを使って投資の疑似体験をしてみたい人
  • ポイントの増減を楽しみたい人
  • 証券口座を持っていない人

※連動する投資信託や株、金融市場などの値動きに応じて、減少する可能性もあります。

 

自分の目的に応じて、ポイント投資かポイント運用を選びましょう。




ポイント投資の特徴

ポイント投資の特徴

買い物などで貯まったポイントを使わずそのままにしてしまっている場合、もったいないと感じることもあるでしょう。ポイントを無駄なく活用したい場合、ポイント投資も選択肢のひとつです。

 

ポイント投資を始める前に、以下の特徴を確認してみましょう。

現金を使わずに投資ができる

ポイント投資の特徴は、カード払いやスマホ決済などでもらったポイントで投資ができることです。買い物などで得たポイントで投資信託や株などを買って取引するため、現金のみを利用する必要はありません。また、ポイントだけでは目当ての金融商品が買えない場合、会社によっては現金と組み合わせて購入することもできます。

 

またポイント投資には、証券会社の口座開設が必要であり、実際の金融商品を選んで購入します。まだ投資をやったことがない人は、値動きの読み方や売り時・買い時を見極める経験ができるため、本格的な投資を行う前の勉強としても良いでしょう。

少額から投資できる

ポイント投資の多くは、1ポイント(=1円相当)からポイントを利用できます。


実際に購入する金融商品によって必要な金額は異なりますが、これから投資を検討している人は、まずは少額のポイント投資から始めてみるのも良いでしょう。また、現金とポイントを組み合わせて投資を行うことも可能です。

ポイント投資の注意点

ポイント投資の注意点

ポイント投資とはいえ、お金での投資と同様の注意点が発生します。ポイント投資を始める前にそれらを確認し、自分にあった投資方法を検討しましょう。

投資できる商品が少ない

ポイント投資では購入できる金融商品に制限があるケースもあり、自分が投資したい商品を取り扱っていない可能性があります。

 

投資の対象にこだわりたい人は、ポイント投資を始める前に、取り扱っている商品を確認しておきましょう。

ポイントや現金を失う可能性がある

投資は一般的に、値上がりや値下がりを繰り返すため、投資した金額よりも下がる可能性も十分に考えられます

商品を売買する際に手数料が発生する可能性がある

ポイント投資は通常の投資と同様の取引を行うため、売買をする際に取引手数料が発生する場合があります。

 

証券会社によって手数料の有無や金額が異なるため、実際にポイント投資を始める前に確認しておきましょう。

証券会社の口座開設が必要

ポイントで証券会社の商品を購入するため、証券会社の口座開設が必要です。自分が投資に使用したいポイントの種類によって証券会社が異なるため、事前確認をおすすめします。

確定申告が必要となる可能性がある

ポイント投資の利益は、例えば株式を購入した場合は「配当金」と「売却益」に分けられており、どちらも税金がかかります。配当金や売却益はどのような利益なのか、説明は次のとおりです。

 

  • 配当金:投資している企業から株主に分配されるお金
  • 売却益:保有している株を売却して受け取れるお金

配当金は企業から株主に配布する時点で源泉徴収されているため、原則確定申告は不要です。

 

一方、売却益は年間の利益が20万円を超える場合、確定申告が必要になります。ただし、源泉徴収ありの特定口座を開設しておくと、売却代金が振り込まれる際に源泉徴収されるため、確定申告は不要です。税金に関する知識に不安がある人や、確定申告をしたことがない人は、源泉徴収ありの特定口座が良いでしょう。

ポイントを貯めるために無駄遣いしやすくなる

ポイント投資に使用するポイントを貯めようとして、ついつい買い物をし過ぎてしまう可能性があります。

 

投資のためにお金を使っていては、本末転倒になってしまいます。ポイントを稼ごうとするよりも、本当に必要なものかどうかを見極めて買い物を楽しみましょう

ポイント投資に向いている人とは?

ポイント投資に向いている人とは?

ポイント投資に向いている人は、次のとおりです。

 

  • 現金を使う前に、まずは“お試し”で投資をしてみたい場合
  • 使い道のないポイントを持っている場合
  • 自分で投資先を選んでみたい場合

上記に当てはまる人には、ポイント投資が向いているかもしれません。

まとめ

まとめ

使用するのはポイントとはいえ投資であることには変わりないため、損失のリスクもゼロではありません。注意点をよく確認し、自分の目的にあわせて投資を検討しましょう。

ポイント投資は、楽天証券などの証券会社で提供しています。楽天証券であれば、貯まった楽天ポイントを使用して、投資信託や国内株式、米国株式などの金融商品を購入することができます。


また、楽天ポイントは、楽天市場楽天カードを使用して買い物をすると、効率良く貯められます。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。


※この記事は、2024年1月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • ポイント投資とは?

    ポイント投資とは、カード払いやスマホ決済などでもらったポイントを使って投資する方法です。お金を使わずに投資ができることから、投資未経験の人でも始めやすい投資方法だといえます。

  • ポイント投資の特徴は?

    お金を使わずにポイントで投資できるところや、少額から投資できることです。

  • ポイント投資に必要なものは?

    投資に使用したいポイントの種類に応じた証券会社の口座開設が必要となります。




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