決済とは|現金・クレジットカードや電子マネーによる支払いについての基礎をわかりやすく解説!

リリース日:2022/11/17 更新日:2024/03/06
宮島ムー
この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)/宅地建物取引士

宮島ムー

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ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)/宅地建物取引士

宮島ムー

関西に住む子育て中の主婦です。 お金や不動産に興味があり、日商簿記1級・FP2級・宅建などの資格を独学で取得しました。 記事ではなるべく専門用語を使わず、わかりやすく説明するよう心がけています。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

決済とは、商品やサービスの取り引きによって生じた債権と債務を、金銭のやりとりによって解消させることをいいます。近年、キャッシュレス決済が盛んになっていますが、決済手段が多すぎてついていけないと感じる人もいるのではないでしょうか。ここでは、そもそも決済とは何かというところから、現金決済とキャッシュレス決済の違い、キャッシュレス決済の種類ごとの特徴について解説していきます。

  1. 決済とは
  2. 現金決済とキャッシュレス決済
  3. なぜキャッシュレス化を進めているの?
  4. 現金決済のメリット
  5. キャッシュレス決済のメリット
  6. キャッシュレス決済で注意すべき点
  7. キャッシュレス決済の種類
  8. 自分にあった決済方法の選び方
  9. 楽天グループのキャッシュレス決済

※2023年12月5日(火)より、「毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント5倍」の特典内容が変更となりました。詳しくはこちらよりご確認ください。

決済とは

決済とは

お店で商品を買うとき、売り手(店)と買い手(客)の間にはお金に関する債権と債務が生じます。

 

売り手(店):商品を引き渡す代わりに、お金を受け取る債権
買い手(客):商品を受け取る代わりに、お金を支払う債務

 

買い手が売り手からお金を受け取ることで、債権と債務が解消されます。これを決済といいます。客の立場では「お金を支払うこと」が、決済といえるでしょう。

現金決済とキャッシュレス決済

現金決済とキャッシュレス決済

近年、キャッシュレス決済という言葉がよく使われています。キャッシュレス決済とは現金を使わない決済という意味です。カード決済や電子マネー決済、コード決済はすべてキャッシュレス決済に含まれます。つい数年前までは現金決済しかできなかった個人商店でも、キャッシュレス決済を導入しているところが増えてきました。

 

一般社団法人キャッシュレス推進協議会が策定しているキャッシュレス・ロードマップ2022によると、日本における2021年のキャッシュレス決済の割合は32.5%です。今から10年前の2012年は15.1%だったので、2倍以上に増えていることがわかります。

なぜキャッシュレス化を進めているの?

なぜキャッシュレス化を進めているの?

日本のキャッシュレス決済の割合は増えてきているものの、世界に目を向けてみると、前出のデータによれば2020年時点でフランスは47.8%、アメリカは55.8%、イギリスは63.9%、中国は83.0%、韓国は93.6%と、日本より高い水準にあることがわかります。国はキャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には80%を目指していきたいと考えています

 

経済産業省が発表した「キャッシュレスの現状および意義」(2020年1月)によると、決済をキャッシュレスで行う意義やメリットとして以下のポイントが挙げられています。

消費者の利便性の向上

お金を持ち歩く必要がなく、利便性が向上します。利用履歴が残るので、お買い物の履歴管理が楽になるでしょう。

お店の効率化

現金の入れ替えや、レジを締めたりする作業時間が減り、人手不足の解消につながります

データの活用

個人の購買情報を分析して高度なマーケティングを行い、ターゲットに向けた商品・サービスの開発ができます。

インバウンド需要

日本を訪れる外国人にとって、両替の必要がないキャッシュレス決済は利便性が高く、消費の拡大が期待できます

現金取扱いコストの削減

現金には紙幣や貨幣の製造費、ATMの設置や維持管理費、現金関連業務の人件費など、さまざまなコストがかかります。キャッシュレス化を進めることで、こうしたコストが削減できます

現金決済のメリット

現金決済のメリット

キャッシュレス化が進んでも、現金決済にはキャッシュレス決済にないメリットがあります。

ほぼ全てのお店で使える

言うまでもありませんが、キャッシュレス決済に対応していないお店でも、ほとんどの場合、現金は使えます。特に個人商店や医療機関では、今でも現金決済のみのところが多いです。

不具合や障害がない

キャッシュレス決済は機器の不具合や通信障害、充電切れなどで使えないことがありますが、現金決済の場合、その心配がありません

使いすぎを防げる

現金は手元にある金額しか使えないため、使いすぎを防ぐことができます。

キャッシュレス決済のメリット

キャッシュレス決済のメリット

一方、キャッシュレス決済にはどのようなメリットがあるでしょうか。

お金を持ち歩く必要がない

現金決済と違ってお金を持ち歩く必要がないため、現金を引き出すためにATMに並ぶ時間や、ATMの利用手数料を節約できます。大金を持ち歩いて盗まれるリスクもなくなります。

スムーズに支払える

現金決済ではお金を出してお釣りを受け取るまでに時間がかかりますが、キャッシュレス決済なら多くの場合カードやコードを読み取るだけで決済が完了します。

ポイントが貯まる

決済サービスによっては、支払い額の数%のポイントが貯まります。例えば支払い額に対して1%のポイントがもらえる決済手段であれば、1万円につき100円分のポイントがもらえてお得です。

利用した記録が残る

キャッシュレス決済の利用履歴を見れば、いつどのお店でいくら使ったのかが一目瞭然のため、利用明細が家計簿代わりになります

キャッシュレス決済で注意すべき点

キャッシュレス決済で注意すべき点

利用者にとって便利なキャッシュレス決済ですが、注意しておくべき点も存在します。

後払いは計画的に利用する

クレジットカードはあとから代金を支払うことになります。審査に応じた限度額はあるものの、手持ちの現金以上のお買い物が可能なため、計画的に利用し、きちんと利用状況を把握しておくことが必要です。

セキュリティ対策が求められる

クレジットカードは番号やセキュリティコードがあれば、カード本体がなくてもネットショッピングなどでの利用が可能です。同じように、コード決済もIDやパスワードを知っていれば他の端末から使用することができます。より強固なセキュリティで利用するためにはログイン時の電話番号認証の設定や、定期的に明細のチェックを行うことが大事です。

キャッシュレス決済の種類

キャッシュレス決済の種類

2021年のキャッシュレス決済全体に占める割合はクレジットカードが85.3%で圧倒的に多く、次に電子マネーの6.3%、コード決済の5.6%、デビットカードの2.8%と続きます。種類ごとの特徴を見ていきましょう。

クレジットカード

キャッシュレス決済の中でももっとも多く使われている方法です。ショッピングはもちろん、自治体によっては公共料金や税金、国民健康保険料などの支払いにも使えます。

 

クレジットカードを入手するには、カード会社の審査に通過しなければなりません。支払い能力に応じた限度額があり、それを超えるお買い物はできません。

 

分割払いやボーナス払いなど、希望に応じた支払い方法が選べるのも魅力です。ただし、支払い方法によっては利息がかさんでしまうので、注意が必要です。

電子マネー

SuicaやPASMOなどの交通系電子マネー、楽天EdyやWAON、nanacoなどの流通系電子マネーに代表される電子決済サービスです。事前に現金をチャージしておけば、タッチするだけで決済が完了します。

 

電子マネーによってはクレジットカードや銀行口座からオートチャージできる機能もあり、残高不足を気にせず使えます。

コード決済(スマホ決済、バーコード決済、QRコード決済)

楽天ペイ、PayPay、LINE Pay、d払い、au PAYなど、主にスマホを利用した決済方法です。利用者側がスマホで店頭のコードを読み込んで支払い金額を入力するユーザースキャン方式と、店側が利用者のスマホのコードを読み込むストアスキャン方式があります。

 

代金は決済アプリにチャージした残高から支払う方法と、決済アプリに紐付いたクレジットカードや銀行口座から支払う方法があります。

 

クレジットカードで支払う場合は、コードを経由しているだけで、実質的にはカード払いと変わりません。決済サービスによっては、クレジットカードのポイントと決済サービスのポイントを二重取りできるケースもあります。

デビットカード

カードで決済すると同時に銀行口座から支払いが行われるのが特徴です。現金決済ではキャッシュカードで現金を引き出して、店頭で支払うという流れですが、デビットカードはその手間を省くことができます。

 

口座残高を超える支払いはできないので、使いすぎを防げるのも利点です。クレジットカードは18歳以上(高校生を除く)にならないと作れませんが、デビットカードは16歳以上(金融機関によっては中学生を除く15歳以上)で作れるのも特徴です。

自分にあった決済方法の選び方

自分にあった決済方法の選び方

さまざまな決済手段を紹介してきましたが、重要なのは、自分にあった決済方法を選ぶことです。選ぶときには以下の点をチェックしておきましょう。

使えるお店

いくら評判の良い決済方法でも、日常生活で利用できなくては意味がありません。近所のスーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、普段使いのお店で利用できるか確認しておきましょう

使いやすさ

コード決済では、スマホを立ち上げて画面を提示するのに手間取ることがあります。操作に不安があるようなら、タッチだけで決済できるカードタイプなど、手軽な方法をメインにすると良いでしょう

貯まるポイント

キャッシュレス決済のメリットの中でも特に大きいのは、ポイントが貯まることです。還元率1%でも、日常の買い物を集約すればまとまったポイントになります。普段から使っているポイントが貯まるサービスを選ぶと良いでしょう。

キャンペーン

クレジットカードや決済サービスの各社ではさまざまなキャンペーンを行っています。複数の決済サービスを試してみて、便利だと思ったサービスをメインに使うのも良いでしょう。

楽天グループのキャッシュレス決済

楽天グループのキャッシュレス決済

楽天グループでは各種キャッシュレス決済を提供しています。いずれも楽天ポイントが貯まるので、普段から楽天グループのサービスを使っている人にはメリットが大きいでしょう。

楽天カード

通常の楽天カードは年会費永年無料。100円の利用につき1ポイントが貯まります。毎月5と0の付く日に楽天市場で楽天カードを利用すればポイントアップするキャンペーンもあります。

楽天Edy

楽天EdyはEdy機能付きのカードや、スマホアプリで使える電子マネー。カードタイプでは200円につき1ポイントが貯まります。Edyの種類によってはクレジットカードや現金からのチャージだけでなく、貯まった楽天ポイントからチャージすることも可能です。

楽天ペイ

楽天ペイはスマホアプリからのコード提示や、お店のQRコード読み取りで決済できます。チャージ方法は楽天カード、楽天銀行、セブン銀行ATM、ラクマの売上金、楽天ウォレットの5種類。コード・QR払いのポイント還元率は通常1%ですが、楽天カードでチャージしてから決済すると還元率は最大1.5%です。おサイフケータイ機能が付いたAndroid端末に限り、Suicaとして利用することもできます。

楽天銀行デビットカード

楽天銀行デビットカードは16歳以上で作ることができ、Visa、Mastercard、JCBの3種類から選択可能です。100円の利用につき1ポイントが貯まり(※)、貯まったポイントをデビットの支払いに使うこともできます。

 

※一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。

このテーマに関する気になるポイント!

  • 決済とは?

    お店で商品を購入するとき、客は店に対してお金を支払う債務を負います。お金を店に渡してこの債務を解消することを決済といいます。

  • キャッシュレス決済とは?

    カード払い、電子マネー払い、コード払い、デビットカード払いといった、現金を使わない決済方法です。いずれも現金を持ち歩く必要がなく、手軽に決済できるのが特徴です。

  • どの決済方法がいいの?

    使えるお店や使いやすさや、貯まるポイントの還元率などをチェックして、自分にあった決済方法を選ぶと良いでしょう。

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