『スゴ本』中の人の読書との付き合い方。新しい「好き」を広げるオンライン読書会のすすめ

リリース日:2022/07/20 更新日:2024/08/01

年間120冊読書する『スゴ本』中の人が、おすすめの読書との付き合い方を紹介します。それは「オンライン読書会」。参加者たちがおすすめの書籍をオンラインでプレゼンし合うこの会は、自分の新しい興味範囲を広げる絶好の手段だといいます。

  1. オンライン読書会のうれしいところは「手軽さ」と「リアルタイム性」
  2. オンライン読書会でどのように世界が広がったか
  3. オンライン読書会に参加するとき・主催するときのコツ
  4. おわりに

「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」という書評ブログを書いている、スゴ本の中の人ことDainと申します。

 

最近わたしがハマっているのが「オンライン読書会」だ。

 

オンライン“読書会”と銘打っているが、ナニ、本は口実にすぎぬ。本をダシにして自分の「好き」を広げる場として活用している。

 

※読書会……回ごとにテーマに設け、参加者がそのテーマに沿っておすすめの本を紹介する会

 

例えば、オンライン読書会を通じておいしい料理のレシピを知ったり、あるいは、思いもよらない方向から、美術作品を見る新しい目を手に入れたりした。どれも、本を結節点として、オンライン読書会で教えてもらった、新しい「好き」である

 

しかし、そもそもなぜ「好き」を広げたいのか。

 

大人になると、忙しい日々を過ごしていくうちに、新しいものと出会う機会が減ってくる。それでも「新しいものと出会いたい」「いつもの日常に、別の何かを取り入れてみたい」となんとなく思っていた。同じようなことを考えている人もいるかもしれない。

 

そんなときに「好きなもの」や「面白いと思えるもの」を広げる、簡単な方法がある。

 

それは、誰かに「これが好き!」「これ面白いね!」と伝えることだ。そうすると、「それが好きなら、これはどう?」とか、「それが面白いなら、おすすめはこれ」なんてフィードバックが貰えるだろう。

 

そして、わたしの場合、好きを広ける場としてたどり着いたのがオンライン読書会だった。

 

今回はわたしの実体験をもとにオンライン読書会の魅力を紹介すると同時に、オンライン読書会に参加するとき、どんなふうに入っていくといいかもお話ししよう。見知らぬ人の集まりに行くときには、緊張するし、気後れするかもしれない。でも、初めてでも得るもの大の方法が、ちゃんとあるのだ。

 

さらに、オンライン読書会を主催する立場になったとき、どんなコツがあるかも解説する。実は、ちょっとした準備をしておくことで、皆の満足度が飛躍的に上がる方法がある。これは、参加する方だけでなく、主催する側もうれしいコツだ。

 

読者が好きな人はもちろんこと、好きを広げたい人にとって、参考の1つになれば幸いだ。

オンライン読書会のうれしいところは「手軽さ」と「リアルタイム性」

かれこれオフ会は10年以上も続けており、参加する方も主催する方も、数えきれないほどやってきた。参加者は数人から数十人、ときには数百人まで上ることもあり、さまざまな規模の読書会を経験してきた。

 

それが、新型コロナウイルスによる影響で、集まれなくなってしまった。そこで仕方がないのでオンラインでやってみた。いわば、オンラインで「オフ会」をするノリで、ビデオ通話でゆる~くやってみたのだが、うれしいところがありまくり。

 

まず、手軽なところだ。

オフ会を主催するとなれば、会場はどこにするとか、予約をどうするとか、参加する人数がどれくらいだとか、その準備や周知が手間だった。だが、オンラインだとこれが全部なくなる。やる日時とテーマを参加者に伝えれば準備OK。もちろん周知やフォローは必要だけど、各段に楽になる。その気になれば、毎日だってできてしまう。

 

これは、参加する側にとっても同じだ。スマホひとつ、パソコンひとつで参加できる。電車やバスを乗り継いで会場へ行かなくてもいいし、思い立ったらひょいっと参加できる。

 

距離をゼロにするというのは重要で、オンライン開催であれば、どんなに遠くからつないでも同じ「場」に居られる。

 

数年前のオフ会で、音声会議形式にして、京都や香港、ワシントンとつないだことがあるが、アプリケーションが不安定だったので、えらく苦労した記憶がある。だが、今は世の中の全体がリモート参加になっているがゆえ、便利なツールがたくさんある。おかげで、みんなが楽に同じ場に集まれるのだ。

次に、リアルタイム性が格段に向上するところだ。

 

もちろん、オフラインのときでもそう言える。「これ好き!」というと、「じゃあこれなんてどう?」「ありがとう、知らなかった!」なんて掛け合いは、同じ場にいるからこそできる。そうした「好き」の応酬は、オンラインでもオフラインでも一緒だね。

 

だが、オンラインならではのメリットがあるのだ。「これ好き!」に対して、「それが好きなら、ちょっと待ってて、いま本棚見てくるから……(ガサゴソ)……あったあった、これいいゾ」とカメラに本の表紙を向ける。つまり、おすすめの現物をその場に持ってこれるのだ。

 

もっと突き詰めると、「お互いの本棚を見せ合いっこ」ができる。自室から参加している人だと、背景に本棚が写り込んでいることだってある。Twitterでハッシュタグ「#本棚晒す」を検索すると、みんなの本棚を眺めてニヤニヤすることができるが、そいつをリアルタイムでやれるのだ。

 

これは大きい。もちろんカメラ越しだから手に取れないけれど、紹介する人の趣味や熱量がダイレクトに伝わってくる。しかもヤバいことに皆オンラインだから、そのまま気になった本を通販で購入するまであっという間だ。

 

もちろん、「自分の本棚を見せるの恥ずかしい」「顔を見せるのもちょっと……」なんて方だって大丈夫。主催する人に相談すれば、けっこう柔軟に対応してくれるかも。

 

たとえば、わたしが主催する「スゴ本オフ」のオンライン読書会だと、カメラをオフにして声だけ参加もできるし、なんなら「聞くだけ参加」もあり。ラジオのように聞いてくれるだけだって、主催者にとってはうれしいもの。

 

参加中にピンときたら、チャットで応えるのだってあり。画像や音声だけでなく、文字でのコミュニケーションも取れる。誰かの発言をさえぎることなく、「その作品、わたしも好き!」とか、「同じ作家の〇〇もいいですね」なんて反応を送ることができる。

 

気軽に参加・主催できること、リアルタイム性と匿名性、そしてチャットによるコミュニケーションなど、オンラインでする読書会ならではのメリットがありまくりだ

オンライン読書会でどのように世界が広がったか

ここからは、わたしがオンライン読書会で実際に得た体験を紹介したいと思う。

「好き」が広がる

わたしは、料理が好きだ。

 

前回寄稿した記事、「あなたの『好き』を拡張する、読書の沼へようこそ」でも書いたが、料理は冷蔵庫のあり合わせと栄養を考えながら、旬の(安い)食材を調達し、一番おいしくなるように調理する。この過程から料理は科学だと考えると、毎日が実験みたいに思えて楽しい。

 

しかし、わたしが作っていたのはいわゆる家庭料理なので、単調さを感じていたのも事実。それが、オンライン読書会で面白い調味料「ズラン(クミン)」を知って変わったクミンは、カレー粉に混ざっている香辛料としておなじみだが、これを焼肉に使うと、突然お店の味になる。

 

順番に話そう。

 

オンライン読書会で、森薫『乙嫁語り』(KADOKAWA)を紹介された方が、「これは一種の代償なのだ」と言った。なんで? と聞くと、2020年のゴールデンウィークは、同作の舞台にもなっている中央アジアのトルキスタンを巡ることを予定していたと言う。それがダメになったので、代わりに『乙嫁語り』を読み直しているとのこと。

 

乙嫁いいよねー好きーと呟いているうちに、そこに出てくる食事のシーンを思い出す。でっかい鍋でお肉とご飯を炊いて、お皿でフタをしたやつとか、大きな串焼きとか食べたいよねーという話になる。

 

すると、作中に登場する料理のレシピを紹介しているサイトがあると教えてもらった。それが、作者が自ら腕を振るい、中央アジア料理を作っては食べるという「レッツ乙嫁クッキング」。さっそくアクセスしてみると、あるわあるわ、作中のあの料理がずらりと並んでいる。

 

調味料や食材がレアなものはちょっと難しいが、クミンなら手に入りやすいので、いける。『乙嫁語り』に登場していたのはキジ肉だが、ナニ、鶏モモで充分だ。オンライン読書会がきっかけで、わたしは初めてクミンを購入した。焼き鳥の要領で串にして、ズランとラーザ(クミンと一味)を振りかけてグリルすると、異国のおいしさになる。お試しあれ。

 

140円で新しいオモチャが手に入ったので、その後もいろいろ試している。Wikipediaの「クミン」によると、「はじめに油に香りをつけるためにクミン・シードを油で熱する」とある。ペペロンチーノを作るとき、オリーブオイルに香りづけするニンニクのようなものか。やってみると、<辛くない>カレーパスタが出来上がる。確かにカレーの風味がするのに辛くないので脳がバグる。油で香りが立つのなら、唐揚げとかに応用できそう……こんな感じで、いつもの料理に組み合わせが広がって、一層楽しくなる

 

「新しい目」を手に入れる

次は、思いがけないところから、ゴッホやピカソが目指した「美」について新しい見方を知った体験。きっかけは、小林秀雄の評論『美を求める心』のオンライン読書会だった。

 

小林秀雄といえば、「美しい花がある。花の美しさという様なものはない」という言葉が有名だが、オンライン読書会では、「ゴッホやピカソが目指した美」に話が広がった。

 

小林の主張はこうだ。美しいものには、言葉はいらない。むしろ邪魔だという。

 

例えばここに花があって、それを「きれいだな」と思うのなら、ひたすら見ることを勧める。しかし、その花の名前が「スミレ」だと分かった瞬間、見ることを止めてしまう。そしてスミレの花弁は何枚だとか、その色彩の構成がどうだといった言葉や知識を広げるのは、「物の姿をいわば壊す」ことになるという。

 

ここから、言葉だけで美をわかった気になるな、まずは美そのものと対峙せよ、というメッセージは伝わる。だが、そこまで言葉や知識を排するのはやり過ぎじゃない? とわたしは思った。

 

なぜなら、わたし自身、ゴンブリッチ『美術の物語』で得た知識のおかげで、ピカソやゴッホが目指した美を知ることができたから。

 

ピカソやゴッホが目指したのは、対象を絵に写し取るのではなく、絵を見た人の中に対象を構成させることだという。遠近法をはじめ、三次元を二次元に写し取ろうとしても限界がある。そもそも、「写す」だけなら写真で充分だ。

 

例えば、ピカソが「バイオリンと葡萄」を描いたとき、見えるとおりに描く、なんてとっくに諦めていたという。代わりに、わたしたちが「バイオリン」を思い浮かべる時の、ボディの木の質感だとか、特徴的なf字孔(弦が張られている表板に開けられた左右対称の穴)だとか、頭のスクロール(頭部の渦巻き)など、さまざまな側面を描いた。

 

そして見る方には、カンヴァスに描かれた平面的な断片を組み合わせて、立体を思い浮かべる高度なゲームとして見ろというのだ。二次元で三次元を表現するという、絵画にとって避けられないパラドクスに対し、これを逆手に取って新しい効果を出そうとしたのが、ピカソであり、ゴッホなのだ。

 

少なくともわたしは、ゴンブリッチの手ほどきが無かったならば、彼らの目指した「美」にまるで見当がつかなかったに違いない。彼らの作品をただひたすら「見る」だけではたどり着けなかった。

 

……などと話していると、オンライン読書会の参加者から「それあるある!」と反応をいただいた。いわく、ジョルジョ・モランディの静物画で同じことがあったという。

 

ジョルジョ・モランディの展覧会に行ってみたところ、延々と花瓶や壺の絵画が並び、第一印象は「何がいいのか分からん」だったという。似たような壺がくり返し描かれており、じっくり、ひたすら見ても、「良さ」なるものがピンとこない。

 

それを正直に友だちに話したところ、一言、こうアドバイスがあった。「ちょっと離れて、ぼんやりと見てみな、なんなら片目をつむってもいい」。

 

それを半信半疑で試してみたら、びっくり! 絵が、いきなりぐっと持ち上がり、立体的に迫ってきたという。

 

「嘘だー!」と思いながらそのアドバイスをやってみたら、わたしにも同じことが起きた。ネットで画像検索して画面に拡大し、メガネを外して見るとなんと、平面だったディスプレイに、いきなり奥行きが生じる。視覚の、そのエリアだけ、静物に触れられる空間が出来上がる。

 

モランディもまた、「見たとおりに描く」のではなく、見た人にどう経験させるかを描こうとした一人だったのだ。モランディの生きた時代には、この言葉が無かったが、今ならこう喩えられる。「油絵で描いた拡張現実」だとね。

 

さらに、これは知らないとわからないまま。知識を排し、「ひたすら見る」だけではたどり着けないだろう。小林秀雄からゴンブリッチ、ゴンブリッチからピカソ、ピカソからモランディと、オンライン読書会で出会った本やそこで生まれた議論を介して、連想ゲームのようにつながって手に入れた「新しい目」だ。お試しあれ。




オンライン読書会に参加するとき・主催するときのコツ

最後に、オンライン読書会のコツを伝授しよう。参加する人にとっても、主催する側に立っても、きっと役に立つだろう。

 

まず、参加する人向けだが、リアクションを密にしよう

 

ビデオ通話ツールのZoomやGoogle Meetにあるフキダシのアイコンから、チャット画面を開けておく。そこで、さまざまなリアクションやコメントをするのだ。

別に何か特別なことや意味深なことを言わなくてもいい。「へぇ! 知りませんでした」とか、「それ、わたしも好きです」といったコメントや、絵文字や「8888」(パチパチパチ:拍手という意味)でもいい。とにかく反応を心がける。

 

なぜなら、発言する方は不安だから。

 

これが、実際に会って話すなら、表情や仕草、姿勢から反応が読み取れる。しかし、オンラインだと、どうしても画面が小さいため、情報量が足りない。自分がしゃべっていることに、何も反応が無いのは、けっこう不気味だ(特に主催者は不安になるだろう)。

 

さらに、複数の人が同じオンラインの場にいるのに、誰も何も反応しないと、沈黙がずっと重くなる。そういう中で、何よりも自分自身がリラックスできるよう、チャットで合いの手を心掛けよう。

次に、主催する側のコツとして、参加者に「チャットの練習」をおすすめする

 

ミーティングが始まったら早々に、参加者にチャットの練習を促すのだ。「こんにちは、東京から参加しています」とか「よろしくです!」とか、簡単な挨拶がてら、参加者に対して「チャットに書き込んで下さい」と呼びかけるのだ。

 

で、主催者は流れてきたコメントを拾って、「大阪からご参加ですか! そっちは今日は雨みたいですね」とか、「エンデがお好きなんですね、わたしも!」なんて声をかける。ノリは、ラジオ番組のパーソナリティとリスナーの感じで。人数にもよるが、できれば全員分やっておきたい。

 

参加する方は、「変なこと書いて笑われないかしら?」と不安に思っていたり、「簡単過ぎることは書かないほうがいいかも」なんて遠慮したりする人もいる。そうした方の心理的な敷居を下げるのに、チャットの練習は非常に有効だ。

 

誰かがしゃべっているときに、それをさえぎってまで割り込むのは失礼だと考えるだろう。これが、オフラインの同じ場所にいるなら、発話者の仕草や表情から話の切れ目を見つけることができる。また、こっちの身振りや咳払いなどによって、「発言したい」意思を伝えることができる。オンライン読書会だと、これができない。

 

それを解消するのがチャットなのだ。

 

たとえ割り込みたい瞬間が去ってしまっても、チャット画面には残っている。一定のタイミングで、パーソナリティ……じゃなくて主催者が拾ってくれる。「チャットの練習」をしておくことで、参加者は安心&気軽に書き込めるようになるのだ。

 

もう一つのアドバイスとして、「掲示板」を設けることをおすすめする

 

「オンラインの場所」は、一過性の、いわば借り物の場だ。ある時間帯だけ有効で、そこで話されたことや集まった情報は消えてしまう。

 

もちろんチャットのログは保存できるし、会議を録画することだって可能だ。だが、それを見返したり見直すことは、めったにない。見返すためには編集が必要だから。

 

そうではなく、オンラインの場所とは別に、参加する人がいつでも見て書き込めるような場所を用意しよう。

 

例えば、おすすめの本をリスト形式で用意したり、「こういう動画があるよ」なんてURLを事前に貼り付けておくことだってできる。ちょっと込み入った意見を述べたいとき、論旨を箇条書きにして、分かりやすくすることだって可能だ。

 

こうした掲示板は、何よりも、「ちょっと遅れて参加した人」や「用事があって早めに退室した人」、さらには、「どんなトピックがあったか、後で知りたい人」にとってうれしい。また、2~3人ならその場でチャットで済むが、だいたい10人を越えるあたりから、あらかじめタイムテーブルを作っておき、それを掲示板に貼っておくと進行がスムーズだ。

 

なに、専用の掲示板アプリを使わくてもいい。Google ドキュメントやFacebookのイベントページの共有設定を変えて使えばいい。

 

わたしがよく利用するのは、お気に入り本のリストをGoogle ドキュメントに書いておき、おすすめがある人はそれにコメント機能で追記してもらうやり方だ。「その本が好きなら、コレおすすめですよ!」なんてコメントがめちゃめちゃうれしい。

 

さらに、こうした掲示板も一過性にせず、継続していくなら、DiscordやSlackのコミュニケーションツールも便利だろう。ひとつの興味に対して、オンライン読書会、チャット、少し長い文章やリスト、画像といったさまざまな情報を束ねる、ゆる~いプラットフォームを作るんだ。

おわりに

オンライン読書会の魅力をはじめ、本をダシにして「好き」を広げる方法を語ってきた。

 

「焼き鳥にクミン」とか「モランディは薄目で」なんて、ひょっとすると知ってる人なら常識なのかもしれぬ。だけど、わたしにとっては真新しい経験で、確実に「好き」が広がった。どれも本を結節点として手に入れた、新しい「好き」だ。

 

次は、あなたが参加・主催してはいかがだろうか。スマホひとつ、パソコンひとつで気軽に「場」ができる。うまくいくコツは上に書いた通りだ。お試しあれ。

 

そして、そこで見つけたあなたのおすすめを、ぜひわたしにも教えてほしい。なぜなら、わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるのだから。

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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

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