基本的なテーブルマナーを和食と西洋料理それぞれ紹介!箸やフォーク、ナイフなどの使い方も

リリース日:2023/04/18 更新日:2024/03/19
黒川ヤスヒト
この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(AFP)

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黒川ヤスヒト

証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。 関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

食事には礼儀や作法があり、守ることで自分も周囲も気持ち良く食事ができます。新型コロナウイルス感染症が2023年5月に5類感染症に移行し、対策も緩和され、これからは外食をする機会が増えると思われます。もう一度テーブルマナーについて確認しておくと役に立つかもしれません。

テーブルマナーは、格式の高い店での食事や、結婚式の披露宴での食事でも必要となります。重要な場面での食事に欠かせない、テーブルマナーの基本を紹介していきます。

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  1. 和食での基本的なテーブルマナー
  2. 西洋料理での基本的なテーブルマナー
  3. まとめ

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和食での基本的なテーブルマナー

和食での基本的なテーブルマナー

テーブルマナーとは、食事用の道具をそれぞれの文化によって決められたとおりに使うことです。それがテーブルで食事を共にする人たちへの敬意につながります。例えば和食・日本料理では箸の使い方や、器の扱い方などにマナーがあります。洋食・西洋料理で気を付けたいのは、フォークやナイフの使い方などです。

 

そのほか国や食べ物によっては、手で食べるのがマナーという場合もありますが、土地の文化を尊重してマナーに従うと良いでしょう。

箸の持ち方と使い方

まずは、和食・日本料理のテーブルマナーから見ていきましょう。和食・日本料理にはさまざまな種類があり、・精進料理・懐石料理・会席料理・本膳料理などがあります。和食の特徴は、箸を使って食べるということ。箸を使った食べ方には、さまざまな決まりがあります

 

箸を持つときは、右手で箸の中央を持って持ち上げ、左手の手のひらを下に添えてから、右手を移動します。それから右手で箸を下から正しく持ち、左手を外すというのが正しい手順です。

 

箸の使い方については、普段から気を付けたい行儀ともいえるテーブルマナーがあるので、いくつかチェックしておきましょう。「握り箸」といって、箸を握りしめるような持ち方はマナー違反です。箸を使った料理の扱い方としては、箸を料理に突き立てる「刺し箸」、箸を使って器を引き寄せる「寄せ箸」もNGです。

 

大きめの料理であれば箸で小さく切ってから、一口ずつ口へ運びましょう。使い終わった箸は懐紙で拭き、箸置きに置きます。また手をお皿のように使う手皿もマナー違反。小皿に移して持ち上げて食べます。

椀の扱い方

また和食で気になるのが、椀の扱い方。椀のふたを開けるときは、左手で椀を押さえながら右手でふたを持ち上げ、裏返した状態で右側に置きます。食べ終わった後は、ふたをもとの状態に戻して閉じるのがマナーです。ふたを裏返したまま椀に乗せるのはマナー違反とされています。

 

ふたを置く際は、椀やふたに施された絵柄に注目するとさらに美しく置くことができます。椀とふたの絵柄がつながっていれば、絵柄を合わせるようにするときれいです。

西洋料理での基本的なテーブルマナー

西洋料理での基本的なテーブルマナー

和食とともに、接する機会が多い西洋料理。フランス料理やイタリア料理などがあります。テーブルマナーというと、西洋料理でのマナーをイメージするという方も多いでしょう。

 

西洋料理のコースでは、さまざまな種類の料理が出てきます。どのようなものがあるか確認しておきましょう。前菜・オードブル、スープ、魚料理、肉料理、野菜、パン、チーズ、デザート、飲み物などがあります。こうしたものを食べるときに、ナイフやフォーク、ナプキンなどの使い方が決められているのです。

 

食べるときのテーブルマナーも大切ですが、外食では店に入ってからの動きについても確認しておきましょう。まずは入店。女性や目上の人がいる場合、先に入ってもらうのが作法となっています。

 

店のスタッフの案内に従って席に向かい、着席は椅子の左側から行います。スタッフが動かす椅子に膝の裏が触れたら、ゆっくり着席。体とテーブルの間には、少し隙間があると良いでしょう。大きめの荷物があればクロークに預け、小さいものであれば椅子の左側に置いておきます。

ナイフとフォークの使い方

ナイフとフォークの使い方

西洋料理のテーブルマナーにおいてまず基本となるのが、ナイフとフォークの使い方。テーブルの上には多くの種類の、ナイフやフォークが並んでいる場合があります。使う順番は決められていて、外側に置いてあるものから順に使っていくのがマナーとなっています。なお和食では器を持ち上げて使うことがありますが、西洋料理ではそのようなことはありません。

 

次にチェックしておきたいのが、ナイフとフォークの持ち方。ナイフは右手で、フォークは左手で持ちましょう。料理によっては、右手でフォークを使いたくなることがあるかもしれません。カジュアルな場面では許されるのですが、正式には持ち替えません。

 

ただライスやパスタの場合には、右手でフォークを使うことも失礼にならないとされています。フォークは柄を握ったら、人差し指をその先の盛り上がった部分に添えましょう。親指は前を向いた形で添えます。ナイフは刃の反対側となる柄の部分に人差し指を添えましょう。

 

料理を切るときは、フォークを使って料理を押さえておき、ナイフを動かして食べやすい大きさにします。それからフォークで刺し、口へ運ぶという手順です。気を付けたいのは、大きな音を立てないということ。フォークで刺すときは、あまり強くお皿に当たらないようにしたほうが良いでしょう。

 

またナイフを置く際の礼儀としては、相手に刃を向けないようにする、というものがあります。あまり気にせずに置くと、刃が相手に向く可能性があるため、ここも気を付けたいところです。

飲み物の注文の仕方と飲み物を断るとき

飲み物の注文の仕方と飲み物を断るとき

食事をするときは、ワインなどの飲み物を注文することがあります。担当のスタッフを呼ぶときは、目を合わせたり軽く手を上げたりします。大きく手を振ったり、大きな声で呼んだりはしません。

 

メニューから選んで注文したり、予算や種類を伝えて選んでもらったりできます。アペリティフと呼ばれる食前酒の場合は、スタッフのほうから注文を聞きに来ることもあります。食前酒はシャンパンなどが一般的で、アルコールが苦手な場合はスパークリングウォーターなども注文可能です。

 

西洋料理では、タイミングを見計らってスタッフやソムリエが飲み物を注いでくれます。ただ、もうこれ以上飲めないとか、飲み物を変えたいというときもあるでしょう。そういうときは手を使って合図します。右手の人差し指と中指、これをグラスのふちに当てるのです。グラスの上に手をかざすという方法もあるようですが、タイミングによっては手に注ぎかけのワインがかかってしまうことも考えられます。ここでも大きな声やしぐさは必要なく、小さな動きで伝えます。

ナプキンの使い方は?

ナプキンの使い方は?

西洋料理店に入って着席すると、すぐ目に入るのがナプキン。使い方を知らなければ戸惑ってしまうかもしれません。ナプキンは広げて、大きい場合は二つ折りにして膝の上に乗せます。口を拭うような場合に使うのは裏側なので、裏側を内側にして折るのが良いでしょう。

 

着席してすぐにナプキンを使う必要はありません。最初の料理が来るタイミングがちょうど良いと思われます。多くの人が集まる場所では、主催者がナプキンを手に取ったときが、使い始めるタイミングとなります。

 

食事中のナプキンというと、首にかけるようなイメージがあるかもしれませんが、マナーに従うのであればそのようなことはありません。ナプキンで拭くのは、口や手指。自分のハンカチなどは使いません。

 

食事の途中で席を離れるときは、軽くたたんで椅子の上に置いておくというのがマナーとされます。最近ではテーブルの上において、中座する旨を周囲に伝えるというのも可能なようです。

 

食事が終わったら軽くたたんでテーブルの上に置きます。汚れが見えないように置いておく気遣いが必要です。また、「無造作にたたむ」のが一般的なマナーで、きっちりたたむのは店へ不愉快な気持ちを伝える意味合いを持つとされています。

間違ったカトラリーを使ってしまったら?

間違ったカトラリーを使ってしまったら?

カトラリーというのは、ナイフやフォーク、スプーンなどのこと。「cutlery」という語の中に「cut(切る)」という意味が入っていて、もともとはナイフのことを指していました。カトラリーには多くの種類があり、間違って使ってしまうこともあり得ます。ナイフには肉料理用、魚料理用、デザート用などがあります。フォークにも肉や魚に使うもののほか、貝料理やフルーツカクテルに使うものなどがある、といった具合です。

 

基本的に並べられたものを外側から順に使うのですが、間違ってしまった場合は、そのまま使い続けるのが正解です。これだけ種類があると、食事をしている本人も気付かないという場合も多いかもしれません。次の料理に必要なカトラリーは、料理とともにサービススタッフが用意してくれます。あわてることなく、気配りの行き届いたサービスを受けましょう。

ナイフやフォークを落としてしまったときは?

ナイフやフォークを落としてしまったときは?

食事中にナイフやフォークなどのカトラリーを落とした場合は、そのままにしておきます。テーブルを担当している店のスタッフが、新しいものを届けてくれるまで待ちましょう。すぐに手が届く場所にあると、反射的に拾ってしまいそうになるかもしれません。しかし自分で拾うのはテーブルマナーに反します。多くの人が食事をしている場所で、テーブルの下に身をかがめてごそごそするのは、あまり見栄えが良いものとはいえないでしょう。

会話中のナイフとフォークの置き方は?

会話中のナイフとフォークの置き方は?

食事中に手を止めて、少し長めの会話をすることがあります。そのようなときはナイフとフォークは置くようにしましょう。お皿の上にカタカナの「ハ」の字になるようにします。その際、ナイフの刃は自分のほうへ向くように気を付けます。ナイフとフォークを持ったまま話し続けると、つい身ぶり手ぶりが出てしまうかもしれません。ナイフやフォークを振り回すことになり、見た目に乱暴で危険な面もありそうです。持ったまま話さず、お皿の上に置きましょう。

日本式・フランス式・イギリス式、それぞれの食事終了時のナイフとフォークの置き方は?

日本式・フランス式・イギリス式、それぞれの食事終了時のナイフとフォークの置き方は?

食事が終わったら、使ったナイフとフォークはお皿に置くことになります。どのように置けば良いかは、これもテーブルマナーで決められています。ただ、日本式・フランス式・イギリス式と3つの形があるので、適宜使い分けるようにしましょう。日本式はお皿の右側に、ナイフとフォークをそろえて、時計でいうと5時の位置になるよう斜めに置きます。手前に来るフォークは背を下にして、表を向けて置きましょう。ナイフは刃が自分のほうへ向くように置きます。

 

お皿の右のほうに3時の位置になるよう、真横の向きに置くのはフランス式。イギリス式と呼ばれる方法では、お皿の中央、手前側に6時の位置、縦方向に置きます。

まとめ

ここまでテーブルマナーについて説明してきましたが、最近は多くの飲食店でさまざまなタイプのキャッシュレス決済に対応しているのを目にします。電子マネーやQRコード、クレジットカードなど、どれを使うか迷うこともあるでしょう。コンビニなどでの支払いは電子マネーやQRコード、高額な買い物ではクレジットカードといった使い分けをするのも良さそうです。そしてテーブルマナーに気を付けなければならない雰囲気の店での支払いは、高額になることも考えられます。

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※この記事は2023年3月時点の情報をもとに作成しております。

 

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このテーマに関する気になるポイント!

  • 和食のテーブルマナーとは?

    箸の持ち方・使い方、椀の扱い方などの決まり事のことです。

  • 西洋料理での基本的マナーは?

    ナイフやフォークといったカトラリー、ナプキンの使い方、さらに落としてしまった際の対応などが決められています。

  • ナイフとフォークの使い方は?

    上司と部下との間で信頼関係が作られ、業務効率が上がり会社の生産性向上にもつながります。

  • 飲み物の注文の仕方と飲み物を断るときは?

    注文するときはスタッフと目を合わせて呼びましょう。注がれるのを断るときは、人差し指と中指をグラスのふちに当てて意思表示します。

  • ナプキンの使い方は?

    二つに折って膝の上に乗せ、必要に応じて口や指を拭きます。途中で席を立つときは、椅子の上に置きましょう。

  • 間違ったカトラリーを使ってしまったら?

    そのまま使い続けます。次の料理が運ばれるときに、新たに必要なカトラリーを持ってきてくれます。

  • ナイフやフォークを落としてしまったときは?

    自分で拾うのはマナー違反。テーブル担当者が新しいものを届けてくれるのを待ちましょう。

  • 会話中のナイフとフォークの置き方は?

    お皿の上に「ハ」の字になるように置きます。ナイフの刃は自分に向くよう気を付けましょう。

  • 食事終了時のナイフとフォークの置き方は?

    日本式ではお皿の右側にそろえて、時計でいう5時の位置に斜めに置きます。フォークは裏返さず、ナイフの刃は自分側へ向けましょう。フランス式ではお皿の右側に、3時の位置、真横を向くように置きます。イギリス式ではお皿の中央手前側、6時の位置、縦にそろえて置きます。

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