楽天証券の口座開設の手順を分かりやすく解説、口座を使うメリットとは?
デイトレード初心者が押さえておきたい基本のやり方やポイントとは?

デイトレードとは、株式などの売買を1日で完結させるやり方です。ポジションを翌日まで持ち越さず、その日のうちにすべて決済します。
スピーディーな判断が求められるため、初心者にとって利益を出すのが難しい面もありますが、どのような方法で取引きするのか興味を持つ人もいるでしょう。ここではデイトレードの基礎知識をご紹介します。
デイトレードとは

デイトレードとは、株式やFX、先物取引などにおいて1日のうちに売買を完結させる取引方法です。近年ではビットコインなどの仮想通貨も投資対象となり、個人投資家にとって選択肢が増えています。
デイトレードは短期間の取引であるため、投資スタイルによっては投機的な要素が強いと捉えられる場合もあります。デイトレードの中でも数秒単位で売買する方法を「スキャルピング」と呼んで区別することがあります。
通常、デイトレーダーは1日に何度も売買します。すべての取引でプラスになるわけではなく、マイナスになることもめずらしくありません。デイトレードの基本は小さな利益を積み重ねていくことだといわれています。マイナスは素早く損切りし、小さなプラスを積み重ねることで利益をあげていくのです。
デイトレードの具体的なやり方

デイトレードの意味について理解できても、具体的にどのようなやり方なのかイメージが湧かない人も多いでしょう。ここでは、デイトレードのポイントを説明します。
モニターは複数台
デイトレードでは複数の銘柄の値動きを監視しておく必要があります。1台のモニターで画面を切り替えしている間に大きな動きがあったら出遅れてしまうためです。熟練デイトレーダーの中には、10台以上のモニターを並べて取引きにあたっている人もいるようです。
取引ツールを使う
証券会社のサイトでもチャートの確認や売買は可能ですが、専門のツールをダウンロードすると、よりスムーズに操作できます。初心者は証券会社が無料で提供している取引ツールを使うと良いでしょう。取引に慣れてきたら、有料の取引ツールを導入するのもおすすめです。
勝負する時間帯
日本株の場合、デイトレードができるのは平日の9:00~15:30です。このうち、前場が9:00~11:30、後場が12:30~15:30で、中間にお昼休みがあります。取引時間中ずっとモニターの前にいる人もいれば、前場だけ取引をすると決めている人などさまざまです。1日のうちもっとも値動きが大きいのはオープン直後の9:00~10:00といわれ、この1時間だけで数百万円の利益をあげる人もいます。
信用取引を使った空売り
株取引の基本は「現物取引」です。安いときに買って、高いときに売れば利益が得られます。しかし、それだけでは株価が下がり続けているときに利益をあげることができません。このような場合、信用取引を使えば売りから入ることができます。
信用取引とは、自己資金以上の取引をしたい場合に、証券会社から現金や株を担保にしてお金や株を借りて取引きすることです。信用取引の空売りは、借りた株式を売りに出し、株価が下がった時点で買い戻して、その差額で利益を得る取引きです。買い戻した後は、借りた株式を返却します。
例えば、株価1,000円のときに100株を空売りして、900円に値下がりしたときに100株を買い戻すと、差額の1万円が手に入るということです。
レバレッジ取引
主に仮想通貨やFXで使われているのがレバレッジ取引です。例えば10万円の投資資金で、10倍のレバレッジをかけると100万円分の取引きが可能です。少ない資金で大きな利益が期待できる一方、損失も大きくなるリスクがあるため、注意が必要です。
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デイトレードのメリット

ここで、デイトレードのメリットを確認しておきましょう。
利益が1日のうちに確定する
デイトレードの魅力は1日で取引が完結することです。その日の利益はその日のうちに確定するため、翌日まで持ち越して痛手を被るリスクを軽減できます。取引時間外の出来事に神経質になる必要がないのもメリットでしょう。
また、株には値幅制限があり、1日で動く株価の幅が決まっています。ストップ安までしか株価が下がらないので、損失が一定範囲に抑えられる可能性があります。
初心者にもチャンスがある
デイトレードは、一般的な投資の勉強とは異なる知識やスキルが求められるという意見もあります。長期投資には経済の知識が重要ですが、デイトレードでは価格変動への素早い判断やテクニカル分析などが重視されます。そのため、投資初心者でもチャンスがあるといえるでしょう。
特に、株価チャートの動きを分析し、トレンドやパターンを読み取る「テクニカル分析」の知識は持っておきたいものです。その知識を活かして、デイトレードに適した銘柄を選ぶことが重要です。株投資でも「円安ドル高で強い株」など、為替相場に関連する銘柄があるので、幅広い視野が求められるでしょう。
デイトレードのデメリット

一方で、デイトレードにはデメリットもあります。以下にポイントをまとめました。
手数料コストがかかる
デイトレードは1日に何度も売買するため、約定ごとに売買手数料を支払うとコストがかさんでしまいます。証券会社の中でも手数料が安いところを選ぶのはもちろんですが、手数料定額コースを選択するのも有効です。その場合、何度取引きしても、1日の約定代金の合計で手数料が算出されます。
仮想通貨をデイトレードする場合も取引所によって手数料が異なります。取引手数料は無料でも、出金・入金手数料や送金手数料がかかることもあります。仮想通貨取引所を選ぶ場合は、手数料の種類や金額を確認しましょう。
身体的・精神的な負担
市場が開いている間、長時間モニターを見続けると身体的な負担がかかります。また、緊張状態が続くことで精神的にも負担がかかる可能性があります。
前場だけ取引を行い、「2時間半だけ集中するのが自分にあっている」と感じる投資家もいるでしょう。デイトレードにはさまざまな投資手法があるので、自分にあったスタイルを見つけることが大切です。
大きな損失を被るリスクがある
どんな投資方法にもリスクはつきものですが、デイトレードは短期間で利益が出やすいとため、信用取引やレバレッジ取引を利用する傾向にあります。うまくいけば大きな利益を得られる一方で、短期間で大きな損失を被ることがあるので、初心者は慎重に行ったほうが良いでしょう。
デイトレードに向いている人、向いていない人

デイトレードに向いているのは、日中取引ができる人です。夜間取引ができる日経平均先物でデイトレードする方法もありますが、一般的に株の売買でデイトレードをする場合は、平日の9:00~15:30が中心となるでしょう。また、デイトレードにはさまざまな性格が向いていると考えられますが、注文を出すのに瞬時の判断が求められるため、特に決断力がある人が有利かもしれません。
初心者はまず少額から
株式投資未経験の人が、いきなりデイトレードを始めるのはハードルが高いでしょう。まずは少額から、買って、売るという一連の流れを体験してみましょう。デイトレードを始める前に、1万円未満の少ない資金から投資できるミニ株(単元未満株)で練習するのもひとつの方法です。デイトレードはハイリスク・ハイリターンであることを理解して、自己責任で行いましょう。

デイトレードは、短期間で利益を狙える可能性がある取引きですが、同時に日々の堅実な家計管理も大切です。楽天カードは、普段の買い物や公共料金の支払いなどさまざまな場面で楽天ポイントが貯まり、家計の節約にもつながります。この機会に、ぜひ楽天カードの新規申込をご検討してみたはいかがでしょうか。
※この記事は2025年10月時点の情報をもとに作成しております。
このテーマに関する気になるポイント!
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デイトレード初心者が成功するために、どのようなマインドセットを持つべきですか?
デイトレード初心者が成功するためには、まず「大儲けしよう」というギャンブル的なマインドではなく、「小さな利益を積み重ねる」という堅実なマインドセットを持つことが重要です。また、損切りをためらわずに行える冷静さも必要でしょう。
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デイトレード初心者が、おすすめの勉強法はありますか?
デイトレード初心者が学ぶには、まず基礎的な専門用語や取引ツールの使い方を覚えることが重要です。一般的に書籍やオンライン講座で体系的に学び、少額のデモトレードで実践経験を積むのがおすすめです。
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デイトレード初心者が陥りやすい失敗は何ですか?
デイトレード初心者が陥りやすい失敗としては、感情的な取引き(損切りができない、利益確定が遅れる)、無計画な取引き、過度なレバレッジの利用、情報過多による混乱などが挙げられます。事前にルールを決め、それを守ることが大切です。
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デイトレード初心者が、取引きを始める前に準備すべきことは何ですか?
デイトレード初心者が取引きを始める前に準備すべきこととして、証券口座の開設、取引ツールの選定、そして少額でも良いので資金を準備することが挙げられます。また、リスク管理のルールを明確にすることも重要です。
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