まだ間に合う?2023年で廃止になるジュニアNISA、これから始めるメリットと投資法

リリース日:2023/07/07 更新日:2023/07/07
ミーコ
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時短投資がモットーの主婦。夫、6歳の子供の3人家族。Instagramやブログで回答した質問数は8,000件以上。FP2級、簿記2級。

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

子供名義で非課税枠での投資ができるジュニアNISAは、投資可能期間が2023年で終了を迎えます。「今さら始めたってメリットがないのでは?」と思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、これから始める方にもメリットはあります。今回は、子育てをしながら投資を行うミーコさんに、ジュニアNISAの魅力やこれから始める方法、2024年以降の投資についてお話をうかがいます。

  1. 母親向けに投資の発信活動を実施中
  2. 子供名義のお金を非課税で運用できるのがジュニアNISAの魅力
  3. ミーコさんに聞くジュニアNISAの始め方
  4. 2024年以降の子供の資産形成法
  5. 制度の変更情報にアンテナを張り、わかりやすい発信を

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母親向けに投資の発信活動を実施中

マネ活編集部:まずはミーコさんご自身の活動について教えてください。

 

ミーコさん:夫と6歳の娘がいる30代の主婦です。Instagramとブログで、私と同じようなママに向けて投資について解説しています。初心者の方にもとっつきやすい発信になるよう、イラストや図を活用してかわいく、わかりやすい解説を心掛けていますね。

 

質問にも答えていて、これまでの回答数は8,000件以上。発信するだけではなく、自分自身も学んでいきたいと考え、FP2級など資格も取得しました。

 

マネ活編集部:ご自身ではどのような投資を行っているのでしょうか。

 

ミーコさん:つみたてNISAやジュニアNISAなど非課税制度を中心に、米国株やゴールド投資、暗号資産、クラウドファンディング投資、FXなど、割と幅広く挑戦しています。

子供名義のお金を非課税で運用できるのがジュニアNISAの魅力

マネ活編集部:今回のテーマは子育て世帯の投資、子供名義での資産形成です。ミーコさんは、どのようなきっかけでジュニアNISAを始められたのですか?

 

ミーコさん:始めたのは2020年の秋ごろですね。そもそも、子供が生まれたころから教育資金をどうするか考えていたんです。ただ、当時のジュニアNISAには引き出し制限があったため、使いづらさがネックだったんですよね。その後、制限が撤廃されたことで世間的にも人気が出まして、私もそのタイミングで始めてみました。子供がちょうど3歳のころです。

 

マネ活編集部:教育資金というお話でしたが、学資保険など、ほかの手段は活用されていましたか?

 

ミーコさん:学資保険は利用していません。いくつか見てはみたんですが、当時、運用利率に魅力を感じられるものがなかったんです。学資保険は資金がロックされるものが多く、流動性の低さもネックでした。そのため、貯金と投資でまかないたいなと思っていましたね。親の名義で資産運用をしていたため、そちらを中心に教育資金を作っていくことになるのかなと考えていました。

 

マネ活編集部:ジュニアNISAのメリット、魅力はどこにありますか?

 

ミーコさん:子供名義のお金を非課税で運用できることですね。現状、同様の制度はほかにないんです。成人後には投資信託の一部を子供にそのまま渡し、本人が自分の資産運用に使えるようにしたいと考えています。子供にとって資産運用を学ぶきっかけにできるのもジュニアNISAの魅力かなと思いますね。

 

ミーコさんに聞くジュニアNISAの始め方

マネ活編集部:ジュニアNISAは2023年で投資可能期間が終了します。残り数カ月(2023年6月時点)ですが、これから始めることについて、ミーコさんはどのようにお考えですか?

 

ミーコさん:ジュニアNISAの年間非課税枠は80万円で、投資した金額を子供が18歳になるまで非課税で運用できるという制度です。そのため、残り数カ月ではありますが、数カ月でも投資メリットはあるというのが私の考えです。始めていない方は、ぜひ始めることをおすすめします。特にお子さんが小さい方は、成人までの時間を考えると10年15年と長期間に渡り運用ができます。そうなると、かなり非課税の恩恵が受けられるでしょう。

 

あと、今年中にお子さんが生まれる可能性がある場合も、お子さんの口座開設や住民票の取得が年内に間に合えば投資可能です。ジュニアNISAは月々の積み立て式ではないため、一括購入ができます。12月生まれの子であっても上限額の80万円を投資できるんです。

 

マネ活編集部:今年中にジュニアNISAを始めようという方に向けて、進め方を教えていただけますか?

 

ミーコさん:親である私たちの証券口座が必要なケースがほとんどなので、証券口座を持っていない方は開設しましょう。妊娠中の方も自分の口座開設は今からでもできますので、早めにやっておくと良いですね。

 

個人的には、ネット証券がおすすめです。店舗型に比べると選べる銘柄数が豊富ですし、手続きもネットと郵送で完結するので手軽なんですね。あと、その後の投資もネットでできるので、管理面においてもネット証券が便利なのではないかなと思います。

 

あと必要なのは、お子さん名義の銀行口座と住民票の取得です。銀行口座は使いやすいところで構いません。ネット銀行のなかには0歳児から簡単に開設できるところもありますが、ATMが近所にあるなど、使いやすさも考えて選んでいただいて大丈夫です。

 

住民票の取得が1番手間のかかるステップかなと思います。12月が出産予定日だという方は、出生届を出したあとにスムーズに取得できるよう、イメージしておくと良いでしょう。

 

あとは銘柄選びですよね。年内に銘柄を購入しなければならないため、12月に出産して駆け込む予定の方は、あらかじめどの銘柄を買うのかもイメージしておくとスムーズに進められると思います。

 

マネ活編集部:銘柄選びについて、アドバイスはありますか?

 

ミーコさん:ご自身ですでにつみたてNISAをやられている方は、同じ銘柄でも良いと思います。私も自分名義と子供名義の内容は同じです。

 

もし、ご自身がNISAやつみたてNISAを1度もやったことがないという場合は、お子さんの口座開設や住民票の用意が整うまでのあいだに、ぜひ少額でもいいので投資してみることをおすすめします。

 

投資信託のなかには株の割合が100%のものと、債券と混ざったものとがあります。ジュニアNISAは子供のための資産形成で、運用期間を長く取ることが前提だと考えれば、個人的には株100%のものを選ぶのがおすすめ。株は値動きが大きいですが、期間を長く取ることで高パフォーマンスが期待できるという特徴があるんです。

 

基本的には、株価指数に連動する投資信託をおすすめしています。運用する側の負担が小さいので、コストが小さくなるんですよ。

 

マネ活編集部:ミーコさんはどのような銘柄を買っているのですか?

 

ミーコさん:全世界株式です。1本で世界中に分散投資ができる投資信託なので、自分で銘柄を組み合わせて分散させる手間がかからないのがメリットですね。特に初心者の方にとって自分で複数銘柄を選んで組み合わせるのは悩みの種になるでしょうし、管理も大変。世界情勢がいつどうなるかわからないなか、リスクコントロールとしても良い判断だと思います。

 

ジュニアNISAは引き出し制限が撤廃されたものの、少しずつ引き出したりあとから買い足したりすることができないんですよ。世界情勢を見ながら調整できないため、1本で分散しているのは安心かなと思います。

 

マネ活編集部:投資金額についてはいかがでしょうか。年内に80万円を投資する余裕がない場合、どれくらいであれば始めるメリットがあるといったラインはありますか?

 

ミーコさん:捉え方にもよりますね。おすすめはシミュレーションサイトを使って平均年利5%でシミュレーションしてみること。その利益の2割が非課税になる税金の額なので、2割の金額を得するためにジュニアNISAを始める価値があるなと思えたら始めたらいいと思います。

 

利益予測が1万円でも得するなら開設したいと思う方もいれば、10万円でも面倒だと思う方もいるでしょうから、ここは個人差ですね。また、お子さんが小さく投資期間が長い方ほど少額でも利益につながりやすいです。個人的には20万円くらい入れられるならやってもいいのかなと思いますが、これもあくまで私の感覚だと伝えたいですね。

 

マネ活編集部:お子さんが複数いらっしゃる方の場合、それぞれに投資したほうが良いのでしょうか。

 

ミーコさん:考え方次第ですね。私のように、成人後に子供に渡したい場合はそれぞれに作っておくほうが良いでしょう。教育資金としてまとめて運用するのであれば、1番下の子にまとめてしまうと時間を武器にできます。ただ、引き出しは一括になるので、お金が必要になる時期も考えて決めてほしいと思います。

 

マネ活編集部:お子さんの年齢はいかがですか?何歳くらいまでなら始めるメリットがあるでしょうか。

 

ミーコさん:何歳であっても5年は非課税期間があります。ただ、株がプラスになりやすい投資期間は10年くらいなので、大学入学時に使う想定の場合は10年前、つまり8歳がひとつのラインになるでしょう。お子さんが成人したら、ジュニアNISAの利益は特定口座に移ります。そのときに新NISAがあれば売って買い直す選択もできますよ。

2024年以降の子供の資産形成法

マネ活編集部:ここまでは2023年にジュニアNISAを始められる方に向けてお話いただきました。では、制度がなくなる2024年以降はいかがでしょうか。どう子供の資産を形成していけば良いですか?

 

ミーコさん:一旦、子供名義で資産形成できるものはなくなるため、親名義のもので考えていくことになります。おすすめは新NISAの検討から始めることですね。子供名義で投資したい場合は、特定口座での投資を検討することになります。特定口座は非課税口座ではないため、よく「非課税制度じゃないなら損なんじゃないか」と言われる方がいるのですが、課税されるのは利益の一部であり、特定口座=損するわけではないんです。そこをまず知ってもらって、ぜひ特定口座での投資も前向きに検討してもらえたらなと思います。

 

マネ活編集部:いずれ子供名義の非課税口座の制度ができたら、ミーコさんはどうされるつもりですか?

 

ミーコさん:課税口座のものを売って買い直すかもしれないですね。ただ、再びジュニアNISAのような制度ができるかどうかはわかりません。「いつかできるかも」と思って何もしないより、今できる投資をするほうが良いでしょう。教育費が必要な時期は決まっていますし、投資は長くやればやるほど有利なものですから、無理のない範囲で今すぐに始めたほうがいいと思います

 

マネ活編集部:ちなみに、今回のテーマ外にはなりますが、新NISAになることでなにが1番大きな変化になるのかについても簡単に教えていただけますか。

 

ミーコさん:個人的に1番大きい変化だと思っているのは、非課税期間が無期限になることです。これまでは一般NISAで5年、つみたてNISAで20年の期限がありましたから。期限がなくなることで、使い方の幅が広がるのかなと思いますね。

 

あと、つみたて枠と成長投資枠の2つの枠に分かれているのも新NISAの特徴です。つみたて枠はつみたてNISAの進化版、成長投資枠は一般NISAの進化版です。これまでは一般NISA、つみたてNISAのいずれかしか選べませんでしたが、新NISAでは2種の枠を使えます。ここもメリットだと思います。

 

制度の変更情報にアンテナを張り、わかりやすい発信を

マネ活編集部:最後に、ミーコさんの今後の展望についてお聞かせください。

 

ミーコさん:個人的には、核となる新NISAを使いながら新しい投資にチャレンジしていきたいと考えています。自分の投資方針は固まっているので、基本的にはそこを引き続き継続していく感じですね。

 

2023年から2024年にかけて制度が大きく変わり、ニュースを見て新たに投資に興味を持つ方が多いタイミングになると考えています。また、戸惑われている方もいるでしょう。そうした方たちに対し、情報をキャッチしてわかりやすく噛み砕き、今後もInstagramやブログで伝えていけたらいいなと思っています。

 

※この記事は2023年6月時点の情報をもとに作成しております。

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