正解ではなく「自分」を見つける。SHE代表・福田恵里さんに聞くミレニアル世代の道しるべ。

リリース日:2022/01/07 更新日:2022/06/06
福田恵里
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福田恵里

生活と仕事のバランス、キャリアの築き方、お金の稼ぎ方、使い方…時代が変わり、ロールモデルが見つかりにくい中で、どのように自分らしくキャリアを描いていけばいいのか?多くのミレニアル世代の女性が所属するキャリアスクールコミュニティ「SHElikes(シーライクス)」を運営する福田さんに、自分だけの価値を探すコツを伺います。

更新日:2022/1/7
  1. 自分にしかない価値
  2. わたしの“最高価値”を見つける
  3. 資産形成も「誰かの軸」より「わたしの軸」で
  4. 誰もが自分の価値を発揮できる世界へ

自分にしかない価値

マネ活編集部:福田さんのご活動を教えてください。

 

福田:SHE株式会社の代表として、「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きる世の中を作る」というビジョンのもと様々な事業をしています。

 

一つは、キャリアスクールコミュニティ「SHElilkes」。WebデザインやWebマーケティング、SNSブランディングなど27種類のコース(2021/12現在)を展開。場所や時間にとらわれず、PC一つで働けるクリエイティブスキルを幅広く学べます。

 

二つ目は「SHEbeauty(シービューティー)」。自分らしい美しさを実現するためのトータル美容プロデュースサービスです。これまでの美の定義に縛られない、“自分らしい美しさ”を見つけるために、コーチやTAが一緒に考え、肌のケアからボディメイクまで全身トータルのサポートを行います。


三つ目は「SHEmoney(シーマネー)」。自分らしい生き方を叶えるための女性限定のマネースクールです。特定の金融サービスに偏ることなく、ミレニアル世代の女性に適した知識の獲得を目指します。ライフプラン設計から、保険や税金、資産運用まで幅広く学ぶことができます。

 

3事業に共通する特徴は、個人に寄り添ったコーチングサービスがあることです。

 

少し前の時代は、偏差値の高い学校にいって良い会社に入り定年まで勤めるというような、みんなが思う幸せのカタチがあったかもしれません。しかし、人生100年時代と言われる今は、終身雇用が崩壊し、様々な場所で様々なプロジェクトに参画して働くことが当たり前になりつつあります。価値観が多様化し、以前のような決まりきった幸せのカタチはなくなりました。

 

多様な生き方や幸せのカタチが認められるようになってきた中で、何が自分にとっての幸せなのか見つけることが大切だと考えています。だからこそ、SHEでは、自分にとっての幸せの解像度をあげ、定義するためのコーチングを重視しています

 

具体的には、ライフコーチがつき、同時期に入会いただいた受講生3〜4名と一緒に理想の生き方や働き方を考えるところから始めます。それが見つかったら、月次の目標を立て、身に付けたいスキルを習得していきます。自分の幸せのカタチに向かっているというモチベーションがあるので、これまで継続が難しかった方でも続けていただけているのだと思います。

 

また、ただのスクールではなくコミュニティであることも特徴ですね。生まれ年、趣味、子育てなど様々なテーマのグループがあり、興味や関心が近い方々の交流ができるようになっています。毎月、大小様々なイベントやセミナーが開催されていますね。

 

「自分にしかない価値を発揮してできることをしよう」というのがSHEのコミュニティのルール。そのため、公式イベントを開催するだけでなく、希望する会員さんがコミュニティプランナーになってイベントを企画していただいています。誰かのために価値提供できた経験は自信に繋がるので、企画されている方の満足度も非常に高い。上下関係なく全員がgiverとなって、与える方も与えられる方もハッピーになる循環を大切にしています

 

マネ活編集部:なぜ、こうした事業を始めようと思ったのですか?

 

福田:学生時代にアメリカに留学していたとき、若い起業家たちと出会いました。未経験から動画アプリを作っていることに衝撃を受けて、私も作ってみようとプログラミングの勉強を始めたのです。しかしスクールに通ってみると男性ばかり。技術職は男性の割合がかなり高いことを知りました。

 

そこで、初心者の女性向けのウェブスクールを作ったらどうかと考えたのです。ただ学ぶだけでは他のスクールと変わらないので、開発の合間にヨガをしたり、可愛いお菓子を食べたり、説明資料にもキャラクターを使ったりするなど、自分が通ってみたいと思えるよう工夫しました。

 

すると、受講生の方が「この講座で人生が変わりました」と言ってくださったんです。誰かの人生をより良くすることに寄与できるのは、なんて素敵なことなんだろうと思いました。もっと多くの女性のキャリアを花開かせていくことに自分の人生の時間を使いたいと思ったのです。それがSHEの始まりですね。

 

加えてそれ以前から、自分の才能や可能性を信じられていない人が想像していたよりも多いと感じていました。私は滋賀の生まれなのですが、東京に行く際に友達が「恵里はいいよなあ、才能があって。私はこのままここにいるしかない」と言ったことを覚えていて。その子のことは学生時代から見ていて、才能に溢れた素敵な子だと感じていました。でも、自分自身で自分の可能性を否定してしている姿を見てショックを受けた経験があります。

 

その人にしかない才能がみんなにある。それを見つけて育てられれば、誰でも自分らしく生きられるはずだという思いがありました。そんな課題感を解決したいと考えたのもきっかけの一つです。

 

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▲SHEでの講座の様子(コロナ前に撮影した写真です)

わたしの“最高価値”を見つける

マネ活編集部:「自分だけの価値」があるといいなと思うものの、なかなかそれを見つけられずにいる方も多いと思います。自分だけの価値とはどんなもので、どう探していくと良いでしょうか。

 

福田:私は、「結果が出ていてもいなくても、むしろ周囲から止めろと言われても、どうしてもやってしまう行動、自分の内側にあるワクワクするような行動の源泉」が自分だけの価値だと考えています。SHEではそれを「最高価値」と呼んでいます。

 

たとえば、ある人は「人と人とを繋げること」が最高価値でしたね。上司には「あなたの仕事の中で優先度が低い」と言われていても、合いそうな人がいるとつなげたり、知らない人同士が出会える場をセッティングしたりしてしまう。上司に止められても、評価されなくても、どうしても好きでやってしまうんです。

 

小さなことでもいいので、これまで自分が「止められてもやってしまったこと」を考えてみるといいと思います。エピソードを書き出して抽象度を上げてみると、共通するものが見えてくるはず。私たちの会社でも、ワークショップなどを開いてエピソードを洗い出し、最高価値を発見するプロセスに重きをおいています。

 

マネ活編集部:ちなみに福田さんの最高価値はなんでしょうか?

 

福田:私は「ワクワクする、ワクワクさせる」ことですね。自分がワクワクすることを考えることが好きだし、人をワクワクさせるのも大好き。社内で使う資料だから力を割かなくてもいいって言われても、見てくれる人がワクワクするようなストーリーを考えたくなっちゃいます(笑)

 

最高価値は、その人の強みでもあります。私は弱みの克服よりも、強みをどれだけ高められるかが大事だと考えています

 

世の中には「こうあらねばならない」という固定概念がたくさんあって、それは時に呪いのようにはびこって、私たちの意思決定を阻害することもあります。世の中の価値観に縛られるのではなく、自分から出てくるものの純度を高める思考プロセスを重視していますね。最高価値もその一つです。

 

マネ活編集部:実際に最高価値を見つけられると、どう変わっていくのでしょうか?

 

福田:SHEの受講生の中には、スキルを身につけて収入が100万円アップした、転職に成功したという方がいらっしゃいます。でも一番大事な変化はそこではなく、「自分の人生の手綱を握れるようになること」だと考えています

 

内面の変化なので数字には現れにくいですが、たくさんの受講生の方を見てきて、どんどん軽やかに、しなやかになっていく変化を感じています。

 

最初は他人と比べたり、自分なんて…と可能性を狭めて固定概念にがんじがらめにされていた方が、私は私でいいんだと思える部分を見つけ、最高価値はこれだと自分で納得できたとき、輝き出すんです

 

最高価値を決められると人生のゴールがクリアになりますし、自分が生きる意味や価値観への解像度が上がります。取捨選択もできるようになりますね。「あの人がやってるから」「いま流行ってるから」など、世の中で良しとされているものに縛られた意思決定ではなく、自分がやりたいか、やりたくないかで選んで行けるようになります。

 

それがあれば、会社員でも複業でもフリーランスでも、手段はなんでもいいと思うんです。自分の価値をどう生かしていきたいかを知っていることが大事だと思っています。

 

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資産形成も「誰かの軸」より「わたしの軸」で

マネ活編集部:自分の価値がわかると、意思決定も大きく変わるんですね。お金との接し方や使い方にも変化がありそうです。

 

福田:そうですね。お金に対しても、まず自分がどう生きたいか知ることが大切だと考えます。「1,000万円資産形成」などの謳い文句に飛びつくのではなく、自分に必要な資産形成を知ることから始めるといいですよね。

 

30歳、40歳でどんなキャリアを築いていたいのか、どんなライフイベントがあるか、どんな生活をしていたいのか。それが考えられれば、情報はインターネット上に溢れています。理想の生活をするためにかかる総額を知ることがファーストステップです。それができたら、いつまでにどれくらい必要かの計画に落とします。目標さえ立てられれば、手段はたくさんありますからね。

 

マネ活編集部:福田さんご自身は、お金の使い方で気をつけていることはありますか?

 

福田:私はつみたてNISAなど資産運用は小さく始めていて、リスクにならない範囲でまずやってみることを大事にしています。たとえば株を買うにしても、実際に買ってみて株価の上下を見てようやくわかることもありますよね。失敗したとしても知識は一生ものです。知識への投資と思ってまずトライする重要性を感じています。

 

また、お金の使い方にも価値観に沿って優先順位がついているので、悩むことが少ないです。たとえば私は、子どもと接する時間や仕事の時間を大事にしたいので、家事はアウトソースすると決めています。有限な時間の中でやりたいことができるよう、必要なお金は投資と考えて使うようにしています。

 

その時々で自分が大切だと思うものに投資できるといいですよね。まずは自分の理想の人生を考えて、実現のために必要なマネープランを考えられると優先順位も決めやすくなると思います。

誰もが自分の価値を発揮できる世界へ

マネ活編集部:ありがとうございます。最後に、今後の展望を教えてください!

 

福田:自分の価値を発揮できていない人は国内外にまだまだたくさんいるのではないかと感じています。自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きられる人を増やしていきたいですね。今はまだその序章です。今後は様々な業界のジェンダーギャップや地方と都市の不均衡などを是正し、誰もが自分らしく生きられるようにしていきたいです。

 

息子が1歳半になり、教育にも関心が出てきました。今の公教育は、受験戦争に勝つことが優先され、古い価値観のままだと感じています。問題解決能力や生きる力など、次の時代をグローバルに生きていくための総合力を身につける教育が必要です。今は大人の価値観の変革をしていますが、いずれ子どもたちの教育にも寄与できるといいなと思っています。

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