40代からの貯金習慣!黄金のルールで急な出費に備える

リリース日:2025/06/18 更新日:2025/06/19
松尾隆弘
この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー(2級FP技能士)
松尾隆弘

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

ブライダル業界、ホテル業界、小売業界で30年に渡り人事労務管理業務に従事。社内FPとして、従業員を対象に退職後の資産形成や保険の見直し、教育資金などのアドバイスなどに携わる。2022年にライターへ転向し、現在はHR領域と金融分野を中心に執筆活動中。

40代・50代は一般的に収入が安定してくる時期ではありますが、同時に教育費や住宅ローン、親の介護など、何かとお金がかかる時期でもあります。急な出費が発生すると家計に大きく影響し、不安を感じる方も少なくないでしょう。

特に、40代・50代は老後資金の準備も視野に入れる必要が出てくるため、不測の事態に備えておくことは非常に重要です。しかし、日々の生活に追われ、家計の状況をきちんと把握できていない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、急な出費の具体例を紹介したのち、お金の余裕を作るためのルールについても紹介していきます。経済的な安定と心の余裕を手に入れるためのヒントにしてみてください。

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  1. 急な出費が怖い?40代・50代の家計事情
  2. まずはここから!“お金の余裕”を作るための土台作り
  3. みるみる貯まる?!“お金の余裕”を作る黄金のルール
  4. お金の余裕は心の余裕!今日から始める第一歩

急な出費が怖い?40代・50代の家計事情

ミドル世代の夫婦

40代・50代は一般的に収入のピークを迎える一方で、支出も多くなる世代です。家計を安定させるためには、収支バランスの把握が重要になります。

 

ここでは、具体的な収支状況や予期せぬ出費への対策を解説します。

40代・50代の収支はどのくらい?

国税庁による令和5年の民間給与実態統計調査によると、40代・50代の平均収入は以下のとおりです。

40〜44歳 45〜49歳 50〜54歳 55〜59歳
平均年収 501万円 521万円 540万円 545万円
 

統計によると、50代後半の年収は545万円で、全世代を通じてピークとなっています。

 

一方、令和5年の総務省家計調査によると2人以上世帯で世帯主が40代・50代の支出は以下のとおりです。

40〜44歳 45〜49歳 50〜54歳 55〜59歳
1カ月の支出平均 30万3,234円 34万2,084円 35万8,142円 33万7,276円
 

家計調査によると、特に50代前半は全世代で支出額が最も高い水準となっています。

 

支出の内訳は以下のとおりです。

40〜44歳 45〜49歳 50〜54歳 55〜59歳
食費 8万6,361円 8万8,924円 8万8,699円 8万5,738円
住居 1万6,216円 1万7,059円 1万8,745円 1万8,534円
光熱・水道 2万2,400円 2万4,906円 2万4,906円 2万4,981円
家具・家事用品 1万2,282円 1万2,839円 1万4,285円 1万2,556円
被服及び履物道 1万2,624円 1万3,092円 1万2,967円 1万1,862円
保健医療 1万1,616円 1万1,946円 1万3,514円 1万3,946円
交通・通信 4万5,410円 5万3,364円 5万2,981円 5万6,265円
 

支出の内訳は食費が最も大きく、40代・50代ともに1カ月あたり約8万5,000円〜9万円です。なお、ここでの住居費にはローン返済は含まれないため、住宅ローンの支払いなどがある場合は住居費が上回る家庭も多いでしょう。

急な出費にはどんなものがある?

急な出費は予期せぬタイミングで発生し、家計を圧迫する要因のひとつです。具体的には以下のようなものがあります。

 

  • 冠婚葬祭費:祝儀3万円~5万円、香典5千円~1万円
  • 家電の修理や購入:1万円~数十万円
  • 車の修理:1万円~数十万円
  • 医療費:1万円~数十万円

冠婚葬祭は時期を予測することが難しく、家電製品や車の故障も突然起こる場合があります。

 

また、病気やけがによる医療費は、保険適用外の治療が必要となる場合もあるため、費用を予測することは困難です。これらの急な出費は金額が大きくなることもあり、複数重なって発生すると家計に大きな負担がかかります。

40代・50代の家計が抱える“見えないリスク”にご用心

この世代特有の「見えないリスク」として、役職定年にともなう収入の減少が挙げられます。一般的に55歳や57歳で役職定年になると、収入が3〜4割減少するケースが見られます

 

また、60歳で定年退職した後、再雇用されても年収が200万円~400万円まで低下するケースも少なくありません。さらに、親の介護が必要になり、仕事を辞めざるを得ない状況になることもあります。

 

その一方で、生活の質を維持したいという意識が強く、支出の削減が難しい世代でもあります。親戚や友人との付き合いにかかる費用も増加傾向にあり、将来的な支出に備えておくことが重要です。

まずはここから!“お金の余裕”を作るための土台作り

お金の余裕を作るためにまずできることは、支出を減らすことです。以下のステップで進めてみましょう。

“お金の余裕”を作る土台

ステップ1:固定費を見直す

まずは固定費の見直しから始めましょう。固定費とは、毎月決まって発生する費用のことです。固定費の中でも特に通信費は、料金プランの変更や格安SIMへの切り替えで、ひと月当たり数千円を削減できる場合があります。

 

また、保険料に関しても、不要な保険や特約を見直すことで大幅な節約につながる可能性があります。生命保険、医療保険、自動車保険などは保障内容が重複したり、必要以上の補償内容になっていたりするケースも少なくありません。

 

保険の見直しに関する相談をファイナンシャルプランナーにしてみると良いでしょう。

 

さらに、サブスクリプションサービスも見落としがちな固定費です。動画配信や音楽配信などは、利用頻度の低いものを解約したり、必要な月だけ契約したりすることで、月々の支出を抑えられます。

ステップ2:ズボラ家計簿の準備

家計簿は、カレンダーを活用した簡単な記録方法から始めましょう。毎日使った金額をカレンダーに書き込むだけでも、お金の使い方の傾向を把握することができます。

 

冷蔵庫にカレンダーを貼り、ペンを添えておくことで、記録を継続しやすくなるためおすすめです。時間が取れない場合は、週末に1週間分をまとめて記入してもかまいません。

 

スマホ決済の利用履歴やクレジットカードの利用明細も、まとめてチェックすると効率的です。

ステップ3:目的別の口座を準備

急な出費に備えるため、生活費とは別に専用の口座を開設することも有効です。緊急時用の口座には、3〜6カ月分の生活資金を確保しておくと良いでしょう。

 

具体的な方法としては、「給与受取用」「貯金用」「緊急用」の3つの口座を使い分けるのがおすすめです。給与が入ったら必要な生活費を残し、残りを貯金用と緊急用の口座に振り分けます。

 

緊急用口座は、医療費や住宅の修理費など、予期せぬ支出にのみ使用すると決めておくことで、もしもの時の備えができます。




みるみる貯まる?!“お金の余裕”を作る黄金のルール

お金を貯めるにはルールを決めるのが効果的です。ここでは、すぐに実践できる例として6つ紹介します。特別な知識やスキルがなくても、今日からすぐに実践できるため、ぜひやってみてください。

ルール1:定期的に家計を見直す

ライフステージが変化すると、収入や支出の内訳も大きく変わります。そのため、半年に1回、または1年に1回のペースで定期的に家計を見直す習慣を持つことが重要です。

 

例えば、子供の進学や住宅ローンの完済など、生活環境の変化に応じて固定費や貯金の割合を調整しましょう。特に通信費や保険料などは、契約内容が更新されずに古い状態のままだと、無駄な支出が発生している可能性があります。

 

見直しを定期的に行うことで、家計全体の効率化が図れます。

ルール2:月に1回、家計簿をつける時間を作る

“お金の余裕”を作る黄金のルール

家計簿をつけることは、お金の流れを把握する基本です。月に1回、30分程度の時間を確保し、レシートやクレジットカードの明細などを確認しながら、家計簿をつけましょう。

 

先ほど紹介した「ズボラ家計簿」や「家計簿アプリ」を活用し、いくら使っているのかを見える化するのがおすすめです。家計簿をつけることで、自分のお金の使い方を客観的に把握できます。

 

完璧を求めず、自分のできる範囲で続けるのがポイントです。

ルール3:臨時収入は使い道を決める

給料の上昇や臨時収入が入った場合、使い道を決めることが大切です。例えば、増えた収入の半分を貯金や投資に回し、残りを生活費や娯楽費とする方法があります。

 

無駄遣いを防ぎ効率よく貯蓄するポイントは、貯める分と使う分の割合を決めておくことです。何に使うか決めずにいると「いつの間にか使ってしまっていた」といった事態になりかねません。

 

現時点で購入の必要性がなくとも、家具・家電や車の購入など、高額の出費が予想される場合に備えて、それらの購入資金を優先的に確保しておくことが大切です。

ルール4:先取り貯蓄をする

先取り貯蓄とは、収入から一定額を貯金として先に確保し、残りのお金で生活する方法です。

 

先取り貯蓄は、確実に貯金に回せるのがメリットです。具体的には、手取り収入の10〜15%を目安として貯蓄額として設定すると良いでしょう。

 

ポイントは設定金額を高くしすぎないことと、容易に引き出せないようにすることです。自動積立定期預金などのサービスを利用すれば比較的簡単に実践できます。

 

また、ボーナスの一部を先取り貯蓄に回すのも効果的です。ボーナスはまとまった金額が入ってくるため、貯蓄を増やす大きなチャンスとなります。

ルール5:“お金の目標”を決める

「いつまでに、何のために、いくら貯めるのか」を明確にすると、貯蓄や投資のモチベーションを維持しやすくなります。お金の目標は具体的に決めることが大切です。

 

例えば「家のリフォーム代として3年後までに200万円貯める」「老後資金として60歳までに1,000万円貯める」といった目標を設定します。目標を達成するために、年間でいくら貯蓄が必要なのかを計算し、月々の貯蓄額を決めると効果的です。

ルール6:贅沢する日の条件を決める

節約だけではストレスが溜まりやすいため、あらかじめ、自分へのご褒美となるイベントの日程や条件を決めておくのがおすすめです。例えば「貯金額が10万円増えたら焼肉へ行く」「半年間家計簿を続けられたら旅行へ行く」など、具体的に設定しておきましょう。

 

目標設定のハードルを高く設定しすぎると達成できずに挫折しやすいため、ご褒美の条件は無理のない範囲で設定するようにしましょう。目標を達成した時の喜びをモチベーションに変えて、楽しみながらお金の管理を楽しみましょう。

お金の余裕は心の余裕!今日から始める第一歩

貯金箱にコインを入れる人

急な出費に備えるためには「家計の土台作り」と「お金を貯めるための黄金ルール」を実践することが重要です。これらのステップを実行することで、お金に対する不安を軽減し、心に余裕を持つことができるでしょう。

 

まずは、ご自身の家計の現状を把握することから始め、固定費の見直しや、ズボラ家計簿の準備など、できることから始めてみてください。

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「これから貯金習慣を身に着けたいけれど、今は余裕がなくて計画ができない。」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで紹介した「黄金のルール」は今日からでも始められるものばかりですが、実際に貯金に回すお金が生まれてくるのは数カ月先になることでしょう。

 

「なんとかしたい時」におすすめなのが楽天カードのキャッシングです。キャッシングとは、クレジットカードを使って現金を借り入れできる機能のことです。楽天カードのキャッシングでは、コンビニや銀行のATMでの現金の引き出しや、Webからお引落口座への送金などが可能です。

 

お借り入れを希望の方は、まずは返済シミュレーションで支払いのスケジュールを確認してみると良いでしょう。

 

※キャッシングをご利用の際は、貸付条件の確認をし、計画的にご利用ください。
※カード発行、キャッシング枠の設定には所定の審査があります。

 

※この記事は2025年4月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • 先取り貯蓄を成功させるためのコツは?

    先取り貯蓄を成功させるためには、給与振込口座から自動的に貯蓄用口座へ一定額を移動させる設定を行うと良いでしょう。金額は手取り収入の10〜15%を目安にすると良いでしょう。

  • 固定費を見直す際に、注意すべき点は?

    固定費を見直す際には、通信費、保険料、サブスクリプションサービスなど、毎月必ず発生する費用に注目しましょう。不要なサービスを解約したり、より安いプランに変更したりすることを検討してください。

  • 臨時収入があった場合の活用方法は?

    臨時収入があった場合は、一部を貯蓄や投資に回し、残りを生活費や娯楽費に充てるのが効果的です。例えば、臨時収入の半分を貯蓄に回し、残りの半分で普段我慢しているものを購入したり、旅行に行ったりするなど、メリハリをつけることが大切です。




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