新卒(社会人一年目)の平均貯金額は?貯金方法も紹介

リリース日:2025/05/27 更新日:2025/05/27
矢野翔一
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矢野翔一

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

関西学院大学法学部法律学科卒業。有限会社アローフィールド代表取締役社長。保有資格:2級ファイナンシャルプランニング技能士(AFP)、宅地建物取引士、管理業務主任者。

不動産賃貸業、学習塾経営に携わりながら自身の経験・知識を活かし金融関係、不動産全般(不動産売買・不動産投資)などの記事執筆や監修に携わる。

新卒で社会人になったばかりの皆さんの中には、「みんなはどれくらい貯金しているんだろう?」「社会人としてどのくらい貯金するべきだろう?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。平均的なデータを知ることで、自分なりの目標を立てやすくなります。

ここでは、社会人1年目の平均的な貯金額や現状を解説し、無理なく貯金を増やすための具体的な方法を紹介します。将来のために、若いうちから賢くお金を貯める習慣を身につけましょう。

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  1. 社会人1年目の平均貯金額はどれくらい?
  2. 社会人1年目が目指したい貯金額は?
  3. 貯金を増やすための具体的なコツ
  4. まとめ

社会人1年目の平均貯金額はどれくらい?

社会人になると手取り月収が安定する一方、家賃や生活費、交際費などの支出も増える場合が多いため、貯金のペースには個人差もでてくるでしょう。

 

社会人1年目の貯金額はどれくらいが平均的なのか、データをもとに見ていきましょう。また貯金ゼロの人の割合や、貯金できない理由とその対策についても解説します。

社会人1年目の平均貯金額は?

笑顔の就活女性

はじめに、政府が出している統計データに年齢別のものはないため、この記事では20代全体の統計を参照している点にご留意ください。

 

「家計の金融行動に関する世論調査【単身世帯調査】」によると、20代単身世帯の金融資産保有額の平均値(※)は 121万円でした。しかしこの値は20代全体の平均のため、新卒のみならず28歳や29歳なども含まれる数字です。23歳前後の実態は、より低い値が予想されます。また、一般的に「平均」は一部の貯金額が多い人が押し上げていると考えられるため、参考程度にしましょう。

 

より「普通」に近い中央値(※)は9万円です。同データでは金融資産保有額が100万円未満の人が全体の66.9%と約7割を占めており、平均値である121万円はかなり高い水準であることがわかります。


23歳前後の社会人1年目の一般的な貯金額は、20代全体の中央値である9万円よりも低いことが予想されます。

※金融資産保有額:預貯金のほか、株式や債券、財形貯蓄や個人年金など、保有している金融資産を合計した額。
※平均値:すべての値を足したあとに値の個数で割ったもの
※中央値:値を小さい順に並べたときに中央にある値

社会人1年目の貯金ゼロは普通?

同調査の金融資産非保有者の割合は43.9%でした。ただし先ほども紹介したとおり、このデータは20代全体のデータであるため、社会人1年目に絞った場合この割合はもっと高くなることが予想できます。

 

つまり、社会人1年目の場合、貯金ゼロというケースも少なくないでしょう。1年目はお金が貯まりにくい理由として、以下のような要因が挙げられます。

住居費が増える

学生時代は実家に住んだり、学生向けの安い寮やアパートに住む場合が多いですが、社会人になると職場の近くに引越ししたり、自立のため一人暮らしを始めたりと、より快適な住環境を求めることが増えます。その結果、家賃や光熱費が学生時代に比較して増えることがあるでしょう。

生活費が増える

学生時代は学食や自炊などで食費が抑えられていても、社会人になると忙しくなり、外食やコンビニで購入する機会が増えるでしょう。食費のほかにも、仕事用の衣服を揃えるなど、学生時代に比べて生活費がかさむケースが多く、手元に残るお金が少なくなりやすいです。

娯楽費や交際費を優先する

社会人になると、会社の飲み会や趣味への投資など、学生時代にはなかった新たな支出が増えます。貯金よりも人付き合いや楽しみを優先する人は、お金が貯まりにくくなるでしょう。

社会人1年目が目指したい貯金額は?

ブタの貯金箱に小銭を入れようとしている女性

「社会人になったばかりだけど、どれくらい貯金すれば良いの?」と悩む人は多いでしょう。貯金は「余ったお金を貯める」のではなく、あらかじめ月々の貯金金額や目標を決めて、計画的に貯めることが大切です。

 

ここでは、社会人1年目で無理なく達成できる貯金目標の立て方を紹介し、毎月どのくらいの貯金を目指したら良いか具体的なシミュレーションを交えつつ解説します。

社会人1年目で貯金目標を設定する重要性

貯金目標を決める際のポイント

貯金を成功させるためには、「なんとなく貯める」のではなく、明確な目標を設定することが大切です。貯金目標を決める際のポイントは以下のとおりです。

 

  • 手取り月収の10~20%を貯金に回す
  • ボーナスがある場合は、半分以上を貯金する
  • 支出が落ち着いたら、貯金額を増やす

例えば、手取り月収が18万円の場合は、15%である2万7,000円ずつ毎月貯金すれば、1年間で32万4,000円になります。さらに、ボーナスの半分を貯金すれば、年間50万円以上貯めることも可能でしょう。

 

年間50万円を貯金することができれば、2年で100万円貯まります。先ほども紹介したように、20代の約7割は貯金が100万円未満のため、100万円の貯金があれば、同世代と比較しても「貯金がある方」となるでしょう。

 

また、新生活で一人暮らしを始めた場合や仕事に必要な服を揃えた場合などは、一時的に出費がかさむ場合もあるでしょう。そういった場合は、支出が落ち着いたタイミングで貯金額を増やしていくのが良いでしょう。
このように、無理のない範囲で貯金目標を設定し、コツコツ積み立てることが重要です。

毎月いくら貯金すれば良い?具体的なシミュレーション

目標額を決めたら、次は「毎月いくら貯金すれば目標を達成できるのか」を考えましょう。

① 収入の10~20%を貯金に回す

貯金の基本は、「手取り月収の10~20%を貯金する」方法です。例えば、手取り月収が18万円の場合、月1万8,000円~3万6,000円が毎月の貯金額の目安です。手取り月収と貯金割合ごとのシミュレーションは以下のとおりです。

手取り月収別の貯金シミュレーション(10%を貯金に回した場合)
手取り月収 毎月の貯金額 年間貯金額(ボーナス除く)
14万円 1万4,000円 16万8,000円
16万円 1万6,000円 19万2,000円
18万円 1万8,000円 21万6,000円
20万円 2万円 24万円
22万円 2万2,000円 26万4,000円
24万円 2万4,000円 28万8,000円
 
手取り月収別の貯金シミュレーション(20%を貯金に回した場合)
手取り月収 毎月の貯金額 年間貯金額(ボーナス除く)
14万円 2万8,000円 33万6,000円
16万円 3万2,000円 38万4,000円
18万円 3万6,000円 43万2,000円
20万円 4万円 48万円
22万円 4万4,000円 52万8,000円
24万円 4万8,000円 57万6,000円
 

手取り月収の20%を貯金に回すのが難しい場合は、最初は10%から始めてみても良いでしょう。大切なのは、毎月一定額を確実に貯めることです。

② ボーナスを活用する

ボーナスがある会社に勤めている場合は、ボーナスで貯金を増やす方法があります。1年目のボーナスは、支給されない、または少額(基本給の半額程度)であるケースも多いでしょう。例えば夏のボーナスが5万円、冬のボーナスが20万円だった場合には、それぞれ50%の2万5,000円と10万円を貯金に回せば、年間貯金額を先ほどのシミュレーションからさらに増やすことが可能です。

 

もしボーナスが少ない場合、「全額貯金する」「少額でも積み立てる」など、自分の状況にあわせた貯金方法を考えましょう。

③ 家計簿アプリや銀行口座で支出を管理する

貯金を成功させるには、家計管理も重要です。以下の方法を活用すると、支出を把握しやすくなるでしょう。

 

  • 家計簿アプリを活用する
  • 貯金専用の銀行口座を作る
  • 先取り貯金(自動積立定期預金)を活用する

貯金用のお金をしっかりと確保するためには、給料が入ったらすぐに決めた金額を貯金専用口座に移すのもひとつの方法です。自動入金などで毎月決まった額を自動的に貯金する仕組みを構築しておくことで、うっかりお金を使ってしまうリスクを軽減でき、意識しなくてもお金を貯めることができるようになるでしょう。

 

貯金は習慣が大切です。自分にあった金額からスタートし、無理なく続けられる方法を見つけましょう。




貯金を増やすための具体的なコツ

ブタの貯金箱と散りばめられた1万円札

「毎月貯金しようと思っても、なかなかお金が貯まらない」と感じている場合は、単に節約するだけでなく「お金の使い方を工夫する」ことや「お金を増やす仕組みを作る」ことが重要と考えてみましょう。

 

ここでは、無理なく貯金を増やすための具体的なコツを3つ紹介します。固定費を見直して支出を抑える方法から、クレジットカードを活用したポイント貯金、さらにNISAやiDeCoを使った資産運用まで、初心者でも実践しやすい方法を解説します。

固定費を見直して無駄を削減する

貯金を増やすには、まず「毎月必ずかかる固定費」を見直すことが重要です。固定費は1度見直せば継続的に節約できるため、効果が大きい節約方法のひとつです。

① スマホ料金の見直し

大手キャリアの通常プランは月7,000~9,000円程度ですが、格安プランや格安SIMを活用すれば月2,000~4,000円程度に抑えられることもあります。同じ通信量でもどれくらい料金が変わるのか比較をしてみて、自分にあったプランを選びましょう。

② 保険の見直し

社会人になって保険に加入する人も多いですが、会社の福利厚生で補償されることもあるため、しっかり確認しましょう。医療保険は最低限のプランを選べば、毎月2,000~5,000円程度の節約ができる場合があります。

クレジットカードを活用したポイント貯金

クレジットカードの使い方を工夫すれば、普段の支払いで貯まるポイントを貯金につなげることができるでしょう。

① 還元率の高いカードを選ぶ

還元率0.5~1%以上のクレジットカードを選ぶことで、普段の買い物で効率良くポイントを貯められます。特定のサービスと組み合わせると、さらにお得に貯まる場合もあります。

② 貯めたポイントを活用する

  • 貯めたポイントを月々のお支払いに使い、日々の現金の支出を抑える
  • ポイントを使って少額の投資を始める

例えば、毎月10万円の生活費を還元率1%のカードで支払うことで、年間1万2,000円分のポイントを貯めることができます。このポイントを月々のクレジットカードのお支払いに充てた場合、浮いた分の現金を貯金に回すことが可能です。次の項で解説する資産運用にポイントを活用するのも、ひとつの方法でしょう。

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楽天カードは、通常100円の利用につき1ポイントが貯まり(※1)、貯まったポイントをショッピング利用代金の支払いに充てることができます(※2)。毎月10万円クレジットカードで支払いした場合、1年で貯まった1万2,000ポイントを利用代金の支払いに充当すると、その月の引落金額は10万円→8万8,000円になります。

 

※1 一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。詳しくはこちら
※2 「ポイントで支払いサービス」にご利用いただけるポイント種別は、通常ポイントのみになります。詳しくはこちら

NISAやiDeCoで資産運用を始める

貯金だけでなく資産運用を取り入れることで、将来的に資産が増える可能があります。

① NISAの活用

NISA(少額投資非課税制度)は、運用益が非課税になる投資制度で、長期投資に適しています。特に、毎月コツコツ積み立てる「つみたて投資枠」を利用すれば、まとまったお金がなくても投資ができます。

② iDeCoの活用

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が全額所得控除の対象となる私的年金制度です。年金制度のため、積み立てた金額が引き出せるのは原則60歳以降ですが、若いうちからコツコツ老後に向けた資金を積み立てることも重要です。

まとめ

社会人1年目のうちから貯金習慣を身につけることによって、将来の選択肢が広がります。急な出費(冠婚葬祭や医療費など)への備えができるほか、転職や留学、スキルアップのための自己投資や結婚資金などにも使えるため、長期的に見ても貯金のメリットは大きいでしょう。

 

ここで紹介した「貯金目標の設定」「固定費の削減」「資産運用の活用」を実践することで、無理なく貯金を増やせるでしょう。

 

  • 貯金目標の設定:手取り月収の10~20%を貯める習慣をつける
  • 固定費の削減:スマホ料金や保険などの支出を見直し、無駄を減らす
  • 資産運用の活用:NISAやiDeCoを活用し、少額から資産を築く

この3つを意識するだけで、社会人1年目のうちから効率良くお金を貯めることができるでしょう。

 

※この記事は2025年2月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • 社会人1年目の給料から無理なく貯金するためには、どうすれば良いですか?

    先取り貯金を習慣化し、固定費を見直すのがポイントです。手取り月収の10~20%を自動で貯金し、スマホ代や保険を見直して支出を減らしましょう。

  • 貯金を増やすためにクレジットカードや証券口座を活用するメリットは?

    クレジットカードで普段の支払いをすることで、ポイント還元を受けて生活費を節約できるでしょう。さらに、証券口座を開設し、NISAなどの制度を利用すれば、長期的な資産形成が可能でしょう。

  • NISAやiDeCoは、社会人1年目から始めるべきですか?

    NISAは少額から始められ、自由に引き出せます。iDeCoは老後資金に備えられる制度ですが、60歳まで引き出せません。自分の目的にあった制度を利用しましょう。




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