4人家族の食費の目安は?節約術9選を紹介!

リリース日:2025/05/09 更新日:2025/05/09

家計の中で食費は大きな負担となる項目のひとつとされています。特に子育て世帯では、子供の成長にともない食費が増えていき、家計管理が難しくなる場合もあります。

ここでは、エンゲル係数を用いて4人家族の理想的な食費の目安や、実践しやすい食費や生活費の節約方法などを詳しく解説していきます。

  1. 4人家族の食費の目安はいくら?
  2. 4人家族の食費の節約術9選!
  3. 食費以外で節約できそうな生活費
  4. 2枚目のクレジットカードで賢く家計管理しよう!

4人家族の食費の目安はいくら?

リビングで遊ぶ家族

理想的な食費を計算する際に目安となるのが「エンゲル係数」です。エンゲル係数とは食料・住居・光熱・教育費などといった「生活費に占める食費の割合」を表します

生活費に占める食費の割合

一般的に理想的なエンゲル係数は、15〜25% とされています。例えば、月の生活費が30万円の家庭では7万5,000円以内が理想的な食費です。


ただし、昨今の物価上昇の影響によりエンゲル係数が上昇しています


実際に、23年度の4人家族の平均エンゲル係数は27.1%と報告されており、2024年には27.7%へと上昇しました。2025年には、エンゲル係数がさらに上昇する可能性があります。物価変動や世帯年収によってもエンゲル係数の目安は大きく変わるため、以下の表を参考に収入や生活スタイルにあった目安を確認しましょう。

年収 生活費 食費 エンゲル係数
300万~350万円 24万1,867円 7万4,495円 30.8%
400万~450万円 27万1,780円 7万7,915円 28.7%
600万~650万円 27万9,578円 8万8,906円 31.8%
800万~900万円 32万4,123円 8万6,728円 26.8%
1,000万~1,250万円 37万5,275円 9万4,293円 25.1%
 

4人家族の食費の節約術9選!

4人家族の食費の節約術9選

以下の具体的な節約術を9つ紹介します。

 

  • 食費の予算を決める
  • 1週間の献立を決めてまとめ買いする
  • 必要な食材だけを購入して食品ロスを減らす
  • 肉や魚などのメイン食材から優先して選ぶ 
  • セール品やポイントを活用して買い物をする
  • 外食を減らして自炊を心がける  
  • 手作り弁当やマイボトルを積極的に使う  
  • 作り置きやまとめ調理を取り入れて効率化する
  • 電子レンジを活用して簡単に調理を行う  

食費の予算を決める

食費の予算を明確にすると、無駄な買い物が減り、節約がしやすくなります


4人家族の平均食費やエンゲル係数を参考に目標を設定しましょう。ただし、目標が高すぎると続かない可能性があります。1カ月だけでも家計簿をつけて、無理のない予算を立てることが大切です。

1週間の献立を決めてまとめ買いする

毎日買い物に行くと、買う予定のないお菓子などを買ってしまい、出費が増えます。

 

肉や魚などのメイン料理を中心に1週間分の献立を考え、食材をまとめて購入しましょう。買った食材は下処理をして冷凍保存すると、効率良く便利に利用できます。

必要な食材だけを購入して食品ロスを減らす

使い切れずに捨てる食品を減らせば、食費の節約につながります。買い物の前に冷蔵庫や食品棚を確認し、余っている食材を活用する献立を考えましょう。

 

また、まとめ買いはお得に見えても、使い切れないと逆効果です。必要な分だけ購入するよう心がけましょう。

肉や魚などのメイン食材から優先して選ぶ

肉や魚は高額な食材が多いため、最初に購入すれば予算内で必要なものを選べるでしょう

 

先にメイン食材を決めてから次に野菜などを選ぶと、買い物も効率良く進むためおすすめです。

セール品やポイントを活用して買い物をする

スーパーの特売日を活用すると、食材を通常よりも安く購入できます。さらに、クーポンなどを上手に使うと、よりお得に買い物ができます。

 

また、支払方法を工夫するのもおすすめです。クレジットカードを利用してポイント還元を受けたり、お店独自のポイントサービスを活用したりすると、支出を抑えながら効率的に節約できるでしょう。

外食を減らして自炊を心がける

月に2回ほど外食をしているのであれば、1回に減らすだけでも、節約につながるでしょう。または、1カ月の外食費用の予算をあらかじめ決めておくのもありです


自炊が難しい日でも、事前に食材の下ごしらえをして外出したり、冷凍食品を活用したりと、少しの工夫で節約が可能でしょう。

手作り弁当やマイボトルを積極的に使う

毎日のランチを外食やコンビニで済ませている人は、手作り弁当とマイボトルを持参すると、月に1万円以上の節約が可能でしょう

 

例えば、ランチの外食費用を1食1,000円、手作り弁当を400円とした場合、以下のような節約効果が期待できるでしょう。

内容 1カ月のランチ代(平日のみ) 節約効果
毎日、外食 1,000円×20日=2万円
外食と弁当を半分ずつ 1,000円×10日+400円×10日=1万4,000円 6,000円
毎日、弁当 400円×20日=8,000円 1万2,000円
 

さらに、毎日ペットボトルを購入する代わりにマイボトルを使えば、1日の購入金額を150円とした場合、月3,000円、年間で3万6,000円ほどの節約につながります。

作り置きやまとめ調理を取り入れて効率化する

1度にまとめて食材を調理すると、光熱費の節約になるだけでなく、余った食材を無駄にするリスクも減らせるでしょう

 

作り置きをしておけば、食事の準備は温めるだけで済むため、外食や惣菜の購入頻度を抑えられるのも大きなメリットです。もし作り置きが難しい場合でも、肉や魚に下味をつけて冷凍保存しておくと簡単に調理ができるため、外食を減らすことができるでしょう。

電子レンジを活用して簡単に調理を行う

電子レンジは、食材を均等に加熱できるため、調理時間の短縮やガス代の節約に役立ちます。例えば、煮込み料理の前に食材を電子レンジで加熱しておくと、煮込み時間が短くなり効率的です。

 

蒸し野菜や煮物、パスタなども電子レンジを使えば簡単に調理ができるため、忙しい日などにおすすめです。また、耐熱容器を使えば調理後にそのまま保存ができるため、後片付けの手間も減らせるでしょう。

 

SNSやレシピ本で紹介されている電子レンジ料理を参考に、気になるレシピに挑戦してみましょう。




食費以外で節約できそうな生活費

コインの入った3つのガラス瓶

食費以外で節約効果が大きいのは「住居費」「保険料」「光熱費」「通信費」です

 

契約の見直しや変更に手間がかかるものの、1度見直しすると長期間にわたって節約効果が期待できるでしょう。

住居費

賃貸物件の選び方で家賃を抑えられるでしょう。駅から少し離れた場所や築年数の古い物件を検討すれば、月1万円の節約も可能な場合があります。仮に、月1万円の節約ができれば、5年間で60万円の節約につながります。

保険料

現在の保険契約を見直すと、節約につながるでしょう。保障内容や金額、期間などを確認し、家族構成や生活状況にあわないものがあれば整理しましょう。見直しの結果、保険料が月に数千円削減できるケースもあるでしょう。

光熱費

電気代の節約には、契約の見直しと日々の工夫が効果的とされています。電気やガス会社の変更やプランの見直しなどで月に数千円節約できる場合もあります。ひと冬で、設定温度を1℃下げると、約1,430円の節約につながります(令和2年2月時点)。


※ひと冬を169日とし、1日を9時間として設定しています。

 

また、夏場では、外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げた場合、年間約940円の節約につながります。


※冷房期間を112日とし、1日を9時間として設定しています。

長期的には、節電家電やLED照明への買い替えも検討するのも良いでしょう。

通信費

スマートフォンを格安SIMに変更したり、不要なオプションを解約したりすれば、毎月の通信費を削減できるでしょう。インターネット回線とスマホのセット割引も活用しましょう。

2枚目のクレジットカードで賢く家計管理しよう!

4人家族の食費を節約しながら効率的に管理するには、クレジットカードの上手な使い分けがポイントです。


楽天カードを2枚持つと、例えば、食費などの「家計用」と、レジャーなどの「娯楽用」などに分けられるため、利用明細を見れば「どこにいくら使ったか」が利用シーンごとに金額を確認できます。また、引落口座を別々に設定すれば、「家計用」と「娯楽用」などを目的別に管理することができます。


さらに、楽天カードの引落口座を楽天銀行に設定すると、普通預金金利の優遇や楽天市場でのお買い物でポイント倍率がアップするなど、お得な特典も利用可能です。(※)楽天カード楽天銀行を活用して、効率的で賢い家計管理を始めてみるのも良いでしょう。


※普通預金金利は今後変更する可能性があります。
※お預入れ後の金利は、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。
※普通預金(マネーブリッジ利用者)商品説明書はこちら
※マネーブリッジにご登録いただいた場合に年0.28%(税引前)の優遇金利が適用される残高には上限があります。
普通預金残高300万円以下:年0.28%(税引後 年0.223%)
普通預金残高300万円を超えた分:年0.22%(税引後 年0.175%)
※第一生命支店・OKB支店・NCB支店・JRE BANK口座の各支店は優遇金利対象外となります。
※下記利息例は、500万円を1ヶ月間(※1ヶ月=30日間で計算した場合)普通預金に預け入れた場合、得られる利息(税引後)です。
836円=300万円×0.223%×30日/365日+200万×0.175%×30日/365日
※本金利は前月末終了時点でマネーブリッジの設定が完了されているお客さまに、当月1ヶ月間適用する優遇金利です。
例)1/10に設定→2/1から優遇金利が適用開始
2/15に設定解除→3/1より通常金利が適用

 

※この記事は2025年5月時点の情報をもとに作成しております。

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このテーマに関する気になるポイント!

  • 食費を抑えるための献立の立て方のコツは?

    献立を立てる際は、まず冷蔵庫にある食材をチェックし、それらを優先的に使うメニューを考えましょう。旬の食材を取り入れると比較的安価に入手できます。まとめ買いをすることで、無駄な買い物を減らし、食費をコントロールできます。

  • 4人家族の食費で変動費を抑えるには?

    食費における変動費を抑えるには、外食の頻度を減らし、できるだけ自炊を心がけることが重要です。また、スーパーの特売日やタイムセールを活用したり、ポイント還元率の高いクレジットカードを利用したりするのも効果的です。

  • 4人家族の食費を抑えるための家計簿のつけ方は?

    家計簿をつける際は、食費を細かく分類し、何にどれだけお金を使っているかを把握することが重要です。レシートを保管し、毎月食費の予算と実績を比較することで、無駄な支出を見つけやすくなります。




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新木あゆこ
この記事を書いた人
新木あゆこ

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

関西在住の金融ライターです。お金の不安からFP2級と社会保険労務士の資格を取得。今は税理士事務所で働きながら、執筆活動中です。専門知識と経験を活かし、身近な事例を交えた分かりやすい金融記事を執筆します。

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