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イギリスには4つの国が存在している?ラグビーチームが4つあるわけ

イギリスは世界的に知名度の高い国のひとつであり、「英国」とも呼ばれる主権国家です。しかし、実際にはイギリスには4つの国が存在しています。普段何げなく話している「イギリス」がどういう国なのか、改めて見てみましょう。
ヨーロッパの雄 イギリスの歴史とは

イギリスには、紀元前3,000年という遥か昔から文明が存在していたといわれています。それを示すのが、いまだ謎に包まれた建造物である「ストーンヘンジ」です。人工的な建造物であることは間違いないものの、なんのために作られたのかははっきりしていません。
それから時代が下った1世紀から5世紀頃までのイギリスは、ローマの侵略を受け、その支配下に置かれました。ローマはグレートブリテン島南部を占領し、その場所を「ブリタニア」と呼びました。ブリタニアに住むブリトン人たちは、5世紀に入ってローマの力が弱まりイギリスから撤退した後も、アングロサクソン人の侵攻を受けるなど、長く侵略の時代を過ごしました。
この頃、海を渡ってフランスに逃げたブリトン人は、フランスのブリタニア地方に逃れました。この地域を「小ブリタニア」といいます。そこで、もともとのブリタニアを小ブリタニアと区別するために「大ブリタニア」と呼ぶようになりました。この呼び名は、現在も「グレートブリテン」という呼称として残っています。
16世紀半ば、イングランド王ヘンリー8世は、ウェールズ公国を事実上併合するとともに、アイルランド王の称号も名乗るようなりました。そして17世紀初頭に、イングランドとアイルランドの女王だったエリザベス1世が亡くなると、スコットランド王ジェームズ6世が後を継ぎ、イングランド王ジェームズ1世として即位します。ジェームズ1世はイングランド王・アイルランド王・スコットランド王を兼任するようになったのです。
スコットランドとアイルランドはイングランドとは別の独立した国でした。しかし、18世紀にイングランドとスコットランドが合併してグレートブリテン王国を作り、さらに、1801年1月1日、グレートブリテン王国がアイルランド王国と合併したことで「グレートブリテンおよびアイルランド連合王国」の誕生となったのです。
アイルランド王国は1937年に連合王国から離脱しましたが、北アイルランドは連合王国に残留することを選びました。そのため、呼称も「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」となりました。これが、現在一般的に「イギリス」と呼ばれている国の正式名称です。
実はイギリスは4つの国からできている?

前の段落で説明したとおり、イギリスの正式名称は、「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」です。この王国は日本と同じ島国で、グレートブリテン島とアイルランド島北部の2つの島から成り立っています。
このうち、グレートブリテン島には「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」の3カ国が、アイルランド島には「北アイルランド」があり、それぞれに独立した議会や代表(首相や首席大臣など呼び名はさまざま)が存在しています。
これら4つの国から構成されているのが「イギリス」で、その中心にあるのが「イングランド」です。イギリスの首都ロンドンもイングランドにあり、イギリスの首相はイングランド政府の代表に当たります。

一方、スコットランドは2014年に連合からの独立の賛否を問う国民投票を実施し、反対多数で否決されました。その後、再度の住民投票を求める動きはありましたが、2022年に英国最高裁が「スコットランド議会は英国議会の同意なしに独立住民投票を実施できない」という判断が下され、2025年現在、2度目の独立住民投票は実施されていません。
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なぜラグビーではイギリスから何チームも出場しているの?

ラグビーやサッカーのW杯では、それぞれの国がその国の名を背負い、「日本代表」「アメリカ代表」などと呼ばれます。では「イギリス代表」チームを見たことがある人はいるでしょうか。国際的なスポーツの大会において、イギリスは「北アイルランド」「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」の4つの代表選手団が参加するのが一般的になっています。
イギリスはそもそもひとつの国ではなく連合体ですから、それぞれに各スポーツの協会が設立されており、その協会ごとに大会に出場しているのです。ただし、サッカーでは「北アイルランド」と「アイルランド」は別々に代表を出していますが、ラグビーの場合は、両者が共同で「アイルランド代表」としてW杯に出場しています。
ほかの国からは1チームしか出場できませんが、イギリスの場合4チームも出場できる為、一見得しているようにも感じるかもしれません。しかし実際は優秀な選手がそれぞれのチームに分散されてしまうため、戦力としてのメリットはあまりないといえるでしょう。
とはいえ、イギリスのスポーツチームには、長年このように4つのチームに分かれて出場してきた歴史があり、それぞれのチームには「代表として国を背負っている」という自負もあるため、なかなかすんなりと「共同で1チーム出しましょう」というわけにはいかないようです。

このテーマに関する気になるポイント!
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ストーンヘンジとは何ですか?
ストーンヘンジとは、イギリスにある紀元前3,000年ごろに作られたとされる巨大な石の建造物です。その目的はいまだに謎に包まれていますが、古代の技術や文化を示す重要な遺跡として世界的に知られています。
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グレートブリテンとはどのような意味ですか?
グレートブリテンとは、イギリスを構成する大きな島のひとつを指す呼称です。かつてローマ帝国の支配下にあった「ブリタニア」と、フランスに逃れたブリトン人が住む「小ブリタニア」を区別するために「大ブリタニア」と呼ばれたことが由来となっています。
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イギリスの正式名称は何ですか?
イギリスの正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」です。この名称は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国が連合していることを示しています。
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イギリスのラグビーチームはなぜ複数あるのですか?
イギリスは1つの国ではなく、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国が連合した国家だからです。それぞれの国が独自のスポーツ協会を持っており、国際大会には各国の代表チームとして出場しています。
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