年末年始の郵便局営業時間を種類別にチェック、配達期間はどれくらい?【2020~2021年】
平林恵子
年末年始の郵便局の営業はどうなっているのでしょう。年末年始はお歳暮や年賀状、寒中見舞いなどで郵便局に足を運ぶ機会が増えます。「お正月の準備でお金が必要」「子どものお年玉を預けたい」など、貯金を利用したいシーンも多いでしょう。2020年から2021年の、年末年始の郵便局の営業をまとめました。
郵便窓口の種類で異なる、年末年始の営業時間
通常の年末年始の休暇は12月29日~1月3日まではお休みになります。土日の関係で変わる年もありますが、2020年の12月28日が月曜日、2021年の1月4日が月曜日。今年は12月29日~1月3日がお休みとなります。しかし郵便局の年末年始の営業時間は完全に決められたものではありません、それぞれの窓口により異なります。
2020年12月29日(火):小規模の窓口のみの郵便局と全郵便局の全窓口が営業
2020年12月30日(水):小規模の窓口のみの郵便局と全郵便局の全窓口が営業 (年内最終)
2020年12月31日(木):日曜・休日営業郵便局とゆうゆう窓口が営業
2021年1月1日(金・元旦):日曜・休日営業郵便局とゆうゆう窓口の営業
2021年1月2日(土):土曜営業郵便局とゆうゆう窓口と大きな平日営業郵便局は営業
2021年1月3日(日):土曜営業郵便局とゆうゆう窓口と大きな平日営業郵便局は営業
2021年1月4日(月):小規模の窓口のみの郵便局と全郵便局の全窓口が営業(始業)
【郵便窓口】
郵便を差し出すための郵便窓口は、もともと土日も営業する大規模なところと平日のみ営業の小店舗などその規模や店舗により休業日が異なります。基本的には12月31日〜1月3日が休業となりますが、お近くの窓口に確認してみるのが確実です。
ただし、「ゆうゆう窓口」を設置している大規模郵便局や、土曜日営業の郵便局等はこの限りではありません。
【貯金窓口】
貯金窓口は銀行法で定められており、12月31日~1月3日が休業期間になります。
【ゆうゆう窓口】
ゆうゆう窓口というのは、大規模な郵便局に設置されている、夜間や土日祝日も営業している窓口のことです。ゆうゆう窓口に関しては、例年年末年始も営業を継続しています。ゆうゆう窓口では、以下の郵便業務が行われていますが、貯金業務に関しては対応外です。
・郵便物、ゆうパック、書留等の差し出し
・切手や印紙、レターパック、スマートレター等の販売
・不在票が入っていた荷物の受け取り
・局留め郵便の受け取り
・国際郵便物の差し出し
・各種申請や届出書類の提出
ゆうゆう窓口は、年末年始も休みなく営業していますが、開いている時間はそれぞれの窓口によって異なります。利用する場合は、あらかじめ営業時間を確認しておきましょう。なお、年末年始といい、通常よりも短くなるということはないようです。
ただし、年末年始のゆうゆう窓口は、混雑が予想されます。もともと、ゆうゆう窓口は小さな窓口で数人の職員が対応するものですから、大人数を相手にできるものではありません。通常の営業時間に郵便局に行けない人のために設置してあるものなので、軽い気持ちで行くと長い時間待たされる可能性もあります。
年末年始にゆうゆう窓口を利用するときは、「今でなければいけないのか」や「ほかの場所ではできないことなのか」を考えてみましょう。たとえば、切手の購入やゆうパックの差し出しなどは、コンビニでもできることです。
【ゆうちょ銀行ATM】
預け入れ、引き出し、振替については、年末年始も通常通り利用することができます。
ただし、通常土日は稼働していないATMや、稼働時間が短くなるATMについては、年末年始には利用できない可能性もあります。よく利用するATMの稼働時間をあらかじめ確認しておくと、無駄足を踏んでしまうことがなくなりますよ。
【提携ATM】
2018年~2019年の年末年始については、提携ATMは1月1日~1月4日7:00まで提携ATMやCDの利用、他行への振り込みは休止されていました。なお、ファミリーマートとは業務提携しているため、利用可能です。2020年~2021年に関して12月31日~1月4日は局内ATM及び店外ATMの時間は提携金融機関によって異なりますが、利用できます。詳しくは公式サイトをご確認の上利用するのをおすすめします。
【インターネットバンキング】
毎年条件が変わるゆうちょダイレクト。今年はまだ公式での情報が発表されていませんが、2020年〜2021年の年末年始は、他銀行への振込が2020年12月31日 23:56~2021年1月4日 6:59まで不可能になりますが、ゆうちょ銀行への振込は常に可能となりそうです。
参照元:郵便窓口・金融窓口の営業時間の変更
年末年始に郵便物を出したいときは
年末年始は、郵便局も休みを取ることが多くなっていますが、「郵便物を出したい!」と思ったらどうすればいいのでしょうか?その方法をまとめました。
・休業前に郵便局へ差し出し
郵便局の営業が行われている12月28日に差し出す方法です。ただし、2020年の12月28日は月曜日で、その前日、前々日が土日にかかるため、一層の混雑が予想されます。年末年始の準備は早めに進めましょう。
・郵便ポストに投函
通常の郵便物や速達、大型郵便物、年賀状は、所定の切手さえ貼ってあればポスト投函で出すことが可能です。
・コンビニ
ローソンなど、一部のコンビニには郵便を差し出せるポストが店内に設置されています。普通のポストに入らない大型郵便物なども入る場合があり、便利です。また、ゆうパックもローソンで出すことができます。
・ゆうゆう窓口に差し出し
年末年始も開いているゆうゆう窓口に行けば、郵便料金がわからない郵便物や書留なども出すことができます。
参照元:コロナウイルス(COVID-19)の影響による窓口の営業時間・郵便物等の取扱いについて
年末年始の配達期間はどれくらい?
年末年始は、年賀状の配達準備があるため、通常よりも郵便が届くのに時間がかかるケースが多くなるようです。具体的にどのくらい遅れると明記されているものではありませんが、ゆうパックや通常の郵便物なども、数日程度は配達が遅れる可能性があると考えておきましょう。年賀状の場合は、12月25日までに出したものであれば、確実に元旦に届けることができます。
なお、年末年始でも、ゆうパックの期日指定をしたり、速達を出したりすることは可能です。
また、郵便局・ゆうちょ銀行のみならず、ご利用の各金融機関の年末年始営業時間は事前にチェックすることをおすすめします。楽天の各サービスに関しては、楽天証券、楽天生命、楽天銀行の各サイトをご確認ください。
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著者:平林恵子さん
人事労務関係の仕事からライターへ転身。
経験を活かしてコラム執筆を行っています。
2017年、見識を深めるためにFPの資格を取得しました。
税金や給与計算などに詳しくない方にもわかりやすい解説を心がけています。