エアコン24時間つけっぱなしの金額は?気になる電気代!
家電量販店には省エネ性能をアピールするエアコンが並んでいます。夏の必需品といえるエアコンですが、24時間つけっぱなしにするといくらかかるのでしょうか。エアコンのコストを下げるマメ知識やコツを紹介します。
電気料金の計算方法
エアコンにかかる電気料金を計算するには、まずエアコンの消費電力を調べる必要があります。エアコンは機種に応じて消費電力が違うからです。目安としては、6畳用エアコンの消費電力が約500Wで冷房能力2.2kWです。8畳用エアコンなら消費電力約580Wで冷房能力2.5kW、12畳用エアコンだと消費電力約1.3kWに対して冷房能力3.6kWくらいになるでしょう。
電気料金は以下の式で求めることができます。
消費電力(W) × 使用時間(時間) × 1時間当たりの電気代
エアコンの消費電力
ただし、消費電力は必ずしも一定ではありません。外気の気温やカーテンの有無、壁の構造など、外的要因にも左右されます。また、1時間当たりの電気代は電気をどの電力会社から購入しているかによって違います。毎月の電気料金の請求書から確認しましょう。
ここでは例として、東京電力の電気料金で計算してみます。東京電力のスタンダードプランの場合は121kWh~300kWh使用時、1kWhの料金が約26円です。これを1W当たりにすると0.026円になります。
この数字を上記の式に当てはめると、24時間つけっぱなしにした場合の電気代は6畳用エアコンで、500W×24×0.026円=312円となります。これを高いと感じるか安いと感じるかは人によって違うでしょうが、節約を考えているのなら、この電気料金が一つの目安になります。
24時間つけっぱなしの電気代の真実
上記で24時間つけたままの電気料金の計算をしましたが、24時間つけっぱなしにすることで逆に節約になると言われることもあります。これはどういうことでしょうか。もしも永遠に同じ電力消費が続くのであれば、できるだけこまめにエアコンを消すべきです。しかし、エアコンの場合はそうではありません。電力をたくさん消費するタイミングと、あまり電力を使わない期間があるからです。この電力を消費するタイミングをできるだけ減らすことで電気料金を節約できるのです。
エアコン安定時の消費電力はおよそ200W。一方でエアコンをつけてしばらくの間はフル稼働するため900W~1,300Wほどになることもあります。この電力消費量の違いはエアコンのスペック表にも記載されています。消費電力430W(110~780W)というような形で書かれている場合、安定時は110W程度しか電気を使わないけれど、フルパワーのときは780W消費するということです。
同じ1時間の使用であっても、スイッチを入れてからの1時間と室内が冷えたあとの1時間ではかかる電気料金が違うので、24時間つけっぱなしにしたほうが、こまめにオンオフを繰り返すよりも、かえって電気料金がかからないケースが出てくるということです。
ただし、古いエアコンの場合は通常の運転時にも大量の電気を消費している可能性があります。ダイキン工業の調査では、エアコンの省エネ性能はこの10年で4割アップしているということです。
古いエアコンをずっと使い続けていると、省エネ面、コスト面で不利になることもあります。古いエアコンの情報などは、環境省が運営するサービス「しんきゅうさん」のサイトで確認することができるので、自宅にあるエアコンをチェックしてみましょう。あくまで目安ではありますが、年間電気代などの比較もできるため、買い替えするか検討している人はぜひ参考にしてください。
ライフスタイルにあった電気料金メニューを
家電量販店などでエアコンにかかる消費電力を気にする人はたくさんいます。しかし、現在契約している電気料金メニューはチェックしているでしょうか。初めに電気を契約したときの従量電灯プランのままにしているという人も多いのではないでしょうか。電気代を節約したいのなら、それぞれの世帯の家族構成やライフスタイルに合った適切な電気料金プランを選ぶことが重要です。最適のプランに変更するだけで年間1万円以上節約できることもあるのです。
従量電灯の場合、24時間同一の電気料金で、1カ月の使用量が多いと単価が上がる段階性料金が設定されています。一方、プランによっては1日を時間帯で区切って時間帯ごとに違う料金設定がされていることがあります。例えば1日の時間帯を朝7時~深夜23時の昼間時間とそれ以外の深夜時間帯に分けるといったようなものです。共働き家庭など日中は在宅していない世帯であれば、このような電気料金プランを選ぶことで、より安く電気を使うことができるでしょう。
適した電気料金プランは家族構成によっても変わります。子どもが一人暮らしを始めるなど、電気を消費する人が減った場合は電気料金のプランを見直してください。
電気料金のプランは1回見直しをして変更して終わりではありません。ライフスタイルの変化に合わせて、電気料金のプランをその都度見直す必要があります。子どもの進学や両親のワークスケジュールに合わせた料金プランを選ぶことで無駄なく節約ができるのです。
楽天エナジーが提供する楽天でんきなら、基本料金が無料な上自分に合った電気料金プランを選択することができます。電気料金シミュレーションもできるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
プランを変更することで電気料金がどの程度変わるのかはプラン診断や電気料金のシミュレーションで調べることができます。エアコンの使い方やスペックを調べ、電気料金の見直しをして快適に過ごしましょう。
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
この記事をチェックした人にはコチラ!
|
|
古いエアコンは電気代がかなりかかるのね!これだと買い替えた方がお得だわ!