海外のバレンタイン事情!プレゼントの内容や予算など日本と比較
2月14日はバレンタインデーです。日本では、女性が男性に愛を告白する日として定着していますが、海外のバレンタイン事情はどのようになっているのでしょうか。文化や予算など日本のバレンタイン事情と比較して紹介しましょう。
日本におけるチョコの予算の推移
日本ではバレンタインデーは「女性から愛を告白する日」とされていますが、「パートナーや同僚・上司などに日頃のお礼を伝える日」としても定着しています。そのため、いわゆる義理チョコを渡す日とも位置づけられています。
楽天リサーチの「バレンタインデーに関する調査(2017年)」によると、チョコの予算として家族への贈り物や義理チョコとして渡す金額は、前年度に比べて200円~342円ほど上昇していますが、自分自身へのご褒美や本命チョコ、配偶者や恋人への予算は100円ほど下がっていることがわかりました。
物価高によるチョコの価格が高騰しているということも背景として考えられるでしょう。どうしても渡さなければいけない義理チョコの費用を優先し、本命チョコなどの予算を抑えるといった動きがあったようです。
海外のバレンタイン事情って?
実は「女性が男性へチョコレートを贈る」というバレンタインの習わしは日本固有のもので、お菓子業界が仕掛けたマーケティング戦略と言われているようです。
フランスではバレンタインデーは「恋人たちの祭典」と位置づけられていて、男性が女性へプレゼントするのが習わしです。深紅のバラを買い求める男性が花屋に押しかけるのだとか。イギリスでは、無記名でカードを贈り告白をする、イタリアでは男性主導でデートをするというように、日本の恋愛事情とは若干異なることがわかります。
特にイタリアや台湾ではバレンタインデーに男性がプロポーズするケースもあり、単純に愛情表現のひとつとしてチョコを贈る日本と比べると、先進的ですね。
海外のバレンタインと日本のバレンタインの負担を比較
さて、日本と海外のバレンタインデーに関してかかる費用はどのようになっているのでしょうか。
株式会社ビデオリサーチの調査によると、日本では、本命に対して贈るチョコの価格平均は1,670円ほどとされています。大本命の男性に対しては、チョコレートにプラスして財布やマフラー、ネクタイといった贈り物を用意することがあるようです。
一方で、海外ではカードや一輪のバラで済ませるといった社交辞令的なやりとりが主流ですが、相手の女性に対する愛情度合いに応じてバラの本数が増えたり、アクセサリーのプレゼントや食事といった付加価値がプラスされます。これは日本でも同様で、男性との親密度に応じてグレードアップする傾向にあると言えるでしょう。
ただし、日本では女性がイニシアチブ(主導権)をとり、海外では男性が女性をエスコートします。このような図式からすると、日本でのバレンタインの方が、若干費用負担が少ない?のかもしれませんね。
海外と日本のバレンタインデーの違いをまとめました。海外のレディーファーストでオープンな恋愛観と、男性優位が根強くあり人目を忍ぶ傾向にある日本の恋愛観の違いも、バレンタインデーの違いにつながっているかもしれません。もうすぐバレンタインデー、あなたはどんな贈り物を考えていますか?
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。